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ユニコーンアンテナが選ばれる理由。特徴や取り付け費用の目安は?

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最終更新日: 2024年03月27日

ユニコーンアンテナとは2017年から登場した新世代のテレビ用アンテナです。

建物の外観を崩さないスタイリッシュなデザインで、壁面や屋内に設置するものと比べて受信感度が高く注目されています。

ユニコーンアンテナのメリット・デメリットや設置費用について見ていきましょう。

ユニコーンアンテナとは?【メリット・デメリット】

住宅街の屋根

ユニコーンアンテナはポールのようなフォルムの地上デジタル放送用のアンテナです。ユニコーンアンテナを設置した住宅全体を見ると、まるで伝説の一角獣「ユニコーン」に見えることからユニコーンアンテナと呼ばれています。

受信感度 普通
設置場所 屋根裏、外壁、屋根裏、ベランダ
本体代+設置工事費 33,000~40,000円

電波を受信する「素子」が筒状の中に入っていて、受信感度が一番強い八木式アンテナよりは劣りますが受信性能にも優れています。見た目のよさと性能の高さから「次世代のアンテナ」として注目を集めているのです。

ユニコーンアンテナのメリット

ユニコーンアンテナのメリットには以下のようなものがあります。

  • デザイン性が高く、住宅の外観を崩さない
  • 隣家との境界線を越える心配がない
  • 高所にも設置できるため、電波を受け取りやすい
  • 軽くてコンパクトな設計
  • 風の影響を受けにくい

ユニコーンアンテナは全方位から見てもスタイリッシュなデザインで住宅の外観を崩しません。番組情報を乗せた電波を受け取る「素子」や接続ケーブルが隠れ、シンプルな様相は屋根に設置しても家のデザインに違和感なくなじみます。

また垂直に設置できるため隣家との境界線を越える心配がありません。屋根上に設置されることが多い八木式アンテナは横長で、設置後隣家の境界線からはみ出すこともあるのです。

高所に設置することで周囲の環境の影響を受けずに電波を受け取りやすく、住宅が密集し電波受信が乏しい地域にはとくに最適といえます。そのほか風を受け流しやすい構造であることと、太陽光パネルに影を落としにくいのもメリットです。

ユニコーンアンテナのデメリット

  • 設置費用が高い
  • 純和風の日本家屋には馴染みにくい
  • 八木式アンテナと比べると受信感度が弱い
  • 電波の弱い地域では設置できないことも

ユニコーンアンテナは新しく生まれた高性能なアンテナであるため、従来のテレビ用アンテナに比べて設置費用が高いです。またスタイリッシュな見た目がメリットでもありますが、純和風の日本家屋に設置すると浮いてしまう可能性があります。

八木式アンテナと比べると受信性能が弱いというのもデメリットです。受信性能はアンテナの指向性に影響を受けます。指向性とは「特定の方向にのみ電波を放射し、受信強度を高める働き」のことをいいます。

八木式アンテナは定められた方向の範囲が狭く、集中して電波を受信できるため指向性が高いです。一方でユニコーンアンテナは範囲が広いため指向性は八木式アンテナより劣り、受信性能も弱くなります。

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ユニコーンアンテナを設置する費用

手で丸を作る女性

ユニコーンアンテナを設置するにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?

設置費用の相場や追加費用、業者選びのコツを紹介します。

ユニコーンアンテナの設置費用

ユニコーンアンテナの設置を業者に依頼する場合の費用相場は以下の通りです。

本体価格 8,000円弱
新規設置の工事費 25,000円~
交換の工事費 30,000円~

ユニコーンアンテナを新たに設置する場合は、本体代+設置工事費用で33,000~40,000円が料金相場です。昔ながらの八木式アンテナの設置費用と比べて約1.5倍くらいの費用がかかります。

さらに受信感度が低い場合は業者にブースターの設置を勧められることがあるでしょう。

またユニコーンアンテナでは地上デジタル放送しか視聴できないため、BS・CS放送も利用したい場合は専用のアンテナを設置することが必要です。

このような場合は追加料金がかかります。費用相場は以下の通りです。

ブースター工事 16,000円~
BS・CSアンテナ取り付け 16,000~

受信感度が悪い場合はブースターを設置しよう

ユニコーンアンテナの受信感度が悪い場合は「ブースター」の設置が必要です。

自宅が電波の発信源である電波塔から距離があったり、アンテナとテレビが離れたりしていると電波が弱まってしまいます。

アンテナが受信できる電波が弱い場合はブースターを設置すると受け取れる電波が増幅します。電波が弱いとテレビ映りが悪くなるため、快適なテレビ視聴のためにブースターは必要なのです。

業者に現地調査をしてもらうことでブースターを設置する必要があるかわかります。

【ブースターを選ぶ際のポイント】

ブースターには「屋内用」と「屋外用」があり、電波を増幅させるには住宅の電波環境に合ったものを選びます。

現状テレビがほとんど映らない場合は屋外用を使用し、映像が乱れやすかったり分配器を使ったりしている場合は屋内用が最適です。

このほか以下のような条件もチェックしておきましょう。

  • 雑音指数が少ない
  • 電波を増幅させる性能が高い
  • 出力レベルが高い
  • 視聴したい番組に適している

BSやCSを視聴したいときは対応しているブースターを選ぶようにしましょう。

アンテナ設置は専門業者に依頼するのがおすすめ!

ユニコーンアンテナの設置依頼は波の知識や経験が豊富なアンテナ専門の業者を選ぶのがおすすめです

新築の場合はハウスメーカーがついでに設置を行ってくれます。また既存のアンテナを交換する場合は家電量販店でアンテナを購入すると設置してくれますが、どちらに依頼する場合も「仲介手数料」が発生し、値段が高くなります。

アンテナ工事の専門業者に直接依頼すれば仲介手数料を払わずに済むので、工事費用を安く抑えられるでしょう。業者の中には即日対応可能なところもあるので、なるべく早くユニコーンアンテナを設置したいという方にも便利です。

業者を選ぶときは、いくつか候補を挙げ各社から見積もりを取り寄せる「相見積もり」を利用しましょう。設置費用の相場を把握しやすく、業者の対応が丁寧かどうか見極めやすくなります。

数多くのアンテナ専門業者が登録しているミツモアでは、最大5社までの見積もりが無料で取得でき便利です。実際に利用したユーザーの口コミを確認でき、事前にチャットを利用して業者と直接やり取りができるため希望に合う業者が探せます。

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ユニコーンアンテナはこんな方におすすめ!【八木式・デザインと比較】

3種類のアンテナの比較表

地デジ放送用のテレビアンテナにはユニコーンアンテナのほかにも「八木式アンテナ」「デザイン(平面)アンテナ」といった種類があります。

以下にあてはまる方にはユニコーンアンテナがおすすめです。

  • 外観を崩さないスタイリッシュなアンテナを設置したい
  • 電波を受け取りにくい住宅密集地に住んでいる
  • 新築で地デジ放送を視聴したい
  • 屋根の上に太陽光パネルを設置している

特に住宅密集地にお住まいの方はユニコーンアンテナを導入することで、住宅の外観を崩さずにアンテナを設置できますし、電波も受信しやすくなるでしょう。

ユニコーンアンテナのメリット

八木式アンテナはこんな方におすすめ!

  • 電波が届きにくい地域に住んでいる
  • アンテナ工事費用を安く済ませたい
  • 家の外観について気にしていない

八木式アンテナは地デジアンテナの中で最も受信強度が高いため、電波が届きにくい地域に住んでいる方におすすめです。

また設置工事の費用もデザインアンテナやユニコーンアンテナより安く抑えられるでしょう。

本体価格の相場 2,000~10,000円
新規設置の費用相場 15,000~30,000円
交換の費用相場 20,000~35,000円

しかしサイズが大きく目立つデザインであるというデメリットもあります。

デザインアンテナはこんな方におすすめ!

  • 電波が強い地域に住んでいる
  • 台風の頻度が多い地域に住んでいる
  • 家の外観を崩したくない

デザインアンテナはシンプルなデザインなので家の外観を崩さないでしょう。カラーの種類も豊富なので自宅にあったデザインのものを選ぶことができます。また金具の部分はボックスでカバーされているため台風がきても安心です。

しかし八木式アンテナよりも受信強度が弱いため、電波が安定していない地域では利用できないこともあります。設置前に確認しておきましょう。

設置費用も八木式アンテナより高くなる点がデメリットです。

本体価格 5,000~20,000円
新規設置の費用相場 20,000~35,000円
交換の費用相場 25,000~40,000円

ユニコーンアンテナとデザインアンテナの違いは?

ユニコーンアンテナとデザインアンテナ。どちらもデザイン性が高いのはわかるけど、両者の性能の違いがよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。

実はユニコーンアンテナはデザインアンテナのひとつに分類されます。デザインアンテナは2009年、ユニコーンアンテナは2017年に発売されました。

ユニコーンアンテナは「屋根上に設置できるため電波の受信強度が高い」という点でデザインアンテナより優れています。

デザインアンテナは壁やベランダに設置するので、電波の受信強度が弱い住宅密集地では利用できないことがありました。ユニコーンアンテナなら障害物が少ない屋根上にも設置できるため住宅密集地でも電波を拾うことが可能です。

しかし工事費用はユニコーンアンテナの方が高いという点は留意しましょう。

以下の記事ではより詳細にアンテナの設置費用や費用を安く抑えるコツなどを解説しているので参考にしてみて下さい。

関連記事:テレビアンテナ設置工事の費用はどれくらい?種類別の相場と業者の選び方|ミツモア

アンテナ取り付けはいくらでプロに依頼できる?

ユニコーンアンテナの設置方法

アンテナ工事業者

アンテナは適切に設置することでより効率的に電波を受信することができます。

ここではユニコーンアンテナの設置方法や取り付け作業の流れをみていきましょう。

ユニコーンアンテナの設置方法

ユニコーンアンテナは以下のような方法で設置することができます。

  • 破風板(はふいた)設置

破風板(はふいた)とは屋根の妻側の端の方に取り付けられた板のことです。破風板(はふいた)に穴をあけてサイドベースという金具をビス止めし、アンテナを取り付けます。高い位置に設置することで電波が受信しやすくなります。

  • 屋根上設置

破風板設置では受信が弱いという場合には屋根上に設置するのが有効です。より高所に設置できるので電波の受信強度が高くなります。

  • スッキリポール設置

スッキリポールを使えばアンテナ本体や電線をまとめて設置することが可能です。建物にアンテナを設置する必要もなく、外観がすっきりした印象になります。しかしスッキリポールは非常に高額なため導入する際はよく検討するようにしましょう。

どの設置方法がよいか工事業者と相談して決めるとよいでしょう。

ユニコーンアンテナの取り付け手順

アンテナの設置工事は平均的に2~3時間程度かかることが多いです。取り付ける場所や自宅の状態によっても作業時間は変わるので、具体的な所要時間を知りたい方は現地調査の際に業者に質問しましょう。

作業の流れは以下のようになります。

  1. 電波を受信しやすい場所を探し、設置場所を決める
  2. 外壁にビス穴を開ける
  3. サイドベース(アンテナを取り付けるための金具)をビス止めする
  4. マスト(アンテナを支えるポール)をサイドベースに差し込む
  5. アンテナの下部にあるふたを外し、マストに差し込む
  6. 落下防止のためアンテナを紐で固定する
  7. ボルトでマストを固定する
  8. アンテナの向きを調整する
  9. アンテナとテレビをつなぐ
  10. 防水キャップを取り付ける
  11. 必要であればブースターを取り付ける
  12. テレビが映るかを確認する
  13. アンテナの固定ボルトを締め直す
  14. アンテナの下部にあるふたを閉め、落下防止用の紐を外す

以下の動画では作業の流れをわかりやすく解説しているので参考にしてみて下さい。(作業工程:2分13秒~)

新築物件にユニコーンアンテナを設置する際のポイント

新築住宅

家を新しく建てるのをきっかけに、スタイリッシュなユニコーンアンテナを導入したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

新築物件にアンテナを取り付ける場合はハウスメーカーに工事を依頼することもできますが、基本的にはアンテナ工事の専門業者に依頼するのがおすすめです。

アンテナ工事の専門業者なら仲介料がかからないため、ハウスメーカーに依頼するよりも工事費用を安く抑えられます。

アンテナを設置するタイミングとしては「家の建設工事が終わってから入居するまで」の期間がベストです。建設業者とアンテナ専門業者の工事が被らないようにしましょう。

また入居前にアンテナ工事を済ませておけば、すぐにテレビが利用できます。

ミツモアでテレビのアンテナ工事・取り付けを依頼した人の口コミ

ミツモア」を通してテレビのアンテナ工事・取り付けを依頼した利用者からの口コミを紹介します。

出典:テレビのアンテナ工事・取り付け業者の口コミ一覧|ミツモア

「今後も何かあった時は、安心して仕事を依頼できます」

  • 利用時期:2023年3月
  • 評価:★★★★★ 5

30年使ったテレビアンテナが劣化しアンテナの基礎ごと落下しました。お電話をすると素早く見積もりを出していただきました。他の業者数社にも見積もりを出してもらいましたが、こちらが一番安い金額でした。テレビが映らなくなると非常に困るものですが、こちらの業者さんはすぐに来ていただきました(他の業者には、何と一週間後なら行ける…と言われました)。当日は打ち合わせの時刻ちょうどに来ていただき、最初に金額を確認してから仕事を開始。仕事は素早く、また元のアンテナのボルトの穴跡から雨雪が入らないように丁寧に防水の後処理までしていただきました。結果、他の業者の見積もり中の最高額の半額以下で収まりました。早い、安い、丁寧と三拍子そろった業者さんです。今後も何かあった時は、安心して仕事を依頼できます。人間としても、技術者さんとしても大きな好感を持ちました。現在、良好な受信状況でテレビを楽しんでいます。ありがとうございました。

対応の良さ 評価5:テレビが映らなくなると大変困るものですが、こちらの業者さんは素早く来ていただき、金額も大変お安くしていただきました。大満足です。
仕事の仕上がり 評価5:撤去したアンテナのボルトの穴後をシーリング加工で防水していただきました。今後の家のことまで考えた仕事ぶりでした。
料金・費用の納得感 評価5:見積もりをかけた他の業者の半額以下でした。事前に打ち合わせた見積もりの金額通りで、当日、何か理由を付けて上乗せすると言ったようなことは全くありませんでした。大変満足しています。
時間の正確さ 評価5:打ち合わせ通り、正確な時刻で来ていただきました。
仕事の速さ 評価5:3階建ての屋根に上がっていただきましたが、1時間ほどで仕事を終えました。たいへん素早かったです。
コミュニケーション 評価5:電話での打ち合わせ通りの内容で仕事をしていただきました。大変誠実な仕事ぶりでした。

「希望通りにして頂けましたので、大変感謝しています」

  • 利用時期:2023年2月
  • 評価:★★★★★ 5

事前に他の見積無料サイトで現地見積をしてもらいましたが、それを断って、ミツモアでこちらの会社にお願いしてよかったです。他サイトは見積以外の追加費用なしと謳っていたのに、工事してみないと総額がわからないと言われたのでお断りしました。 ミツモアは複数社金額と評価を比較できて、工事でも追加費用が発生せず、丁寧に説明しながら誠実に工事を進めてくださったので、安心してお任せできました。 料金が他社よりもかなり安くて、でも工事は丁寧にこちらの希望通りにして頂けましたので、大変感謝しています。 次回もしお願いすることになっても是非こちらの会社さんにお願いしたいです。 チャットもスムーズで使いやすかったです。

対応の良さ 評価5
仕事の仕上がり 評価5
料金・費用の納得感 評価5
時間の正確さ 評価5
仕事の速さ 評価5
コミュニケーション 評価5

「説明もわかりやすく、親切でした」

  • 利用時期:2022年12月
  • 評価:★★★★★ 5

この度は、適切なアンテナ工事を施工して頂き、ありがとうございました。 大変、満足しています。 電波が取れず、予定より、かなり作業時間がオーバーしたと思いますが、作業は、とても丁寧、且つ、円滑に進めて頂きました。説明もわかりやすく、親切でした。

対応の良さ
仕事の仕上がり 評価5:設置箇所も作業も丁寧な仕上がりでした。
料金・費用の納得感 評価4:適切な価格だと思います。
時間の正確さ 評価4:渋滞で到着が遅れましたらが、作業はテキパキと進めて頂きました。
仕事の速さ 評価5:状況判断も早く、適切な対応でした。
コミュニケーション 評価5:人柄の良さが感じ取れました。

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ユニコーンアンテナは住宅の外観を損なうことなく、悪天候の影響を受けにくいアンテナです。デザイン性も性能も兼ね備えた新世代のアンテナは今後需要が高まるでしょう。

受信感度を強く保つためにも、高所に設置する必要があります。ユニコーンアンテナの設置には危険が伴うため、業者に依頼をすると安全で確実です。電波に関する知識と経験が豊富で、仲介手数料がかからないアンテナ専門業者に依頼をしましょう。

ミツモアならば豊富な経験と知識を持ったアンテナ工事業者に見積もり依頼が可能です。まずはプロに相談をしてみてはいかがでしょうか?

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