「キッチンの換気扇から変な音がする…交換っていくらかかるんだろう?」
「お風呂の換気扇、カビも気になるし、そろそろ替え時かな?」
「トイレの換気扇、効きが悪くなってきた気がする…」


換気扇の交換を考え始めたとき、まず気になるのは費用ですよね。どのくらいの予算を見ておけばいいのか、どんな換気扇を選べばいいのか、どこに頼むのが安心なのか、疑問や不安は尽きません。
この記事では、換気扇交換にかかる費用相場を、キッチン・浴室・トイレの場所別に、レンジフードやプロペラファンといったタイプごとの目安を詳しく解説します。
さらに、交換費用を賢く安く抑えるための5つのコツ、実際の交換料金の事例や口コミまで、換気扇交換に関する情報を網羅的にまとめました。
ぜひ最後までご覧ください
場所別の換気扇の交換費用まとめ
キッチン、浴室、トイレの3か所について、それぞれの交換費用の相場を紹介します。詳細はこの後の各章で解説しています。
キッチンの換気扇交換費用
項目 | 費用(本体価格込み 目安) |
---|---|
壁付プロペラファン | 15,000円~35,000円 |
レンジフード(フラット型/浅型) | 35,000円~70,000円 |
レンジフード(ブーツ型/深型) | 50,000円~100,000円 |
レンジフード(スリム型) | 80,000円~ |
キッチンの換気扇は、壁付けプロペラファンであれば15,000円程度、レンジフードでは35,000円から交換可能です。
キッチンの場合は「レンジフード」が主流ですが、種類ごとに費用が異なります。プロペラファンは比較的安価です。
ファンの種類やレンジフードの形状によって、換気能力や掃除のしやすさが変わります。業者と相談しながら自宅に適した種類の換気扇を選ぶのがオススメです。
浴室の換気扇交換費用
項目 | 費用(本体価格込み 目安) |
---|---|
壁付プロペラファン (浴室用) | 15,000円~35,000円 |
天井埋め込み型 (換気のみ) | 35,000円~60,000円 |
天井埋め込み型 (換気機能付き暖房乾燥機) | 45,000円~ |
浴室換気扇は、シンプルな換気のみのタイプであれば15,000円程度から交換可能です。
ただし「暖房機能」「乾燥機能」などが付いた多機能タイプの場合、本体価格が高く、交換費用も45,000円からとなります(高機能モデルは高額になります)。
またマンションなどで複数室を換気するタイプの場合も費用が高くなる傾向があります。
トイレの換気扇交換費用
項目 | 費用(本体価格込み 目安) |
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パイプファン (壁付) | 10,000円~25,000円 |
ダクトファン (天井埋め込み型) | 19,000円~38,000円 |
トイレの換気扇は、パイプファンタイプであれば10,000円程度、ダクトファンタイプでも19,000円程度から交換可能です。
トイレの換気扇交換も、壁付けの「パイプファン」か天井埋め込みの「ダクトファン」か、また複数室換気タイプかによって費用が変わります。
浴室用のような多機能タイプは少ないため、費用差は他の場所ほど大きくない傾向です。
換気扇の部品だけを修理する場合の費用相場
不具合の生じている部品だけを修理することもできます。修理費用の相場は以下のとおり。
モーター交換 | 20,000~35,000円 |
スイッチ交換 | 10,000~15,000円 |
ダクトファン | 14,000~35,000円 |
スイッチだけの不具合なら、部品交換で費用を抑えられる場合があります。
ただしモーターやダクトファン本体の交換は3万円以上の料金になることもあり、換気扇の寿命(約10年)が近い場合は、修理よりも本体ごと交換した方が結果的に安くつく可能性も考えられます。
また、製造から時間が経っていると(目安として6年以上)、修理用の部品がなく、交換しか選択肢がない場合もあります。
【キッチン】換気扇の交換費用|タイプ別
キッチンの換気扇交換にかかる費用は、レンジフードかプロペラファンか、また選ぶ機種や設置状況によって大きく変わります。まずは下記のシミュレーターで、ご自宅の状況に近いおおよその費用目安を確認してみましょう。
この章では、さらに詳しく、タイプ別の費用相場や商品例、費用の内訳について解説していきます。
【キッチン】換気扇の交換費用
交換タイプ | 費用 |
---|---|
システムキッチン(レンジフード) | 35,000円~ |
在来キッチン(プロペラ型) | 15,000円~35,000円 |
キッチンの換気扇交換費用は、キッチンのタイプにより大きく異なります。システムキッチンのレンジフード交換は総額35,000円から、在来キッチンのプロペラファン交換なら15,000円から35,000円が費用の目安です。それぞれの詳細を見ていきましょう。
【システムキッチン(レンジフード)】換気扇交換の費用
レンジフード形状 | 費用 |
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ブーツ型(深型) | 50,000円~100,000円 |
スリム型 | 80,000円~ |
フラット型(浅型) | 35,000円~70,000円 |
システムキッチン用レンジフードの交換費用は、最も一般的なブーツ型(深型)で50,000円~100,000円、人気のスリム型では80,000円から(高機能モデルは15万円を超えることもあります)、コンパクトなフラット型(浅型)なら35,000円~70,000円が工事費と本体価格を合わせた総額の目安です。
実際の費用は、主に以下の要素で変わります。
- フィルターレスタイプや自動洗浄機能など、清掃の手間を省く機能があると本体価格が高くなる傾向が見られます(フィルターレスで1万円~3万円高くなることも)。
- 静音性の高いファンや省エネ性能の高いDCモーターファンなど、高性能なファンを選ぶと価格が上がります。
- コンロ連動や風量自動調整など、便利な換気関連の付加機能があると、価格は上がります(機能により5,000円~20,000円高くなることも)。
- 設置場所の状況によっては、壁の開口部調整やダクト延長、電気配線工事などの追加工事が必要になり、別途料金がかかります。(詳細は「費用内訳」で解説)
特に、フィルターレスでお手入れが簡単なスリム型レンジフードは人気ですが、本体価格が高いため、総額も高くなりがちです。 予算を抑えたい場合は、シンプルな機能のブーツ型やフラット型が選択肢になります。
【ポイント】システムキッチンのレンジフード交換費用は、形状(ブーツ、スリム、フラット)に加え、フィルターの有無やファンの種類、付加機能、既存の設置状況で大きく変動します。清掃性と予算のバランスを考えて選びましょう。
【在来キッチン(プロペラ型)】換気扇交換の費用
プロペラファンタイプ | 費用 |
---|---|
ひもスイッチ式(シャッターなし) | 15,000円~25,000円 |
ひもスイッチ式(連動シャッター付) | 20,000円~30,000円 |
電気式シャッター付 | 25,000円~35,000円 |
壁に直接取り付けるプロペラファンタイプの換気扇交換費用は、機能によって異なり、最もシンプルなシャッターなし・ひもスイッチ式なら15,000円~25,000円、気密性の高い電気式シャッター付きなら25,000円~35,000円が相場です。構造がシンプルなため、レンジフードに比べて交換費用を安く抑えられます。
ただし、プロペラファンからレンジフード(シロッコファンタイプ)へ交換する場合、壁の開口部を塞いだり、ダクトを新設したりする工事が必要です。そのため、費用は高くなります(50,000円以上の追加料金がかかることもあります)。プロペラファン同士の交換でも、費用が変わる要因がいくつかあります。
- シャッター機能の有無と種類で費用が変わります。電気式シャッター付きは気密性が高いですが、約5,000円~10,000円高くなります。
- ファンの羽根のサイズが大きいほど換気能力は高くなりますが、本体価格も若干上がり(数千円)、既存の開口部に合わない場合は拡張工事(追加料金5,000円~)が必要になることもあります。
- タイマーなどの付加機能が付いているモデルは価格が上がります。
- コンセント式か壁内直結かで電気工事の内容が変わり、後者は工事費が若干高くなる可能性があります(約3,000円~5,000円)。
プロペラファンは比較的安価に交換できますが、外気の影響を受けやすい、運転音が大きいといったデメリットもあります。 交換の際は、設置場所の環境(風当たり、近隣との距離など)を考慮し、シャッターの種類や静音性を検討することが大切です。
【ポイント】在来キッチンのプロペラファン交換は比較的安価ですが、シャッターの有無や種類、サイズによって費用が変わります。レンジフードへの交換は追加料金が高額になる点に注意が必要です。
【キッチン】換気扇の商品例・交換費用
【レンジフードの例】
メーカー・モデル名例 | 費用 |
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リンナイ スタンダード (ブーツ型) | 50,000円~100,000円 |
富士工業 クーキレイ (スリム型) | 80,000円~ |
パナソニック フラット形 (フラット型) | 35,000円~70,000円 |
【プロペラファンの例】
メーカー・モデル名例 | 費用 |
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パナソニック FY-25P5 (ひも式) | 15,000円~30,000円 |
東芝 VFH-25S1 (電気式シャッター) | 25,000円~35,000円 |
※上記費用はあくまで目安(本体価格+標準工事費)であり、選択する具体的な機種や工事内容によって変動します。
具体的なメーカー・モデルと交換費用の目安を見てみましょう。例えばリンナイのスタンダードなブーツ型レンジフードなら50,000円~100,000円、富士工業のスリム型「クーキレイ」なら80,000円から(高機能モデルは15万円を超えることもあります)が目安です。プロペラファンでは、パナソニックの「FY-25P5」(ひも式)なら15,000円~30,000円、東芝の「VFH-25S1」(電気式シャッター)なら25,000円~35,000円が交換費用の目安となります。
レンジフードを選ぶ際は、清掃性が重要なポイントです。フィルターレスタイプやファンが汚れにくい加工のものは初期費用が高くても、長期的に見てお手入れの手間や費用(フィルター交換代など)を削減できる可能性があります。
レンジフード選びでチェックしたい点はこちらです。
- お掃除のしやすさを比較しましょう(フィルターの有無、ファンの着脱、コーティング加工など)。
- キッチンの広さや調理頻度に合った換気性能と静音性か確認しましょう。
- コンロ連動やタイマーなど、本当に必要な機能か見極めましょう。
- 既存のレンジフードと同じサイズ(横幅)を選べば、追加の工事料金がかかりにくいです。
プロペラファンを選ぶ際は、設置場所の環境(外風の強さ、近隣との距離など)を考慮して、シャッター機能や静音性を検討するとよいでしょう。
【ポイント】商品選びでは、価格だけでなく、掃除のしやすさ、必要な換気性能、静音性、設置場所の条件を総合的に比較検討することが重要です。長期的な視点でお手入れの手間も考慮に入れましょう。
【キッチン】換気扇交換の費用内訳
費用項目 | 費用 |
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本体価格 | 7,000円~ |
基本工事費 | 15,000円~30,000円 |
追加工事費 | 5,000円~ |
廃材処分費・諸経費 | 3,000円~10,000円 |
換気扇交換の費用は、大きく「本体価格」「基本工事費」「追加工事費」「諸経費」で構成されます。本体価格はプロペラファンなら7,000円程度から、レンジフードなら20,000円程度からと幅広く(上限は機種によります)、基本工事費は15,000円~30,000円が目安です。追加工事が必要な場合は、最低でも5,000円から料金が発生します。
【追加工事料金の目安】 | |
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追加工事項目 | 費用 |
開口部加工(拡大・縮小・穴埋め) | 5,000円~15,000円 |
ダクト工事(延長・交換・新規) | 10,000円~30,000円 |
電気工事(配線・コンセント・スイッチ) | 8,000円~20,000円 |
壁・タイルの補修 | 10,000円~ |
梁(はり)加工 | 15,000円~ |
プロペラファンからレンジフードへの交換 | 50,000円~ |
※上記はあくまで一般的な目安です。状況により大きく変動します。
追加工事は、現在の設置状況や新しい換気扇のタイプによって必要になる場合があり、その料金はケースバイケースです。 例えば、プロペラファンからレンジフードに交換する場合や、ダクトの延長、専用の電気配線が必要な場合は特に料金が高くなる傾向があります。壁の開口部加工で5,000円~15,000円、ダクト工事で10,000円~30,000円などが目安となります。もちろん、追加工事が発生しない場合もあります。
費用内訳の各項目について補足します。
- 本体価格:選ぶ換気扇自体の値段です。機能やデザインによって価格が大きく変動します。
- 基本工事費:古い換気扇の取り外し、新しい換気扇の取り付け、基本的なダクト接続や電気配線、動作確認などが含まれるのが一般的です。内容は業者によって異なるため確認しましょう。
- 追加工事費:上記テーブルにあるような、基本工事に含まれない特別な作業が発生した場合にかかる料金です。どのような場合に発生するか、見積もり時に確認しましょう。追加工事が発生しない場合は0円です。
- 廃材処分費・諸経費:古い換気扇の処分費用(約3,000円~5,000円)や、業者の出張費(約3,000円~5,000円)、駐車場代などです。
見積もりを比較する際は、合計金額だけでなく、「基本工事費」にどこまでの作業が含まれているか、どんな場合に「追加工事」が発生する可能性があるのかをしっかり確認することが重要です。 不明な点は必ず業者に質問しましょう。
【ポイント】換気扇交換の費用は「本体価格」「基本工事費」「追加工事費」「諸経費」で構成されます。特に見積もり時には基本工事の内容と、どのような追加工事が発生しうるのか、その料金目安を確認しましょう。
【浴室】換気扇の交換費用|タイプ別
浴室の換気扇交換にかかる費用は、ユニットバスか在来浴室か、また選ぶ機種によって大きく変わります。まずはシミュレーターで、ご自宅の状況に近いおおよその費用目安を確認してみましょう。
この章では、さらに詳しく、タイプ別の費用相場や商品例、費用の内訳について解説していきます。
【浴室】換気扇の交換費用
交換タイプ | 費用 |
---|---|
ユニットバス(天井埋め込み型・換気のみ) | 35,000円~60,000円 |
ユニットバス(天井埋め込み型・暖房乾燥機) | 45,000円~ |
在来浴室(プロペラ型) | 15,000円~35,000円 |
浴室換気扇の交換費用は、浴室のタイプと選ぶ機種によって大きく異なります。ユニットバスのシンプルな換気扇なら35,000円から60,000円、換気機能付きの暖房乾燥機なら45,000円から(高機能モデルは17万円を超えることもあります)が目安です。在来浴室のプロペラファンなら15,000円から35,000円で交換可能です。それぞれのケースでの費用相場を確認しましょう。
【ユニットバス(天井埋め込み型)】換気扇交換の費用
タイプ | 費用 |
---|---|
換気扇(換気機能のみ・1室) | 35,000円~60,000円 |
換気機能付き暖房乾燥機(1室) | 45,000円~ |
天井埋込型換気扇(2室・3室換気タイプ) | 40,000円~80,000円 |
多くのユニットバスで採用されている天井埋め込み型の換気扇。換気機能のみのシンプルな1室換気タイプであれば、交換費用は35,000円~60,000円が相場です。
暖房や衣類乾燥機能なども搭載した換気機能付きの多機能タイプ(いわゆる浴室暖房乾燥機)に交換する場合は、総額で45,000円からとなり、機能やグレードによっては17万円を超えることもあります。また、浴室だけでなく洗面所なども同時に換気する「2室・3室換気」タイプの換気扇も、総額で40,000円~80,000円と、1室換気タイプより高くなります。
天井埋め込み型の交換費用が変わる主な要因は以下の通りです。
- 換気に加え、暖房、乾燥、涼風などの付加機能が付いているか(多機能なほど高価)。
- 浴室のみか、複数室を同時に換気するかという換気方式(部屋数)(複数室タイプは本体価格が高い)。
- 主に多機能タイプで、100Vか200Vかという電源の違い(200Vは本体が高く、追加工事が必要な場合あり)。
- 開口部のサイズ違いやダクト接続、電気配線工事など、既存の設置状況に応じた追加工事の必要性。
特に、既存が換気扇のみで、新たに暖房乾燥機(換気機能付き)を設置する場合は、専用の電気配線工事が必要になるケースが多く、費用が高額になりやすい点に注意が必要です。
【ポイント】ユニットバスの天井埋め込み型換気扇は、シンプルな換気扇なら比較的安価ですが、暖房乾燥機能付きのタイプや複数室換気タイプへの交換は費用が高くなります。特に電気工事の有無を確認しましょう。
【在来浴室(プロペラ型)】換気扇交換の費用
浴室用プロペラファンタイプ | 費用 |
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標準タイプ(ひもスイッチ等) | 15,000円~30,000円 |
電気式シャッター付 | 25,000円~35,000円 |
タイル張りの在来浴室などで使われる壁付けのプロペラファン。交換費用は比較的安く、標準的なタイプなら15,000円~30,000円、電気式シャッター付きでも25,000円~35,000円が相場です。
ただし、浴室は湿気が非常に多い場所なので、換気扇選びには注意が必要です。
浴室用のプロペラファン交換で費用が変わる点は以下の通りです。
- 防水性能は最重要です。必ず浴室用に設計されたモデルを選びましょう。
- 外気の流入を防ぐシャッター機能の有無と種類で費用が変わります(電気式は約1万円高価)。
- ファンの大きさも価格と換気能力に若干影響します。
- 電気の接続方法が壁内直結だと、電気工事士による作業が必要です(工事費が約3,000円~5,000円高くなる可能性)。
プロペラファンから、気密性の高いシロッコファン(天井埋め込み型や壁付けダクト用)に交換することも可能ですが、ダクトの新設や壁の穴埋め工事が必要となり、費用は大幅に上がります(50,000円以上の追加料金)。
【ポイント】在来浴室のプロペラファン交換は安価ですが、必ず「浴室用」の防水性能の高い機種を選びましょう。シャッターの種類によっても費用が変わります。
【浴室】換気扇の商品例・交換費用
【天井埋め込み型(ユニットバス用)の例】
メーカー・モデル名例 | 費用 |
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三菱電機 VD-10ZC12 (換気・1室) | 35,000円~60,000円 |
TOTO 三乾王 TYB3111GA (暖房乾燥機・1室) | 70,000円~ |
MAX BS-133HM (暖房乾燥機・3室) | 80,000円~ |
【壁付けプロペラ型(在来浴室用)の例】
メーカー・モデル名例 | 費用 |
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三菱電機 V-13B7 (標準) | 15,000円~30,000円 |
パナソニック FY-13U2 (電気式) | 25,000円~35,000円 |
※上記費用はあくまで目安(本体価格+標準工事費)であり、選択する具体的な機種や工事内容によって変動します。
具体的なメーカー・モデルと交換費用の目安を見てみましょう。例えば三菱電機のシンプルな天井埋込型換気扇「VD-10ZC12」なら交換費用は35,000円~60,000円、TOTOの浴室暖房乾燥機「三乾王 TYB3111GA」なら70,000円から(機能により17万円を超えることもあります)が目安となります。壁付けプロペラファンでは、三菱電機の「V-13B7」なら15,000円~30,000円、パナソニックの電気式シャッター付き「FY-13U2」なら25,000円~35,000円が交換費用の目安です。
多機能な暖房乾燥機は便利ですが、今回は換気扇交換がメインテーマのため、換気機能に着目して選びましょう。 24時間換気機能が付いているか、タイマー設定はできるかなども確認ポイントです。
浴室換気扇を選ぶときに考えたいポイントです。
- 24時間換気やタイマーなど、必要な換気機能があるか確認しましょう。
- 浴室の広さに合った換気能力があるか確認しましょう(湿気対策に重要)。
- 天井埋込型は天井裏スペースやダクト径、開口寸法を、プロペラ型は壁穴サイズを事前に確認しましょう。
- 暖房乾燥機(特に200V)に交換する場合、専用回路が必要か確認しましょう。
【ポイント】浴室換気扇は、シンプルなタイプから換気機能付きの多機能タイプまで様々です。必要な換気性能と予算、設置環境に合わせて選びましょう。特に在来浴室は防水性能が必須です。
【浴室】換気扇交換の費用内訳
費用項目 | 費用 |
---|---|
本体価格 | 20,000円~ |
基本工事費 | 15,000円~20,000円 |
追加工事費 | 5,000円~ |
廃材処分費・諸経費 | 3,000円~10,000円 |
浴室換気扇の交換費用は、大きく「本体価格」「基本工事費」「追加工事費」「諸経費」で構成されます。本体価格はシンプルな換気扇なら20,000円程度から、暖房乾燥機なら30,000円程度からとなり(上限は機種によります)、基本工事費は15,000円~20,000円が目安です。追加工事が必要な場合は、最低でも5,000円から料金が発生します。
【追加工事料金の目安】 | |
---|---|
追加工事項目 | 費用 |
開口部加工(拡大・縮小) | 5,000円~15,000円 |
ダクト工事(延長・交換・新規) | 10,000円~30,000円 |
電気工事(専用回路増設) | 15,000円~30,000円 |
電気工事(スイッチ交換・アース) | 5,000円~15,000円 |
内装補修(クロス・塗装など) | 10,000円~ |
複数室換気の接続替え | 5,000円~10,000円 |
※上記はあくまで一般的な目安です。状況により大きく変動します。
追加工事は、設置状況によって必要になる場合があり、その料金はケースバイケースです。 特に、換気機能のみの換気扇から換気機能付きの暖房乾燥機へ交換する場合、ほとんどのケースで専用の電気回路増設が必要となり、15,000円~30,000円の追加料金がかかります。
費用内訳の各項目について補足します。
- 本体価格:選ぶ浴室換気扇の値段です。機能やタイプで価格差が大きいです。
- 基本工事費:古い換気扇の取り外し、新しい換気扇の取り付け、基本的な接続、動作確認などが含まれます。
- 追加工事費:上記テーブルのような、基本工事に含まれない特別な作業の料金です。見積もり時に発生可能性を確認しましょう。追加工事がなければ0円です。
- 廃材処分費・諸経費:古い換気扇の処分費用(約3,000円~5,000円)や出張費(約3,000円~5,000円)、駐車場代などです。
特に注意が必要なのは、換気機能のみの換気扇から換気機能付きの暖房乾燥機へ交換する場合です。 見積もり時には、専用回路増設などの電気工事の有無と料金を必ず確認しましょう。
【ポイント】浴室換気扇の交換費用は「本体価格」「基本工事費」「追加工事費」「諸経費」から成ります。特に暖房乾燥機への交換では、電気工事の追加料金が発生しやすい点に注意し、見積もり内容をしっかり確認しましょう。
【トイレ】換気扇の交換費用|タイプ別
トイレの換気扇交換にかかる費用は、設置タイプによって異なります。まずはシミュレーターで、ご自宅の状況に近いおおよその費用目安を確認してみましょう。
この章では、さらに詳しく、天井埋め込み型と壁付けパイプファンの費用相場や商品例、費用の内訳について解説していきます。
【トイレ】換気扇の交換費用
交換タイプ | 費用 |
---|---|
天井埋め込み型 | 19,000円~38,000円 |
壁付型パイプファン | 10,000円~25,000円 |
トイレの換気扇交換費用は、主に「天井埋め込み型」か「壁付型パイプファン」かによって変わります。天井埋め込み型なら19,000円から38,000円、壁付けのパイプファンなら10,000円から25,000円が交換費用の目安です。それぞれのタイプの特徴と費用相場を見ていきましょう。
【天井埋め込み型】換気扇交換の費用
タイプ | 費用 |
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1室換気 | 19,000円~30,000円 |
複数室換気 | 23,000円~ |
比較的新しい戸建てやマンションのトイレでよく見られる天井埋め込み型。交換には電気工事士の資格が必要で、1室換気タイプなら総額19,000円~30,000円、複数室換気タイプなら23,000円から(機能により38,000円を超えることもあります)が相場です。見た目がすっきりしており、運転音も比較的静かです。
天井埋め込み型の費用が変わる主な要因はこちらです。
- トイレのみか、複数室を換気するかという換気方式(部屋数)で本体価格が大きく異なります(複数室タイプは5,000円~10,000円高価)。
- 本体サイズや性能(静音性、省エネ性など)も価格に影響します。
- 人感センサーやタイマーなどの付加機能があると価格が上がります(センサー付きで約5,000円~10,000円高くなることも)。
- ダクトの状態や開口部のサイズ、電気配線など既存の設置状況によっては追加工事が必要です。(詳細は「費用内訳」で解説)
特にマンションなどで複数室換気タイプが設置されている場合、同じタイプの機種に交換するのが基本です。 違うタイプに変更すると大掛かりなダクト工事が必要になる可能性があります。
【ポイント】トイレの天井埋め込み型換気扇は、設置の手間から費用はやや高めです。特に複数室換気タイプは本体価格が高くなります。既存の換気方式を確認することが重要です。
【壁付型パイプファン】換気扇交換の費用
タイプ | 費用 |
---|---|
標準タイプ | 10,000円~18,000円 |
人感センサー付 | 15,000円~25,000円 |
戸建て住宅や比較古い集合住宅のトイレで多い壁付けのパイプファン。交換費用は比較的安く抑えられ、標準的なタイプで10,000円~18,000円、便利な人感センサー付きでも15,000円~25,000円が相場です。
パイプファンの中には、電源コードをコンセントに差し込むタイプもあり、この場合は電気工事士の資格がなくても交換できる可能性があります(ただし、高所作業や壁の材質によっては専門業者への依頼を推奨します)。壁内の配線に直接接続するタイプは電気工事が必要です。
パイプファンの交換費用に影響する点は以下の通りです。
- 人感センサーやタイマーなどの機能の有無で価格が変わります(センサー付きは約5,000円~7,000円高価)。
- シャッター機能の有無や種類も価格に影響します(シャッター付きは数千円高価)。
- 静音性の高いモデルは、標準的なモデルよりやや高価になる傾向があります(数千円)。
- コンセント式か壁内直結かという電気の接続方法で工事内容が変わり、後者は工事費が若干高くなる可能性があります(約3,000円~5,000円)。
- 既存の壁穴のサイズが合わない場合は加工費がかかることがあります(追加料金 5,000円~)。
パイプファンは手軽に交換しやすい反面、運転音がやや大きい、外気が入りやすいといった側面もあります。 静音性や気密性を重視する場合は、シャッター機能付きや静音設計のモデルを選ぶと良いでしょう。
【ポイント】壁付型パイプファンは交換費用が最も安価なタイプです。人感センサーの有無で価格が変わります。コンセント式ならDIY可能な場合もありますが、安全性には十分注意が必要です。
【トイレ】換気扇の商品例・交換費用
【天井埋め込み型(ダクト用)の例】
メーカー・モデル名例 | 費用 |
---|---|
三菱電機 VD-08ZC12 (1室) | 19,000円~30,000円 |
高須産業 TK-225R2L1 (2室) | 25,000円~ |
パナソニック FY-17CR8V (1室・センサー付) | 30,000円~45,000円 |
【壁付型パイプファンの例】
メーカー・モデル名例 | 費用 |
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パナソニック FY-08PD9 (標準) | 10,000円~18,000円 |
東芝 VFP-8PXKSD (センサー付) | 15,000円~25,000円 |
※交換費用はあくまで目安(本体価格+標準工事費)であり、選択する具体的な機種や工事内容によって変動します。
具体的なメーカー・モデルと交換費用の目安を見てみましょう。例えば三菱電機のシンプルな天井埋込型「VD-08ZC12」なら19,000円~30,000円、高須産業の2室換気タイプ「TK-225R2L1」なら25,000円から(機能により38,000円を超えることもあります)が目安です。壁付けパイプファンでは、パナソニックの標準タイプ「FY-08PD9」なら10,000円~18,000円、東芝の人感センサー付き「VFP-8PXKSD」なら15,000円~25,000円が交換費用の目安となります。
トイレ用換気扇で人気なのは、やはり「人感センサー付き」のモデルです。トイレに入ると自動で換気が始まり、退出後しばらくして自動で停止するため、消し忘れがなくなり電気代の節約にもつながります。 また、スイッチに触れる必要がないため衛生的です。
トイレ換気扇を選ぶときに考えたい点です。
- 運転音は静かか確認しましょう(カタログのdB値など)。
- 人感センサーやタイマーは必要か、ライフスタイルに合わせて考えましょう。
- 既存と同じ設置タイプ(天井埋込or壁付、換気室数)を選びましょう。
- フィルターやカバーが外しやすく、掃除はしやすいかもチェックしましょう。
【ポイント】トイレ用換気扇は、人感センサー付きが人気で便利です。運転音の静かさや清掃性も考慮して、快適に使えるモデルを選びましょう。既存の設置タイプ(天井埋込or壁付、換気室数)の確認が重要です。
【トイレ】換気扇交換の費用内訳
費用項目 | 費用 |
---|---|
本体価格 | 3,000円~ |
基本工事費 | 7,000円~20,000円 |
追加工事費 | 5,000円~ |
廃材処分費・諸経費 | 3,000円~8,000円 |
トイレの換気扇交換費用は、大きく「本体価格」「基本工事費」「追加工事費」「諸経費」で構成されます。本体価格はパイプファンなら3,000円程度から、天井埋込型なら4,000円程度からとなり(上限は機種によります)、基本工事費はパイプファンなら7,000円から、天井埋込型なら15,000円からが目安です。追加工事が必要な場合は、最低でも5,000円から料金が発生します。
【追加工事料金の目安】 | |
---|---|
追加工事項目 | 費用 |
開口部加工(拡大・縮小) | 5,000円~10,000円 |
ダクト工事(清掃・補修・交換) | 8,000円~20,000円 |
電気工事(配線・スイッチ交換) | 5,000円~15,000円 |
電気工事(コンセント増設) | 8,000円~15,000円 |
内装補修(クロス・塗装など) | 10,000円~ |
複数室換気の接続替え | 5,000円~10,000円 |
※上記はあくまで一般的な目安です。状況により大きく変動します。
追加工事は、設置状況によって必要になる場合があり、その料金はケースバイケースです。 天井埋め込み型の場合はダクトの状態(清掃や補修で8,000円~)、壁付け型の場合は電気配線の状況(コンセント増設で8,000円~) によって追加料金が発生することがあります。もちろん、追加工事が発生しない場合もあります。
費用内訳の各項目について補足します。
- 本体価格:交換するトイレ換気扇の値段です。タイプや機能で異なります。
- 基本工事費:古い換気扇の取り外し、新しい換気扇の取り付け、基本的な接続、動作確認などが含まれます。
- 追加工事費:上記テーブルのような、基本工事に含まれない特別な作業の料金です。見積もり時に発生可能性を確認しましょう。追加工事がなければ0円です。
- 廃材処分費・諸経費:古い換気扇などの処分費用(約3,000円~5,000円)や出張費(約3,000円~5,000円)、駐車場代などです。
天井埋め込み型の場合、ダクトの状態確認が重要です。 長年使用していると、ダクト内にホコリが溜まっていたり、ダクト自体が劣化していたりすることがあります。そのような場合、清掃や交換の料金が追加でかかる可能性があります。
壁付型パイプファンでも、壁内の電気配線を触る場合は必ず電気工事士による作業が必要です。 安易なDIYは漏電や火災のリスクがあるため避けましょう。
【ポイント】トイレ換気扇の交換費用は「本体価格」「基本工事費」「追加工事費」「諸経費」で成り立っています。特に天井埋め込み型はダクトの状態、壁付型は電気配線の接続方法によって追加料金が変わる可能性があるため、見積もり時に確認しましょう。
換気扇交換の実際の料金・口コミ
ここでは、キッチン、浴室、トイレそれぞれの換気扇交換について、実際の料金例や利用者の口コミをいくつかご紹介します。具体的な事例を見ることで、ご自宅の状況に近いケースの費用感や、業者選びの参考にしてください。
【キッチン】換気扇交換の実際の料金・口コミ
【浴室】換気扇交換の実際の料金・口コミ
【トイレ】換気扇実際の料金・口コミ
換気扇の交換はどこに依頼する?
キッチンの換気扇が寿命を迎えたり、調子が悪くなったりした場合、どこに交換を依頼すれば良いのでしょうか。依頼先はいくつか考えられますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。主な依頼先としては、リフォーム全般を扱う「リフォーム業者」、水回りや給湯器など設備交換に特化した「住宅設備交換の専門業者」、製品選びから依頼までワンストップで可能な「ホームセンター・家電量販店」、そして地域に根差した「地元の電気屋さん」などが挙げられます。
希望する換気扇の機能やスペックが決まっている場合は、メーカー(例:リンナイなど)のホームページから取扱店を探す方法もありますが、一つ一つの店舗を比較検討するのは手間がかかるかもしれません。
複数の業者を手軽に比較したい場合には、「一括見積もりサービス」の利用が便利です。条件に合う複数の業者から見積もりをまとめて取れ、料金や口コミを比較しながらスムーズに依頼先を選べます。例えば「ミツモア」なら、簡単な質問に答えるだけで無料で最大5件の見積もりが届きます。
ここでは、それぞれの依頼先の特徴について、詳しく見ていきましょう。
リフォーム業者
換気扇交換をする上で最も一般的な依頼先の一つが、リフォーム業者です。外壁や屋根の改修といった大規模なリフォームだけでなく、キッチンやお風呂などの内装リフォーム、設備交換に対応している業者であれば、換気扇交換も依頼できます。
【メリット】
- 保証が充実している業者が多い
- 無料で見積もりしてくれる業者が多い
【デメリット】
- 施工は下請け業者が行う可能性がある
- 不要なオプションを提案されることがある
リフォーム業者では、換気扇の種類やデザインについても相談に乗ってもらいやすく、キッチン全体のバランスを考えた提案を受けられる可能性があります。 無料見積もりや施工後の保証体制が充実していることが多い点は安心材料です。
一方で、特に大手のリフォーム業者では、実際の施工を下請け業者が担当することがあります。その場合、施工品質がどの程度か事前に把握しにくいケースも考えられます。また、様々なオプションを提案される中で、本当に必要なものかどうかの判断が必要になる場面もあります。
住宅設備交換の専門業者
給湯器、食洗機、トイレ、そして換気扇といった住宅設備の交換工事を専門に行っている業者も依頼先として考えられます。特定の設備交換に特化しているため、専門的な知識や経験が豊富なことが期待できます。
【メリット】
- 地域密着型の業者を選ぶことができる
- 比較的安価になりやすい
【デメリット】
- 施工業者を選べない可能性もある(仲介サイトの場合)
住宅設備の交換に特化している分、効率的な作業が期待でき、比較的費用を抑えやすい傾向があります。 地域に密着して営業している業者も多く、口コミや過去の実績などを参考に選びやすいでしょう。
ただし、インターネットで探せる専門業者のサイトの中には、実際には複数の登録業者を仲介するプラットフォームとなっている場合があります。サイトによっては、依頼者が直接施工業者を選べないケースもあるため、どのような仕組みになっているか事前に確認することが大切です。
ホームセンター・家電量販店
身近なホームセンターや家電量販店でも、換気扇の購入から設置工事までを依頼することができます。店舗で実際に製品を見ながら選べ、そのまま工事の手配もできる手軽さが魅力です。
【メリット】
- 取扱商品が豊富
- 展示品は直接確認できる
【デメリット】
- 工事費用が高くなりがち
- 施工までに時間がかかることがある
特に大型の店舗では、様々なメーカーの換気扇を豊富に取り揃えており、展示品で実際のサイズ感や操作性を確認できるのは大きなメリットです。
しかし、注意点もあります。工事は提携している外部業者が行うことが多く、店舗と施工業者の間に中間マージンが発生するため、専門業者に直接依頼するよりも工事費用が高くなる傾向があります。また、換気扇本体の価格も、必ずしも最安値とは限りません。在庫状況や施工業者のスケジュールによっては、依頼してから実際に工事が行われるまでに時間がかかることもあります。
<主な店舗例>
- ヤマダ電機: 「ヤマダ シアワセリフォーム」としてリフォーム事業を展開。換気扇交換にも対応しており、工事・商品に対する長期保証や24時間サポートが特徴です。
参考:ヤマダ シアワセリフォーム - エディオン: リフォーム事業に力を入れており、換気扇・レンジフード交換も可能です。ウェブサイトで工事費込みの価格例を確認できます。
参考:エディオン リフォームサイト (※最新のレンジフード情報は店舗等でご確認ください) - ニトリ: ニトリでは換気扇単体での交換は行っていませんが、システムキッチン全体のリフォームには対応しています。
参考:ニトリのシステムキッチン - コーナン: ホームセンター大手のコーナンでもリフォームサービスを提供しており、換気扇・レンジフードの交換に対応しています。ウェブサイトで施工事例や費用例を確認できます。
参考:リフォーム実例集 レンジフードの取り替え|コーナン - カインズ: 「くらしサポート」の一環としてリフォームサービスを提供。「電球1個の交換から」を掲げ、換気扇交換にも対応しています。プロペラ式、レンジフードともに交換可能で、ウェブサイトで費用目安を確認できます。
参考:換気扇の交換|カインズ
参考:レンジフード | カインズ
地元の電気屋
地域に根ざして営業している個人の電気屋さんや、小規模な電気工事店も換気扇交換の依頼先として考えられます。長年地域で営業しているお店であれば、信頼性も高いでしょう。
【メリット】
- 自社施工なので仲介手数料がかからず安くなる可能性がある
- 小さな要望にも融通がきくことが多い
- トラブル時にすぐ駆けつけてもらいやすい
【デメリット】
- 取扱商品が限られている
- 業者によって実績や技術力が違う
- ウェブサイトなどがなく情報収集しにくい場合がある
地域密着型の電気屋さんの多くは、自社で施工まで行うため、中間マージンが発生せず費用を抑えられる可能性があります。 また、顔の見える関係で、細かな要望や相談にも親身に対応してくれることが期待できます。何かトラブルがあった際にも、すぐに対応してもらいやすいのは大きなメリットです。
一方で、大手量販店のように豊富な展示品があるわけではなく、取り扱えるメーカーや製品が限られる場合があります。また、業者によって得意な工事や技術力に差があるため、事前に口コミを調べたり、過去の施工実績などを確認したりすることが重要です。費用を抑えたい場合や、信頼できる地元の業者に頼みたい場合には良い選択肢ですが、サービス内容や料金体系をしっかり確認してから依頼しましょう。
換気扇の交換費用を安く抑える5つのコツ
換気扇の交換には、本体価格や工事費など、まとまった費用がかかります。少しでも費用を抑えたいと考えるのは当然です。ここでは、換気扇・レンジフードの交換費用を賢く節約するための5つのコツをご紹介します。これらのポイントを押さえると、無駄な出費を避け、満足のいく交換を実現できます。
これらのコツを実践すると、交換費用を効果的に抑えられます。それぞれの詳細を見ていきましょう。
同サイズ・同タイプの後継機を選ぶ
換気扇交換の費用を抑える最も確実な方法の一つは、現在設置されている換気扇と「同じサイズ」で「同じタイプ」の後継機種を選ぶことです。 これにより、大掛かりな追加工事が発生するリスクを最小限に抑えることができます。
同サイズ・同タイプを選ぶことのメリットは以下の通りです。
- 追加料金の削減: 壁や天井の開口部のサイズ変更、ダクトの経路変更、下地補強といった追加工事が不要になる可能性が高いです。これらの工事は数万円単位の料金がかかることもあるため、大きな節約に繋がります。
- スムーズな設置作業: 取り付け位置や固定方法が既存のものとほぼ同じであれば、設置作業がスムーズに進み、工期短縮や人件費抑制に繋がる可能性があります。
- 既存設備の活用: ダクトや排気口、電源などをそのまま流用できるため、部品代や関連工事費を節約できます。
もちろん、最新の機能やデザインを求めて異なるタイプやサイズの製品を選びたい場合もあるでしょう。 しかし、費用を最優先に考えるのであれば、まずは既存の換気扇のメーカーや型番を確認し、それに適合する後継機種や同等スペックの製品を探すのが賢明です。特に、プロペラファンからレンジフードへの変更は費用が大幅に増加するため、予算重視の場合は慎重な検討が必要です。
【ポイント】費用を抑えるには、既存の換気扇と同じサイズ・同じタイプの後継機を選ぶのが最も効果的です。 追加工事の発生を最小限にでき、工賃や部品代を節約できます。
型落ちモデルを活用する
最新機能に強いこだわりがなければ、発売から少し時間が経過した「型落ちモデル」を選ぶのも、交換費用を安く抑える有効な手段です。 新製品が登場すると、旧モデルは在庫処分などの理由で価格が下がることが多く、性能的には十分な製品をお得に購入できる可能性があります。
型落ちモデルを活用する際のポイントを見てみましょう。
- 価格メリットが大きい: 最新モデルと比較して、数万円単位で安く購入できるケースも少なくありません。特に高機能レンジフードの場合、その差は顕著です。
- 性能は十分な場合が多い: 1~2世代前のモデルであっても、基本的な換気性能や主要な機能(フィルターレス、静音設計など)は現行モデルと遜色ない場合が多いです。
- 入手時期に注意: 型落ちモデルは在庫限りとなるため、希望する製品が見つからない場合や、選択肢が限られる場合があります。時期によっては入手困難になることもあります。
- 機能の確認は必須: 最新モデルに搭載されている特定の機能(例:最新の自動洗浄機能、スマホ連携など)が必要な場合は、型落ちモデルでは対応していない可能性があるため、スペックをよく確認する必要があります。
家電量販店やリフォーム業者、インターネット通販サイトなどで、セール品や在庫処分品として型落ちモデルが販売されていることがあります。 最新機能へのこだわりが強くなく、コストパフォーマンスを重視する場合には、積極的に型落ちモデルの情報を収集してみましょう。ただし、保証期間や保証体制についても確認しておくと安心です。
【ポイント】最新機能にこだわらなければ、価格が下がった型落ちモデルを選ぶことで費用を大幅に抑えられます。 在庫限りなので入手時期に注意し、必要な機能が備わっているかスペックを確認しましょう。
3社以上の相見積もりで価格交渉
換気扇交換を業者に依頼する際には、必ず複数の業者(できれば3社以上)から見積もりを取る「相見積もり」を行いましょう。 これは、適正な価格を知り、不当に高い費用を支払うことを避けるだけでなく、価格交渉の材料としても非常に有効です。
相見積もりを行うことのメリットは以下の通りです。
- 適正価格を知ることができる: 複数の見積もりを比較することで、本体価格や工事費の妥当な相場観を掴むことができます。極端に高い、あるいは安すぎる(手抜き工事のリスクも)見積もりを見抜くのに役立ちます。
- 値引き交渉に役立つ: 他社の見積もり内容(特に価格)を提示することで、「もう少し安くなりませんか?」といった価格交渉がしやすくなります。業者側も競合を意識して、値引きに応じてくれる可能性があります。
- サービス内容を比較できる: 価格だけでなく、工事内容の詳細、使用する部材、保証期間、保証体制の充実度なども比較検討できます。安さだけで選んで後悔しないためにも重要です。
- 業者の対応を見極められる: 見積もり依頼時の対応の速さや丁寧さ、説明の分かりやすさなどから、信頼できる業者かどうかを判断する材料にもなります。
相見積もりを取る際は、同じ条件(希望する換気扇のモデル、工事内容など)で見積もりを依頼することが大切です。 条件が異なると、単純な価格比較が難しくなります。手間はかかりますが、納得のいく価格とサービスで交換工事を行うためには、相見積もりは欠かせないステップです。一括見積もりサイトなどを利用すると、手間を省きながら複数の業者から見積もりを取れます。
【ポイント】3社以上から相見積もりを取り、価格やサービス内容を比較検討することが費用削減と適正価格での契約に繋がります。 他社の見積もりを材料に価格交渉も可能です。
不要なオプション機能を見極める
最新のレンジフードには、自動洗浄機能やコンロ連動、スマートフォン連携など、魅力的な機能がたくさん搭載されています。しかし、これらの高機能・多機能なオプションは、当然ながら製品本体の価格を押し上げる大きな要因です。 交換費用を抑えるためには、自分にとって本当に必要な機能かどうかを冷静に見極めることが重要です。
不要なオプションを見極めるための考え方を見てみましょう。
- 使用頻度を考える: 例えば、揚げ物や炒め物をほとんどしないのに、最新の強力な自動洗浄機能は本当に必要でしょうか?年に数回しか使わない機能のために、数万円高いモデルを選ぶのは費用対効果が低いかもしれません。
- ライフスタイルに合っているか: コンロ連動機能は便利ですが、調理中に頻繁に火加減を変えたり、複数のコンロを同時に使ったりしない場合、手動操作でも十分かもしれません。
- 代替手段はないか: スマートフォン連携は未来的ですが、タイマー機能や手動での操作で事足りる場合も多いでしょう。
- 予算とのバランス: 搭載されている機能と価格を比較し、予算内で最もコストパフォーマンスが高いと感じるモデルを選びましょう。「あったら便利」程度の機能は、思い切って削る勇気も必要です。
カタログや店頭で様々な機能を見ると、つい多機能なモデルに惹かれがちですが、一度立ち止まって「この機能がないと本当に困るか?」「実際にどれくらい使うだろうか?」と考えてみましょう。 基本的な換気性能がしっかりしていれば、シンプルな機能のモデルでも十分快適に使用できます。機能を取捨選択することで、本体価格を大幅に抑えられます。
【ポイント】費用を抑えるには、自動洗浄やコンロ連動などの高機能オプションが本当に必要かを見極めることが重要です。 ライフスタイルや使用頻度を考え、不要な機能は削ぎ落としましょう。
補助金・キャンペーンを利用する
換気扇・レンジフードの交換費用を抑える方法として、国や地方自治体が実施しているリフォーム関連の補助金制度や、メーカー・業者が独自に行っているキャンペーンを活用することも有効です。 タイミングや条件が合えば、数万円単位の費用負担を軽減できる可能性があります。
補助金やキャンペーンを活用するためのポイントは以下の通りです。
【補助金制度】
- 最新情報を確認する: 補助金制度は年度ごとに内容が変わったり、予算上限に達し次第終了したりすることが多いため、経済産業省や地方自治体のウェブサイトで常に最新の情報をチェックしましょう。(例:「住宅省エネ2024キャンペーン」など)
- 対象条件を確認する: 補助金の対象となるリフォーム工事の種類(省エネ改修など)、対象となる製品(省エネ性能基準を満たす高効率換気システムなど)、申請者の条件などを詳しく確認する必要があります。レンジフード単体の交換が対象になるかは制度によります。
- 申請期間・手続きを把握する: 申請期間は限られていることが多く、手続きも複雑な場合があります。早めに情報収集し、計画的に準備を進めましょう。
【キャンペーン】
- メーカー・業者の情報をチェック: 換気扇メーカーやリフォーム業者、家電量販店などが、期間限定の割引キャンペーンや、特定の製品を対象とした値引き、工事費無料キャンペーンなどを行っていることがあります。各社のウェブサイトやチラシをこまめにチェックしましょう。
- セット割引などを活用: キッチン全体のリフォームや、給湯器など他の設備との同時交換で割引が適用されるキャンペーンもあります。
- オンライン申込特典: ウェブサイトからの見積もり依頼や契約で割引が適用されるケースもあります。
補助金やキャンペーンは、利用できれば非常に大きなメリットがありますが、条件や期間が限定されている点に注意が必要です。 情報収集を積極的に行い、利用できる制度やキャンペーンがないか探してみましょう。不明な点は、業者に相談してみるのも良いでしょう。
【ポイント】国や自治体のリフォーム補助金(省エネ改修など)や、メーカー・業者の割引キャンペーンを活用することで、交換費用を抑えられる可能性があります。 最新情報の確認と条件の確認が重要です。
換気扇交換の業者選びは相見積もりで比較を
質問に答えるだけで最大5社から見積もりが届く
スマホやパソコンからかんたんな質問に答えると、自動で条件にぴったりのおすすめ事業者から最大5件の見積もりが届きます。
手作業で条件や日程が合う事業者を1件ずつ探す必要はありません。
料金・口コミ評判を比較して選べる
見積もりの料金を比べられるのはもちろん、過去にミツモアでお仕事を依頼した利用者からの口コミ評価も確認できます。
口コミからはサービスの質や人柄などがうかがえることが多く、金額以外の判断材料も得られるので安心です。
チャットで事前に仕事内容の相談ができるので安心
契約前にサイト内のチャットで事業者と直接メッセージのやり取りをすることも可能。事前に見積もり内容に関する質問や相談ができるので、不安を解消した上でお仕事を依頼できます。