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エアコンから風が出ない?最初に確認することや原因と対処法を解説

最終更新日: 2024年06月28日

夏や冬が本格的に到来するシーズンに、エアコンから風が出なくなると困りますよね。

正常な作動によって一時的に風が出ないこともあれば、修理・交換が必要なケースもあります。まずは原因を特定して対処することが大切です。

風が出ないときに最初に確認すること

エアコンと女性

エアコンから風が出ない原因は故障とは限りません。単純に基本的な設定が間違っていたり、一時的に停止しているだけだったりするケースもあります。

室温に対する設定温度が適切か

設定温度が適切でないとエアコンから風が出ません。エアコンの風が停止、または送風モードに移行するケースを紹介します。

  • 【冷房】室温が設定温度より低くなったとき
  • 【暖房】室温が設定温度より高くなったとき

いずれも室内の冷やしすぎや暖めすぎを防ぐためです。

エアコンから風が出ていないと感じたときは、まずエアコンのリモコンに表示されている設定温度と室温を確認してみましょう。

室温が設定温度まで届いている場合は、設定温度を調節して、再びエアコンが稼働するのを待つだけで風が出るようになります。

霜取り運転が作動していないか

エアコンの霜取り運転が作動しているときも、エアコンから風が出なくなります。

霜取り運転は、室外機に付いた霜を取り除くために自動で作動する機能です。霜取り運転は冬の寒い日に作動することが多いです。

暖房をつけているときは、室内に暖かい空気を送ると同時に、室外機からは冷たい空気が出ています。室外機から出た空気が原因で、水蒸気が結露して霜が付いてしまいます。

室外機に付着した霜を放置していると暖房効率が悪くなるだけではなく、最悪の場合エアコンが故障することもあるので注意が必要です。

通常はエアコンに負荷がかからないように、自動で霜取り機能が作動するので問題ありません。霜取りが完了するまで10分ほど待ちましょう。

すぐに室内を暖めたい場合は、エアコンの設定温度を20度前後にして弱風で運転させます。室外機に雪が吸い込まれないように、周りを遮蔽するとより効率的です。

関連記事:エアコンの暖房が止まる理由とは?霜取り運転の対策をしよう|ミツモア

室外機に熱がこもっていないか

室外機に熱がこもっていることが原因でエアコンから風が出ないケースもあります。

室外機の周り、特に吹き出し口付近に物を置いていると熱の交換がうまくできず、室外機に熱がこもります。室外機に熱がこもると、エアコンの機能が低下して風が出なくなってしまうのです。

室外機に直射日光が当たっている場合も、熱の交換ができずにエアコンから風が出なくなります。

室外機用のカバーをかけたり、1mほど距離をとってすだれを立て掛けたりして直射日光を防ぐ工夫が必要です。

関連記事:エアコン室外機は日よけ対策で節電に!専用カバーの選び方、注意点について解説|ミツモア

エアコンから風が出ない原因

エアコン

設定温度や室外機に問題がなければ、エアコンの汚れや故障が原因で風が出なくなっている可能性が高いです。それぞれの原因の詳細と見分け方について解説します。

エアコン内部に汚れがたまっている

エアコン内部に汚れがたまると風が出なくなります。エアコンは、室内の空気を吸い込んで、内部で空気を暖めたり冷やしたりして再び室内に風を送る仕組みです。

エアコンは室内の空気を吸い込むときに、ホコリも一緒に吸い込みます。エアコン内部の空気の通り道が汚れでふさがれると、正常に風を送ることは困難です。

フィルターに汚れがたまるとエアコンの効きが悪くなるほか、風を生み出すファンに汚れがたまると風力が低下します。

熱交換器に汚れがたまった場合はエアコンが風を吸い込めなくなり、風を出すこともできません。

エアコン内部に汚れがたまったまま使っていると、健康にも良くないです。風と一緒に汚れが部屋中にまき散らされるだけでなく、湿度が高いエアコン内部にカビが繁殖します。

エアコン内部の汚れが原因の場合は早急にクリーニングをすることが重要です。

関連記事:エアコン掃除は意外と簡単に自分でできる!内部洗浄はプロにお任せ|ミツモア

エアコンの悩みはエアコンクリーニングで解決

エアコンが故障している

霜取り運転が完了した後や、エアコンのクリーニングをしてエアコン内部がきれいになった後も、エアコンのランプが点滅を続けている場合は、故障している可能性が高いです。

故障と決めつける前に、ブレーカーやコンセントを確認することも大切です。電源を入れ直してみたり、リモコンの電池を交換したりして正常に作動するかどうか確かめます。

エアコンの取扱説明書の確認あるいはメーカーへの問い合わせで、故障しているかどうか判断します。

何が原因か分からないときは、一度クリーニング業者に見てもらい、原因を探ってもらうとよいでしょう。

エアコンから風が出ないときの対処法

エアコン掃除 ハンディモップでホコリ取り

エアコン内部の汚れが原因の場合はエアコンクリーニングが必要です。故障している場合は修理を依頼するか、新しいエアコンに買い替えます。各ケースの具体的な対処法について解説します。

エアコンクリーニングを依頼する

エアコンに汚れが蓄積して風が出ない場合は、エアコンの掃除をしましょう。

大掛かりな掃除をすると故障する可能性が高いので、本格的なエアコンクリーニングは無理せずプロに任せるのが無難です。

自分で掃除できるのは、簡単に取り外しができる以下の3パーツだけです。

  • フィルター
  • フィルターカバー
  • ルーバー

少なくとも3カ月に1回は掃除してください。

エアコンクリーニングをプロの業者に頼んだ場合の費用相場は、お掃除機能がついているかどうかで変わってきます。

一般的な家庭で見られる壁掛けエアコンの非分解洗浄で8,000〜12,000円お掃除機能付きなら16,000〜20,000円です。

関連記事:エアコンクリーニングの料金相場は?機種・洗浄方法ごとの違いと、安く依頼するコツを解説|ミツモア

エアコンクリーニングを依頼するときは費用と相談して業者を選ぶことが大切です。ミツモアなら無料で最大5社の相見積もりができます。気になる業者とは事前にチャットで相談も可能なので、安心してエアコンクリーニングを頼めます。

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エアコンの修理・交換を依頼する

エアコンが故障している場合は修理・交換をします。

賃貸物件では、掃除を怠っていた場合や故障したまま放置して悪化した場合を除いて、修理・交換費用は貸主である大家・管理会社の負担です。自分で修理を依頼する前に貸主に相談しましょう。

エアコンの修理費用は故障箇所によって変わってきます。

熱交センサー 9,000〜18,000円
室内ファンモーター 12,000〜32,000円
冷凍サイクル 80,000〜100,000円
関連記事:エアコン修理の費用相場、故障箇所・症状

冷凍サイクルが故障している場合は、エアコン自体を買い替えた方が安いこともあるでしょう。

エアコンの寿命は一般的に10年と言われています。エアコン本体に貼ってあるシールで製品寿命を確認し、10年近く使用しているようなら買い替えるのも現実的な選択肢です。

エアコンの交換には本体の購入費用取り付け費用がかかります。例えば、20畳なら本体だけで150,000〜200,000円、取り付けに30,000〜50,000円かかります。

部屋の大きさや搭載している機能によって本体価格と取り付け費用は上下するので、予算に余裕を持たせておいた方がいいでしょう。

エアコンの修理・交換もミツモアを通して依頼可能です。安心して頼める業者を選びましょう。

風が出ない原因を突き止めて対処しよう

おしゃれな部屋とエアコン

エアコンから風が出ない原因は単純な見落としや正常な機能のこともあれば、内部の汚れや故障が原因のケースもあります。原因によって深刻度と対処法が変わってきます。

業者やメーカーに相談しながら原因を突き止め、適切な対策を施すといいでしょう。

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