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オンプレミス型の勤怠管理システムおすすめ12選!クラウド型との比較で費用や特徴も解説

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最終更新日: 2025年02月27日

オンプレミス型の勤怠管理システムは、自社のサーバーを利用して運用する形態のことです。カスタマイズ性に優れている一方で、初期費用が高額になりがちな面も……。

そこで本記事では、オンプレミス型の勤怠管理システムの特徴をクラウド型との比較を通じて解説します。

オンプレミス型を導入すべき企業についても解説しつつ、おすすめの製品も紹介します。

※現在、ミツモアサービス内でオンプレミス型製品の取り扱いはございません

関連記事:勤怠管理システムとは?導入の必要性やメリット・デメリットも徹底解説|ミツモア

オンプレミス型の勤怠管理システムおすすめ12選

出先でスマホを使うビジネスマン

オンプレミス型の勤怠管理システムの中から、おすすめの12製品を紹介します。

製品名 特徴
Tomasオンプレミス ランニングコストは年間の保守費用のみ、長期的に安心して使える
Universal 勤次郎 あらゆる業界の就業規則にフレキシブル対応、大規模利用にもおすすめ
BIZWORK+ オンプレミスでもコスパ抜群
TimePro-VG 90年の実績とノウハウで安心!労務リスク対策におすすめの勤怠管理システム
皆伝!勤務管理 働き方改革の推進に!36協定や就業規則の違反をアラートで未然に防いでくれる
TimeWorks 適切な勤怠管理でコンプライアンスを強化、打刻もモバイルでカンタン
i勤怠 ネットワーク内のみでの運用も可能
らくちん勤怠管理
シンプル操作で、多様な働き方に対応する柔軟な勤怠管理システム
GOZIC 1台で打刻・勤怠管理・労働時間計算まで完結するオールインワン勤怠管理デバイス
勤怠管理システムUBIXS(ユビキス) 不正打刻防止や検温機能を搭載し、安全かつ効率的な勤怠管理を実現するクラウドシステム
勤労の獅子 多様な勤務形態に対応し、勤怠・休暇・シフト管理を一元化できる高機能勤怠管理システム
Garoon 大規模組織でも使いやすく、情報共有をスムーズにする国産グループウェア

 「Tomasオンプレミス」ランニングコストは年間の保守費用のみ、長期的に安心して使える

Tomasオンプレミスの製品イメージ画像
出典:「Tomasオンプレミス」公式Webサイト
  • 最大3万人規模まで幅広く対応
  • アクセス権限管理や履歴管理などの機能で安全性保障
  • 人事給与ソフトやタイムレコーダーとの連携が簡単

「Tomasオンプレミス」は、最大3万人規模まで対応している勤怠管理システムです。製造業や小売業など、様々な業種において導入実績があり、それぞれの業種に合った機能を選択することができます。

また、事業所別・会社別管理機能や、パスワード管理機能など、安全性を保障する機能も備わっています。初めて導入する方や、セキュリティ対策を個人で行うのが不安だという方も安心して利用することができるシステムです。

さらに、人事給与ソフトやICカードに対応した各種タイムレコーダーとの連携が簡単であるのも魅力の一つです。新たにソフトや、タイムレコーダーを導入する手間や時間を省くことができ、スムーズに移行することができるでしょう。

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「Universal 勤次郎」あらゆる業界の就業規則にフレキシブル対応、大規模利用にもおすすめ

Universal 勤次郎の製品イメージ画像
出典:「Universal 勤次郎」公式Webサイト
  • 勤怠管理と健康管理を一元管理機能
  • トップページを利用目的別にカスタマイズすることができる
  • サービス連携により顔認証や個人データ管理が可能

「Universal 勤次郎」は医療現場や運送業、建設業などあらゆる業界の勤怠に対応した勤怠管理システムです。変形労働制やフレックスタイム制、夜勤など複雑な勤務形態を正確に管理します。

勤怠管理と健康管理を一元管理する機能が備わっているのも魅力です。例えば、年次有給休暇の取得状況を出力する機能を用いることで、取得を促すことができます。勤怠状況だけでなく健康状態も一緒に共有することで、より働きやすい環境づくりができるでしょう。

また、トップページを利用目的別にカスタマイズすることができます。従業員それぞれのよく使う項目を表示できるため、利用しやすいだけではなく、見落としなどのミスを防ぐことができます。

他社サービスとの連携により、顔認証や個人データ管理が可能となります。業務の効率化はもちろんのこと、セキュリティを強化することにもつながります。

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「BIZWORK+」オンプレミスでもコスパ抜群

BIZWORK+
出典:「BIZWORK+」公式Webサイト
  • 75万円から導入が可能
  • 多様な認証方法に対応した高機能タイムレコーダー
  • テレワーク環境下での効率的な労働時間管理

BizWork+(ビズワーク プラス)は、オンプレミスながら買い取り価格75万円から導入が可能な低価格勤怠管理システムです。

ICカード、顔認証、指静脈認証など、複数の認証手段を提供しています。これにより、打刻と本人確認を迅速かつ正確に行うことが可能です。また勤務表の表示や管理者権限による登録機能も装備されており、セキュリティと利便性を同時に提供します。

PCモニタリングソフト「LOOOC」と連携して、テレワークの労働時間の正確な把握が可能です。業務開始から終了までの時間を明確に記録しモニタリングすることで、在宅勤務でも効率的な時間管理を実現します。

時間外労働の上限規制や有給休暇の取得義務化など、最新の労働法規に完全対応しています。複雑な時間計算もリアルタイムで自動で行い、法令違反の防止を支援できます。

初期費用 基本パッケージ:75万円(~2,000人未満)
給与システム連携機能:30万円~
サーバー初期設定:30万円~
料金 240,000円/年(サポート・法改正のバージョンアップ込み)
無料トライアル 30日間

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「TimePro-VG」90年の実績とノウハウで安心!労務リスク対策におすすめの勤怠管理システム

TimePro-VGの製品イメージ画像
出典:「TimePro-VG」公式Webサイト
  • 規定超過の従業員をアラートで通知
  • 9999種までのシフト登録が可能
  • 勤怠集計ルールの設定をエンジニアがサポート

TimePro-VGは、過重労働の抑止やコンプライアンス支援に特化した勤怠管理システムです。

規定超過の従業員をアラート機能で通知し、9999種までのシフト登録が可能な柔軟性を備えています。

また、テレワークやフレックスタイム制など、多様な働き方の勤怠管理を可能にします。
画面のUIはエクセルライクなものを採用しており、日々の業務で使い慣れているエクセルのような操作性を実現し利便性を向上しています。

さらに、専任のシステムエンジニアが企業に合った打刻方法や残業申請方法を提案し、複雑な集計ルールの初期設定をサポートします。

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関連記事:TimePro-VG(タイムプロ ブイジー)の特徴・評判・料金・機能|ミツモア

「皆伝!勤務管理」働き方改革の推進に!36協定や就業規則の違反をアラートで未然に防いでくれる

皆伝!勤務管理の製品イメージ画像
出典:「皆伝!勤務管理」 公式Webサイト
  • 労務コンプライアンスの遵守をサポートする機能が搭載
  • 多様な勤務形態に対応可能
  • 従業員の勤務時間を客観的に管理

「皆伝!勤務管理」は、36協定や就業規則などの、法規定違反予防も行う勤怠管理システムです。アラート機能を活用することで、注意喚起や警告などのメッセージが表示され、違反勤務を未然にチェックできます。

また、変形労働制やフレックスタイム制、裁量労働制、シフト制などに適応可能で、業種や業態を問わず導入できます。在宅勤務などの多様な働き方にも、柔軟に対応することができます。

さらに、入退室の時刻や、パソコンのログイン・ログアウト時刻などを、客観的な情報として活用できます。自己申告時間との乖離をチェックすれば、隠れ残業の把握が可能です。

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「TimeWorks」適切な勤怠管理でコンプライアンスを強化、打刻もモバイルでカンタン

TimeWorksの製品イメージ画像
出典:「TimeWorks」公式Webサイト
  • 多様な打刻方法が可能
  • 残業時間制限や年次有給休暇取得不足など働き方サポートが充実
  • 導入形態はクラウド型・オンプレミス型両方に対応

「TimeWorks」は、多様化した雇用体系や、複雑な勤務形態に対応できる勤怠管理システムです。IDカードやタイムレコーダーだけでなく、Webや携帯電話からの打刻にも対応しています。サーモグラフィカメラと、AI顔認証による検温も可能です。

また、残業時間上限規制だけではなく、年次有給休暇取得不足や勤務間インターバル不足などを警告するアラート機能も搭載されています。部門長や従業員の画面上、そしてメールなどへ通知が可能となるため、より働きやすい環境を作り出すことができるでしょう。

さらに、導入形態はクラウド型とオンプレミス型の両方に対応しています。そのため、それぞれの企業に合ったシステムを導入することができるでしょう。

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「i勤怠」社内ネットワーク内での運用も可能

i勤怠の公式ホームページ
出典:「i勤怠」公式Webサイト
  • 企業ごとのニーズにあわせて構築でき、カスタマイズ性が高い
  • 社内ネットワーク下の利用も可能なためセキュリティが高い
  • 長期使用や大企業ではクラウドサービスよりも経済的

「i勤怠」はオンプレミスおよびプライベートクラウド型の勤怠管理システムです。企業ごとのニーズに応じて柔軟にカスタマイズ可能です。特に、複雑な就業規則を持つ企業にとって、求められる機能を自由に組み込むことができます。

各拠点でのネットワーク内運用が可能であるため、インターネット接続を必要としない環境でも使用可能です。機密性の高い情報の管理を社内ネットワーク内でおこなうことができ、企業のコンプライアンスを厳守しながらセキュリティを強化できます。

ランニングコストが低減されるため、大規模な企業や長期利用を予定している企業にとっては経済的です。年間保守費用のみで利用できるため、長期的な視点ではコストパフォーマンスに優れています。

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「らくちん勤怠管理」シンプル操作で、多様な働き方に対応

出典:「らくちん勤怠管理」公式Webサイト
  • らくちん勤怠管理の特長
  • 勤怠管理の手間を削減し、不正リスクも低減
  • 柔軟なカスタマイズで特殊な勤務体系にも対応

24時間営業の飲食業や、全国に工場を持つ製造業に最適な勤怠管理システムです。従来のタイムカードに加え、ICカードや指紋認証での打刻が可能。Web画面から簡単に修正でき、ライセンス費用を抑えながら効率的に運用できます。

打刻データを自動収集し、勤務時間をリアルタイムで計算・管理。ICカードや指紋認証などの認証手段を活用することで、不正打刻を防ぎながら、人件費削減を実現します。ネットワーク型のシステムなので、拠点が分散していてもスムーズに運用可能です。

必要な機能だけを選び、シンプルにカスタマイズ可能。休憩時間の管理や打刻ルールの調整、給与計算システムとの連携など、自社の就業規則に合わせたシステム構築ができます。特定の権限ごとにメニューを調整するなど、柔軟な設定が可能です。

初期費用 1,650,000円〜
料金 22,000円〜/月
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「GOZIC」1台で打刻・勤怠管理・労働時間計算まで完結

出典:「GOZIC」公式Webサイト
  • 1台で完結!勤怠管理デバイス「GOZIC」
  • 勤怠管理の自動化で手間を大幅削減
  • 社員の動向をリアルタイムで把握

GOZICは、タイムレコーダーと勤怠管理システムを1台に内蔵した新しいタイプの勤怠管理デバイスです。Suica・ICOCAなどのICカードやFeliCa/NFC対応スマートフォンをタイムカードとして利用し、打刻データをブラウザから簡単に管理できます。

従来の紙のタイムカードや手作業による労働時間計算から解放され、打刻・承認・労働時間の計算までGOZIC1台で完結。ルールに基づいた出退勤の承認や、未承認の勤怠をブロックする機能も搭載し、厳密な勤怠管理を実現可能です。

社員の出勤・退勤・外出状況をブラウザ上でリアルタイムに確認可能。伝言メモを付記できるため、病欠や遅刻の周知、外出中の担当者の状況把握もスムーズにおこなえます。業務の効率化と情報共有の向上をサポートしてくれるシステムです。

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「勤怠管理システムUBIXS(ユビキス)」不正打刻防止や検温機能を搭載し、安全かつ効率的な勤怠管理を実現

出典:「勤怠管理システムUBIXS(ユビキス)」公式Webサイト
  • 手のひら静脈認証で不正打刻を防止
  • 勤務実績をエクセル・CSVで簡単出力
  • 検温機能で安全な職場環境を実現

ユビキス[UBIXS]は、手のひら静脈認証を採用し、不正打刻を防止。個人ごとの識別精度が高く、なりすましのリスクを排除します。安心・確実な勤怠管理を実現し、企業の信頼性向上にも貢献してくれます。

社員1ヶ月の勤務実績をエクセルで出力できるほか、全社員の集計データをCSV形式で出力し、給与システムとスムーズに連携可能です。勤怠データの管理が効率化され、給与計算の手間を大幅に削減できます。

打刻と同時に自動で体表温を測定し、感染リスクを低減。検温データは記録され、異常が検出された場合は管理者へアラート通知が送信されます。誰が・何時に・何度の体温だったかを確実に記録し、万が一の際の対応もスムーズに行えます。

初期費用 49,800円
料金 0円/月
無料トライアル

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「勤労の獅子」多様な勤務形態に対応し、勤怠・休暇・シフト管理を一元化

出典:「勤労の獅子」公式Webサイト
  • 法改正にも即座に対応!常に最新の勤怠管理を実現
  • 「弁当・食事管理」機能で業務を効率化
  • 導入から運用まで徹底サポート

完全クラウド型の強みを活かし、法改正に伴うアップデートを無償で提供。働き方改革以降、頻繁に行われる法律改正にも迅速に対応し、常に最新の法令を遵守できます。システムによる自動対応で、コンプライアンスリスクの軽減にも貢献します。

勤怠管理システムには珍しい「弁当管理」「食事管理」機能を搭載。タイムカードやICカード打刻端末を利用して、社員の食事状況をリアルタイムで集計し、無駄を削減。さらに、勤怠データと連携することで、給与計算への反映やキャッシュレス運用もスムーズに行えます。

経験豊富な専任コンサルタントが導入をサポートし、最適な運用アドバイスや設定作業の代行を実施。導入後も電話・メールで迅速に対応できるサポート体制を完備し、サポート電話のつながる率は98%を誇ります。安心してシステムを定着させ、効率的な運用を実現できます。

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関連記事:勤労の獅子の評判(口コミ・レビュー)&製品情報|ミツモア

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「Garoon」大規模組織でも使いやすく、情報共有をスムーズにする国産グループウェア

出典:「Garoon」公式Webサイト
  • 10人から数万人規模まで対応!安心の国産グループウェア
  • ユーザーも管理者も使いやすい設計
  • 既存システムとの柔軟な連携が可能

Garoonは、幅広い業種・規模の企業で活用されている国産のグループウェアです。数千~数万ユーザーの導入実績(※)が豊富で、製造・店舗・サービス・ITなどさまざまな業界で利用されています。大企業でも管理しやすい機能が充実しており、スムーズな運用をサポートします。

直感的なUIで、ITに不慣れな方でも簡単に操作可能。教育コストや運用工数を削減し、スムーズな導入・定着を実現します。多くの社員が利用するグループウェアだからこそ、使いやすさにこだわり、誰でもストレスなく業務を進められます。

kintoneやMicrosoft 365などの他システムとシームレスに連携可能。業務の効率をさらに向上させるための連携サービスも充実しており、現在お使いのシステムを生かしながらGaroonを活用できます。グローバル対応の多言語機能や、最高評価を誇るカスタマーサポートも完備し、導入後も安心して運用できます。

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料金 7,500円〜600,000円/ユーザー・年
無料トライアル 30日間

※ サイボウズ株式会社(2025年2月時点)

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ソフトウェア比較のイメージイラスト

勤怠管理システム選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想の勤怠管理システムが見つかります。

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オンプレミス型の勤怠管理システムの選び方

オンプレミス型は、自社のサーバーにシステムを導入し、内部で運用する方式であり、導入や運用にあたっては適切なシステムを選ぶことが必要です。ここでは、オンプレミス型の勤怠管理システムを選ぶ際のポイントを紹介します。

カスタマイズ性の高さを確認する

オンプレミス型の最大の利点は、業務に合わせたカスタマイズが可能であることです。企業ごとに異なる勤務体系や給与計算のルールに柔軟に対応できるシステムを選ぶことで、より効率的な勤怠管理が実現可能です。

例えば、特定の部門だけ異なる労働時間制度を採用している場合、その部門ごとの勤務ルールをシステムに組み込むことができるかを確認する必要があります。また、企業内で使用しているERPや給与計算システムとスムーズに連携できるかどうかも重要なポイントになります。これらの連携機能が不足していると、システム導入後に追加開発が必要となり、結果的にコストや工数が増えてしまう可能性があります。

セキュリティ対策は万全か

オンプレミス型の勤怠管理システムでは、社内のサーバーでデータを管理するため、セキュリティ対策を強化しやすいというメリットがあります。しかし、その分、情報漏洩やサイバー攻撃に対するリスク管理を徹底する必要があります。

まず、アクセス制御の設定を適切に行い、必要な従業員以外がデータにアクセスできないようにすることが大切です。具体的には、管理者・一般従業員・人事担当者など、ユーザーごとに異なる権限を設定し、閲覧・編集可能な範囲を明確に定めることができるシステム求められます。

また、データの暗号化やバックアップ対策を実施し、不測の事態に備えることも重要です。特に、自然災害やハードウェアの故障に備えて、定期的なデータバックアップを行い、システム障害発生時の復旧手順を事前に整備しておくことで、業務への影響を最小限に抑えることができます。

サポート体制とベンダーの信頼性

オンプレミス型の勤怠管理システムは、自社で運用管理を行う必要があるため、導入後のサポート体制が重要になります。特に、システム障害やトラブルが発生した際に、迅速に対応できるかどうかが、業務の継続性に大きく影響します。

システムを提供するベンダーのサポート内容を事前に確認し、障害発生時の対応時間やサポート費用、リモート対応の可否などをチェックすることが大切です。また、ソフトウェアのアップデートやバージョン管理の方針を確認し、将来的なシステムの安定運用が可能かどうかを見極めることも必要です。

さらに、追加機能の開発やカスタマイズ対応がどの程度可能かについても、導入前に確認しておくと良いでしょう。企業の成長や業務フローの変化に応じて、システムの機能を拡張できるかどうかが、長期的な運用の成功に直結します。

導入・運用コストは自社の予算の範囲内か

オンプレミス型の勤怠管理システムは、クラウド型と比較して初期費用が高くなりやすい傾向があります。そのため、システム導入前に総コストを把握し、長期的な運用を見据えた費用対効果を検討することが必要です。

導入にかかる費用としては、サーバーやネットワーク機器の購入費用、ソフトウェアのライセンス費用、カスタマイズやシステム設定にかかる初期費用などがあります。また、運用開始後も、定期的なソフトウェアのアップデートや保守・管理にかかるコストを考慮する必要があります。

特に、自社内でシステムを管理するためには、IT担当者の確保や運用体制の整備が必要となります。システム管理に関する専門知識を持つ人材が不足している場合は、外部のベンダーにサポートを依頼することも視野に入れておくべきでしょう。

将来的な拡張性はあるか

企業の成長に伴い、勤怠管理の要件が変わることもあります。そのため、導入するシステムが将来的な拡張に対応できるかどうかを確認することが重要です。

例えば、従業員数が増加した際に、ライセンスの追加が容易に行えるか、外部システムとのデータ連携がスムーズにできるかをチェックすることが必要です。新たな勤務形態が導入された場合に、柔軟に設定を変更できるかどうかも、システム選定のポイントとなります。

また、テレワークやフレックスタイム制などの新しい働き方に対応できるかどうかも重要な要素です。リモートワークが一般化している現代において、オフィス外からの勤怠打刻や、勤務時間のリアルタイム管理が可能なシステムを選ぶことで、より効率的な勤怠管理が実現できます。

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オンプレミス型の勤怠管理システムのメリット

オンプレミス型勤怠管理システムは、セキュリティや機能性、費用面にこだわりがある企業におすすめです。

より高いセキュリティを確保できる

オンプレミス型の勤怠管理システムは、自社内のネットワークにシステムを設置するため外部からのアクセスが制限されます。このため、機密情報が外部に漏れるリスクが低く、自社のセキュリティポリシーに沿った管理が可能です。

自社に即したシステムに設計できる

自社専用にシステムを構築するため、企業の特定のニーズや業務フローにあわせたカスタマイズがしやすい点が特徴です。特に、複雑な勤怠管理が必要な場合や、独自の仕様が求められる業界においては、オンプレミス型が適しています。

クラウド型のように汎用的な機能は搭載されていないため、自社で使う機能のみを持たせることができます。

長期的な費用の削減を期待できる

オンプレミス型の場合、初期費用は高くなりますが、ライセンス費用や月額利用料が不要になるため、運用が長期にわたるとその分ランニングコストを抑えられます

また、従業員数が多い企業の場合、一人当たりの利用料はオンプレミスのシステムのほうが安くなります。

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オンプレミス型勤怠管理システムとクラウド型・パッケージ型の違い

電子契約システム

オンプレミス型は「カスタマイズ性に優れている」「初期費用が高い」「システム連携がしやすい」といった特徴があり、クラウド型は「汎用的な仕様」「初期費用が安い」「連携できるシステムが限られている」点が特徴です。また、これ以外に買い切り型となるパッケージソフトもあります。それぞれの比較を見ていきましょう。

比較ポイント オンプレミス型 クラウド型 パッケージ型
従業員数の目安 1000人以上 1000人未満 50人~2,000人程度
初期費用 30万~150万円程度 0~数万円程度 30万~150万円程度
ランニングコスト サーバー運用・保守等 月額100~500円/人程度 パッケージ代金・保守
導入までの期間 3ヶ月以上 すぐ  3ヶ月以上
カスタマイズ性 高い 低い 低い
他システムとの連携性 高い 製品同士の相性を確認する必要がある 製品同士の相性を確認する必要がある
勘定科目 通信費 消耗品費(購入費10万円以上なら無形固定資産) 消耗品費
関連記事:勤怠管理システム導入にかかる費用は?費用を抑えて導入できるシステムも紹介|ミツモア

オンプレミス型の勤怠管理システムを導入すべき企業

グローバルビジネスイメージ

オンプレミス型とクラウド型の違いを理解したうえで、オンプレミス型を導入すべき企業の特徴について解説します。

従業員数が1000人を超える企業

クラウド型の勤怠管理システムは、基本的に従量課金制です。つまり、人数が増えるほど料金は高くなります。

オンプレミス型は初期費用は高額であるものの、買い取り制であるため人数によって料金が変わることは基本的にありません。

料金面から見た時に「何人以上の利用でオンプレミス型がお得に利用できるのか」という目安が「従業員が1000人以上」ということになります。

当然、製品によってもカスタマイズする内容によっても基準は変わりますので、あくまでも目安として考えましょう。

システム運用できるエンジニアがいる企業

オンプレミス型の勤怠管理システムは、自社のサーバーを利用して運用を行います。そのため、管理やメンテナンスも基本的に自社で行うことになります。

運用やトラブルの発生時にベンダーにサポートをお願いすることもできますが、当然ながらコストが発生します。

したがって、オンプレミス型の勤怠管理システムの導入にはシステム運用ができるエンジニアがいる企業が適していると言えるでしょう。

なお、クラウド型であれば自動で対応してくれる法改正などにも、自社で対応する必要があります。そういった意味でも、オンプレミス型では人材やリソースを考慮しておくことが大切です。

複雑な就業規則・雇用形態の企業

オンプレミス型の大きな特徴の1つとして、カスタマイズに優れている点が挙げられます。

複雑な就業規則や雇用形態を採用している企業はオンプレミス型を導入し、自社の要望に沿ったシステムを構築することをおすすめします。

上記の特徴に当てはまらない場合は、クラウド型を検討してみましょう。オンプレミス型には劣りますが、クラウド型もカスタマイズ性に優れた製品は多くあります。

例えば「チームスピリット」は、クラウドサービスでありながら高いカスタマイズ性や高度なセキュリティ、複雑な労務管理に対応できる豊富な機能を備えており、大企業への導入実績も豊富です。

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勤怠管理システムは自社にあったタイプを見極めて導入しよう

若いビジネスウーマン

オンプレミス型の勤怠管理システムを導入すると、自社サーバーで安全に勤怠管理の効率化を実現できます。

変形労働制やフレックスタイム制、裁量労働制など多様な働き方に適応できる点も、オンプレミス型ならではの大きなメリットです。

一方で、初期費用が高額であったり、メンテナンスや法改正など自社で対応しなければならないことなどもあります。

オンプレミス型とクラウド型のメリット・デメリットなどの特徴を理解して、自社にあったタイプを見極めて導入しましょう。

以下の記事では、勤怠管理システムの選び方や比較ポイントをはじめ、おすすめの勤怠管理システムを一挙に紹介しています。ぜひ、あわせてご覧ください。

関連記事:【2024年】勤怠管理システム比較45選!おすすめ製品を徹底比較|ミツモア

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