遠隔地にいる相手とオンラインで会議を行えるWeb会議システム。交通費や移動時間の削減や、意思決定のスピード向上などさまざまなメリットがあります。
本記事では、定番製品を含めたおすすめの12製品を厳選して紹介。機能や価格で徹底比較しました。ぜひ、製品選びの参考にしてください。
定番のWeb会議システム3選
Web会議ツールの中でも特に知名度が高く利用者数の多い3製品を紹介します。それぞれの特徴に着目し、価格や機能面で比較していきます。
製品名 | 特徴 |
Zoom | 全世界3億人が利用する主要Web会議システム |
Microsoft Teams | WordやExcelを用いた共同作業時におすすめ! |
Google Meet | Googleカレンダーから直接会議URLを発行できる |
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「Zoom」全世界3億人が利用する主要Web会議システム
- 圧倒的な知名度の高さと利用者数をほこるWeb会議システム
- 会議室の作成や定期ミーティングの開催がスムーズ
- オンラインでもコミュニケーションを取りやすいツールが充実している
「Zoom」は全世界で3億人以上に利用されている、最も知名度の高いWeb会議システムです。多くの企業や官公庁、学校などで利用されており、会議相手との共有も楽にできます。
Zoomはスケジューリングをするだけで簡単にWeb会議のURLを発行できます。定例会議の際はルームのIDやパスワードをそのまま使えるため、都度発行する手間がありません。
ホワイトボード機能や挙手機能など、会議中のコミュニケーションに便利な機能が備わっているため、オンラインでのやりとりに不安を感じている方にもおすすめです。
「Microsoft Teams」WordやExcelを用いた共同作業時におすすめ!
- Microsoft社製品を用いた共同作業をスムーズに行える
- 通話品質が安定しており、会議の停滞を防げる
- Web会議を超えたコミュニケーションで社内伝達に最適
「Microsoft Teams」はビジネスツール群「Microsoft365」のうちの1つで、「Word」や「Excel」などのMicrosoft製品を用いている企業に特におすすめです。ファイルを同時に編集する共同作業をスムーズに進められます。
最大1,000人までの大人数での利用が可能です。セキュリティ環境も万全なので、大きなプロジェクトの際も情報漏洩の心配がありません。また通話品質も高く評価されており、人数が多くとも通話の調子が悪くて会議が止まるといった事態を防げます。
Web会議だけでなくビジネスチャットとしても使えるため、社内コミュニケーションが1つで完結するのも特徴です。Web会議はURLを発行すれば相手がTeamsを使っていなくても行えるので、社外への対応も簡単に行えます。
「Google Meet」Googleカレンダーから直接会議URLを発行できる
- Googleカレンダーでスケジューリングをすればそのままルーム作成を行える
- 10万人を対象としたイベントの開催ができる
- 権限を細かく設定できるため、大人数での会議も安心
「Google Meet」はGoogle社が提供するWeb会議ツールで、Google製品との連携に強みがあります。Googleカレンダーで会議をスケジュールすれば、そのまま会議のURLの発行やメール送信ができるため、URLがバラバラになりにくく便利です。
ウェビナー形式のイベントであれば、10万人まで同時接続が可能です。大規模な講演会や就職セミナーなど、さまざまな用途で使うことができます。
主催者が共有の可不可やユーザーの参加などの権限を細かく設定でき、大人数での会議のセキュリティ面も安心です。
おすすめのWeb会議システム8選
高品質の音声や映像、高いセキュリティなど、それぞれ特徴を持ったおすすめの8製品を紹介します。
製品名 | 特徴 |
V-CUBEミーティング | 国産・高品質なWeb会議システム |
Cisco Webex Meetings | ワンクリックでWeb会議を開始可能!社内ミーティングにおすすめ |
Loop Gate | オンプレミス型会議システムでセキュリティ面も安心 |
どこでもShow By | 他社とのビジネス利用におすすめなWeb会議ツール |
Lite Fresh Voice | 導入ハードルが低くすぐにWeb会議を始められる |
Live On | 高音質・高画質を実現する国産のWeb会議システム |
RICOH Unified Communication System | アドレス帳からの呼び出しで会議を簡単に始められる |
Remote Meeting | 見えにくい感情をアバターで表現し、コミュニケーションを円滑にできる |
「V-CUBEミーティング」国産・高品質なWeb会議システム
- クラウド型なのにビデオも通話も高品質
- Office365とシームレスな連携が可能
- 国産製品なので安心して使える
「V-CUBEミーティング」は日本国産で、高品質なビデオや音声に定評のあるWeb会議システムです。国産製品のため、「日本語訳に違和感がある」や「日本企業に合ったつくりになっていない」などの問題も防ぐことができます。
Microsoft社が提供する「Office365(Microsoft365)」とシームレスに連携し、カレンダー上へのミーティングの直接スケジュールや、Officeアカウントを使ったログインなどが可能です。グループウェアとして「Office365」を使っているが、Microsoft Teamsは使いにくいと感じている企業にもおすすめです。
「Cisco Webex Meetings」ワンクリックでWeb会議を開始可能!社内ミーティングにおすすめ
- チャット画面からワンクリックでチーム内会議を始められる
- 音声文字起こしやメモ機能など、Web会議をスムーズに進められるうれしい機能
- 音声やビデオ品質の安定性にも定評あり
「Cisco Webex Meeting」はWeb会議、電話、ビジネスチャットが一体となったツールです。チャット主体のツールにありがちな音声やビデオ品質の心配もなく、安定した環境でWeb会議を行えます。
音声の文字起こしやビデオでのリアクションの絵文字化など、Web会議でも便利な機能が充実しています。チーム内でスムーズなWeb会議を行いたい企業におすすめです。
「Loop Gate」オンプレミス型会議システムでセキュリティ面も安心
- オンプレミス型なので官公庁や金融機関も安心のセキュリティ
- 安定した接続環境で途切れずに会議を行える
- テレビ会議ですぐに会議を始められる
「Loop Gate」はオンプレミス型のWeb会議システムです。官公庁や金融機関にも多数導入実績があり、万全なセキュリティ対策が期待できます。
接続環境の安定性も人気のポイント。重要な会議が多い企業や官公庁、自治体におすすめのシステムです。
「どこでもShow By」他社とのビジネス利用におすすめなWeb会議ツール
- 名刺交換やトークスクリプトなど、ビジネス向けの機能が充実
- オンライン商談に使いたい場合に特におすすめ
- ID式とURL式を選べ、相手の負担にならずに接続できる
「どこでもShow By」はオンライン商談や診療など、ビジネス利用に特化したWeb会議ツールです。SanSanやEightのデジタル名刺を紐づけて交換できる機能や、スクリプトを表示できる機能など、ビジネスに便利な機能が搭載されています。
相手の入室方法はID式とURL式のどちらにも対応しており、通話からすぐにWeb会議へつなぎたいときはID、事前にスケジューリングをするときはURL式など、好きな方法を選べます。相手の負担にならずに接続を行えて便利です。
「Lite Fresh Voice」導入ハードルが低くすぐにWeb会議を始められる
- アカウントを発行するだけですぐにWeb会議を始められる
- クラウド型で相手方への負担も少ない
- 社内外のWeb会議やウェビナーの開催にも便利
Web会議システムに豊富なノウハウを持つ「Fresh Voice」のクラウド版です。インストール不要、相手方のメールアドレス入力なしですぐに始められるため、手軽にWeb会議をしたい企業にぴったりです。
社内外のWeb会議はもちろん、ウェビナーやセミナー、営業としての使い方もできます。高機能なうえに料金も手ごろで、気軽な運用が可能です。
「Live On」高音質・高画質を実現する国産のWeb会議システム
- 品質の高さに定評のあるWeb会議システム
- システムの不具合での会議の中断を防げる
- 官公庁や地方自治体にも多数導入されているセキュリティ
「Live On」は日本国産のWeb会議システムで、音質・画質の良さといった品質の高さに強みがあります。音の途切れや動画の接続の悪さなどを防げ、ずっと安定したWeb会議を行えるでしょう。
官公庁や地方自治体への導入が行われているほど、セキュリティ対策も万全です。機密情報を多くやりとりしたい企業におすすめのツールです。
「RICOH Unified Communication System」アドレス帳からの呼び出しで会議を簡単に始められる
- アドレス帳から直接会議相手を呼び出し、スムーズに会議を始められる
- 複数の拠点があり、それぞれと定期的に会議を行う企業にぴったり
- テレビ会議とWeb会議どちらにも対応
「RICOH Unified Communication System」はさまざまな接続方法を選べるリモート用の会議システムです。アドレス帳を作成し、ワンクリックですぐに会議を始められるため、各拠点と定期的なミーティングを行いたい場合にぴったりです。
ユーザーごとのライセンス(Web会議)とデバイスごとのライセンス(テレビ会議)のどちらも選べ、自社の運用方針で決定できます。在宅勤務の社員との会議で使用したい場合はWeb会議、拠点同士での会議で使用したい場合はテレビ会議がおすすめです。
「Remote Meeting」見えにくい感情をアバターで表現し、コミュニケーションを円滑にできる
- 実際のカメラ代わりにアバターを作成、表情豊かに表現できる
- ルーム数は99まで保持可能!選ぶだけで即会議を始められる
- リンクやパスワードを都度発行・管理する手間がない
「Remorte Meeting」は洗練され、使いやすいデザインが特徴のWeb会議システムです。各ユーザーが自分の代わりに表示できるアバターを作成でき、リアクションボタンを押すことで感情を表現できます。リモートでビデオオフの場合でも、円滑なコミュニケーションを取るのに役立てられるでしょう。
ルーム数は最大99まで作成・保持できます。ルームに名前を付け、クリックするだけですぐに会議を始められるため、リンクやパスワードを毎回発行する必要はありません。定例会議をよく行う企業におすすめです。
Web会議システムの選び方【6つの比較ポイント】
ここではWeb会議システムを選ぶ際のポイントについて解説していきます。
接続できるアカウント数は最大何名までか
最大接続数によって製品やプランが変わってくるため、最大何人まで同時に接続できるのかを確認しておくことは重要です。会社の規模やリモート勤務状況を踏まえ、だいたい何人程度での利用を目指すのかを考えておきましょう。
アプリに対応しているか
PCだけでなく、スマートフォンやタブレットから接続する社員が多い場合、アプリ対応は必須です。スムーズなWeb会議を行うためにも、対応の有無は必ず確認しておきましょう。
逆にアプリをインストールしなければPCでも使えないシステムもあります。顧客との仕様が多い企業は相手に手間取らせてしまうことにもつながるため、アプリ対応については慎重に検討しましょう。
ゲストの招待手段
ゲストの招待手段には大きく分けて「URL型」と「ID・パスワード型」があります。
URL型のメリットはクリックするだけで会議に参加できる点です。一方でメールツールなどとの連携がうまくいかない場合は送信に失敗したり、ブラウザの不調で開けなくなるなどのデメリットがあります。
ID・パスワード型のメリットは同じルームを使いまわせるため、同じ相手と複数回会議を行う際に適している点です。一方で毎回相手にID・パスワードの入力をしてもらう手間をかけてしまうというデメリットもあります。
中には両方できるツールもあります。企業の運用方法に応じ、合うものを選びましょう。
クラウドかオンプレミスか
クラウド型の製品か、オンプレミス型の製品かも重要な比較ポイントです。
クラウド型のメリットは価格が安い点、オンプレミス型のメリットはセキュリティの強固さが担保されている点です。
料金は適切か
Web会議システムによってどれくらいのコストカットができるかを、対面で会議を行う際のコストと比較し、適切な料金かを確認しましょう。
例えば近場の企業と長時間の会議を不定期に行う場合、そのために長時間会議のできるプランに加入し続けるのはコストパフォーマンスが低いですよね。このように、会議頻度と距離などを多角的に踏まえて料金を検討してみるとよいでしょう。
無料トライアルの有無
正直同じようなシステムばかりで、どれがよいのかわからないという方には、無料トライアルを踏まえて選んでみるのもよいでしょう。無料トライアルがある製品を一通り試して比較したうえで、自社にとって最も使いやすいシステムを選ぶのもおすすめです。
Web会議システムの導入事例
Web会議システムを導入して業務が効率化した事例を3つ紹介します。
NECグループ【Zoom】
NECグループは全体で12万人の社員を抱える超巨大企業です。コロナ禍の前からいち早くリモートワークを取り入れていましたが、その際リモートワークと対面の会議室をつなぐ仕組みづくりに困難を感じていたそうです。
そこで会議室にZoomを導入し、いつでも会議室とリモートで働く各社員をつなげるような制度作りを整えました。会社内ではMicrosoftソリューションを多く用いていますが、一般の人にも広く認知されているZoomは他社とやりとりをする際も都合がいい点をメリットとし、並行して利用しています。
サイボウズ株式会社【RICOH Unified Communication System】
サイボウズ株式会社はインターネット用製品の開発・提供をしている企業です。導入前の課題として、遠方の顧客との商談にコストがかかることや、まめに連絡を行えず商談機会を逃してしまうことを上げていました。また、他社のテレビ会議システムも試したものの、設定が煩雑で使いづらさを感じていたそうです。
そこでRICOH Unified Communication Systemを導入し、遠方にいる顧客ともコミュニケーションを円滑にとれるようにしました。出張経費を4分の1に削減できたうえ、商談につなげられるチャンスも増え、ビジネスにも良い影響がもたらされたそうです。
アイリスオーヤマ株式会社【LiveOn】
アイリスオーヤマ株式会社は、主に生活用品の企画・販売をしている企業です。2009年より長らくLive Onを導入していますが、導入前の課題として、既存のテレビ会議システムの音質・画質の不安定さにともなう臨場感のなさを感じていました。
そこでハイビジョン画質に定評のあるLive Onを導入。運用から設備まで、徹底的なサポートを受けられ、特別な知識がなくても導入ができたそうです。
Web会議システムを導入してリモート会議を効率的に進めよう
コロナ禍によって大きく変化した働き方。多くの企業がリモートワークを導入し、効率的な働き方を進めています。そして、事業を進めるうえでかかせない会議は、Web会議システムを導入することでより効果的に行えるでしょう。
Web会議システムを導入してリモートでの会議を効率的に進め、企業の成長へとつなげてみてはいかがでしょうか。
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Web会議システムは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのソフトを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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