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地デジ用室内アンテナの選び方!おすすめアンテナと設置の注意点も

最終更新日: 2021年04月26日

地デジ用アンテナの多くは屋外に設置されますが、部屋の中で使えるタイプもあります。自宅と電波塔の距離や設置場所の環境に合わせた室内アンテナを選びましょう。屋外設置タイプと比べたメリットや弱みから選ぶ基準、設置する際の注意点まで解説します。

地デジ用の室内アンテナとは?

テレビ

テレビのアンテナは屋外に置くのが基本でしたが、近年は部屋の中に設置するタイプも普及しています。屋外アンテナとはどのような違いがあるのでしょうか?室内アンテナの強みとデメリットも押さえておきましょう。

屋外に設置するタイプとの違い

外に立てるタイプは「八木式アンテナ」と呼ばれており、背が高く魚の骨に似た形をしているのが特徴です。室内アンテナと総称されるタイプは平面でコンパクトなものが大半で、小さなスペースにも置けるように作られています。

屋外に置く平面アンテナも、形状から室内アンテナの1種として分類するのが一般的です。八木式と比べて安価に設置できます。

キャッチできる電波の強さも屋外設置型と屋内タイプの大きな違いです。八木式は電波をとらえるのに特化した構造をしているのに対して、室内アンテナは取り回しやすさや見た目を重視した形状に作られています。

室内アンテナの強みと弱み

室内アンテナは八木式と比べて、家の美観を損ねにくいのが魅力です。形やデザインの種類も豊富なので、部屋の雰囲気に合わせたアイテムを選びやすいでしょう。

屋外に設置するタイプは強風や大雪などの悪天候で落ちたり劣化したりするリスクがありますが、部屋の中に設置するタイプなら外の環境に影響されません。取り付けが簡単なのも人気の理由で、屋外設置型のような工事は不要です。

ただし屋外タイプより電波を受信する感度が低い点は弱みです。アンテナ自体の性能が八木式に劣るだけでなく、家の建材によっては外から来る電波が遮られてしまいます。

ソーラーパネルがある家では使えない点や、BS・CS放送は見られないのも人によっては不便でしょう。

適するタイプは電界強度によって違う

住んでいる環境によって適したアンテナの種類は異なります。屋外に立てるタイプは電波塔から遠い地域でも使えますが、室内アンテナや平面アンテナはエリアを選ぶアイテムです。自宅の地域に適したタイプはどちらなのでしょうか?

室内アンテナは電波の強いエリア向き

電波塔から近く強い電波が届くエリア(強電界)では、アンテナが電波をとらえる性能がよくなくてもテレビに送る信号が確保できます。感度が低い室内アンテナでも不足はありません。

室内アンテナの形状は大きく分けて、卓上型とペーパーアンテナの2種類です。どちらもテレビにケーブルでつなぐだけで簡単にセッティングが終わるため、初心者でも設置に手間取りません。

卓上型はコンパクトで場所を問わず置けるのがうれしいポイントです。ペーパーアンテナは厚さ1cmにも満たないほど薄く作られており、壁に貼り付けて使えます。テーブルの上に物を増やしたくないという人には、ペーパーアンテナが向いています。

平面アンテナは中電界のエリア向き

電波塔からそれほど近くないエリア(中電界)で屋外アンテナを立てたくない場合は、屋内に設置するタイプより感度が高めの「平面アンテナ」を選びましょう。

ベランダなど部屋の外に設置する状況も想定して作られる製品が多く、屋外・屋内兼用として使えます。ただ平面アンテナの中には複雑な接続が必要なものもあるため、初心者が自力で設定するには難易度が高いかもしれません。

ただし山間部や近くに障害物が多い環境の場合、平面アンテナでも感度が足りない可能性が高いでしょう。あまりにも電波が弱いようなら、八木式アンテナを立てるのが確実です。

自宅の電界強度を調べる方法

自宅に来る電波の強さは電波塔との位置関係で決まります。電波塔の位置が分からない場合は、「一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)」が提供しているサービスでチェックが可能です。郵便番号を入れて発信源の位置を確かめましょう。

近隣住宅の設備を観察するのも、電界強度を調べるのに役立ちます。ほとんどの家に八木式アンテナが立っているなら、電波が届きにくいエリアである可能性が高いかもしれません。

携帯電話のワンセグ機能を使った調査も可能です。地デジとワンセグの電波は同じ電波塔から来るため、手持ちの携帯電話やスマートフォンでワンセグ視聴ができるなら一定以上の電波が届いているエリアといえます。

参考記事:A-PAB 放送エリアのめやす|一般社団法人放送サービス高度化推進協会

室内アンテナを選ぶポイント

自宅のエリア以外にも室内アンテナを選ぶときにチェックしたいポイントがあります。感度やブースターの有無は視聴環境に影響しますし、そもそもデジタル放送対応のものでなければ地デジを視聴できません。

受信感度の高さ

不具合なくテレビを見るには電波を受信する性能が重要です。アンテナを選ぶ際は「動作利得(ゲイン)」と呼ばれる受信感度の高さをチェックしましょう。値は「dB(デシベル)」で示されます。

感度の高さは数字に比例して上がるため、ゲインの値が低いと十分に電波がとらえられません。ただし大きすぎるとノイズまで拾いやすいのが難しい点です。

電波塔から極めて近いエリアで5dB程度、若干弱まるエリアでは5〜10dB以上が目安とされています。

感度の高さに電波を受け取る「素子数」と呼ばれる指標も関係するため、併せて確認しましょう。素子数の目安は強電界で4以上、中電界では14以上が必要といわれています。

ブースターが内蔵されているか

電界強度が弱い場合はブースターが内蔵されているタイプを選びましょう。ブースターとはアンテナがキャッチした電波を増幅させる機器です。設置してからブースターを別に買って付けるより、内蔵されたものを購入する方が安く済む場合もあります。

また複数のテレビを使っている家庭では分配器によって電波が弱くなってしまうため、強電界の地域でもブースターが必要になるケースもあるでしょう。

2台以上のテレビがあって映りが悪いと感じることが多いなら、ブースターを内蔵しているタイプを選んだ方が安心です。

地デジに対応しているかもチェック

市場に出回っているアンテナのほとんどが地デジに対応しているため、「UHF対応」とパッケージに書いてあれば問題ありません。

室内アンテナには「VHF対応」と記載されているものも出回っていますが、サービスが終了したアナログ放送に対応しているという意味なので気にしなくてもOKです。

中古品ではまれにUHF対応でないものが販売されていたり、知人から古い室内アンテナを譲ってもらった場合に地デジ非対応だったりするケースがあります。購入・設置する前に、地デジ対応の製品かどうか忘れずにチェックしましょう。

おすすめの室内アンテナ

家電量販店やネットではさまざまな種類の室内アンテナが販売されていますので、どれを選べばよいのか悩む人も多いでしょう。性能に優れたおすすめの4アイテムを紹介します。

DXアンテナ「US120AW」

ACプラグにアダプターを差し込むだけで設置できる、卓上タイプの室内アンテナです。ブースターが内蔵されており、地デジのオールチャンネルに対応しています。

高さ205mm×幅85mm×奥行85mmと縦長でコンパクトなボディはスペースを圧迫しません。内蔵のブースターがノイズを低減させる設計なのも魅力です。本体とアダプターを合わせても240gと軽量で、場所を移動させるときは手軽に持ち運べます。

日本アンテナ「ARBL1」

平たい板を立てたようなデザインがスタイリッシュで、室内のインテリアともなじみやすい卓上型の室内アンテナです。強電界用ですが、11〜17dBの利得値があるブースターを内蔵しています。

テレビチューナーが付いているパソコンでも使用可能です。製造過程で有害物質の使用を制限する指令「RoHS」に対応しており、環境にも配慮して設計されています。

マスプロ電工 「UDF2A」

付属のスタンドによって自立する室内アンテナで、強電界に適しています。サイズは高さ167mm×幅250mm×奥行90mmとスマートで、テレビの横に置いても邪魔にならないのが魅力です。

受信した電波を増幅するブースターも内蔵されています。メーカー独自の回路技術によって13~20dBとゲイン数値が高いのも特徴です。スタンドを回転させられる仕様で、角度の調整がしやすく設計されています。

N NEWKOIN「地デジアンテナ TX」

360度から電波を受信できる卓上タイプです。ブースターを内蔵し、電波塔から120km離れた場所でも問題なく使えます。シンプルなデザインは部屋の雰囲気を選びません。

設定も接続してチャンネルスキャンをしたら完了するため、難しい操作が苦手な人におすすめです。ただしHDTVチューナーがない場合は別途コンバーター(変換器)が必要ですので、購入前にHDTVチューナーがあるかチェックしましょう。

  • 商品名:N NEWKOIN「地デジアンテナ TX」
  • Amazon:商品ページ

室内アンテナを設置するときの注意点

室内アンテナを取り付ける環境によっては、性能が落ちてしまう場合があります。設置する前に、室内や周辺の環境を見直さなければなりません。自力で対応するのが難しいと感じたら、業者に相談するのがおすすめです。

設置場所の環境に注意

室内では外を飛んでいる電波を直接受け取れず、電波環境が不安定になりやすい点を忘れないようにしましょう。設置する場合は窓の近くがベストです。

外と室内は壁で仕切られているため、アンテナ周囲には隔たりになるものを置かないようにします。

窓際であっても高層ビルや背の高い樹木がすぐ近くにあると、うまく電波を受け取れません。建物の素材によっても受信感度は変わります。ガラス素材は最も電波が通りやすく、コンクリートは電波を通しにくい建材です。

また金属は電波を跳ね返し水は吸収してしまうため、アンテナ近くに金属製品や水の入った容器を置かないようにしましょう。

業者に相談するとより安心

電波塔から離れている場所に住んでいたり周辺に高い建物が多く建っていたりする場合は、設置前に業者に相談した方が安心です。電波環境を確認せずに室内アンテナを設置しても、実際に使えないケースがよくあります。

プロに確認を頼めば自宅の電波環境に合ったアンテナを購入できて、無駄がありません。アンテナを設置しても電波が不安定な場合は、同時にブースターの取り付けも依頼できるため自力で作業するより確実です。

業者に依頼するならミツモアがおすすめ

プロに依頼したいけどどこの業者に頼むべきか悩みますよね。サービス内容や値段は様々なため比較する必要がありそうです。

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ミツモアでプロに依頼して自宅の電波環境にあったアンテナを設置しましょう。

ミツモアで室内アンテナを設置する

室内アンテナを設置して地デジを楽しもう

室内アンテナは屋外アンテナと違って場所を取らず、家の外観に影響を与えにくいのがメリットです。しかし電界強度によっては感度が足りず、テレビを見られない可能性があります。

自宅と電波塔との距離や周辺環境をよく確認して、導入するアンテナの種類を決めましょう。強電界には室内に設置するタイプのアンテナ、中電界にはより感度の高い平面アンテナがおすすめです。

電界強度が弱いならブースター内蔵のモデルを選び、屋内に設置するときはできるだけ電波を遮らない環境を作るのがポイントです。自力で選定・設置するのが難しければ、専門知識を持つ業者に依頼して地デジの環境を整えましょう。