車両管理アプリは車載機の設置が不要で、スマホにアプリをインストールするだけといった簡単な仕組みで車両管理を行えます。そのためコストも比較的抑えながら、車両管理が可能です。
そこでこの記事では、おすすめの車両管理アプリやメリットを紹介します。ぜひ製品選びの参考にしてください。
車両管理アプリとは
車両管理アプリとはスマホで車両管理業務を一元化できるアプリです。
車検情報や点検履歴、運行情報、ドライバー情報など、すべての情報をアプリに集約。ドライバーはアプリに日報や走行記録を登録するだけなので、業務の負担軽減になるでしょう。
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車両管理アプリを導入するメリット
車両管理アプリを導入すると5つのメリットがあります。
車両やドライバーの位置情報を取得できる
車両管理アプリの中はスマホのGPSを利用して、リアルタイムで車両の位置や走行状況を確認できます。
目的地までにかかるおおよその時間もわかるため、顧客から到着予定時刻について問い合わせがあったときにも役立つでしょう。またリアルタイムで車両状況を把握できるので、社用車の私的利用防止やサボり防止にもつながります。
そのほかにも車検や点検の記録といった車両自体の情報管理も可能です。
走行ルートの記録・共有できる
車両管理アプリの使用時にGPSで取得した位置情報や走った経路は、後から確認したり、ルートを共有したりすることが可能です。
効率のよいルートを検討し、業務を効率化するために役立つでしょう。
日報や業務記録を作成できる
車両管理アプリを使えば日報や業務記録をスマホから記録できます。
社用車を使用する際、車両台帳や日報、業務記録がデジタル化されていないと、出発日時や走行ルートなどを手書きで記入しなければなりません。日報を提出するために、わざわざ会社に戻らないといけないケースもあるでしょう。
車両管理アプリであれば外出先からでも記入でき、時短になるうえ、記入ミスや抜け漏れの低減につながるのもメリットです。スマホに入力したデータはクラウド上で共有できるので、業務後は直帰できます。
車両を予約できる
車両を複数のドライバーで共有している場合、車両の予約機能を使えば外出先でも、スマホから使いたい車や時間帯で予約ができます。
誰がいつ予約を入れているかもアプリで確認できるため、管理者はドライバーからの問い合わせに対応する手間が省けます。また手動で管理していると予約ミスや重複させてしまう可能性がありますが、アプリならトラブルのおそれがありません。
コストを抑えられる
車両管理をする際に、車両管理システムを導入するとなるとシステムや車載器、PCなどの機材に多額の初期費用がかかってしまいます。
しかし車両管理アプリであれば、スマホにアプリをインストールするだけ、そしてスマホのGPSを使うため、コストを大幅に削減できます。
業務効率化を目指せる車両管理アプリ10選
おすすめの車両管理アプリを10製品紹介します。
Cariot
- 車両の現在地や進捗、目的地到達予定などを見える化
- 従業員だけでなく、得意先や顧客にも位置情報を共有可能
- スマホアプリ対応し、位置情報・データ記録・日報のデジタル化が実現
Cariotはスマホアプリを起動すれば、リアルタイムの位置情報共有と走行データの自動記録ができる車両管理システムです。営業車だけでなく運輸・物流トラックや送迎バスなど、さまざまな用途・業界への導入実績があります。
車両の情報を見える化し、顧客からの問い合わせへの回答や緊急時の駆けつけ対応を実現します。車両情報はログインしなくてもPC・スマホから確認できるので、顧客など社外の人とも共有可能です。
走行データを自動記録する機能と業務内容の入力項目設定機能により、運転日報をデジタル化できます。車両管理業務以外にアルコールチェック登録もアプリを通して簡単に行えるので、法律に準拠した社用車の運用が叶います。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 要問合せ |
無料トライアル | ‐ |
KIBACO
- 「運転手機能」は有料登録、管理者機能は月額使用料0円
- 日報・点検・免許証管理などをスマホで操作可能な運転手機能
- 車両や保険の管理だけでなく、事故情報・車両コストも確認できる管理機能
KIBACOはタスク・事故情報・コストなどのデータを一元管理する管理者機能を無料で使える車両管理システムです。点呼・日報登録などの「運転手機能」は、1ユーザーにつき月額550円(税込)の有料オプションになっています。
運転手機能はモバイル対応なので、スマホからアルコールチェックの点呼、運転日報の入力、免許証情報の登録ができます。交通安全についてのeラーニング機能が付いているため、安全運転を心がける一助となるでしょう。
無料の管理者機能は、車両や保険データの管理や過去に発生した事故情報まで一元管理できます。飲酒運転による事故が起きた場合の信頼回復・再発防止の体制づくりの費用を保証する保険が無料で付帯しているのも魅力です。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 0円~ |
無料トライアル | ◯(「運転手オプション」が3ヶ月間) |
SmartDrive Fleet
- スマホからリアルタイムに位置情報を把握でき、場所を選ばず管理業務を行える
- 日報は自動作成され簡単に編集できるので、ドライバーの負担も軽減
- スマホアプリ以外にシガーソケット型デバイスやドライブレコーダーも選べる
SmartDrive Fleetはドライバーだけでなく、管理者もスマホから使える車両管理アプリです。車両位置をリアルタイムに把握して指示を出せます。ドライバーはスマホアプリを通して車両予約や運転日報の作成ができるので、業務負担が軽減するでしょう。
スマホのGPSだけでなくシガーソケットに挿すタイプの「SmartDrive デバイス」や、車内・車外両方を録画できる「SmartDrive ドライブレコーダー」から位置情報を取得できます。
スマホアプリの導入だけでも業務効率化につながりますが、デバイスを導入すると安全運転診断が可能になります。自社の課題に合わせて、必要なデバイスを検討するとよいでしょう。
初期費用 | 5万円 |
月額料金 | 748円~(参考価格) |
無料トライアル | ◯(デモ体験) |
Bqey
- 車両予約・アルコール測定記録・デジタルキー・運行記録などの機能を搭載
- スマホ操作に慣れていないドライバーでも直感的に使える簡単アプリ
- 車両点検・駐車場・車両稼働集計などを一元管理し、車両管理業務を効率化
Bqeyはデジタルキー機能でスマホが車両の鍵として使え、鍵の受け渡しをなくせる車両管理アプリです。
またシンプルでわかりやすいアプリ画面から、車両の予約・確認や運行記録のチェックなどの操作が可能です。ITツールの使用に抵抗があるドライバーでも、直感的に使えるでしょう。
管理者は見やすさと使いやすさを重視した管理画面で、車両情報を一元管理できます。紙で行っていた車両管理業務をデジタル化できるため、業務効率化やコストカットにつながります。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 要問合せ |
無料トライアル | ‐ |
AI-Contact フリート
- 位置情報・アルコールチェック記録・車両管理など全ての機能を無料で使える
- 車両管理やドライバーの運行ルートをクラウドで共有可能
- ドライバーは運転するときにアプリを起動するだけの簡単操作
AI-Contact フリートは位置情報を利用した動態管理や運行管理、車両管理まで、完全無料で使える運行管理システムです。スマホアプリを起動するだけで、走行情報を記録する手軽さも魅力です。
車両の車検やドライバーの免許を管理できるだけではなく、アルコールチェックの記録・出力もできます。
1アカウントにつき月額220円(税込)のフリーサポートプランなら、アルコールチェッカーとシステム連携が可能です。ほかにも運用コンサルや交通事故相談など、充実したサポートを受けられます。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 0円~ |
無料トライアル | ‐ |
D-Drive
- スマホアプリから酒気帯び確認結果や運転日報をクラウド上に自動記録
- 社用車だけでなく直行直帰時やレンタカー利用時のアルコールチェックも可能
- 運用方法ごとに承認フローを複数設定可能
D-Driveはスマホを操作するだけで運転記録を作成でき、運転日誌の自動作成からデータ共有までサポートする安全運転支援サービスです。スマホに搭載されているGPSを利用して、走行距離や車両稼働率も管理できます。
アルコールチェックを効率化する「酒気帯び確認自動記録」機能が特徴です。なりすまし防止のために、計測後は自動で顔を撮影し、計測情報と一緒にクラウド保存されます。
事務所だけでなく外出先でもアルコールチェックができるので、酒気帯び運転のリスク低減の一助になるでしょう。運転記録の承認ワークフローを、自社の管理方法に合わせて設定できる点も便利です。
初期費用 | 要問合せ |
月額料金 | 600円~/人 |
無料トライアル | ‐ |
ODIN 動態管理
- 位置情報記録・日報自動作成・車両管理など多くの業務を効率化
- 年間の時間外労働が円グラフで表示され、2024年問題にも対応
- 位置情報を利用した打刻機能で不正打刻を予防
ODIN 動態管理はスマホのGPSで車両を追跡し、位置情報をリアルタイムで共有できる動態管理システムです。BtoBの配送会社に特化した機能が搭載されているのが特徴です。
労働時間を自動集計し、年・月単位ですぐに円グラフ表示ができる機能があり、年間残業時間960時間を上限とする「2024年問題」にも対応しています。
ドライバーによる操作を極力減らし、使いやすさを目指したアプリ設計です。ドライバーがアプリのボタンを押し忘れても、遠隔で記録を開始したりタイマーを利用して自動で記録を開始したりできます。Android版アプリなら、スマホの電源を入れるだけで記録がスタートするため便利です。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 1,200円/人 |
無料トライアル | ◯(2週間) |
ビジネスナビタイム動態管理ソリューション
- 人気の地図ポータルサイト「NAVITIME」が手がける動態管理システム
- 高精度なルート検索と到着予想時刻
- カーナビゲーション機能で、道に詳しくないドライバーの負担を軽減
ビジネスナビタイム動態管理ソリューションは「NAVITIME」の技術を活かした動態管理システムです。精度の高い渋滞予測や独自のルート検索技術で、正確な到着時間を予測できます。
最新の交通情報を元にルート検索や案内をしてくれる、高性能なカーナビ機能を搭載しています。ベテランドライバーの走行ルートを学習する機能を利用すれば、ノウハウを社内で共有可能です。
また移動ログを利用した日報作成機能も搭載しているため、ドライバーの負担を軽減します。直感的に操作できる配車計画機能や効率的なルートを自動検索する機能で、管理者の業務も効率化できます。
初期費用 | 要問合せ |
月額料金 | 要問合せ |
無料トライアル | ◯ |
docoですcar NEXT
- 約20年の実績があり、3,000社以上に導入されているクラウド動態管理サービス
- 管理画面から車両の位置情報やステータスをリアルタイムで確認可能
- オプションでVICS情報道路交通情報の表示も可能。交通情報を把握できる
docoですcar NEXTは建機車両や消防車など、幅広い用途で3,000社以上に導入実績がある動態管理システムです。
PCの管理画面から、車両の運行位置をリアルタイムで確認可能です。複数車両の現在地や走行履歴をマッピングし、CSVデータで保存できます。
オプションでVICS情報道路交通情報を表示できるので、渋滞を考慮した適切な運行指示の一助になります。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 1,980円~ |
無料トライアル | ‐ |
Linkit Maps
- ルートの自動記録機能により、移動ルート確認や効率化のための分析が可能
- スマホの地図アプリと連動し、訪問先へのスムーズな到着を実現
- 業務報告だけでなく指示・メッセージ・写真・映像を扱えるチャット機能
Linkit Mapsはグループチャット・ダイレクトメッセージなど、現場で使いやすい連絡ツールが充実した位置情報共有システムです。スマホのGPSを利用した動態管理と地図表示機能、スポット登録機能を搭載しています。
ルートを自動記録できるので、社員がどのようなルートを利用したかの確認・分析が可能です。スマホの地図アプリと連携させればルートを検索でき、社員が迷わずに目的地に辿り着けます。
チャット機能にはテキスト・写真・映像・ドキュメントを添付できるため、業務の進捗報告や状況変更の連絡がスムーズです。
初期費用 | 要問合せ |
月額料金 | 500円~/人 |
無料トライアル | ◯ |
車両管理アプリで業務効率化を実現しよう
車両管理アプリを導入すれば、車両情報や運行情報、ドライバー情報を手軽に管理できます。またドライバーは出先でも、連絡や報告をできたり利便性も高いです。
ぜひこの機会に車両管理アプリの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
次の記事では、おすすめの車両管理システムを比較しています。ぜひ、あわせて参考にしてください。
ぴったりの車両管理アプリ選びはミツモアで
車両管理アプリは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのアプリを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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