企業の成長を支える貴重な資産である「名刺」。しかしその多くが、営業担当者個人のデスクに眠り、組織の力になっていないのが現実です。事実、中小企業の半数以上(52.8%)が営業担当者の人手不足を実感(※)しており、情報が特定の人に集中する「属人化」は、売上の停滞や新規顧客開拓の遅れに直結する深刻な経営課題となっています。
コストをかけずに、この「人脈の属人化」を解消できる無料で使える3つの名刺管理ソフト(アプリ)を紹介します。
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無料で使える名刺管理ソフト3製品比較表
| 項目 | myBridge | Wantedly People | Eight |
| 枚数制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| データ化方式 | AI + オペレーター | AI即時解析 | AI + オペレーター |
| 同時スキャン | × | ○ | × |
| PC閲覧・管理 | ○ | ○ | ○ |
| 連絡先同期 | ○ | ○ | ○ |
| データ書き出し | ○ | ― | × |
| 着信時表示 | ○ | ○ | ○ |
| 主な特徴 | 全機能が無料で、オペレーター入力による高い精度が強み。 | 複数枚の同時撮影・即時データ化に特化し、スピード重視。 | ユーザー数最大級。SNS機能が強く、相手の異動等も通知。 |

チームで名刺を共有・管理できる「共有名刺帳」機能が特徴です。登録者や登録日時の履歴が残り、メモも共有できるため、CRMを導入していない企業でも簡易的な顧客データベースとして活用できます。
無料プラン(ベーシック)は共有名刺100枚までの制限があります。無制限で使うにはプレミアム(税別990円/人/月、11人以上は490円/人/月)への加入が必要です。ISO 27001/27701認証を取得済みです。

法人向け名刺管理で実績のあるSansanが提供する個人向けアプリです。つながった相手の昇進や転職を通知で知らせてくれるため、しばらく連絡を取っていなかった相手との再接点づくりに役立ちます。
注意点として、無料版では名刺データのエクスポートができません。データを外部に持ち出すには月額600円のプレミアム加入が必要です。チームで共有したい場合は、別途契約のEight Teamを検討してください。

ビジネスSNS「Wantedly」と連動しており、名刺をスキャンすると相手のWantedlyプロフィールから経歴やスキルを確認できます。相手がプロフィールを更新した際も通知で把握できるため、人脈管理と情報収集を兼ねたい場面に向いています。
採用活動でWantedlyを活用している企業や、名刺交換した相手のバックグラウンドを深く知りたい営業担当者に適しています。
無料で使える名刺管理ソフトの注意点
無料ソフトの収益源は「有料プランへの誘導」「別サービスへの送客」「データの統計活用」のいずれかです。自社データがどう扱われるかを理解した上で、以下4点を確認してください。
チーム共有の範囲を確認する
無料版での「共有」は、製品によって意味が大きく異なります。myBridgeの「共有名刺帳」のようにチーム全体で一元管理できるものもあれば、個人間の「貸し借り」に留まるものもあります。チームでの利用が目的なら、どこまで共有できるかを事前に確認してください。
データエクスポートの可否を確認する
登録した名刺データを外部に出力できるかは、将来の乗り換えを左右する重要な条件です。myBridgeは無料でCSVエクスポートに対応していますが、EightやWantedly Peopleの無料プランでは対応していません。エクスポートできない製品を選ぶと、そのプラットフォームにデータがロックインされます。
セキュリティポリシーを確認する
名刺は個人情報の塊です。IPアドレス制限やアクセスログ監視、詳細な権限設定といった管理機能は有料版で提供されるのが一般的です。無料版を使う場合でも、プライバシーマークやISMS(ISO/IEC 27001)などの第三者認証の有無、利用規約でデータの二次利用を禁じているかを確認してください。myBridgeはISO認証を取得しています。
外部システム連携の有無を確認する
SFAやCRMとの自動連携は、有料版の大きな強みです。無料版では手動でのデータ入力が必要になるケースがほとんどです。将来的に基幹システムと連携させたい場合は、有料プランへのアップグレードを前提に検討してください。
無料で使える名刺管理ソフトで人脈を企業資産に変える

法人向け無料名刺管理ソフトは、多くの企業が抱える「人脈の属人化」という深刻な課題に対し、コストをかけずに踏み出せる極めて有効な第一歩です。特に、チームでの情報共有とデータのエクスポート機能を無料で提供するmyBridgeは、スモールスタートに最適な選択肢と言えるでしょう。
しかし重要なのは、無料ソフトの導入で満足しないことです。この記事で見てきたように、無料ソフトはあくまで名刺管理の文化を組織に醸成するための「触媒」です。
ある調査では、有料の名刺管理サービスを導入した企業が、1年間で売上150%成長を実現(※)したという事例も報告されています。チームでの本格的な情報共有や、SFA/CRMと連携した高度なデータ活用を目指すフェーズになれば、必ず有料プランへの移行が企業の成長を加速させる選択肢となります。
この記事が、貴社の営業活動を次のステージに進めるための、賢明な第一歩となることを願っています。
ぴったりの名刺管理ソフト選びはミツモアで

名刺管理ソフトは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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