「ロイヤリティとロイヤルティって何が違うの?」「どっちを使えばいいの?」と思ってはいませんか。
日本語にはない発音の英語による表記ゆれなのでどちらも間違いではありません。しかし、これらの単語は別の英単語を指している場合があります。
この記事では、それぞれの英単語の意味や使い方を解説します。話の流れからどちらを指しているのか読み取れるようにしましょう。
ロイヤリティ、ロイヤルティどっち?
ロイヤリティ、ロイヤルティのどちらを使用しても間違いではありません。英語の発音がルとリの間にあるためです。 日本語の発音は同じですが「royalty」「loyalty」の別の英単語を指す場合があるので、意味の違いには注意しましょう。
ロイヤリティはいくら?
コンビニのフランチャイズでよく採用される粗利分離方式では、粗利に対して決められます。ロイヤリティ率は30~70%で売上高によって割合は変動します。
「ロイヤリティ」と「ロイヤルティ」の違い
ロイヤリティとロイヤルティの違いは英語の発音による表記揺れです。どちらを使用してもかまいません。
ただしこれらが指す英単語には「Royalty」「Loyalty」の2種類があります。「Royalty」は特許権や著作権などの権利使用料を表し、「Loyalty」は愛着度や信頼度を表します。
「Loyalty」の意味で使う場合は、何に対する信頼度かをわかりやすくするために「○○ロイヤリティ」と使うのが一般的です。
権利使用料の意味で使われる「Royalty」
「Royalty」は特許権や著作権、商標権を意味する言葉で権利使用料の意味で使われます。例えばコンビニのフランチャイズ店が本部に支払う料金や、音楽や写真の利用料などです。
音楽や画像など許可された範囲であれば、自由に使えるものをロイヤリティフリーといいます。
元々「Royalty」は王族や王位、王権という意味です。しかし日本で使用される場合、この意味ではほとんど使われません。
印税との違い
印税はロイヤリティの意味に含まれて使用される場合が多いですが、厳密には意味が異なります。
ロイヤリティは著作物を使う際に、著作権者に対して支払う対価です。一方で印税は、出版社などが著作権者に対し支払う金銭です。
つまり著作権者が誰からお金を受け取るのかという点が異なります。
愛着、信頼度の意味で使われる「Loyalty」
「Loyalty」は愛着や忠誠、信頼という意味です。○○の自分や所属する組織に対する信頼度を「○○ロイヤリティ」といいます。
例えば顧客の自社に対する愛着度は顧客ロイヤリティ、従業員の会社に対する忠誠度は従業員ロイヤリティです。
フランチャイズにおけるロイヤリティ(Royalty)
フランチャイズにおけるロイヤリティは、加盟店が本部に支払う使用料です。ロイヤリティを支払う代わりに知名度や商品、サービス、ノウハウを利用できます。
運営上のサポートを受けられるため、経営経験や知識があまりない人でも独立開業できるメリットがあります。
ロイヤリティの方式は以下の3種類です。
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売上歩合方式は、売上のうち一定割合をロイヤリティとして支払う方式です。割合は業種により数%~50%と様々です。
粗利分配方式は、売上から経費を引いた粗利の一定割合を支払う方法で、コンビニのフランチャイズでよく見られます。割合は30%~70%で売上高に応じて設定されています。
定額方式は毎月一定額を支払うという、もっともシンプルな仕組みです。1カ月当たり数万円から10万円程度の本部が多いです。
マーケティングにおける顧客ロイヤリティ(Loyalty)
マーケティングにおける顧客ロイヤリティは、顧客が企業に対して抱く愛着心です。
中でも顧客が特定の商品を繰り返し購入することを「ブランドロイヤリティ」、特定の店舗に通いつめることを「ストアロイヤリティ」と呼びます。
ロイヤリティの高い顧客は、商品やサービスを繰り返し購入、利用します。また口コミを書いたり家族や知人に勧めたりするので、新規の顧客を獲得可能です。
そのため企業にとっては、顧客ロイヤリティをいかに高めるかが重要です。
以下の記事では、顧客ロイヤリティを高める方法について詳しく解説しています。顧客ロイヤリティを高めたい方は参考にしてみてください。
会社への忠誠心を表す従業員ロイヤリティ(Loyality)
従業員ロイヤリティは自社に対する忠誠心の高さです。ロイヤリティを高めると、生産性向上や離職率低下が見込めます。
また従業員ロイヤリティの高い社員は、会社が苦しいときでも粘り強く立ち向かってくれるでしょう。
そのため企業は従業員ロイヤリティを高める工夫が必要です。ロイヤリティを高めるには、社内の風通しを良くする、評価制度を見直すなどの方法があります。
意味の違いを知って正しい使い方を
ロイヤリティとロイヤルティは英語の発音揺れによる違いです。しかし「royalty」と「loyalty」の2つの単語を指すため、どちらを指しているかに注意が必要です。
「royalty」は権利の使用料「loyalty」は愛着や信頼を意味します。両者の意味の違いを理解し、話の流れに合わせて読み取れるようにしましょう。
また自分が話すときは「○○ロイヤリティ」という形で使用すると、他の意味に誤解されにくくなります。
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