車両管理システムを導入してみたいけど、実際にいくらかかるか想像がつきづらい方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、料金相場や実際の製品の価格例を一挙ご紹介。
さらに、無料製品と有料製品の違いについても解説しました。ぜひ車両管理システム導入の参考にしてください。
車両管理システム料金相場
車両管理システムは初期費用なしで、月額1台あたり1,000円~3,000円が相場となっています。
初期費用
初期費用はほとんどの製品が無料です。
ただしドライブレコーダーやGPSを受信する車載器を購入したり、自社でシステムを構築したりする場合は、その費用が初期費用として必要です。
月額費用
月額費用は車両1台ごとに1,000円~3,000円/月が相場です。
料金の差はシステムに必要な車載器のレンタル料金が含まれているかいないかで決まります。また月額費用は問い合わせや見積もりをしてみないとわからないサービスが多いので注意しましょう。
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車両管理システム各製品の料金を比較
公式HPに料金が記載されている製品の初期費用と月額費用をまとめました。
製品名 | 初期費用 | 月額費用 | 特徴 |
---|---|---|---|
AI-Contactフリート | 0円 | 0円~ | 運用・導入費用が完全無料 |
ビークルアシスト | 0円~ | 1,078円/台 | 画像解析AIの搭載による危険運転のアラート機能 |
運SOUL | 0円 | 22,000円~ | 配送、車両、人材、勤怠、金融情報の管理がオールインワン |
FLEETGUIDE | 0円 | 1,600円/ID | アルコールチェックの義務化に対応 |
通信型デジタルタコグラフ | 0円 | 2,178円/台 | タッチパネルによる簡単操作 |
TCloud for SCM | 0円 | 1,375円/台~ | リアルタイムに複数車両の把握や配送予実管理が可能 |
KITARO | 0円~ | 3,696円/台 | 急発進や急ブレーキの管理により安全運転意識を向上 |
車両管理システム料金相場で確認したように、多くの製品ではデバイスがレンタルできるため初期費用が無料のものが多く、月額費用は1,000円~3,000円であることが多いです。
これらの製品で最も安い製品は「AI-Contactフリート」です。初期費用も月額費用は基本完全無料で、車両管理や運行管理はもちろん、アルコールチェック記録の管理も可能です。
また、「運SOUL」は月額費用がほかの製品よりも一見高いように見えますが、台数に関係ない固定の費用であるため、登録台数が多いほどコストパフォーマンスが向上します。さらに、ETC・燃料・整備費の原価照会機能や車検切れアラート機能など、車両管理に必要な機能が集約されています。
以下の記事では、車両管理システムを機能や特徴で徹底比較しています。あわせてご覧ください。
車両管理システムの費用に影響を与える要素
車両管理システムが製品ごとに費用が異なる要因として、車載機の設置方法やライセンス数の違い、システムの機能の豊富さやサポート体制の有無が関わります。
車載機の設置方法
車載機はシステムの運用において重要な役割を果たし、その設置方法によって費用が大きく異なる場合があります。
まず、車載機がアプリ型である場合、基本的には追加の費用が発生しません。アプリ型車載機はスマートフォンやタブレットにインストールするだけで利用できるため、物理的な設置作業が不要です。
一方、OBD-IIポート型の車載機は車両のOBDポートに直接接続してデータを取得するタイプのものです。このタイプの車載機は、物理的な設置作業が必要なため、設置費用が発生することが一般的です。
車載機の設置方法によってシステムの導入費用が異なるため、自社のニーズに合った車載機を選ぶことが大切です。
ライセンス数
車両管理システムの費用に影響を与える要素の一つに「ライセンス数」があります。ライセンス数とは、システムを使用するユーザー数や管理する車両数に基づいて設定されるもので、これが費用に直結します。多くの車両管理システムは、使用するライセンスの数に応じて料金が決まるため、車両数や関与する従業員数が多ければ多いほど、システムの導入コストが高くなります。
システムの機能
車両管理システムは、単純な位置追跡や走行距離の記録にとどまらず、さまざまな機能が組み込まれています。これらの機能が多岐にわたるほど、システムの価格が高くなる傾向があります。
たとえば危険運転のアラート機能やアルコールチェック機能、レポーティング機能やデジタル運転日報機能などが挙げられます。機能が多いほど車両の運用効率が向上したり、高度な分析ができたりする一方でシステム費用も増加します。
サポート体制
システムを導入した後、トラブルや疑問が生じた際に迅速で適切なサポートが受けられるかどうかは、企業にとって非常に重要なポイントです。サポート体制が充実しているシステムは、一般的にその料金が高くなる傾向があります。
サポート体制には、例えば電話やメールでのサポート、チャットサポート、さらには専用のヘルプデスクの提供などが含まれます。これらのサポートが手厚ければ手厚いほど、システムの月額費用や年間費用に上乗せされることが多いです。
車両管理システムの料金を安く抑える3つのコツ
必要な機器をレンタルすることで初期費用をおさえることができます。また、自社に必要な機能や車両数に応じて適切なプラン選択をするようにしましょう。
必要な機器をレンタルする
必要な機器をレンタルすることで、初期費用を大幅に削減できます。GPS端末や車載機など、高額な機器を購入せずにレンタルすることで、資本の投入を最小限に抑え、必要に応じて機器の追加や変更も柔軟に対応できます。これにより、購入時の負担を減らすとともに、メンテナンスや故障対応の手間も軽減されます。
自社に必要な機能を事前に洗い出す
多くの車両管理システムは多機能ですが、すべての機能が必要とは限りません。業務に必要な機能を絞り込むことで、不要な機能に対する費用を抑えることができ、システム導入のコストを最適化できます。たとえば、車両管理の基本的な機能だけで十分な場合は、オプション機能を避けてシンプルなプランを選ぶことでコストを削減できます。
車両数に応じたプランを選定する
車両数に応じたプランを選定することも重要です。多くの車両管理システムは台数によって料金が変動します。車両数が少ない場合は、少台数向けのプランを選び、無駄に高いプランを選ばないようにしましょう。逆に、車両数が増える場合は、固定料金のプランのある製品を選びましょう。このように、車両数に合わせてプランを見直すことで、無駄なコストを避けることができます。
まとめ
車両管理システムの費用は、初期費用がかからず、月額費用が1台あたり1,000円~3,000円が一般的です。ただし、車載機を購入する場合は、その分の初期費用が必要になる点に注意してください。
車載機をレンタルしたり、自社に必要な機能や車両数に応じたプランを選択したりすることで、料金を抑えながら車両管理システムを導入しましょう。
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