オンライン名刺とは、紙の名刺を電子化したデータを指します。QRコードやURLを交換すれば名刺の交換ができるため、非対面・非接触での名刺交換が可能です。遠方の取引相手とも名刺交換ができるなどのメリットがありますが、いくつかの注意点もあります。
オンライン名刺のメリット・デメリットのほか、作成方法や交換方法、おすすめのサービス6製品を紹介します。
オンライン名刺とは
オンライン名刺とは紙の名刺をデータ化したものを指します。氏名や会社名、連絡先などのほかにも様々な情報を記載できます。名刺情報をアプリやクラウドに保管し、相手にQRコードやURLを読み取ってもらう形で交換します。
紙の名刺との違いは、渡し方と保管の仕方にあります。紙の名刺は印刷したものを手渡しするのが基本ですが、オンライン名刺は画面に表示したQRコードや、メールやビデオ会議ツールで送るURLを介して受け渡します。受け取った側もデータのまま保存できるため、名刺入れやスキャン作業をせずに一覧で管理できます。
利用される場面には、次のようなものがあります。
- ビデオ会議での商談や打ち合わせ
- 展示会やイベントでの多人数への一斉配布
- 出張先や海外の取引相手など非対面・非接触での交換
オンライン名刺のメリット
オンライン名刺のメリットは以下の3点です。
名刺をデジタル化することによって場所に関係なく交換でき、情報の活用がしやすい点が特徴的なメリットです。
非対面でもスムーズに名刺交換できる
オンライン名刺なら、直接会えない相手ともその場で名刺を交換できます。QRコードやURLを画面に表示して読み取ってもらうか、チャットやメールでURLを送るだけで完了するため、対面の場を設ける必要がありません。
ビデオ会議による商談では、開始や終了の挨抶に合わせてQRコードを画面共有すれば、参加者全員が同じタイミングで名刺情報を受け取れます。ほかにもビデオ会議ツールのバーチャル背景にQRコードを表示しておく方法もあり、通話中のどのタイミングでも読み取ってもらえます。
出張や訪問の予定がない相手にも、メールやチャットに交換用のURLを添えるだけで名刺を渡せます。時差のある海外の取引先や、地方にいる担当者との初回接触でも、日程調整をして前に連絡先をやり取りできます。
名刺情報の更新や共有がしやすい
オンライン名刺は、記載内容を書き換えるだけでこれまで名刺を渡した相手全員に最新情報を届けられます。渡した名刺は毎回サーバー上のデータを参照しているため、URLやQRコードから開く画面はいつでも更新後の内容に切り替わります。
紙の名刺では、部署移動や役職変更などで記載事項が変更されると、刷り直しと再配布が必要でした。オンライン名刺なら管理画面で内容を修正するだけで完了します。印刷や配り直しの手間がかからないので、ペーパーレス化も推進できます。また、SNSアカウントや自己紹介動画のURLなど、後から追加したい情報も同じ手順で反映できます。
また全社員の名刺情報を1つのデータベースにまとめておけば、他部署の担当者でも会社名や氏名で検索して連絡先を確認できます。営業担当が異動や退職しても、後任者が同じ情報を引き継いで使える点がメリットです。
交換した名刺をデータ化して営業活動に活用できる
交換した名刺をその場でデジタル化しておけば、商談後のフォローから顧客管理まで営業の各段階で情報を再利用できます。スマートフォンで名刺を撮影すると自動読み取り機能(AI-OCR)で氏名や会社名、メールアドレスがテキスト化され、SFAやCRMなどの他ツールへそのまま連携できる仕組みです。
具体的には、次のような使い方ができます。
- 商談直後のお礼メール送信
- 会社名や業種での絞り込みによる既存接点の確認
- 展示会で受け取った名刺の一括取り込みとメール配信リストへの登録
いずれもデータ化した情報を使い回せる仕組みが前提となるため、紙の名刺のように名刺入れから探し出したりExcelに書き写したりする手間がなくなります。
オンライン名刺のデメリット
オンライン名刺には次の3点のデメリット・注意点があります。
デジタルサービスであるため通信環境やデバイスに依存する点や普及率がやや低いサービスであり、利用場面やサービスの継続性に注意が必要です。
名刺交換には通信環境とデバイスの準備が必要
オンライン名刺の交換には、自分と相手の双方にスマートフォンやパソコンなどの端末とインターネット接続が必要になります。QRコードを読み取る操作やURLから名刺データを表示する仕組みがインターネット通信を前提としているためです。
そのため、次のような場面では交換ができないことがあります。
- 通信が混雑しやすい展示会会場や地下でのイベント
- 端末の電池切れやカメラ機能の不調
- 相手がQRコードの読み取りに慣れていない場合
名刺データをスクリーンショットで保存しておけば、通信ができない場合でも画面を見せて連絡先を伝えられます。
紙の名刺との併用が推奨される
オンライン名刺はまだあまり普及率が高くありません。オンライン名刺のみにするのではなく、紙の名刺も併用しましょう。取引先や業界によっては紙の名刺のやり取りが今も基本であり、初対面で紙の名刺を出されたときに返す名刺がない状況を避けるためです。
以下のシーンに該当する場合は、紙の名刺を併用することをおすすめします。
- 官公庁や金融機関など紙の名刺文化が根強い業界との商談
- 大規模な展示会やイベントでの初対面挨抶
- デジタル機器の操作に不慣れな担当者との対面
紙の名刺も少量ずつ印刷しておき、初対面では紙の名刺を渡してからオンライン名刺のURLも案内すれば、スムーズに案内ができます。
サービス終了のリスクがやや高い
オンライン名刺は他のBtoBサービスと比較すると、利用率が低い傾向があります。そのため参入企業の入れ替わりが起こりやすく、競争が激化した結果、サービス終了になるリスクがやや高いです。
オンライン名刺のサービスが終了すると、蓄積した名刺データにアクセスできなくなったり、相手に渡した交換用URL等からのアクセスができなくなり、連絡先が事実上消失したりします。
サービス終了リスクが少ない製品は以下の観点で絞り込めます。
- 運営会社が名刺管理事業にどの程度力を入れているか
- CSVやvCard形式(.vcf)でのデータエクスポートに対応しているか
- サービス終了時のデータ引き渡しに関して規約明記されているか
規約や公式サイトで移行条件が確認できない場合は、導入前に問い合わせておきましょう。万一の際にも移行の見通しを立てやすくなります。
オンライン名刺の作り方
オンライン名刺は以下の3ステップで作成します。
利用する名刺管理ソフトを決める
オンライン名刺を作るには、まず利用する名刺管理ソフトを決めます。ソフトによって作成できる名刺のデザインや搭載機能、料金体系が異なるため、用途に合わせて選びます。
個人利用ならmyBridgeやEightなどの無料ソフト、企業単位での運用ならSansanやCAMCARD BUSINESSといった法人向けサービスが選択肢になります。
デザインテンプレートに沿って情報を入力する
利用するソフトが決まったら、用意されているデザインテンプレートを選び、名刺に載せる情報を入力します。氏名や会社名、部署、役職、電話番号、メールアドレスといった基本情報のほか、顔写真や会社ロゴ、SNSアカウント、自己紹介動画のURLなどを追加できるサービスもあります。
ブラウザやアプリの入力フォームに沿って項目を埋めるだけで完成するため、デザインの知識がなくても短時間で作成できます。
交換用のQRコードまたはURLを生成する
名刺情報の入力が完了したら、交換用のQRコードやURLを生成しましょう。表示された内容を保存しておけば、名刺交換の場面で相手に読み取ってもらえます。
オンライン名刺の交換方法
オンライン名刺を交換する方法は大きく分けると3つあります。
これらの手段を併用することで、名刺交換を効率化できます。
スマートフォン等でQRコードやURLを読み込んでもらう
対面での名刺交換では、自分のスマートフォンやパソコンに表示したQRコードを相手のカメラで読み取ってもらう方法が基本です。読み取ると相手の端末にオンライン名刺のページが表示され、そのまま連絡先を保存してもらえます。
QRコードの読み取りに不慣れな相手には、交換用URLをSMSやメッセージアプリで直接送る方法も使えます。
ビデオ会議ツールやメールで送信する
ビデオ会議中は、チャット欄に交換用URLを貼り付けて参加者全員へ一度に共有できます。開始や終了の挨抶に合わせて送れば、相手は名刺情報をその場で受け取れます。
打ち合わせの前後や会議に参加しない相手には、メールの署名や本文にURLを添えて送信する方法もあります。返信のたびに相手の目に触れるため、後から連絡先を確認したいときにも取り出しやすくなります。
ビデオ会議ツールのバーチャル背景に設定する
QRコードを埋め込んだ画像をビデオ会議ツールのバーチャル背景に設定しておく方法もあります。会議中は常にQRコードが表示されるため、参加者は通話中の好きなタイミングで名刺情報を受け取れます。
自己紹介やチャット共有の手間を毎回かけずに済み、複数人の会議でも一度に案内できます。氏名や役職を入れたテンプレート画像を1枚作っておけば、会議のたびに背景を差し替えるだけで案内が完了します。
オンライン名刺サービスの選び方
オンライン名刺サービスは以下4つの観点で選びましょう。
無料で使えるか有料ツールか
オンライン名刺サービスは、利用規模と必要な機能の範囲で無料と有料のどちらが向いているかを判断します。無料ツールは個人や少人数での利用に向いており、有料ツールは全社的な運用や営業活動での本格的な活用に向いています。
無料ツールで使える主な機能は以下のとおりです。
- 個人単位での名刺の作成と交換
- スマートフォンでの名刺スキャン
- 基本的な連絡先管理
有料ツールでは以下のようなビジネス向け機能が使えるようになります。
- 部署や全社での名刺データの共有と権限管理
- SFAやCRMなど外部システムとの連携
- 名刺スキャン代行やAI-OCRの高精度読み取り
- 管理者による利用状況の可視化やセキュリティ設定
まずは無料ツールで使い勝手を確かめ、共有や連携が必要になった段階で有料プランへ切り替える方法もあります。
SFAやCRMと連携できるか
名刺データを営業活動やマーケティングに活用するなら、社内で使っているSFAやCRMと連携できるかを確認しましょう。連携できれば名刺の読み取り結果がそのまま顧客情報として登録され、担当者ごとの手入力や重複登録の手間を減らせます。
代表的な連携先はSalesforceやHubSpot、kintoneなどです。連携方法や範囲はサービスによって異なります。以下の点を確認して、どの製品であれば連携のハードルが低いかチェックしましょう。
- 連携できるSFA/CRM製品の種類
- 名刺情報と顧客レコードの項目マッピングの自由度
- 名刺登録時に自動反映される仕組みの有無
- API連携か標準機能としての連携か
すでに使っている顧客管理ツールとの相性を確認しておくと、名刺情報を起点とした商談履歴の管理やリード育成への活用がスムーズになります。
セキュリティと管理体制は十分か
名刺には氏名や連絡先などの個人情報が含まれるため、法人で導入するなら情報保護と管理者機能の充実度を確認しましょう。管理体制が不十分なサービスを選ぶと、社員の異動時にアクセス権限が残り続けたり、退職者の端末から名刺データが流出したりする恐れがあります。
導入前に、以下のセキュリティ対策と管理機能を確認します。
- データ保管や通信の暗号化への対応
- 部署や役職に応じたアクセス権限の設定
- ログイン履歴や名刺閲覧履歴の記録
- 二要素認証やシングルサインオン(SSO)への対応
- ISO27001やプライバシーマークなど第三者認証の取得状況
社内の情報セキュリティ規程に照らして必要な要件を洗い出し、要件を満たす製品に絞り込むと導入後のリスクを抑えやすくなります。
紙とデジタルの名刺を一元管理できるか
紙の名刺と併用する場面が多いため、両方を同じ画面で管理できるかもサービス選定で確認したい観点です。オンライン名刺と紙の名刺の管理が分かれてしまうと、検索や共有のたびに複数のシステムを行き来する手間が発生します。
一元管理のしやすさは、以下の点で判断します。
- スマートフォンやスキャナーで紙の名刺を読み取る機能
- 読み取った紙の名刺とオンライン名刺のデータをまたいだ横断検索
- CSVによる既存の名刺データや連絡先データの一括インポート
- 大量の紙の名刺をまとめてデータ化するスキャン代行サービスの提供
過去に蓄積した紙の名刺と今後増えるオンライン名刺を同じデータベースに集約できれば、担当者を問わず全社の人脈情報を活用しやすくなります。
おすすめのオンライン名刺サービス6選
法人利用におすすめのオンライン名刺サービスを6製品紹介します。
Sansan(Sansan株式会社)
Sansanは、法人向け名刺管理サービス市場で13年連続でシェアNo.1(※)を獲得している営業DXサービスです。
AIと人による入力で名刺を99.9%の精度でデータ化する点が最大の特徴で、紙の名刺だけでなくデジタル名刺やメール署名も同じ形式で一元管理できます。デジタル名刺の受け渡しでは、スキャンした相手に自社のデジタル名刺を自動配信する「デジタル名刺メール」や、法人向けNFCカード「Sansan Card」など独自の手段が用意されています。
料金は要問い合わせの見積もり制です。全社規模で営業DXを進めたい中~大企業に向いています。
CAMCARD BUSINESS(キングソフト株式会社)
CAMCARD BUSINESSは、キングソフトが提供する法人向け名刺管理サービスで導入企業は4,000社以上(※)です。
最大の特徴は多言語OCRで、日本語や英語のほか中国語やフランス語、韓国語など17か国語の名刺データ化に対応しており、海外取引の多い企業にも導入しやすい仕様です。撮影した名刺は最短5秒でデータ化され、オペレーターによる手動補正で精度も担保されます。
料金は初期費用0円で、STANDARDが月額1,700円/1ID、PROFESSIONALが月額2,500円/1IDの2プラン(税抜・年間契約、最低5ID)となっており、10日間の無料トライアルも用意されています。
SKYPCE(Sky株式会社)
SKYPCEは、Sky株式会社が提供する法人向けの「営業名刺管理」サービスで、名刺データの正確性とセキュリティを重視する企業から選ばれています。
最大の特徴は同社の「SKYSEA Client View」との連携で、名刺管理画面の表示中は画面キャプチャを禁止し、名刺情報のダウンロードを検知して管理者に通知できます。加えて「HENNGE One」との連携によるシングルサインオンやIP制限、多要素認証にも対応しています。
料金は名刺データ化枚数に応じた「枚数ライセンス」と、利用ユーザー数ごとの「SKYPCEスタートパック」の2種類が用意されています。
Eight Team(Sansan株式会社)
Eight Teamは、Sansan株式会社が提供する中小企業向けの名刺管理サービスで、利用実績は6,000社以上(※1)です。
Sansanが個人向けに提供している名刺アプリ「Eight」のアカウントをそのままチームで共有できる仕組みが特徴で、すでにEightを利用している社員がいる会社ならスムーズに導入できます。部署単位や事業所単位で契約を分けることもでき、30名未満での利用が推奨されています。
料金は初期費用0円、基本使用料が月額19,800円、アカウント料は10名まで無料です。11名以降は1人あたりの月額使用料が500円になります。名刺のデータ化枚数に上限はなく、追加課金なしで登録できます。
myBridge(マイブリッジ株式会社)
myBridgeは、マイブリッジ株式会社が提供する名刺管理アプリで、個人での利用は登録枚数の上限なしに無料で使えます。名刺の情報はLINEトークやメールから相手にシェアできます。
法人向けには「共有名刺帳」があり、以下の3プランから選べます(いずれも税別)。
| プラン | 月額料金 | 名刺枚数 |
| ベーシック | 0円 | 100枚まで |
| プレミアム | 990円/人(1〜10人)、490円/人(11人以上) | 無制限 |
| プレミアムプラス | 1,490円/人 | 無制限 |
情報保護に関する国際規格「ISO27001」と、個人情報保護に関する国際規格「ISO27701」の認証を取得しています。
Wantedly People(ウォンテッドリー株式会社)
Wantedly Peopleは、ウォンテッドリー株式会社が提供するつながり管理アプリで、基本機能は無料で利用でき、名刺管理枚数にも上限がありません。
最大の特徴はスマートフォンのカメラで最大10枚の名刺を同時に読み取り、瞬時にデータ化する仕組みです。相手がビジネスSNS「Wantedly」に登録している場合は、転職や昇進、異動などでプロフィールが更新されるとアプリ上でも情報が反映されるため、名刺データが古くなりにくくなります。
有料プラン「People Premium」は月額税込600円で、広告の非表示化と、つながり情報のCSVダウンロードが利用可能になります。
オンライン名刺導入の手順
オンライン名刺の導入は、ツールの選定から社内での運用開始まで、5つのステップで進めます。
導入目的を明確にし社内で必要な機能を洗い出す
最初に導入目的を決め、その目的から逆算して必要な機能を選びます。目的があいまいなまま多機能なツールを選ぶと、すべての機能を使いこなせなかったり月々の費用負担が重く運用継続が難しくなったりします。
導入目的は以下のように、具体的な活用シーンを想像すると特定しやすいです。
- 展示会や商談で受け取った名刺の当日データ化と翌営業日までのお礼連絡
- 担当者の異動や退職後も全社員が検索できる取引先連絡先の引き継ぎ
これらの目標を実現するには、次のような機能が必要になります。
- スマートフォンのカメラでの氏名や会社名電話番号の自動読み取り(AI-OCR機能)
- 読み取った情報のSalesforceやHubSpotへの自動登録(SFA/CRMとの連携機能)
- 会社名や担当者名での名刺検索と部署をまたいだ共有(名刺データのデータベース化)
利用したい製品をピックアップして候補を選定する
洗い出した必要機能をもとに候補を比較します。2~3製品程度に絞り込んでから、トライアル利用に進みましょう。
まずは、次のような定量的な項目を同じ基準で確認します。
- 月額料金と初期費用・利用人数に応じた料金の変動
- 自動読み取り機能(AI-OCR)の読み取り精度
- SFAやCRMなど既存システム・ツールとの連携範囲
- セキュリティ対策管理者が設定できる権限の範囲
ただし、料金や機能がそろっていても、現場の担当者が使いこなせなければ定着しません。次のような定性的な部分もあわせて確認すると、導入後のミスマッチを防ぎやすくなります。
- 名刺一覧や検索画面の見やすさと操作の分かりやすさ
- スマートフォンとパソコンでの画面の使い勝手の違い
- 問い合わせへの返信の速さやサポートの手厚さ
定量面と定性面をあわせて比べることで、自社にマッチした製品を見つけやすくなります。
無料プランやトライアルで操作性と運用性を確認する
無料プランやトライアルでは、資料請求や公式サイトの機能紹介だけでは分からない使い勝手を確認できます。機能一覧に記載されていても、実際の使い勝手は触ってみてはじめて分かるため、日常的に繰り返す操作を中心に試します。
特に、以下の動作にストレスがないものを選びましょう。
- 名刺一覧や検索画面の読み込み速度
- 名刺スキャン画面の立ち上がりの速さや読み取り完了までの時間
- 検索してから結果が表示されるまでの反応の速さ
あわせて、日々の運用で手間になりやすい部分も確認します。
- 読み取り結果の修正のしやすさ・修正にかかる工数
- スマートフォンとパソコンで操作性が大きく変わらないか
- 複数人で使うときの共有や権限設定の分かりやすさ
日常の操作を実際に試すことで、導入後の「思っていた使い勝手と違う」というミスマッチを防げます。
名刺データの登録と利用者アカウントの初期設定を行う
利用するツールが決まったら、既存の名刺データを登録し、利用者ごとのアカウントを準備します。ここで登録内容と権限を丁寧に整理しておくと、運用開始後の入力漏れや情報の意図しない共有を減らせます。
名刺データの登録では以下の点を確認しましょう。
- 既存の紙の名刺の枚数と取り込む手間
- CSVによる既存の顧客データの一括インポートの可否
製品によっては、保有している紙の名刺のスキャン代行を有償で行うサービスを提供しています。紙の名刺の枚数が多い企業は、代行サービスの利用も検討しましょう。
利用者アカウントの初期設定では、権限と共有範囲を先に決めます。
- 管理者と一般利用者の役割分担
- 部署やチーム単位で見られる名刺の範囲
- 退職者や異動者のアカウントを止める手順
権限を後から広げるのは簡単ですが、いったん共有した名刺情報を後から取り消すのは手間がかかります。初期段階では狭めに設定しておくと、運用を始めてから必要に応じて調整しやすいです。
社内へ使い方と運用ルールの共有をし運用を始める
名刺データや権限を整理しても、使い方と運用ルールの周知が徹底されていないと定着しません。運用を始めるタイミングで、操作方法だけでなく利用ルールも伝えましょう。
使い方を共有する際は、以下の情報を伝えましょう。
- スマートフォンでの名刺スキャンから保存までの手順
- QRコードやURLを使ったオンライン名刺の交換方法
- 名刺の検索とSFAやCRMへの連携方法
運用ルールでは、次の項目を先に決めておきます。
- 交換した名刺を登録するタイミング
- 部署をまたいで共有する範囲と共有可否の判断基準
- 退職者や取引が終了した名刺の削除や非公開化の手順
運用開始から1~2週間は問い合わせ窓口を明確にしておくと、疑問がその場で解消されて入力漏れを減らせます。あわせて月に一度、登録件数や活用状況を確認すると、ルールの不備や現場の困りごとを早い段階で見直せます。
ぴったりの名刺管理アプリ選びはミツモアで

名刺管理アプリは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりの名刺管理アプリが見つかります。
ぴったりの名刺管理アプリを最短1分で無料診断
従業員数や欲しい機能などの項目を画面上で選択するだけで、最適な名刺管理アプリを最短1分で自動診断。もちろん費用はかかりません。
ぴったりの料金プランも一緒にお届け
希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。概算金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。
診断結果は最大5製品!比較・検討で最適な名刺管理アプリが見つかる
最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬ製品との出会いもあるかもしれません。
ミツモアなら、ぴったりの名刺管理アプリがすぐに見つかります。







