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トイレの換気扇交換の費用相場!業者の選び方や安く抑えるコツを解説

ぴったりの換気扇・レンジフードの取り付け・交換業者をさがす
最終更新日: 2024年06月28日

トイレの換気扇の調子が悪くなってきて、そろそろ交換したい……とはいえ頻繁に交換するものではないので、いくらかかるのか、どこに頼めばよいのか見当がつかないかもしれません。

この記事ではトイレの換気扇交換にかかる費用や業者の選び方を解説します。

なお、トイレの換気扇を自分で交換するのはおすすめできません。換気扇付近の構造によって取り付けられる製品や必要な作業が異なり、初心者には難しいからです。タイプによって電気工事士の資格が必要になることもあります。

トイレの換気扇交換の費用相場:1.5万~6万円

トイレの換気扇は、壁に取り付ける「パイプ用換気扇」と天井に埋め込む「ダクト用換気扇」の主に2種類です。

ダクト用換気扇のほうが構造が複雑なので、本体価格も工事費用も高い傾向にあります。

種類 費用相場(本体代+工事費)
パイプ用換気扇 15,000~30,000円
ダクト用換気扇 25,000~60,000円

パイプ用換気扇の交換費用と内訳

トイレの換気扇

内訳 費用目安
本体代 5,000~10,000円
工事費用 10,000~20,000円
合計 15,000~30,000円

パイプ用換気扇は、壁に埋め込まれたパイプで換気を行うタイプです。ファンはプロペラファンが使われることが多いです。

構造がダクト用換気扇よりもシンプルで、電気工事が不要なことも多く、交換費用は比較的安いです。

戸建住宅に多く設置される傾向にあります。

ダクト用換気扇の交換費用と内訳

トイレの換気扇

内訳 費用目安
本体代 5,000~30,000円
工事費用 20,000~30,000円
合計 25,000~60,000円

ダクト用換気扇は天井埋込型の換気扇で、天井裏のダクトから排気を行うタイプです。ファンは主にシロッコファンが使われます。

配線工事が必要で作業が複雑なので、パイプ用換気扇よりも工事費用が高いです。

多くのマンションではこのタイプの換気扇が採用されています。

同じ型番の換気扇であれば交換費用は抑えられますが、

  • 天井に点検口がない
  • 既存製品と違うサイズの製品を取り付ける

といった場合は、設置場所を広げる工事が必要になり、追加費用がかかることがあります。

トイレの換気扇交換はどこに頼む?

トイレの換気扇交換を依頼できる業者はいくつかあります。以下のような判断基準で選ぶとよいでしょう。

  • 安く依頼したい:地元の電気工事業者や住宅設備業者
  • 大手の安心感がほしい:ホームセンター、ハウスメーカー
  • 初期不良や保証期間内の修理:換気扇メーカー

それぞれのメリット・デメリットをもう少し詳しく説明します。

地元の電気工事業者や住宅設備業者

メリット
  • 交換費用が比較的リーズナブル
  • 住宅設備や電気工事に詳しい
デメリット
  • 業者によって対応の良さやサービス品質がばらつく
  • 小規模な事業者が多いので探しづらい

地域密着型の電気工事業者や住宅設備業者は、電気工事や住宅設備についての専門知識があり、換気扇の手配から設置までまるごと任せることができます。

多くの場合は自社スタッフによる施工なので、余計なマージンもかかりません。

ただし規模が小さい業者が多く、サービスの品質や料金の妥当性が判断しづらかったり、対応してくれる業者を見つけるのが難しかったりという問題もあります。

ホームセンター

メリット
  • 購入した店でそのまま工事を依頼できるのでラク
  • 知名度のある店が窓口なので安心感が得られる
デメリット
  • お店で購入した製品でないと工事してもらえない
  • 中間マージンがかかる

一部のホームセンターや家電量販店では、換気扇の取り付け工事をしている場合があります。

しかしその店から購入した商品のみに限定されていたり、そもそも対応していなかったりする場合もあります。依頼する際は対応が可能か事前に確認をしておきましょう。

ハウスメーカー

メリット
  • 担当者に連絡するだけで自分で業者を探す必要がないのでラク
デメリット
  • 下請け業者による施工なので中間マージンがかかる

家を建ててくれたハウスメーカーなどに依頼すると、換気扇の交換を手配してもらえます。

ただし対応はしっかりしていても、実際の工事は下請け業者に流す場合が多いでしょう。そのため中間マージンで費用が膨らむ可能性があります。

換気扇メーカー

メリット
  • 部品があれば、交換でなく修理で安く済むこともある
デメリット
  • 費用が高い

換気扇のメーカーに依頼するのもおすすめです。

なぜなら換気扇本体の部品などに不具合が生じている場合は部品を交換する必要がありますが、その部品をメーカーが保有しているからです。

ただ換気扇の補修部品の保有年数は、各メーカーで製品の製造打ち切りから6年程となっています。年数が古いものに関しては修理対応不可となることもあります。

トイレの換気扇交換業者を探す

トイレの換気扇交換費用を安くおさえるコツ

トイレの換気扇を少しでも安く交換するためには、少し工夫をしてみましょう。

  • 型落ちの製品を選ぶ
  • 業者に取り寄せをお願いする
  • 安く仕入れられるルートを確認する
  • 相見積もりをとる

例えば、型落ちの製品の取り付けをお願いすると、費用が安くすみます。最新型の性能にこだわりがない場合は、少し古い型落ちの製品の取り付けを検討してみてください。

また、業者が大量に在庫を抱えている場合には、取り寄せをお願いすると安くすみます。処分に困っている在庫を処理するために、安値で流してくれる可能性が高いです。

取り付け業者によっては、製品を安く仕入れられるルートを知っている可能性もあるので、確認してみるのもいいでしょう。特定のメーカーとのつながりがあって、特別な流通経路を持っていることもあります。

そして最も大切なのは、相見積もりをとることです。トイレの換気扇の交換をする機会はなかなかありません。そのため、費用相場がわからない人も多いでしょう。その状態で一社のみの見積もりを頼りにするのは危険です。必ず複数社の見積もりをとって、相場感を掴んでから依頼するようにしましょう。

その時に参考にしたいのが、口コミ評価です。いくら施工費が安くても、評判が悪ければ依頼するのは避けるべきでしょう。リアルな声を参考して、費用と施工の丁寧さについて検討してください。

トイレの換気扇を自分で交換できるケース

トイレ換気扇の修理は状況によって、自分でできるケースとできないケースがあります。

  • 配線工事を伴わない工事:自分でできる
  • 配線工事を伴う工事:有資格者(業者)に依頼が必要

トイレ換気扇の工事をする際、配線に触らない工事の場合は自分でも作業ができます。しかし配線に触る必要がある場合は、第二種電気工事士の資格が必要つまり専門業者に依頼する必要があります。無資格者は作業することを法律で禁止されているのです。

ではどのような作業が配線工事を伴わない作業となるのでしょうか?あくまでも一例ですが、下記のケースの工事だと配線工事が必要となることは基本ありません。

  • コンセント付きの換気扇の交換作業
  • トイレ換気扇を取り外さず分解する作業

自分でできるケース① コンセント付きの換気扇で交換する場合

コンセント付き換気扇

換気扇にコンセントが付いている場合は、特段資格などを持っていなくても交換することが可能。そのためトイレ換気扇の交換を自分で行うことができます。

しかしコンセントを増設する場合は配線工事を行わなくてはならず、第二種電気工事士の資格が必要になるので注意しましょう。

自分でできるケース② トイレ換気扇を取り外さず分解する作業の場合

掃除前の換気扇

換気扇から異音がしたり正常に動作しなかったりした場合は、本体を交換しなくても少し分解し清掃や給油することで改善することがあります。また配線工事も必要としません。

作業例としては下記が挙げられます。

  1. モーターの周辺を給油する
  2. 本体の汚れやほこりを掃除して取り除く
  3. 特定の部品を交換する

新しく取り付けるトイレの換気扇の選び方

天井に埋め込まれた換気扇

トイレ換気扇を新しく交換する際は、既存製品のサイズを確認しておくことが大事です。本体に書いてあるメーカーと型番から下記2点の情報を確認しましょう。

開口寸法 ・換気扇の大きさを表す

・天井や壁にその大きさに合う穴が開いていなければ、換気扇本体を差し込むことができない

接続ダクト径

(シロッコファンの場合)

・接続可能な換気ダクトの直径を表している数値

・このサイズが違うとダクトと換気扇本体を接続できない

トイレ換気扇の交換時期の目安

トイレの換気扇

ではトイレ換気扇の交換時期はどれくらいなのでしょうか?またどのような症状の時に交換や修理をするべきなのでしょうか?

換気扇が故障した際には、下記を基準に修理か交換するかを選択することがおすすめです。

  • 10年未満の換気扇であれば修理をする
  • 10年以上使用しているのであれば本体交換をする

トイレ換気扇の寿命は一般的に10年~15年といわれていますそのため寿命を基準に交換か修理かを検討するといいでしょう。

また故障時の症状ですが、古くなってきた換気扇が故障すると下記のような症状が起こるケースが多いでしょう。

  • 本体からいつもと違う異音がする
  • 吸引力が弱くなる
  • 換気扇が回らなくなる

故障例① 本体からいつもとは違う異音がする

本体を作動させると、いつもとは違う金属音のような音が聞こえる場合があります。原因の多くはモーターの劣化や本体内のほこり・汚れであることが多いでしょう。

ほこりや汚れが原因であれば掃除をすることで解消します。ただしモーター自体が劣化している場合、多くはメーカーに頼んで部品交換をするか本体交換になります。

故障例② 吸引力が弱くなる

吸引力が弱くなっている場合は、本体部品の劣化か本体やダクト内の汚れが原因の可能性が高いでしょう。

上記と同様にモーターなどの部品が劣化してくるとファンの回転力が落ちるので、その分吸引力にも影響してきます。

もしくは換気扇に接続されているダクトの内部にほこりや汚れがたまっていると、空気の流れが悪くなり吸引力が落ちることも。この場合はダクト内の汚れを取り除くことで吸引力が復活します。

故障例③ 換気扇が回らなくなる

電源を入れても換気扇が回らない場合は、本体の部品の一部が故障しているか配線関係のトラブルの可能性があります。

経年劣化によってモーターやスイッチ類、回転軸などが故障・破損した場合はメーカーに部品の交換修理を依頼するか本体交換が必要になります。

配線関係のトラブルで多いのが、電源スイッチの故障です。これは電源スイッチ側に問題があるだけなので、スイッチを交換すれば問題なく使用することができます。

もちろん電源ケーブルがなんらかの原因で断線してしまったケースも考えられます。動かなくなった際は修理業者やメーカーに問い合わせましょう。

トイレ換気扇の不具合は掃除やメンテナンスで解決することも

換気扇から異音がしたり正常に動作しなかったりした場合は、本体を交換しなくても少し分解し清掃や給油することで改善することがあります。また配線工事も必要としません。

作業例としては下記が挙げられます。

  • モーターの周辺を給油する
  • 本体の汚れやほこりを掃除して取り除く
  • 特定の部品を交換する

経年劣化によるモーターの摩擦音であれば、潤滑油を給油することによって動きがスムーズになり、異音が緩和される場合があります。

またほこりがたまりすぎて換気扇の動きが阻害されている時は、換気扇本体のほこりを取り除くことで正常に動作する場合があります。

それでも症状が改善しない時は、 モーターに付属しているベアリングという部品を交換すれば症状が改善する可能性も。ただし交換にはある程度専門的な知識が必要になるので、業者に依頼するのが安全です。

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