ミツモア

集中環境を作れるWeb会議用ブース。選ぶポイントや導入事例を紹介

ぴったりのWeb会議ツールをさがす
最終更新日: 2024年06月28日

Web会議をする機会が多い場合、オフィスにブースを置いてみましょう。しっかりと防音された環境で会議を行える上、集中して仕事をしたい場所が欲しい場合にも役立ちます。Web会議用ブースのメリットや、選び方のポイントを紹介します。

Web会議用ブースとは

テレワークを導入する企業が増えるにつれ、ブースの需要は高くなる一方です。Web会議用ブースの基礎知識と、注目される背景を知っておきましょう。

オフィスに設置する個室型のブース

Web会議用ブースとはオフィスに設置して使う個室型ブースのことです。「集中ブース」「防音ブース」「ワークブース」とも呼ばれます。

周囲の騒音を軽減できる防音性の高さが、Web会議用ブースの特徴です。人の話し声や、物音が気になるオフィスにいても、静かな環境で会議を行えます。

ブースの形状は完全な個室タイプから、仕切りが付いただけのタイプまで、さまざまです。利用できる人数は1〜4名用がメインとなっており、1名用に最も多くの需要があります。

Web会議で使うだけでなく、作業に集中するための個室としても利用できるのが特徴です。フリーアドレスを導入している企業で活用できるでしょう。

Web会議用ブースが注目される背景

働き方改革や感染症、健康意識の高まりに対応するため、多くの企業でテレワークの導入が進んでいます。社内でWeb会議を実施する機会が増えた企業も多いでしょう。

一方で、働き方の多様化にオフィス環境が追いついていないのも実情です。オフィスでWeb会議を行う場合も、オープンな環境の場合、話し声で周囲の業務を妨げることにもなりかねません。会議室が少ない企業では、Web会議を行える場所探しに苦労します。

このような状況で注目を集めているのが、Web会議用ブースです。オフィスであまり使用していないスペースにWeb会議用ブースを導入すれば、会議室が少ない企業やオフィスで会議をしにくい企業でも、社員が安心してWeb会議できる空間を生み出せます。

Web会議用ブースのメリット

Web会議用ブースを設置することで、得られるメリットはいくつもあります。自社で導入を検討する際の参考にしましょう。

防音された環境でWeb会議を行える

Web会議用ブースの大きなメリットは、しっかりと防音された環境でWeb会議を行えることです。周囲の雑音が入らない状況から、聞き取りやすい音声を相手に届けられます

ブースを導入すれば会議中に発する声で、周囲に迷惑をかけることもありません。オフィスにいながら、周囲の環境から遮断された空間で、気兼ねなくWeb会議を進められます。

情報漏洩のリスクを軽減できる点も、Web会議用ブースのメリットです。個人面談や商談など、秘匿性の高い会話をブース内で行えば、重要な情報が周囲に聞かれるのを防げます。

集中して仕事に取り組める

少人数型のブースを設置するメリットとしては、社員が仕事に集中できる環境を作れることも挙げられます。Web会議だけでなく、商談や電話対応の際にも活用することが可能です。

オフィスがオープンな環境になっている場合、取引先との商談や電話をするときに、周囲の雑音が気になることもあるでしょう。そんな時でもブースに入れば、相手とのやりとりに集中できます。

またどうしても集中して取り組みたい仕事がある社員には、ブースを使ってもらえば、業務効率を高められるでしょう。オフィス内に固定席を設かないフリーアドレスを導入している企業の場合は特に、わざわざ集中できる環境を探しにいく必要がありません。

空いたスペースを有効活用できる

Web会議用ブースはオフィスに空きスペースがあれば、どこでも設置できます。そのため社内のデッドスペースを有効活用できるでしょう。

会議室不足で悩んでいる企業が、新たに会議室を作ろうとすると、防音や換気などの大規模な工事を行わなければなりません。日数がかかる上に、高額な費用も発生してしまいます。

一方でWeb会議用ブースを導入すれば、組み立てるだけですぐに、会議室の設置が可能です。コストも抑えられるほか、不要になれば撤去できます。

オフィスのレイアウトを変更したり、オフィスを移転したりする場合も、Web会議用ブースなら、持ち運べるため柔軟な対応ができる点もメリットです。

ぴったりのWeb会議ツールを無料で診断する

Web会議用ブースを選ぶポイント

オフィスに設置するWeb会議用ブースは、形状や利用人数を考慮して選びましょう。法律に抵触しないか確認することも重要です。

ブースの形状

Web会議用ブースの形状は、クローズ型・セミクローズ型・オープン型の3種類に大きく分けられます。

クローズ型は静音性の高い、完全個室のボックス型ブースです。通常のWeb会議以外に、機密性の高い情報を扱う会議や、重要な商談でも安心して活用できます。

セミクローズ型は床と壁があり、天井のないタイプです。クローズ型より遮音性や吸音性は劣るものの、コストを低く抑えられる点がメリットです。初めての導入に最も向いているタイプといえます。

通常のデスクに左右・正面・天井の仕切りを付けるオープン型は、手軽に設置できる点が魅力です。個室感を出しつつ、外からも声を掛けやすいため、オペレーター業務に向くでしょう。

利用人数

Web会議用ブースの大きさは、1名用・2名用・4名用がメインです。利用人数を想定して選びましょう。サイズが異なるブースを、複数組み合わせて利用するのもおすすめです。

1名用は個別で会議に参加するケースが多い企業に適しています。1人で集中して業務に取り組みたい人や、外部への電話が多い人にも向くでしょう。

個人面談や1on1ミーティングに適しているのが、2名用のブースです。1人での業務に作業スペースが欲しい場合も、場所を広くとれる2名用が適しています。

4名用は2~4人での会議や、外部との商談が多い企業におすすめです。少人数でのプレゼンにも活用できます。

法律に抵触しないか

クローズ型やセミクローズ型を導入する際は、消防法の制限を受ける可能性があります。原則としてスプリンクラーや、感知器などを設置しなければなりません。

Web会議用ブースは可動式ブースとみなされるため、音圧や設置場所も考慮する必要があります。火災発生時にきちんと対応できるかという観点から、導入を考えることが大切です。

消防法に違反すると、建物の入り口に危険を知らせる標識が設置されたり、消防本部のホームページに、違反情報が載ったりするリスクがあります。ブースを導入する際は、メーカー・建物管理者・自治体・消防署に相談しておきましょう。

Web会議用ブースの導入方法


Web会議用ブースはどのような流れで、オフィスに導入すればよいのでしょうか。ブース選びから、設置までの大まかな流れを確認しましょう。

ショールームでブースを選ぶ

Web会議用ブースは各メーカーから、さまざまなモデルが開発されています。ブースを選ぶ際は、メーカーのショールームで実物を確認するのがおすすめです。

ブース選びで特に確認しておきたい項目は、寸法・デザイン・防音性・換気・電源・照明です。椅子やテーブルが標準で付属するかも確認しましょう。

消防法に抵触するかどうか分からない場合は、ショールームのスタッフに聞けば説明を受けられます。ブースの耐用年数を確認すれば、減価償却を利用できる年数が分かるでしょう。

契約形態を決める

導入するブースが決まったら、次に契約形態を決めます。Web会議用ブースの一般的な契約形態は、買い取り・リース・サブスクリプションの3種類です。

買い取りの場合は、ブースを一括または借り入れで購入することになります。購入費用は法定耐用年数にわたって、減価償却費として経費計上できます。

リースとサブスクリプションは、契約期間中に月々定額の使用料を支払って、ブースを利用する契約形態です。基本的には買い取りより費用を抑えられますが、リースの場合は途中解約すると、違約金を請求されることもあります。

搬入~組み立て

メーカーと契約を済ませたら、設置日を決めてブースを搬入します。搬入経路や設置場所は、事前にきちんと確認しておきましょう。

契約後に搬入や設置ができないと分かった場合、キャンセル料を請求されかねません。駐車場からの距離が離れている場合や、建物にエレベーターがない場合も、別途費用がかかることがあります。

無事に搬入ができたら、メーカーが組み立てを実施します。組み立てにかかる時間は半日程度です。クローズ型でオプションが多い場合は、組み立てに時間がかかることもあるでしょう。

ブースを見学できるおすすめショールーム

Web会議用ブースを選ぶ際は、実物を見学できるショールームで使い勝手を確認しましょう。おすすめ人気メーカーの特徴を紹介します。

TELECUBE(株式会社ブイキューブ)

株式会社ブイキューブと、オフィス家具メーカーのオカムラが共同開発した「TELECUBE」は、居住性の高さで高い評価を集めているブースです。

遮音性の高い個室仕様となっており、周囲を気にすることなくWeb会議や電話をすることが可能です。抗菌コーティングを施工していて菌やウイルスを不活性化してくれるので、いつでもきれいな状態で利用できますよ。

予約・利用・延長などの操作をスマホで完結できる点も特徴です。空き状況をすぐに確認できるため、利用者が多いオフィスでも使いやすいでしょう。ショールームは東京と大阪に用意されています。

テレキューブサービス

WORKPOD(コクヨ株式会社)

オフィスの解放感を失いたくない場合は、コクヨ株式会社の「WORKPOD」がおすすめです。ガラス面を最大化させたフレームを採用しており、オフィスの解放感を損ないません。

強化合わせガラスを使用しているため、遮音性も優れています。換気効率に優れた機械給気方式を採用しており、利用時は自動で換気が行われる点も魅力です。

オプションでディスプレイの設置や、LANの追加ができます。東京と大阪に用意されたショールームで、実際の使いやすさを確認してみましょう。

WORK POD(ワークポッド)

プライベートボックス(日東工業株式会社)

日東工業株式会社が提供する「プライベートボックス」は、防音性・換気性・作業性に優れたブースです。耐震性や防火性など、安全面にも配慮されています。

ボックス内部に吸音パネルを設置し、内側と外側の双方からの音が低減されます。低騒音の換気扇で空気を循環させることにより、室内の温度上昇を抑えられる点も特徴です。

また天井に下方放出型消火装置が装備されているため、消防法に準拠しています。建物の非常放送の音圧が、65dB以上聞こえる安全設計です。

東京・埼玉・名古屋・大阪・広島・福岡・佐賀・岩手にショールームが用意されています。

プライベートボックス

ぴったりのWeb会議ツールを無料で診断する

Web会議用ブースの活用事例

実際にWeb会議用ブースを導入した企業事例を紹介します。具体的にどのような効果が得られたのかをチェックし、自社への導入を検討する際の参考にしましょう。

株式会社ディー・エヌ・エー

幅広い分野で事業を展開している株式会社ディー・エヌ・エーでは、防音性と遮音性に優れたWeb会議用ブースを、漏洩に気をつけたい内容のミーティングで、積極的に活用しています。

数名の会議を広い会議室で実施しなければならなかった課題も、ブースの導入により解消されています。ブースを会議室と同等に位置付け、予約制を導入している点もポイントです。

株式会社ディー・エヌ・エーでは、オフィスのレイアウト変更を頻繁に実施していますが、可動式のブースを設置しているため、オフィスデザインに柔軟にフィットしています。

株式会社産業経済新聞社

株式会社産業経済新聞社では、メディア営業局でフリーアドレスを導入した際、Web会議中の音問題が発生しました。周囲の音に邪魔され、参加者が会議に集中できなかったのです。

しかしWeb会議用ブースの導入後は、雑音に邪魔されない空間が確保できるようになったため、今ではWeb会議だけでなく、商談やプレゼンもスムーズに実施されています。

株式会社産業経済新聞社のメディア営業局では、1名用のブースを2台導入しています。90分を利用時間の上限とし、利用したい場合はオンラインで予約を入れておくのがルールです。

ブースを活用して快適な環境を作ろう

オフィスにWeb会議用ブースを導入すれば、防音された静かな環境で会議を行えます。フリーアドレスを導入しているなら、従業員が集中して仕事に取り組める点もメリットです。

ブースを選ぶ際は、形状や利用人数を考慮する必要があります。各メーカーのショールームで実物を見学し、自社に合ったブースを選んで快適なオフィス環境を作りましょう。

ぴったりのWeb会議ツール選びはミツモアで

ミツモアロゴ

Web会議ツールは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのソフトを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。

そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりのWeb会議ツールが見つかります。

ぴったりのWeb会議ツールを最短1分で無料診断

従業員数や欲しい機能などの項目を画面上で選択するだけで、最適なWeb会議ツールを最短1分で自動診断。もちろん費用はかかりません。

ぴったりの料金プランも一緒にお届け

希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。実際にかかる金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。

診断結果は最大5製品!比較・検討で最適なソフトが見つかる

最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬソフトとの出会いもあるかもしれません。

ミツモアなら、ぴったりのWeb会議ツールがすぐに見つかります。

ぴったりのWeb会議ツールを無料で診断する

サービス提供事業者さま向け
ミツモアにサービスを
掲載しませんか?
ミツモアにサービスを掲載しませんか?

ミツモアは依頼者さまと事業者さまをつなぐマッチングサイトです。貴社サービスを登録することで、リードの獲得及びサービスの認知度向上が見込めます。 さらに他社の掲載サイトとは違い、弊社独自の見積システムにより厳選されたリード顧客へのアプローチが可能です。 もちろん登録は無料。 ぜひミツモアにサービスをご登録ください。