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換気扇の交換の費用はいくら?交換時期や費用を抑えるポイントを解説

ぴったりの換気扇・レンジフードの取り付け・交換業者をさがす
最終更新日: 2024年03月25日

換気扇から異音がしたり、いきなり動作が止まってしまったりしたら、どの場所であれ不便な思いをすることになります。危険性や衛生上の問題を解決するためにも、交換を考えるべきです。この記事では、交換費用の相場と交換時期、どうすれば費用を抑えられるかについて解説します。

場所別の換気扇の交換費用まとめ

一般的に換気扇がよく設置されているキッチン、浴室、トイレの3か所について、それぞれの交換費用の相場を紹介します。

キッチンの換気扇交換にかかる費用(本体価格込み)
壁付プロペラファン 14,000~24,000円
レンジフード(浅型) 33,000~66,000円
レンジフード(深型) 50,000~11,000円
レンジフード(スリム型) 80,000~150,000円

キッチンの場合は「レンジフード」が主流となっていますが、そのなかでも種類ごとに本体価格が変わるため、上記のように費用に差ができます。

ファンの種類によって換気量が変わったり、レンジフードの形状によって掃除のしやすさが変わったりするので、業者と相談しながら自宅に適した種類の換気扇を選ぶのがオススメです。

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浴室の換気扇交換にかかる費用(本体価格込み)
壁付プロペラファン 14,000~24,000円
シロッコファン(天井埋め込み型) 35,000~60,000円
浴室暖房乾燥機(天井埋め込み型) 45,000~170,000円

浴室換気扇は、乾燥機能のみの製品を交換するのであれば14,000~60,000円以内で施工できることがおおいでしょう。

ただし近年の主流である「暖房機能」「乾燥機能」などが付いた浴室換気扇の場合、本体価格が3万~15万円とピンキリに。高機能かつ最新モデルであるほど価格は高くなります。

またマンションでは換気機能を数部屋と共有していることがあり、2室換気や3室換気の場合は本体価格が高くなるので注意しましょう。

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トイレの換気扇交換にかかる費用(本体価格込み)
パイプファン(壁付プロペラファン) 10,000~18,000円
ダクトファン(天井埋め込み型シロッコファン) 20,000~38,000円

トイレの換気扇交換についても「プロペラファンかシロッコファンか」「2室換気や3室換気でないか」といった点によって費用が変わります。

ただ浴室と違って「暖房機能」「乾燥機能」などを考慮する必要がないので、そこまで本体価格に差が出ることはないでしょう。

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部品だけを修理する場合の費用相場

不具合の生じている部品だけを修理することもできます。修理費用の相場は以下のとおり。

モーター交換 20,000~35,000円
スイッチ交換 10,000~15,000円
ダクトファン 14,000~35,000円

スイッチだけに不具合が生じている場合には、部品を修理・交換することで費用を安く抑えることができます。

ただし換気扇のモーターや、天井裏にあるダクトファンを交換するとなると、3万円以上の高額な費用になることも。

この場合は換気扇の残りの寿命を考えると、まるごと交換したほうが長期的にみてお得になるかもしれません。

換気扇の寿命はおよそ10年ほどと言われています。寿命に近づくにつれて故障しやすくなるので、修理ではなく交換がオススメです。

また各パーツをメーカーが保有している期間は、換気扇の製造から5年までが標準的。6年以上経過している場合は、かえって修理するほうが高くつく可能性もあるので注意しましょう。

【キッチン】レンジフード・換気扇の交換費用相場と選び方

キッチンの換気扇は、大きく分けて「壁付プロペラファン」と「レンジフード」との2種類。またレンジフードは浅型か深型かといった種類の違いによっても本体価格が変わります。

基本的には現在設置されているのと同じタイプ・サイズのものを選ぶとよいでしょう。

サイズや種類が異なる換気扇・レンジフードに交換するときは、スペース拡張や電気工事などが必要になるので施工費が高額になります。

タイプ別の本体価格・工事費相場

壁付プロペラファン

壁付プロペラファン

【工事費+本体価格】

  • 14,000~24,000円

【内訳】

  • 工事費:7,000~12,000円
  • 本体価格:7,000~12,000円
浅型のレンジフード

レンジフード(浅型)

【工事費+本体価格】

  • 33,000~66,000円

【内訳】

  • 工事費:13,000~16,000円
  • 本体価格:20,000~50,000円
深型のレンジフード

レンジフード(深型)

【工事費+本体価格】

  • 50,000~11,000円

【内訳】

  • 工事費:20,000~30,000円
  • 本体価格:30,000~80,000円
スリム型のレンジフード

レンジフード(スリム型)

【工事費+本体価格】

  • 80,000~150,000円

【内訳】

  • 工事費:20,000~30,000円
  • 本体価格:60,000~120,000円

このように換気扇やレンジフードの種類によって値段は変わりますが、10年以上にわたって長く使用するものなので、長期的にみて使いやすい機能の製品を選ぶのがオススメです。

関連記事:台所の換気扇交換の費用相場!交換の依頼先や安く頼むコツも解説 |ミツモア

「ノンフィルター」製品

「ノンフィルター」製品の場合は、そもそもフィルターがついていないので掃除する手間が省けます。シロッコファンに油煙が直接吸い込まれますが、ファンの遠心力で分離させて、汚れだけをトレイに回収する仕組みです。

普段はトレイだけを洗えばお掃除が済むうえ、取り外しに便利な「ワンタッチ着脱機能」がある製品も多いのが特徴。

リンナイの「OGRシリーズ」というハイグレードモデルにはノンフィルターにくわえて「オイルスマッシャー」という機能も付いていて、そもそもファンまで汚れが届かないので内部の掃除はほぼ必要ありません。

「セルフクリーニング」製品

「セルフクリーニング」製品は、ファンとフィルターが一体型となっており、下部を浸け置きしてお掃除するタイプのファンです。

このタイプのメリットは、トレイにお湯を入れてボタンを押すだけで汚れを洗浄できるところにあります。

ファンとフィルターを分けてお掃除するのは面倒だし大変、という方にはうってつけです。

ただし注意したいのは、整流板やその他の部品は自動で洗浄できないということです。

完全に機械に任せられるわけではなく、ご自身でもお手入れをする部分があることを念頭に置いておきましょう。

コンロと連動する機能を持つタイプ

機種によっては、コンロのON/OFFに合わせて自動でスイッチがつく連動機能もあります。

連動タイプは、コンロとレンジフードが赤外線でつながっているため、レンジフードと対応しているガスコンロに交換する必要があるので注意しましょう。

たいていの場合はメーカーが一致していなくても問題なく連動機能は働きますが、メーカーごとの細かい機能までは連動しないことがあります。

やはり、連動機能を持つレンジフードを使いたい場合は、コンロとメーカーを一致させておくことをおすすめします。

エコに配慮した機能を持つタイプ

そのほか「風量おまかせ運転」や「切り忘れ防止タイマー」など、エコに配慮した機能も充実しているので、高機能なレンジフードを探す際はぜひ検討しておきましょう。

風量おまかせ運転タイプは、調理状況を自動で検知して風量レベルを段階ごとに変更してくれる機能を持っています。

料理中に自分で強弱を切り替えたり、適切な風量を考えたりする必要がなくなる優秀なタイプです。

「切り忘れ防止タイマー」は、レンジ連動型と一緒に備わっていることが多い機能です。

レンジの火を止めてから一定時間経つと、自動で作動を止めてくれます。

レンジフードの形

レンジフードは以下の3つの形に分けられます。

浅型(フラット型)

パナソニック フラット形レンジフード|Amazon
パナソニック フラット形レンジフード|Amazon

浅型(フラット型)は高さがあまりないレンジフード。

天井の低い場所などに設置しやすく、コンパクトで値段も抑えめです。

フラット型のお掃除をする時は、「整流板」という部品を取り外す必要があります。

「整流板」は高熱になっていたり、重みがあったりするため、お手入れが多少面倒です。

すっきりと見えるうえ、邪魔にならないというメリットはありますが、こまめにお掃除するためには少し手間がかかるタイプです。

深型(ブーツ型)

リンナイ スタンダード(ブーツ型)|Amazon
リンナイ スタンダード(ブーツ型)|Amazon

深型(ブーツ型)は煙を吸う力が強く、キッチンのにおいを素早く取り除けます。

一般的に5万~6万円前後で施工できる可能性が高いです。

ブーツ型のお掃除をする時は、電源プラグを抜いてください。

大きな部品が多く含まれているうえ、高所に付けられているタイプのレンジフードなので、安定感のある脚立などを使う必要があります。

また、金具を上げたり、前板と呼ばれる部分を外したりしなければ綺麗にできないこともあり、頻繁にお掃除をするハードルが少し高めのタイプです。

スリム型

ノーリツ スリム型レンジフード|Amazon
ノーリツ スリム型レンジフード|Amazon

スリム型はデザインがシンプルでお手入れがしやすいのが特徴です。

ただし高機能製品が多いためもっとも高額になりやすく、本体価格だけで10万円以上かかることも珍しくありません。

スリム型のお掃除をする時は、付け置き洗いをしてください。

取り外した部品は、油などが溜まって汚れています。

中性洗剤を混ぜたお湯に浸けて、時間をおきましょう。

比較的簡単な方法でお掃除ができるので、多少値が張りますが、のちのちのことを考えれば非常に効率がいいタイプです。

また、ファンにもいくつか種類があります。レンジフードには「シロッコファン」が使われていることが多いですが、より排気量の多い「ターボファン」という製品もあり、こちらのほうが高額です。

以下に、主に使われている3つのファンをご紹介します。

ファンのタイプ

ファンのタイプは以下の3通りです。

プロペラファン

プロペラファンは、屋外と直通しているタイプのファンです。

換気する力が強く、ダクトと呼ばれる通風管は必要ありません。

3種類のファンの中では最も安価で取り付けることができるというメリットがあります。

ただし、外から空気が入ってきたり、稼働音が大きめというデメリットもあるため、取り扱いが難しいタイプのファンです。

シロッコファン

シロッコファンは、ダクトを通して屋内の空気を吐き出すタイプのファンです。

外から風が入りにくく、安定して作動するところがメリットです。

ですが、多少価格が高いので、費用を極力おさえたい方はプロペラファンとの比較をすることをおすすめします。

ターボファン

ターボファンは、シロッコファンと同じくダクトを通して空気を吐き出すタイプのファンです。

3種類のファンの中では最も高性能で、お掃除が楽にできるというメリットがあります。

しかし、価格が高いので、利便性を優先するか、かかる費用を優先するかによって設置を決めましょう。

関連記事:シロッコファンの特徴は?ターボファン、プロペラファンとの違い|ミツモア

【浴室】換気扇の交換費用相場と選び方

浴室換気扇の場合は大きく分けて「換気機能だけ」か「暖房乾燥機付き」かに違いがあります。

浴室換気扇(プロペラ)

壁付プロペラファン

【工事費+本体価格】

  • 14,000~24,000円

【内訳】

  • 工事費:7,000~12,000円
  • 本体価格:7,000~12,000円
浴室換気扇(天井埋め込み型、シロッコファン)

シロッコファン(天井埋め込み型)

【工事費+本体価格】

  • 35,000~60,000円

【内訳】

  • 標準工事:15,000~20,000円
  • 本体価格:20,000~40,000円
浴室暖房乾燥機

浴室暖房乾燥機(天井埋め込み型)

工事費+本体価格

  • 45,000~170,000円

【内訳】

  • 標準工事:15,000~20,000円
  • 本体価格:30,000~150,000円

上記の費用は、現在の換気扇と同じタイプのものを設置する場合の相場です。

たとえば新しく浴室暖房乾燥機を設置する場合、天井裏から電源を引いたり、換気扇用に穴開け工事をしたりする必要があります。

住宅自体の改修が大規模になると、トータル費用が20万~30万円以上になることもあるので注意しましょう。

関連記事:浴室換気扇の交換/修理の費用相場!安く抑える方法・どこに頼むべきかを解説! | ミツモア

浴室換気扇の便利な機能

浴室換気扇には多機能モデルがあります。必要に応じて、自分の求める機能を選んでみましょう。いっときの値段よりも、10年スパンでみて満足度の高いほうを選ぶのがオススメです。

おもに以下のような機能があります。

【多機能モデル浴室換気扇の機能】

  • 衣類乾燥機能(温風)
  • 暖房機能
  • タイマー機能(オンタイマー/オフタイマー)
  • 涼風機能(送風)
  • 24時間換気

とくに北国や湿地帯などの部屋干しの期間が長い地域では、衣類乾燥機能がついていると便利です。温風で衣類を乾かすことができるので、冬や梅雨などの時期にも衣類をしっかり乾燥させられます。

これらのほかにも、お肌を乾燥から守る「ミストサウナ」や、除菌効果によってカビ予防に役立つ「プラズマクラスター」などを搭載したモデルもあるので、各メーカーのカタログを参考にしてみましょう。

【トイレ】換気扇の交換費用相場と選び方

トイレの換気扇には、壁付のコンパクトな「パイプファン」と、天井埋め込み型の「ダクト用換気扇」があります。

【パイプファン】

  • 10,000~18,000円

【内訳】

  • 工事費:7,000~12,000円
  • 本体価格:3,000~6,000円

【ダクト用換気扇】

パナソニック 天井埋込形換気扇|Amazon
パナソニック 天井埋込形換気扇|Amazon

【ダクト用換気扇(2室換気)】

三菱電機 ダクト用換気扇|Amazon
三菱電機 ダクト用換気扇|Amazon

【工事費+本体価格】

  • 23,000~32,000円

【内訳】

  • 標準工事:15,000~20,000円
  • 本体価格:8,000~12,000円

【ダクト用換気扇(3室換気)】

高須産業 天井用換気扇|Amazon
高須産業 天井用換気扇|Amazon

【工事費+本体価格】

  • 27,000~38,000円

【内訳】

  • 標準工事:15,000~20,000円
  • 本体価格:12,000~18,000円

パイプファンは壁付タイプの換気扇。コンセント式で取り付け・取り外しが簡単なので、工事が手短に済むのが特徴。掃除メンテナンスもしやすいです。

ダクトファンは天井に埋め込まれている換気扇です。交換の際は有資格者が電気工事をする必要があります。

マンションなどでは2部屋~3部屋で同時に換気するシステムになっていることがあり、その場合は本体価格が高くなるので注意してください。

関連記事:トイレ換気扇の交換方法・費用相場!どこに頼む?自分で修理できる? | ミツモア

トイレの換気扇の便利な機能

トイレの換気扇には以下のような便利機能付きの製品があります。

【トイレ換気扇の便利機能】

  • 人感センサー
  • フィルター付き

人感センサーが付いている換気扇は、普段は弱換気をしていて人を感知したら強換気に切り替わる機能です。また人のいる位置を検知して、ピンポイントで脱臭する高機能なセンサーもあります。

フィルター付きの換気扇だと、ホコリが内部に入り込むのを防ぐので、掃除機で吸うだけで簡単にお手入れができます。

湿気がたまりやすいトイレでは、ホコリがエサとなってカビが生えることがありますが、フィルターがあることで換気扇を清潔に保つことができるのがメリットです。

換気扇の交換はどこに依頼する?

レンジフードの確認をする業者

換気扇の交換は、以下のようなところで依頼することができます。

  • リフォーム業者
  • 住宅設備交換の専門業者
  • ホームセンター、家電量販店
  • 地元の電器屋さん

換気扇の機能・スペックから選びたい場合は、メーカーのホームページから取扱店を探すのもひとつの手段です。

たとえば換気扇を取り扱う大手メーカーの「リンナイ」は以下のような取扱店舗一覧ページを用意しています。

参考:取扱店検索トップ | リンナイ

ただし1つ1つの店舗を確認して、見積もり金額などを自分で比べていくのはなかなか手間なので、いくつかの業者を比べたい場合には不向きです。

カンタンに複数業者を見比べたい場合は「一括見積もりサービス」がオススメ。換気扇・レンジフード交換に対応できる業者をひと目でチェックできます。

ミツモアの場合は無料で最大5件の見積もりが届き、口コミや料金を比較しながらスムーズに依頼することが可能です。換気扇の交換を検討中の方はぜひお試しください。

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リフォーム業者

換気扇交換をするのにもっとも一般的な方法の1つは、リフォーム業者に依頼することです。

「リフォーム」というと外壁や屋根の改修をイメージしがちですが、内装リフォームに対応している業者であれば換気扇交換にも対応しています。

【メリット】

  • 保証が充実している業者が多い
  • 無料で見積もりしてくれる業者が多い
【デメリット】

  • 施工は下請け業者がおこなう可能性がある
  • 不要なオプションを提案されることがある

リフォーム業者では換気扇の種類やデザインの相談もできるので、最適な工事を提案してもらえます。無料で見積もりをしてもらえる可能性が高く、施工後のアフター保証があることで安心できるのがメリット。

一方で大手リフォーム業者だと、施工は下請け業者になることがあり、施工技術等は未知数になってしまうケースも。またオプションをいろいろ提案してもらえるのはメリットとも言えますが、どれが不要でどれが必要かを自分で判断しなくてはいけません。

住宅設備交換の専門業者

換気扇をはじめとして、給湯器や食洗器、トイレ、TVアンテナなど、住宅設備の交換工事を専門にしている業者があります。

【メリット】

  • 地域密着型の業者を選ぶことができる
  • 比較的安価になりやすい
【デメリット】

  • 施工業者を選べない可能性もある

住宅設備をピンポイントで交換することに特化しているので、比較的安価に施工できるのがメリット。また地域密着型の業者が多いので口コミや実績を確認しやすいでしょう。

ただしインターネット上で住宅設備工事の専門業者を探すと、実際にはサイトに登録している事業者を仲介するサービスになっていることがあります。

サイトによっては施工業者を選ぶことができないケースもあるので、事前に確認が必要です。

ホームセンター・家電量販店

ホームセンターや家電量販店であれば、店舗で取り扱われている商品から選んで購入し、そのまま設置の依頼までできるのでスムーズです。

【メリット】

  • 取扱商品が豊富
  • 展示品は直接確認できる
【デメリット】

  • 工事費用が高くなりがち
  • 施工までに時間がかかることがある

とくに大型ホームセンターの場合は、豊富なラインナップのなかから換気扇を選ぶことができるでしょう。展示品は実際に見て確認できるのもメリット。

しかし業者に直接依頼するよりも高額になりがち。換気扇本体は店頭販売価格になるうえ、施工業者との間に仲介料金が発生します。

また在庫がない場合や、予約が埋まっていたりする時期だと、施工までに時間がかかることも多いです。

ヤマダ電機

ヤマダ電機は「シアワセリフォーム」というサービスを設けて、リフォーム事業にも注力しています。工事・商品ともに長期保証と24時間サポートがついているのが魅力的です。

換気扇のみの交換リフォームも可能で、チラシでは新品のスリム型レンジフードが約16万円(標準工事費込み)ほどで売り出されることも。

参考:ヤマダ シアワセリフォーム

エディオン

家電量販店のエディオンでもリフォーム事業を取り扱っていて、換気扇・レンジフードの交換が可能です。ウェブカタログでは工事費込みの価格を調べることができます。

参考:エディオン リフォームラインナップ/レンジフード

ニトリ

ニトリは換気扇だけの購入や交換ができませんが、システムキッチンまるごとのリフォームであれば対応可能です。ニトリの指定業者が見積もりから施工までを担当します。

参考:ニトリのシステムキッチン

コーナン

大手ホームセンターのコーナンでは、換気扇・レンジフードの交換に対応しています。公式ホームページにて事例が掲載されていますが、この事例では工賃が処分費用込みで2.8万円です。

カタログを見るとレンジフードだけでなく、浴室乾燥機のラインナップも豊富なようです。

参考:リフォーム実例集 レンジフードの取り替え|コーナン

カインズ

カインズのリフォーム事業は「電球1個の交換」から対応することをモットーにしていて、リフォームだけでなくエアコン洗浄やハウスクリーニングまで幅広く対応しています。

プロペラ式の換気扇も、レンジフードも交換可能。プロペラ式の場合は設置費用が5,000円~です。レンジフードは工事費込みの本体価格が掲載されています。

参考:

換気扇の交換|カインズ

レンジフード | カインズ

地元の電気屋

地域密着型の電気屋であれば、自社施工で済むので費用が安くなりやすく、いざというときに自宅まで駆けつけてもらいやすいのがおもなメリットです。

【メリット】

  • 自社施工なので仲介手数料がかからず安くなる
  • 小さな要望にも融通がきくことが多い
【デメリット】

  • 取扱商品が限られている
  • 業者によって実績や技術力が違う

デメリットとしては、展示品はそこまで多くないのでカタログから換気扇を選んだりする必要があること。

また業者によってこれまでの実績や技術力に差があるので、利用者の口コミを調べておく必要があります。

なるべく安く済ませたい場合にはオススメですが、口コミや料金、サービス内容などを見比べたうえで業者を選ぶようにしましょう。

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換気扇交換を依頼するときのコツ!安く済ませるには?

レンジフードを点検するリフォーム業者と依頼者

換気扇の交換を業者に依頼するとき、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか?コツを紹介します。

相見積もりを取って複数の業者を比較する

できれば3社以上の業者から見積もりを依頼して比較をしましょう。

1~2社だけの見積もりでは、相場よりも不自然に安かったり高かったりしないか、内訳ごとの料金設定が適正かどうかを判断しにくいからです。

同じ施工条件で見積もりを依頼したうえで、以下のポイントを見比べてみてください。

  • 保証期間が長いか
  • アフターフォローが充実しているか
  • 電話やメールなどの対応が良い、早いか
  • 施工実績が豊富か
  • キャンセル料が無料か

最初の説明や見積もりで、金額とその内訳をはっきり明示してくれる業者を選びましょう。

どんなケースで追加料金が発生するか、現地見積もりの時点で依頼を中断した場合はキャンセル料金がかからないか、と言った点も事前に問い合わせておくと安心です。

金額だけでなく、作業実績や口コミ評価を確認する

相見積もりで大事なのは、料金を見比べることだけではありません。

「これまでに手掛けた換気扇交換の実績」「利用者からの評判はよいか」というのも重要な指標です。

いくら事前の見積もりが安くても、現地で高額請求されたり、施工不良があったりしては元も子もありません。

見積もり内容とあわせて、実績や口コミ、対応の丁寧さなどを比べておきましょう。

不要なオプションをつけない

ここまで紹介したように、換気扇やレンジフードには多機能製品もあります。

一見すると便利ですが、実際にはあまり使わない機能もあるかもしれません。費用を安く済ませたいのであれば、必要最低限な機能に絞ることで、本体価格を抑えることができます。

また最新モデルは高額なので、1~2シーズン前の型落ちから選ぶのが安く済ませるコツ。最新の機能ではないものの、それでも十分に高機能な換気扇・レンジフードを安価で購入できます。

交換前と同じ種類の換気扇を選ぶ

費用の安さを重視する場合は、既存の換気扇・レンジフードと同じ種類かつ同じサイズのものにしましょう。

サイズが変わると周囲の壁や棚が邪魔になって、スペースを拡張する工事が必要になることがあります。また場合によっては電気工事などが必要となるため、費用が高額になりがちです。

例えばプロペラファンを同じ種類の新品に交換する場合と比較して、プロペラファンからシロッコファンに交換する場合は約20,000~30,000円ほど費用が高くなります。

とはいえ最も重視すべきなのは、換気扇を設置してから10年間の快適さです。換気扇の種類ごとにメリット・デメリットがあるので、値段以外の性能もきちんと検討したうえで選びましょう。

換気扇の交換はDIYできる?

換気扇フィルター交換

壁付プロペラファンの場合は、DIYで交換できる可能性があります。「外付けのコンセントプラグで電源供給されている」という場合は電気工事が必要ないので、道具さえあれば素人でも施工可能です。

天井埋め込み型の場合は天井裏などで電源供給されている可能性が高く、電気工事が必要となるため素人ではDIYできません。「第二種電気工事士」という資格がないと施工できないので注意してください。

壁付プロペラファンを自分で交換する手順

壁付プロペラファンは以下の手順で交換できます。

  1. 換気扇のコンセントを抜く
  2. ファンキャップ→プロペラ→換気扇カバーの順で部品を取り外す
  3. 換気扇本体の固定金具を緩め、壁から取り外す
  4. 新しい換気扇から換気扇カバーやファンキャッキャップ、プロペラなどを外しておく
  5. 新しい換気扇の本体を取り付けて金具を固定
  6. 換気扇カバー→プロペラ→ファンキャップの順で部品を取り付け
  7. 電源をつけて動作確認
  8. 電源コードが長い場合は、テープや結束バンドを使ってたるまないように調整

事故につながる可能性があるので、必ず電源プラグを抜いておきましょう。ブレーカーも落としておくと安心です。

ファンの中心にある「ファンキャップ」は左右どちらかに回すと分解できます。また換気扇カバーは、下部にあるネジを緩めると取り外しできます。

換気扇カバーを外すと内側にネジが見えるので、1つ1つ外していきましょう。上部の蝶ネジは手で外すことができますが、側面のネジはドライバーが必要です。

新品の換気扇は、取り外しと逆順で取り付けていきます。動作確認をしたあとは、電源コードの長さを調整して引っかからないようにまとめておきましょう。

賃貸の換気扇交換はまず管理会社へ連絡を

マンション

賃貸で換気扇・レンジフードの交換をしたい場合は、かならず管理会社に連絡しましょう。勝手に交換すると原状回復時にトラブルを招く恐れがあります。

換気扇やレンジフードを交換する理由が「寿命による設備故障」であれば、家主側が費用を負担してくれるのが一般的です。

ただし入居者の使い方が原因の故障だとみなされた場合は、費用を負担しなくてはいけません。

たとえば「入居者の故意な過失による故障」「最低限の掃除を怠ったことによる故障」は入居者負担となる可能性が高いので注意しましょう。

換気扇の交換は新品設置から約10年が目安

掃除されなかった換気扇

換気扇は寿命の10年を超えたら交換した方がよいでしょう。もし10年未満の場合でも、故障箇所や経過年数によっては修理でなく交換のほうがよい場合もあります。

換気扇の寿命は10年

換気扇の寿命は10~15年です。これはメーカーの「標準使用期間」で定められています。寿命を迎えた換気扇は不具合が生じる頻度が高くなるので、何度も修理するよりは思い切って交換した方がお得でしょう。

なおキッチンや浴室、洗面所の換気扇はリビングなどの換気扇よりも寿命が短くなります。キッチンの換気扇は油が多く付着し、浴室や洗面所は湿気が多い環境であるからです。

JIS(日本産業規格)によると、浴室換気扇の標準使用時間数は1日あたり約4.5時間です。これよりも長く使っている場合は、より早く寿命が来やすいといえます。

参考記事:消費生活用製品安全法 設計標準使用期間の標準的な使用条件(概要)│JEMA 一般社団法人 日本電機工業会

異常が見られたら業者に点検を依頼しよう

寿命を迎えていなくても、以下のような異常がみられたら業者に点検を依頼し、必要に応じて交換してください。

【換気扇によく見られる異常】

  • 異音
  • 振動
  • 吸引力の低下

1.異音

換気扇の異音とその原因には主に以下のようなものがあります。

異音 症状
「ゴー」「ブオー」 プロペラ部分の汚れ
「キーン」「キュキュキュ」 ベアリング部分の潤滑油切れ
「カラカラ」 汚れの付着
プロペラの軸ずれ
モーターの音 モーター内のさび付き
その他の衝撃音 部品のずれ・外れ

汚れが原因で異音が発生している場合には掃除をすることによって改善されることがあります。「潤滑油切れ」や「プロペラの軸ずれ」が起きている場合には専門の御者に依頼して症状を確認してもらいましょう。

また錆がついている場合には換気扇の寿命が来ている可能性があります。交換することを視野に入れましょう。

関連記事:換気扇の音漏れの原因と防音対策!静かな環境を構築しよう|ミツモア

2.振動

換気扇がガタガタ振動している場合は、プロペラに異物が接触している可能性があります。

異物を取り除いても振動が止まらない場合は、モーターの破損が原因かもしれません。業者に点検を行ってもらい、修理または交換を行いましょう。

3.吸引力の低下

ティッシュペーパー1枚を換気扇に近付けて、換気扇にピタッと吸い付かない場合は吸引力が低下しています。

吸引力が低下していた場合は内部の汚れが原因かもしれません。掃除をしても改善されなければ寿命です。業者に頼んで交換してもらいましょう。

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