換気扇の交換の費用はいくら?交換時期や費用を抑えるポイントを解説

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最終更新日: 2021年04月18日

「換気扇から異音がするかも……」と気が付いたら、買い替えの時期が来ているのかもしれません。交換すべき時期、キッチン・浴室・トイレなど場所別の交換費用の相場、そして費用を抑えるコツなど、コスパの高い換気扇交換をするための情報が満載です。

換気扇交換の時期

そもそも換気扇はどのぐらいで交換すべきなのでしょうか?

換気扇も消耗品であり、どのようによいコンディションで使っていてもいずれは寿命が来るものです。寿命の目安を知ることで、交換の目安が立てやすいでしょう。

一般的には10年程度

一般的な換気扇の寿命は、10年前後とされます。各メーカーによって定められる、換気扇を安全に使用できる標準期間は10~15年です。

使用開始して8年目ごろから徐々に「故障かな?」と思われる症状が出始めることが多いようです。

だいたい7~8年使い続けてきたら、「そろそろ寿命が近いかもしれない」と準備をしておく時期だといえます。

ただし普段から小まめにメンテナンスを行っている場合は、耐久性が高くなり10年以上使える可能性も高くなるでしょう。

場所によっても寿命は異なる

同じ時期に取り付けた換気扇でも、設置場所によって寿命は異なります。

例えばリビングや寝室のものと比較すると、キッチンは料理をするときの油が多く付着し、浴室や洗面所はより湿気が多い環境であることから、寿命が短い傾向にあるようです

また使用頻度が多くなれば、その分早く消耗します。

例えば浴室の換気扇を1日に2~3時間のみ使う場合と、24時間付けっぱなしにしている場合では、やはり付けっぱなしにする方が早く消耗しやすいでしょう。

JIS(日本産業規格)によると、浴室換気扇の標準使用時間数は1日あたり約4.5時間です。理論的にいえばこれよりも長く使っている場合は、より早く寿命が来やすいといえます。

参考記事:消費生活用製品安全法 設計標準使用期間の標準的な使用条件(概要)│家電製品の安全について│製品共通事項・ご案内│家電機器│製品分野別情報│JEMA 一般社団法人 日本電機工業会

換気扇を交換すべき症状

ここでは換気扇の交換時期を示唆する、さまざまな症状について紹介します。

例えばネズミが電気配線をかじったなどといった外的要因を除き、機械が寿命を迎えるまでには通常何らかの予兆があるものです。換気扇からのSOSサインを見逃さないようにしましょう。

換気扇からの異音

換気扇から発せられる異音は、異常が起きているサインです。すぐ電源を切って原因を確認しましょう。

「異音=故障」となる訳ではなく、単に汚れているだけという可能性もあります。まずはできる範囲で汚れを除去してみて、それでも異音が改善されないなら点検や修理を依頼しましょう。

なお異音の種類によって、ある程度原因の特定が可能です。目安にするとよいでしょう。

  • 「ゴー」「ブオー」:プロペラ部分の汚れ
  • 「キーン」「キュキュキュ」:ベアリング部分の潤滑油切れ
  • 「カラカラ」:ゴミなど汚れが付着しているか、プロペラの軸ずれ
  • モーターの音:モーター内のさび付き
  • その他衝撃音:部品がずれたり外れたりしている可能性

換気扇が振動する

異音とともに換気扇がガタガタ振動している場合も、異常が生じている症状です。

汚れが詰まっているか、異物がプロペラに接触している可能性も考えられます。この場合もまずは電源を切り、できる範囲で掃除しましょう。

それでも改善しない場合は、モーターの破損かもしれません。プロに診断を依頼し、必要に応じて修理・交換をしましょう。

異常を放置して使い続けると換気扇が動かなくなるどころか、プロペラなどの部品が外れて事故につながる恐れもあります。

さらにひどい場合は、加熱しすぎたモーターや付着したホコリが引火して火事になる危険もはらんでいるのです。

吸引力が低下している

換気扇を回しているにもかかわらず、料理の匂いがこもったままだったり、煙が室内にずっとくすぶっていたりする場合は、買い替えの時期かもしれません。

換気扇の吸引力が低下し、きちんと換気がされていないためです。

きちんと換気扇が機能しているかどうかを試すには、ティッシュペーパーを使う方法があります。ティッシュペーパー1枚を換気扇に近付けて、換気扇にピタッと吸い付くようなら正常です。

ティッシュペーパーが吸い付かず落ちてしまうようなら、まずは内部の汚れを除去してみましょう。それでも改善しなければ寿命であり、換気扇の交換時期です。

交換費用の相場

換気扇の交換で「最も気になるのは費用面」という人は多いでしょう。

換気扇と一口にいっても、換気扇のメーカーやサイズ、種類、機種などによって価格も大きく異なります。また家庭内のどこに設置されているかによっても変わるものです。

ここではキッチン・浴室・トイレといった設置場所別に、「本体や部品費用の目安」を紹介します。

キッチンの換気扇

サイズが大きいなどの理由から、キッチンの換気扇交換の相場は高額になりがちです。

特に近年需要が高い、コンロのカバーとファンが一体化したタイプのレンジフードは、さらに細かい種類に分かれ価格もさまざまです。

本体価格だけでも20,000~200,000円と大きな差があるだけでなく、工法などによってもトータルコストが変わります。

プロペラタイプのファン本体 5,000~12,000円
シロッコタイプのファン本体 25,000~80,000円
スイッチの本体 2,000~5,000円
モーター本体 6,000~9,000円

浴室の換気扇

浴室の換気扇には、プロペラタイプ・シロッコタイプの他パイプ用ファンなども用いられます。プロペラタイプはキッチンと同じく5,000~12,000円とリーズナブルです。

キッチンよりも換気扇のサイズが小さくなることが多く、シロッコタイプは5,000~20,000円となります。パイプ用ファンもそれほど高価ではなく、3,000~20,000円となるようです。

ただし浴室乾燥など高度な機能が付いたものへ交換する場合は、この限りではありません。

本体価格が高くなるだけでなく、電気配線や天井の補強工事・開口部の拡大工事などの費用が別途必要です。数十万かかることも珍しくないため、慎重に検討する必要があるでしょう。

トイレの換気扇

トイレの換気扇交換の相場は、浴室とそれほど変わりません。

使われるファンの種類はプロペラタイプ・シロッコタイプ・パイプファンの他、くみ取り式トイレには「先端型(ダッシュファン)」タイプが使われることもあります。ダッシュファンの本体価格は2,000~5,000円です。

いずれのタイプを交換する場合でも、基本的には約20,000円以内で収まるでしょう。

ただし照明と連動していたり、人感センサー機能が付いていたりする場合は、別途の工事が必要となるため当然価格もアップします。

費用を抑えるポイント

「特に高機能なものは必要なく、普通の換気能力があればよい」「工事費用をできるだけ抑えたい」そんな人のために、換気扇交換のコストを抑えるための基本的なアイデアを三つ紹介します。

その他には型遅れのモデルや、業者やメーカーが抱えている過剰在庫商品を使うことでもコストダウンが可能です。賢く節約しましょう。

大家や管理会社へ相談

賃貸物件で換気扇などの設備に不具合があれば、まず大家・管理会社への報告が原則です。特に何らかの工事が必要になる場合は、必ずオーナー側の許可を得て進めましょう。賃貸物件の場合は、大家・管理会社が専門業者を手配してくれることもあります。

費用については、一般的に寿命による設備故障は、家主側が負担するのが慣例です。

ただし入居者の使い方が悪かったため汚損・破損が生じた場合は、入居者負担となる場合もあります。まずは大家・管理会社に状況を相談してみましょう。

工事に余計なオプションを付けない

予算に余裕がない場合は、極力シンプルな工事に抑えることが大切です。

ファンのセルフクリーニング機能や、ガスコンロや電気との連動機能、人感センサー機能など、工事にさまざまなオプションを付加すると、当然費用は高くなります。

加えて交換する換気扇を同じタイプのものにすることも、低コストを維持するのに有効です。

他のタイプにアップデートすると、ダクトを拡張したり電気配線の工事をしたりと工事の種類も増えコストもかさむ可能性があります。

例えばプロペラタイプからプロペラタイプに交換する場合と比較して、プロペラタイプからシロッコタイプへの交換は20.000~30,000円も高くなるのです。

プロペラファンを選択する

さまざまなファンの中で、プロペラタイプが一番コストを抑えられます。本体価格が安い上に、構造もシンプルで工事も簡単だからです。

同じタイプの中では、サイズが小さいとその分価格が安い傾向にあります。例えば「シロッコタイプがよいけれど、なるべく安くしたい」というのであれば、シロッコタイプの中で小さめのサイズを選びましょう。

ただし機能面は無視できません。安易に安さばかりを基準にすると、部屋に対して換気能力が不十分など、換気扇としての機能を果たさないことになりかねません。

業者への依頼も検討しよう

換気扇の交換をDIYで行う人もまれにいますが、電気工事が付帯する交換には資格が必要となり、業者を検討せねばなりません。

業者に依頼した場合の費用について知っておくと、見積もりなどを見て、良心的な業者かどうかの判断基準にもなるでしょう。

業者に頼んだ場合の費用相場

換気扇の修理費用は「換気扇本体もしくは部品代+工賃」の合計です。このうち業者に支払う「工賃」について詳しく見てみましょう。

換気扇の種類やサイズ、また各業者によっても料金設定は変わりますが、古い換気扇を取り外して新しいものに取り替えるだけのベーシックな工事としては、次の金額を目安にするとよいでしょう。

  • キッチン:8,000~30,000円
  • 浴室・トイレ:8,000~15,000円
  • 暖房乾燥機能付きの換気扇:15,000~30,000円

この基本料金に加えて、より作業内容が増えたり複雑化したりすると追加料金がかかります。

その他には出張費・古い換気扇の処分費、あるいは週末・深夜などの時間外料金なども、業者によっては発生することを覚えておきましょう。

費用を抑えるには

業者に依頼する場合は多少手間がかかっても相見積もりを取って比較することが節約につながります。

トータルの額面が安いかどうかだけで判断せず、きちんと内訳を確認しどこまで費用に含まれているかを把握することが大切です。後で追加料金を請求されることがないよう、契約前にクリアにしておきましょう。

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適切な交換時期を選択し費用を抑えよう

換気扇の寿命は10~15年です。使用開始から7~8年ほど経過すると不具合が発生する可能性が高いため、「修理や交換が必要になるかもしれない」と準備しておきましょう。

換気扇の交換費用は、換気扇のタイプやサイズ、使う場所、また業者によっても異なります。

「質のよいサービスを受けながら、コストは極力抑える」ためにも、相見積もりを取りいくつかの業者を比較しながら、それぞれの工事費用の内訳などをしっかり把握することが大切です。