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テレビブースターで地デジの電波を改善!選び方から設置方法まで解説

最終更新日: 2021年04月22日

ブースターは電波が弱くてテレビの映像や音声の状態が悪いとき、快適に放送を楽しむために必要な機器です。ブースターの役割と種類・選定のポイントを知り、自宅の環境に合ったアイテムを選びましょう。基本的な取り付け方と注意点も解説します。

テレビに使う「ブースター」とは?

リビングの大型テレビ

電波が弱い環境で快適にテレビを見たいとき、「ブースター」という機械が役立ちます。どのような働きをする機器なのでしょうか? 必要になる環境や状況も理解しておきましょう。

放送電波を増幅する機器

放送が映らなかったり映像が乱れたりする原因に、アンテナの受信する信号が弱いことが挙げられます。特に山間部では地デジ放送の電波塔から離れている場合が多く、キャッチできる信号が少なくなりがちです。

ブースターには微弱な信号を増幅させる働きがあり、テレビの映りを改善するのに役立ちます。ただし映像が全く映らないほど信号が弱い場合には、屋内に置くタイプだと十分な効果を感じられないでしょう。

さまざまな種類の製品が販売されているため、建物の立地や受信の状態に合わせて選ぶのが効果を高めるコツです。

ブースターが必要なケース

信号を増幅する必要があるのは、山間部などの電波塔から遠い場所だけではありません。テレビ環境が悪くなったのと同じ時期に高い建物が造られたのであれば、電波が遮られて弱まってしまったと考えられます。

複数台のテレビを見るときに使う分配器によって、電波が分けられてしまうのも映像や音声に不具合が出る原因のひとつです。

2台以上のテレビを使っていて「E201」のエラーコードやブロックノイズが出る場合は、分配器の影響を疑いましょう。

またアンテナケーブルが長ければ、長さに比例して電波が損失するため要注意です。10m当たり約3db損失するとされていますので、弱くなった分だけブースターで補う必要があります。

ブースターの種類

4Kテレビのあるリビング

市販されているブースターには多くの種類があります。自宅の環境に合った製品を選ぶためにも、分類とそれぞれの特徴を把握しておきましょう。

屋内用と屋外用

ブースターの種類を大きく分けると、屋内に置くタイプと屋外に設置するタイプに分かれます。市場に出回っているブースターは屋内用が主流です。

屋内用は特別な工事をせずに設置ができ、マンションやアパートでも簡単に使えます。信号を増幅する働きは屋外用より劣りますが、価格の低さやコンパクトさが魅力です。

日によって画面や音声の乱れが気になる、複数のテレビを使っていて状態が悪くなったという程度なら、屋内用でも十分に効果を発揮します。元々信号が届きにくい地域で映像がほとんど映らない場合は、増幅効果の高い屋外用タイプを設置しましょう。

地デジ専用とBS、CS対応

アンテナで見られる放送には、地上波を利用する地デジと人工衛星からデータを発信するBS・CS放送があります。ブースターも視聴したい放送の種類に応じて選ばなければなりません。

市販されている製品の多くは地デジ用で、安価に購入できます。BS・CS対応のものは地デジ専用モデルよりも値段が高いのが特徴です。

ケーブルテレビを使っている場合は、ケーブルテレビ専用かマルチタイプの種類を選びましょう。

ブースターを選ぶ基準

4K対応テレビがあるリビング

設置する場所や対応している放送の種類以外にも、ブースターを選ぶときに着目したいポイントがあります。特に重要な基準を3つ押さえておきましょう。

ノイズの大きさを示す雑音指数

ブースターを付けるとノイズが混じる場合があります。電波自体に含まれる信号だけでなくノイズも増幅してしまって生じるものと、ブースター自体が周囲の影響を受けて発しているものの2種類です。

本体の問題で発生するノイズを抑えるには「雑音指数(NF)」という指標が低いモデルを選ぶ必要があります。高画質で放送を楽しみたい人は、NFに着目しましょう。ただし電波に含まれるノイズは、NFが低いモデルを使っても減らせません。

増幅する電波の強度を表すゲイン

「ゲイン(利得)」とはキャッチした電波の信号を、どの程度まで大きくできるかを示す指数です。数値が大きければ大きいほど増幅する効果は強力で、dB(デシベル)という単位で表されます。

電波の発信源から距離のある場所や山間部など、信号が弱すぎる環境では利得の高い製品を選びましょう。

ただしゲインが上がるほど電波が含む信号だけでなくノイズも大きくしてしまうため、高ければよいという指標ではありません。

アンテナがキャッチする電波の状態によって、適した数値は変わります。自宅に合うレベルが分からなければ、自動で強弱を調節できるモデルを選ぶのがおすすめです。

定格出力の幅は大きい方が安心

ムラのない視聴環境に影響する定格出力は「映像の信号を安定して出力できる電波の範囲」を表す数値です。信号の強さが定格出力で示されている範囲内であれば、問題なく見られます。

範囲から外れると映像が乱れたりノイズが大きくなったりするため、できるだけ定格出力の幅が広い製品を選ぶのがポイントです。ゲインとのバランスも確認しておきましょう。

例えば75dBの電波をゲイン値が30dBのブースターで105dBに増幅したとします。定格出力の上限が105dB以上あれば問題ありませんが、100dBまでしか対応していないと快適に視聴できません。

許容範囲を超えてしまうとブースターに負担がかかりすぎて、故障のリスクが高まる点にも注意が必要です。

ブースターを設置する方法

リビングでテレビを見る女性

ブースターを設置する際、正しい手順を守らないと本来の働きが期待できません。基本的な設置方法をマスターしておきましょう。

基本的な取り付け方

屋外タイプのブースターは基本的にアンテナがある場所の真下に設置します。設置の手順は以下の通りです。

  1. ブースター本体(増幅部)をアンテナ本体から1m以上離して支柱に付ける
  2. 電源を送る電源部を室内のテレビ近くに設置する
  3. 増幅部の同軸ケーブルに防水キャップやショートを防ぐコネクターを取り付ける
  4. 増幅部と電源部にケーブルを接続する。
  5. アンテナレベルを確認しながらブースターのゲイン数値を設定する

ノイズが大きくなるのを防ぐため、できるだけ分配器から離れた場所に設置しましょう。

設置するときの注意点

電波が弱すぎると映像や音声に支障が出ますが、強すぎても受信状態が乱れる原因になります。ブースターを付けても映像や音声の状態がよくならない場合は、ゲインを定格出力に合わせて調節しましょう。

またアンテナ自体の性能が低いまたは劣化していると、信号を増幅しても画像の乱れを解決できません。ブースターに受信した電波の質を改善する働きはないためです。

屋外用は業者に依頼しよう

屋外用のブースターは主に屋根の上に設置しなければならず、作業には大きな危険が伴います。分配器との位置調整など繊細な判断も必要なため、専門業者に依頼する方が安心です。

業者に設置を依頼した場合は15,000~25,000円ほどかかります。しかしケガのリスクを冒さずに快適な視聴環境を整えられると考えれば、高い出費ではないでしょう。

ブースターを付けてテレビの電波を改善

テレビアンテナ

ブースターは地域やテレビ周りの環境により、アンテナがキャッチする信号が弱いときに役立ちます。ただし増幅しすぎると電波に含まれるノイズも同時に大きくなるため、細かい調整が必要です。

ブースターには設置する場所や対応している放送の種類により、いくつかのタイプがあります。雑音指数やゲイン・定格出力といった基準も確認して、状況や環境に合ったモデルを選ぶことが大切です。

手順を知っていれば自力でも設置はできますが、高所で作業する危険・位置調整の難しさを考えると業者に任せた方が安心です。信号が弱すぎて屋外用タイプが必要な場合は、プロの力を借りて快適なテレビ環境を整えましょう。

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