毎日使うキッチンは気づけば汚れが溜まっていますよね。
こまめに掃除したくても、時間がなくてなかなか手が回らない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、重曹などの家にあるものを使ってキッチンを大掃除する方法をご紹介します。
油が飛び散ってベトベトになった壁や換気扇も、すっきりきれいにリセットしましょう。
キッチンの大掃除の順番は?
キッチンを大掃除するなら、シンクだけでなく換気扇やコンロなども一気に掃除してしまいたいですよね。
キッチンの大掃除には、スムーズに掃除を進めるためのおすすめの順番があります。反対に、順番を考えずに掃除を進めると掃除が二度手間になってしまう場合も。
各場所をどの順番で掃除していくかをあらかじめ確認しておくだけで、効率よく大掃除することができますよ。
「上から下へ」が基本
キッチンの大掃除は「上から下へ」が基本です。
例えばコンロの後に換気扇を掃除すると、換気扇掃除の汚れがコンロに落ちてしまいます。
汚れが落ちてくると、せっかくきれいにした場所ももう一度掃除しないといけません。
二度手間にならないためにも、下記の順番で掃除を進めていくのがおすすめです。
①換気扇 ② コンロ周辺 ③ シンク ④ 床や壁 ⑤ 冷蔵庫や電子レンジなどの家電 |
「上から下へ」の基本を守って効率よく掃除をしましょう。
キッチンの大掃除にかかる時間は半日程度
重曹水のつけ置き時間の関係で、換気扇掃除は2〜3時間、コンロは1時間、シンクは3時間、壁・床は30分、レンジは30分程度を要します。
ある箇所をつけ置きしている間に他の箇所のつけ置きもするなど工夫をすれば、キッチン全体の大掃除は半日程度で完了します。
キッチンの大掃除に必要なもの
キッチンの大掃除に必要なものをご紹介します。掃除を始める前に全ての道具を準備しておくと、スムーズに掃除を進めることができますよ。
使う道具は基本的にご家庭にあるものですが、なければ百均で購入することもできます。道具がご自宅にあるかどうか事前に確認しておくと安心でしょう。
重曹、クエン酸 | シンク掃除で使用 |
ブラシ |
いらなくなった歯ブラシがあれば、換気扇の部品や五徳など細か い箇所も掃除できます |
スプレーボトル | 重曹スプレーに使う |
ラップ | 壁・床の掃除に使用 |
キッチンペーパー | 壁・床の掃除に使用 |
ゴミ袋 | 換気扇の部品や五徳などを重曹水でつけ置きする際に使用 |
いらない布 | 拭き上げなどに利用 |
アルカリ性洗剤 | あると便利 |
オキシクリーン | あると便利 |
換気扇の大掃除のやり方
まずは、換気扇の大掃除から始めていきます。
難しそうに見えますが、フィルターなどはコツを掴めば簡単に取り外すことができますよ。
いつもは後回しにしがちな換気扇も、大掃除の機会に徹底的にきれいにしましょう。
①電源を落とす
安全に作業できるよう、まずは換気扇の電源を落とします。
②フィルター・カバー・ファンを外す
フィルター、カバー、ファンを外しましょう。
③外した部品を重曹水につけ置きする
外した部品をつけ置きします。
まず、水1リットルに重曹を大さじ3杯入れて沸かします。
沸騰して10分ほど経ったら火を止め、人肌くらいの温度になるまで冷ましましょう。
ぬるま湯になった重曹水をゴミ袋に入れたら、先ほど取り外した部品を投入して1時間ほどつけ置きします。
重曹は、同じアルカリ性のセスキ炭酸ソーダで代用することもできます。
④ブラシで汚れをこすり落とす
重曹水につけたことで汚れが浮き上がっているので、使い古しの歯ブラシを使って汚れをこすり落としましょう。
⑤乾拭きして元通り取り付ける
乾いたいらない布でフィルター、カバー、ファンの水分をしっかり拭き取り、元どおり取り付けたら完了です。
ガスコンロの大掃除のやり方
ガスコンロは、キッチン周りの中では特に汚れがつきやすい場所です。
調理中の油が飛び散って、気づけばギトギトの汚れがこびりついている…という経験がある方も多いのではないでしょうか。
ここでは、こびりついた頑固な汚れを重曹を使ったつけ置き洗いで落とす方法をご紹介します。
①五徳・天板・グリル部品など外せる部品を外す
五徳・天板・グリル部品など外せる部品をは全て外しましょう。
一旦部品を取り外すことで、普段は見えない場所についている汚れもきれいに落とせます。
②外した部品を重曹水につけ置き
大きな器に1リットルほどのお湯を入れ、重曹大さじ2杯を入れて溶かします。
作った重曹水の中に、外した部品を入れて30分程度つけ置きします。
③ブラシで汚れをこすり落とす
重曹水につけ置きしたことで、こびりついた汚れが落ちやすくなっています。
使い古しの歯ブラシを使って、汚れを擦り落としましょう。
④外せない部分には重曹スプレーを使用
取り外しできずつけ置きができなかった部分には、重曹スプレーで対応します。
まず、水100mlに対して重曹小さじ1杯を入れて混ぜ、空のスプレーボトルに入れて重曹水を作りましょう。
重曹水は外せなかった部分に吹きかけ、5分ほど放置して汚れを浮き上がらせます。
浮き上がった汚れは、いらない布で拭き取っていきましょう。
⑤乾拭きして元通り取り付ける
重曹水で各部分の汚れを落としたら、しっかりと乾拭きして完了です。
取り外した部分は元の位置に戻しましょう。
シンクの大掃除のやり方
頻繁に使用するシンクは、水垢や油汚れなどが蓄積されやすい場所です。
毎日簡単に掃除していても、意外と汚れが溜まっていることも。
ピカピカになったシンクは見ているだけで気持ちがいいものです。
重曹とクエン酸の力で、日頃のお手入れでは落ちない汚れもきれいに落とし切りましょう。
①シンクにクエン酸水をスプレー
酸性のクエン酸はアルカリ性である水垢を落とす効果があります。
まずはクエン酸スプレーを作っていきます。
水100mlに対してクエン酸を小さじ2分の1杯入れてかき混ぜます。
作ったクエン酸水は空のスプレーボトルに入れましょう。
シンク全体にまんべんなくクエン酸水をスプレーしていきます。
1〜2時間ほど放置したら、スポンジで擦って汚れを落とします。
②シンクに重曹をかけて放置
重曹は石鹸カスを落とす効果があります。
また、研磨効果があるのでこびりついた汚れにも効果的です。
シンクの汚れが気になる箇所に、重曹を粉のまま振りかけます。
頑固な汚れの場合は5〜10分程度放置。
スポンジで重曹と一緒に汚れを擦って落としましょう。
③排水口に重曹とクエン酸をかける
排水口には、重曹とクエン酸をかけます。
重曹は約100g、クエン酸は約10gを粉のまま排水口に振りかけましょう。
粉をかけた上から、お湯を100mlほどかけるとシュワシュワと泡が発生します。
そのまま約5分放置し、お湯で洗い流します。
重曹とクエン酸の泡の効果で汚れがスッキリきれいになる方法です。
関連記事:【汚れ別】シンクをピカピカに掃除する方法 |
壁・床の大掃除のやり方
調理中の油がはねたり、うっかり食材を落としてしまったりなど、キッチンの壁や床は汚れが付きやすい場所です。
ここでは、重曹水を使った掃除方法をご紹介していきます。
家にある道具を使うだけで時短で簡単に掃除できるので、ぜひ参考にしてみてください。
①壁・床にキッチンペーパーを貼る
まずは壁と床にキッチンペーパーを貼っていきます。
キッチンペーパーの一部を少し濡らすと壁に貼り付けることができます。
②その上から重曹水をスプレー
壁と床に貼り付けたキッチンペーパーの上から重曹水をスプレーしていきます。
重曹水の作り方は簡単。
水100mlに対して重曹小さじ1杯を入れ、かき混ぜるだけです。
重曹水は空のスプレーボトルに入れて使用しましょう。
③ラップでパックして放置
キッチンペーパーが重曹水でひたひたになったら、上からラップでパックします。
パックをすることで重曹水が汚れに密着し、蒸発せずに汚れを浮かす効果があります。
この状態で10分程度放置しましょう。
④キッチンペーパーを剥がして乾拭き
10分経ったらラップとキッチンペーパーを剥がして、いらない布で乾拭きします。
重曹水でパックしたことにより、こびりついていた頑固な汚れもきれいに落とすことができます。
電子レンジの大掃除のやり方
キッチン掃除をするなら、電子レンジも忘れず掃除しましょう。
電子レンジの庫内は、食べ物の蒸気で汚れやすい場所です。
普段使っている時は気にならなくても、よく見ると汚れがたまっていることに気づきます。
重曹水を使った掃除方法なら、こびりついた頑固な汚れもごっそりとれますよ。
①重曹水を加熱
水200ccを容器に入れ、大さじ1杯の重曹を入れてかき混ぜます。
作った重曹水を電子レンジで3〜5分程度加熱します。
加熱する時はラップはかけないようにしましょう。
②扉を閉めたまま放置
加熱し終わったら、扉を閉めたまま60分ほど放置します。
放置することで重曹水の蒸気が電子レンジの中に充満し、汚れをふやかして落としやすくなります。
③雑巾で拭き上げ
雑巾に先ほど加熱した重曹水をつけて、庫内を吹き上げましょう。
加熱した重曹水を放置していたことにより、重曹水の蒸気で庫内の汚れが浮き上がっている状態です。
雑巾で拭いただけで簡単に汚れが落ちるので、時短でサクサク掃除ができます。
最後に乾拭きすれば完了です。
下の記事ではレモンを使った電子レンジ掃除方法も紹介しています。参考にしてみてください。
冷蔵庫の大掃除のやり方
最後に、冷蔵庫の大掃除のやり方をご紹介します。
冷蔵庫の掃除は中の食材を出し入れする必要があるので、食材が少ないタイミングで掃除をするといいでしょう。
万が一口に入っても安全な重曹を使って掃除していくので、掃除後も安心して冷蔵庫を使うことができます。
①庫内の食材を全て出す
まずは、庫内の食材を全て出しましょう。
外に出すのが気になる食材は、保冷バッグやクーラーボックスで一時的に保管しておくと痛む心配がありません。
②内側に重曹水をスプレーして拭き上げ
水100mlに対して重曹を小さじ1杯入れ、混ぜたものをスプレーに入れ、重曹水を作ります。
重曹水ができたら冷蔵庫内にスプレーし、雑巾で拭き上げていきましょう。
重曹は汚れを中和するだけでなく消臭効果もある万能アイテム。冷蔵庫の中に充満した食材のイヤな臭いも解消できます。
③外側に重曹水をスプレーして拭き上げ
外側も内側と同様、重曹水をまんべんなくスプレーし、雑巾で拭き上げます。
冷蔵庫の外側は、一見汚れていないようでも手垢や油汚れが付きやすい場所です。
弱アルカリ性の重曹のパワーで酸性の油汚れを落とすことができるので、念入りに全体を拭いていきましょう。
④食材を元に戻す
食材を元に戻して完了です。
調味料の容器など液だれが気になるものは、キッチンペーパーを軽く濡らしたもので拭いてから戻すと冷蔵庫に汚れがつきません。
キッチンクリーニングをプロに依頼するのもオススメ
自分で大掃除するのが面倒、掃除したけど汚れがとれないといった場合はプロに掃除してもらうのもオススメです。
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関連記事:大掃除代行おすすめ業者10選!プロに頼むメリットや料金相場も解説|ミツモア |
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