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ガラリの役割や効果とは?ガラリを選ぶポイントや種類を紹介

最終更新日: 2021年04月16日

室温を維持するために窓を閉め切ってしまうと、どうしても空気がよどんでしまうものです。ガラリを設置することで、常に窓を開けているのと同様に、新鮮な空気を取り込めます。役割や種類、選び方のポイントを理解して、生活に活用しましょう。

ガラリとは?

換気は健康な暮らしを送るうえで非常に重要です。爽快な気分になれるばかりでなく、ウイルスによる感染症への予防効果もあることから、重要視する家庭が増えています。

一方で換気により「室温が大きく変わってしまうのが困る」という声もあります。ガラリは窓を開ける以外の換気方法として、効果を発揮するのです。

どのような働きをするものか知らない人もいるでしょう。まずは概要について見ていきます。

通気口の種類の一つ

ガラリとは「通気口の種類の一つ」です。ブラインド効果を備えた金属製のパーツを設置することで、外からは室内が見えないようにしながら、室内の換気を可能にします。

「ルーバー」や「鎧窓(よろいまど)」という名称でピンとくる人も多いかもしれません。住宅などの建物には以前から活用されているものです。建具全体に用いる場合と、建具の一部に設置する場合とがあります。

ガラリが設置されている部屋は、外気との温度差がほとんどありません。また室外の空気を取り込みながらも、台風などの暴風雨に見舞われても雨水を室内に侵入させない機能を持つものも数多く存在します。

もともとは大型の機器を数多く設置し、排熱が必要な機械室などで使用されてきました。室外からの粉塵の侵入を防いで機器を守りながら、常に外の空気を取り込むために活用されてきたのです。

フィルターによって空気の汚れを取る方法と比較した場合、目詰まりが起きない点が利点です。目詰まりによるフィルターの通気性の悪化は、室内の温度を向上させ、気温上昇による機械の不具合を招く危険性があります。

ガラリという言葉の由来

その名称の由来にはいくつかの説があります。正確な語源がきちんと確立されているわけではないのです。

一つに「網」を意味する英語である「グリル」がルーツだという説があります。グリルが次第に訛ってゆき、ガラリとなったというものです。

同じく英語の「ギャラリー」が変化したという意見もあります。室内の各所に設置されていることから、「回廊」「廊下」といった意味があるギャラリーから転じたという説です。

換気するために扉を開けるときの「がらり」という擬音に由来している、とする人もいます。

今となっては正確な語源を解明するのは難しいかもしれませんが、言葉のルーツを探るとなかなか興味深いものです。

ガラリの持つ役割

建物の換気を促すことで良好な環境維持に貢献するガラリについて、その役割をもう少し掘り下げてみましょう。

空気の出入り口を作る

換気扇の働きは「部屋に留まる空気を強制的に室外に逃がす」ことです。建築技術が進歩するにつれ、重要となった機能です。

現代よりも建築技術が劣っていたかつての住宅は、建物の各所に隙間がありました。そのため自然と空気の入れ換えができていたのです。

しかし技法や建材が進化するにつれ断熱性が高まり、気密性も向上してきました。もちろん丈夫で快適な建物を作るにはとても有効ですが、一方で自然な換気は起きにくくなったのです。

そこで換気扇ほど過度な空気の入れ換えは行わず、空気の出入り口を作り、ゆるやかに換気する方法が求められるようになりました。その機構がガラリなのです。

雨風の侵入を防ぐ

窓を開けることは手軽な換気方法の一つです。とても簡単に空気の入れ換えができます。

しかし天候が悪い場合には、開けっ放しにしておくことはできません。雨の日には室内に雨水が入り込んでしまいます。また風が強ければ砂ぼこりやチリなどが室内に吹き込んでしまうでしょう。

防犯面でも不安が生じます。何カ所もの窓を施錠しないままの状態にしておくことは、できるだけ避けたいものです。

ガラリは空気が斜めに通過するような構造となっています。そのため雨や風の吹き込みを防ぎつつ、空気の通り道を確保できるのです。

通気角度を調整できるものや、万全を期したいのであればフィルターを取り付けられるタイプも選べます。環境に合わせた選択が可能です。

ガラリにはどんな種類がある?

ガラリにもいくつかのタイプがあります。「形」と「羽根」という二つの要素から、それぞれの種類について説明しましょう。

ガラリの形

形状は二つに大別されます。建物の形状や構造によって取り付ける形を選んだり、設置する場所ごとにガラリの形を変えたりするのです。

「丸型」は比較的小さな換気口を設置する際に採用されます。壁に筒状の穴を開け、丸型のガラリを取り付けるのです。天井に給気口を備えるために、パイプとつないで設置されるケースもあり、「ベントキャップ」とも呼ばれます。

「角型」は正方形や長方形のタイプです。丸型よりも負荷に耐えやすい性質があるため、大きなサイズのガラリを設置できるメリットがあります。

羽根の種類

空気の通り道を作るために、ガラリには細長い板が用いられます。これを「羽根」と呼びますが、その形状にもさまざまなものがあるのです。

「H型」は横向きに羽根が取り付けられたタイプで、数多くの建築物に設置されているもっとも一般的な種類です。「V型」は縦向きに羽根を取り付けるもので、「縦型」と呼ばれる場合もあります。

「パンチング型」は金属製の板に、いくつもの穴が開けられています。蜂の巣のような見た目が特徴です。「メッシュ型」では羽根を使用しません。金網を加工して取り付け、メッシュ状の外観であることからそう呼ばれています。

「片流れ型」は斜め横向きに羽根を設置するため、片側が高くなっている点が特徴です。「山型」は横から見たときに中央が高くなるように羽根が付いています。

「フラッティー型」は屋外に向いた部分に深い溝が切られており、溝の内側である中心部の筒状部分の側面に穴が開いています。建物の壁面から外側に突き出ることのない形状です。

ガラリはどこに取り付ける?

ガラリを取り付ける場合に望ましいのはどこなのでしょうか。標準的な設置場所について解説します。

換気扇の外側

換気扇を設置すると、そこは部屋の開口部になります。使用していないときでも換気と同じ状態だと雨風が侵入してしまうため、普段は開口部を閉じる仕組みです。

そのため換気扇を使っていないときに換気を補助する目的で、ガラリを壁面に設けるケースが多くあります。

換気扇のオン・オフや換気扇が生み出す風圧の違いに連動して、羽根が動くタイプも効果的です。

キッチンや浴槽

キッチンは換気を非常に必要とする場所です。火を扱う機会が多いため熱気がこもりやすいことに加え、ガス対策も施さなければなりません。そのため換気扇やレンジフードだけでなく、ガラリを設置して効率のよい換気を促します。

浴室も換気が重要な場所です。湿気がたまりやすく、空気の循環が悪いとカビやコケなどが発生してしまうでしょう。

ガラリによる換気で湿度を調整できます。換気扇のみの使用と比べて、空気の入れ換えを常時できることで、効果が高まるのです。

ガラリを選ぶポイント

さまざまなタイプのガラリから、どの種類を選ぶべきでしょうか。選択する際のポイントを解説します。

換気方法

「自然給排気」は室内と室外の温度差によって生じる気圧差によって、自然に換気が行えます。開口面は比較的狭く、水止めによって雨水を遮り、防虫網で虫の侵入を防ぐ構造です。

「強制給排気」は「機械排気」とも称される方法で、換気扇を利用して換気を行います。大きな開口面を持ち、空気の流れをふんだんに作って換気する仕組みです。

構造としてはキッチンの換気扇と同様で、湿気や臭気が特にこもる場所に設置して、建物全体の空気の循環を生み出します。

防火ダンパーの規格

「防火ダンパー」とは出火によって温度が上昇した際に、一定以上になると自動的に封鎖するものです。その種類にもいくつかあります。

溶融ヒューズを装備しており、標準的なものは72度対応のものですが、120度対応へと変更も可能です。

設定温度以上の熱い空気が通過すると、ヒューズが溶けダンパーを封鎖します。空気の流れを遮断することで、熱気の蔓延や煙の広がりを防ぐのです。

壁と色や形が合うか

大切な住宅に取り付ける場合、ビジュアルに配慮するのも大切です。壁に設置したときに、色や形が合うかを見極めましょう。

一般的に色はシルバーが多く、たいていヘアーラインもしくは電解研磨仕上げのタイプです。商品によっては外壁と合わせるために、塗装することもできます。家の外観に影響を与えたくないという人におすすめです。

換気のためにガラリを活用しよう

よどんだ空気は室内で過ごす人の気分にも影響します。空気が室内に停滞し続けるとカビやダニなどの発生にもつながり、ときに健康被害をもたらすケースもあるのです。

適切な換気を行ううえで、ガラリは大きな効果を発揮します。その仕組みや機能を理解して、積極的に活用しましょう。

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