車両管理システムでは、社用車の運行状況や走行データを管理できます。車両管理システムを導入することで、車両に関する情報を一元管理し、法令を遵守しコンプライアンスを強化でき、さらに従業員の健康管理まで可能です。
車両管理システムは1台ごとに課金される従量課金制をとっていることが多いですが、無料で使えるシステムもあります。
完全無料のシステムと無料トライアルがある車両管理システムをあわせて3製品紹介します。

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無料の車両管理システム比較表
無料で使える車両管理システムを5つ紹介します。
| 製品名 | 無料の種類 | 最低利用台数 | 管理できる車種 |
|---|---|---|---|
| AI-Contactフリート | 無料プラン | 社用車5台 | 乗用車、トラックなど |
| KIBACO | 無料プラン | – | 乗用車など |
| KITARO | 無料トライアル(2週間) | 1台 | 乗用車、トラック、バス、バイク |
| ハコベル トラックマネージャー | 無料トライアル(期間要問合わせ) | – | トラック |
| LINKEETH DRIVE | 無料トライアル(期間要問合わせ) | – | 乗用車、トラックなど |
※ ミツモア調べ(2026年2月現在)
※ 「-」は公式サイトに記載なし
AI-ContactフリートとKIBACOは無料プランが用意されており、永年無料で利用できるソリューションです。ただし製品によって管理できる範囲が異なるので注意しましょう。
KITAROは2週間の無料トライアルが提供されています。トライアル期間は2週間です。トライアル終了後は自動課金されることがないので、安心して利用できます。
ハコベル トラックマネージャーとLINKEETH DRIVEは、トライアル利用に申し込みが必要です。期間などの詳細については相談が必要なので、気になったらまず問い合わせてみることをおすすめします。
関連記事ではさらに多くの車両管理システムの中からぴったりのシステムを診断できます。あわせてご確認ください。
完全無料で使える車両管理システム2選
完全無料の車両管理システムを2つ紹介します。
AI-Contactフリート
- 初期費用も毎月の使用料も無料
- アルコールチェックの記録と管理にも対応
- 運転者側の操作が簡単で負担が少ない
AI-Contactフリートは、社用車を5台以上保有している企業であれば完全無料で利用できる車両管理システムです。無料プランではサポートを受けられませんが、月額200円/登録アカウント数の「フリートサポートプラン」に加入することで、電話やオンライン面談、メールなどでのサポートを受けられます。
AI-Contactフリートは初期費用・月額費用ともに完全無料であり、車載機の購入・設置も不要です。所有する社用車が多いほど、コストをかけずに始められる点が大きなメリットといえます。
アルコールチェックに関する業務を効率化させたいのであれば、「フリートサポートプラン」への加入をおすすめします。
フリートサポートプランでは以下のサポートを受けられます。
- 電話/zoom相談
- 設定代行
- 運用コンサル
- 交通事故相談
- 連動検知器によるアルコールチェック
サポートプランに加入することにより、より厳格に交通安全に取り組めます。交通事故相談はドライブレコーダーの映像があり、かつ人身事故案件に限る点に注意が必要です。
KIBACO
- 車両データや保険契約の一元管理が可能
- 管理者機能は永年無料で利用できる
- スマートフォンだけでなくPC、タブレットにも対応
KIBACOは管理者機能を無料で利用できる車両管理システムです。管理者機能は以下が搭載されています。
- 車両データの一括管理
- ダッシュボード機能
- 保険の有料割引管理
- 車両コストの他社比較
- 保険証券フォルダ
- 事故情報管理
車両の管理などのバックオフィス業務支援に向いているシステムなので、日報の管理などドライバーに関する機能は有料である点に注意してください。
有料の運転手オプションでは以下の機能が利用できます。
- 点呼機能
- 運行日報入力などの車両関連業務のモバイル対応
- 交通安全1分間ラーニング機能
スマートフォンアプリの「KIBACO Link」を使うと、アルコールチェッカーとKIBACOを連携できます。アルコールチェックの結果を自動的にKIBACOに反映可能です。連携対応のアルコールチェッカーはELECOMの「ALSmart」とSEIKOISTの「XENSE-83BTW」の2種類です。
無料で試せる車両管理システム1選
一定期間無料トライアルとして使える車両管理システムを1製品紹介します。
KITARO
- 1台から数千台まで幅広く対応
- リアルタイムですべての車両の位置情報を確認できる
- 運転者情報をランキングし、従業員のモチベーション向上へ
KITAROは6つのサービスがあり、自社にマッチしたものを利用できます。無料トライアルでは「KITARO × アダプタ」が体験できます。
- KITARO × アダプタ
- KITARO × デジタコ
- KITARO × ドラレコ
- KITARO × バイク
- KITARO × アルコールチェック
- KITARO × モバイル
「アダプタ」「デジタコ」「バイク」でできることは変わりません。それぞれの車両に対して最適な形態の機器を設置できます。KITAROでは以下の管理ができます。
- 位置情報・走行距離の可視化
- 日報作成の支援
- 運転成績のランキング化
- アプリ連携によるドライバーとのコミュニケーション円滑化
- 定期点検や車検・保険の更新などのリマインド機能
- アルコールチェック結果のクラウド保存
有料プランの料金形態は以下の通りです。初期費用を捻出できるのであれば、「KITARO × アダプタ」の端末買取プランを利用することで、月々の利用料金をお得にできます。
| サービス名 | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|
| KITARO × アダプタ(端末レンタルプラン) | 0円 ※端末代込み | 3,360円/台 ※通信費込み |
| KITARO × アダプタ(端末買取プラン) | 31,200円/台 ※端末代 | 1,980円/台 通信費込み |
| KITARO × デジタコ | 93,500円/台 ※取付費用別途 | 3,080円/台 ※通信費込み |
| KITARO × バイク | 0円 ※取付費用別途 | 3,360円/台 通信費込み |
トラックやバスであれば「KITARO × デジタコ」、配達バイクなどバイクの管理をするのであれば「KITARO × バイク」がおすすめです。
ハコベル トラックマネージャー
ハコベル トラックマネージャーは運送業界に特化した車両管理システムです。
配車計画や運行管理、請求書発行など、日々の運行管理業務をひとつのシステムで完結させるので、業務の効率化が図れます。
無料お試しプランを利用したい場合は、問い合わせが必要です。期間や管理台数について相談をし、トライアル利用の可否を確認してください。
LINKEETH DRIVE
LINKEETH DRIVEは、シリーズ導入実績10万台、導入企業3,000社を誇る車両管理システムです。22年間の実績とノウハウがあるので、「はじめて車両管理システムを導入する」という場合にもおすすめです。
アルコールチェックとも連携ができるので、車両管理業務全般を効率化できます。
特に着目したい特徴は、AIを活用した事故の防止です。AIがあおり運転やながら運転、車線逸脱などの危険運転をドライバーに警告します。これにより、重大事故が未然に防げます。
無料トライアルには問い合わせが必要です。期間や管理台数についても相談が必要なので、まずは気軽に問い合わせてみましょう。
関連記事では有料製品を含めた22製品の中から、車両管理システムを比較できます。平均2分でぴったりの車両管理システムを診断するツールもあるので、あわせてご利用ください。
車両管理システムでできること
車両管理システムでできることについて、7つの機能を紹介します。
システムを活用することで効率的に社用車の管理ができます。
① 車両情報の一元管理
車両管理システムでは、社用車に関するあらゆる情報をデータ化し、一元管理できます。
具体的には以下のデータを管理できます。
- 車種
- ナンバー
- 車検日
- 保険の更新日
- リース契約情報
- 点検履歴
エクセルや紙の台帳で管理していた情報をシステムに集約することで、管理担当者の業務負担を大幅に軽減します。
また、更新時期が近づくとアラートで通知する機能もあり、車検切れや保険の更新漏れといったリスクを防げます。
② GPS連携によるリアルタイム位置情報取得
GPS機能を活用して、社用車の現在地をリアルタイムで把握することが可能です。事務所のパソコンやスマートフォンの地図上で、各車両がどこを走行しているのかを瞬時に確認できます。
緊急時やトラブル発生時にも、最も近くにいる車両を現場に向かわせるなど、効率的な配車指示が可能です。これにより業務の効率化に繋がります。
③ 車両の稼働状況管理
どの車両がいつ、誰に使われているか、車両ごとの稼働状況が一覧表示できます。実際の使用履歴も自動突合でき、よく使われている車両や使われていない車両の特定も簡単です。
各車両がどのルートでどのように利用されているかも把握できるため、最適な車両台数や配車計画の助けとなります。
④ 運転日報・月報の自動作成
車両管理システムが収集したデータをもとに、運転日報や月報を自動で作成できます。作成された日報等はエクセルやCSV形式で一括出力できることができ、印刷して運用することも可能です。
スマートフォンやGPS・走行データを自動抽出し、入力の手間や記録漏れを防止できます。システムによってはアルコールチェックや定期点検の記録も併せて自動化できます。
⑤ 運転傾向・危険運転アラート
急ブレーキ、急ハンドル、急加速、速度超過といった危険運転を検知し、ドライバー本人や管理者にリアルタイムで通知します。
危険運転が行われた場所や日時、内容がデータとして記録されるため、客観的な事実に基づいた安全運転指導が可能です。
個々のドライバーの運転傾向を可視化し、具体的な改善点を指摘することで、事故のリスクを未然に防ぎます。安全運転意識の向上は、企業の社会的信用の維持にも繋がります。
⑥ 運行記録・燃費管理
車両の走行距離や給油量、アイドリング時間といった運行データを基に、燃費を自動で計算・記録する機能です。車両ごとの燃費をグラフなどで可視化できるため、燃費の悪い車両の特定や、ドライバーごとの運転の癖と燃費の関係性を分析できます。
これにより、具体的なエコドライブ指導や、適切なメンテナンス時期の判断が可能になります。結果として、無駄な燃料費を削減し、企業のコスト削減と環境負荷の低減に貢献します。
⑦ アルコールチェック・安全運転支援
2023年12月から義務化された、白ナンバー事業者のアルコールチェックに対応する機能です。
アルコール検知器とシステムを連携させることで、検査結果を自動で記録し、管理者は遠隔地からでもリアルタイムで確認できます。
なりすまし防止のために、検査時の顔写真を撮影・保存する機能も搭載されています。これにより、検査記録の改ざんを防ぎ、コンプライアンスを徹底できます。管理者の記録・保管業務の負担を軽減し、安全な運行体制を構築します。
無料で使える車両管理システムを選ぶチェックポイント
無料で使える車両管理システムを選ぶ時のポイントを3つ紹介します。
① 料金形態
車両管理システムを無料で使うときは、料金形態を確認しましょう。完全無料で使い続けられるのか、期間を区切った無料トライアルなのかは必ずチェックしましょう。
無料トライアルで利用している場合は、自動的に課金されるのかどうかの確認も必要です。多くの製品では無料トライアル終了後自動的に課金されないようになっていますが、そうでない製品もあります。
トライアルの申し込みをするときには、トライアル期間終了後の料金請求について必ず確認しましょう。
② ドライバー情報の管理可否
車両管理システムは大きく分けると、2種類の機能があります。
- 運行記録や車検・保険情報などの「車両管理」
- 事故やアルコールチェックなどの「ドライバー管理」
製品によって無料で使える範囲が異なり、ドライバー管理はオプションの場合もあります。
車両管理以外にドライバー管理も必要か考えておきましょう。ドライバー管理ができるシステムは、アルコールチェックの記録や運転情報を従業員情報と紐づけられるのでおすすめです。
③ システムの導入条件の有無
車両管理システムによっては、導入時に一定の条件があることがあります。
たとえば「AI-Contactフリート」では、社用車5台以上保有の企業に限って申し込みを受け付けています。公式サイト等で導入条件がないかを確認しましょう。
導入時の条件の有無や料金体系などについて気になる点がある場合は、ベンダーに問い合わせることが一番確実です。
無料で使える車両管理システムを導入して、コストをかけずに会社の安全を担保しよう

車両管理システムは、無料でも十分な機能を備えた製品を導入できます。
完全に無料なのか、一定期間無料で試せる製品なのかの違いに注意しましょう。また導入の目的や必要な機能を明確にしておくことが大切です。ぜひこの機会に車両管理システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
以下の記事では、ほかにもたくさんの車両管理システムを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
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