インターネット上のサービスにログインして、Webブラウザ上の作業を自動化できるクラウド型のRPAツール。自動化できる作業はWebブラウザ上の操作に限定されるものの、すぐに使えたり導入価格を抑えられたりするのが特徴です。
この記事では、おすすめのクラウド型RPAツールを6製品紹介。特徴や料金で比較しました。ぜひ、比較検討の参考にしてください。
クラウド型RPAツールとは
クラウド型RPAツールとは、インターネット上のクラウドサービスにログインして使用するRPAツールのことです。安価で手軽に導入しやすいですが、自動化できる作業がWebブラウザ上の作業に限定されるのが特徴です。
Excelやスプレッドシートの管理をはじめ、給与計算やデータベースのデータ送受信などさまざまな業務の自動化に役立ちます。
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クラウド型RPAツールのメリット
導入費用の負担が少ない
クラウド型RPAツールは自社サーバーを構築したり、システムをインストールしたりする必要がありません。
サーバー構築にかかる費用を抑えられ月額料金を払えば使えるので、コスパよくRPAツール運用を始められます。
クラウド型RPAツールの中にはトライアル期間を設けていて、一定期間であれば無料で使えるものもあるので、お試し導入にもおすすめです。
インターネット環境があれば運用できる
インターネット環境があれば、どのPCからでも使えるのがクラウド型の特徴です。オンプレミス型の場合はインストールしたPCでのみしか操作できませんが、クラウド型ならログインさえできればどのPCからでも使えます。
また、対応OSを気にする必要もありません。オンプレミス型の場合、PCのOSが非対応でサービス自体が使えないこともあります。クラウド型ならブラウザに接続できればよいので、対応OSでツールを選ぶ必要はありません。
メンテナンスを行う必要がない
オンプレミス型やサーバー型と異なり、クラウド型RPAツールはシステムメンテナンスやアップデートを行う必要がありません。
これらのサービスは月額料金に含まれているため、追加料金を払う必要もありません。システムのバグ改善や機能のアップデートが自動で行われ、常に最新バージョンのツールを使うことができます。
IT人材がいなくても一定水準でのツール運用が可能になり、何か問題が生じても問い合わせれば解決できるため業務効率化を推進できるでしょう。
他の業務も同時進行できる
オンプレミス型だとロボットが作動している間そのPC自体が占有されてしまい、他の業務のために使えないデメリットがあるのです。
クラウド型RPAツールなら、ブラウザを開いておくだけで外部サーバーにおける自動化が完結。そのため同じPCで他の業務を同時進行でき、さらなる業務効率化を図れます。
クラウド型RPAツールおすすめ6選
「AUTORO」Chromeの拡張機能をインストールすれば無料でも使える
- 反社チェックやECサイト運営、採用スカウトまで全て自動化
- プログラミング不要で一連の業務フローを可視化
- 外部システムとの連携もスムーズ
「AUTORO」はノーコードでWeb上にロボットを作り、日々の定型業務を自動化させるクラウド型RPAツールです。最短5分で回答してくれるチャットサポートがついていてトラブル発生時も安心のサポート体制があります。
視覚的にわかりやすい操作が魅力のひとつ。自動化アクションをドラッグしてURLを指定すれば自動化の準備が完了します。
また「AUTORO Assistant」というChrome拡張機能のダウンロードが可能。Google ChromeやCSVファイル、スプレッドシートを使う業務を無料で自動化できます。
無料トライアル | 2週間 |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額料金 | 要問い合わせ |
「BizteX cobit」充実したサポート体制が魅力!業務診断やコンサルティングも
- 誰でも簡単に操作できるUI&UXを提供
- 導入前後を一貫して手厚くサポート
- 人員増加やシステム入れ替えにも柔軟に対応
「Biztex cobit」は、プログラミングの知識不要で業務を自動化できるクラウド型RPAツールです。データ入力、データ収集などの毎日のルーティン作業をロボットが代行して業務効率化を図れます。
その他にもメール送信機能や業務のタイマー予約、組織管理機能、スプレッドシートとの連携など、効率化できる幅が広いのが特徴です。
さらに、充実したサポート体制も嬉しいポイント。即日で回答がもらえるヘルプデスクや業務診断、コンサルティングを提供しています。スタートアップにはおすすめのツールです。
無料トライアル | 7日間 |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額料金 | 要問い合わせ |
「batton」AI活用で環境が変わっても同様に機能する
- 1ライセンスの購入で社内の全PCにインストール
- RPAの口コミ数満足度No.1
- AI搭載のbattonリピート率97%
「batton」は、使いやすさが魅力のクラウド型RPAツールです。キーボードだけでの操作ができるので初心者でも問題ありません。EC運営、人事、営業、経理など、あらゆる業務の自動化を実現します。
AI搭載のRPAツールで、1台のPCで学んだ業務を異なるPCでも再現可能。AIが自動検出してくれるので社内全体の効率化を図れます。
さらに専任のカスタマーサクセスで、導入後も徹底サポート。使用ログからツールの活用具合を測り、会社にあったアドバイスをしてくれます。初めてでも使い続けやすいRPAツールです。
無料トライアル | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額料金 | 148,000円~ |
「UiPath Platform」業務の自動化だけでなく効果測定まで一括で実行
- ドラッグ・アンド・ドロップで操作は容易かつ迅速
- NLP、AI/MLにより高度な作業の自動化を実施
- 改善効果の期待値の高いものから優先的に自動化
「UiPath Platform」は、ロボット管理、制御、分析まで一括で行えるRPAツールです。UiPath内で提供しているサービスを組み合わせて、小規模から大規模まで業務を自動化できます。
自動化業務の発見から開発、管理、実行、協働、測定まで多岐に渡ったサービスを提供。業務の自動化を実行するだけでなく、自動化による効果の測定もツールで完結できます。
また、高い信頼性と安全性を確保しているのも大きな強み。99.9%のアップタイムを保証しているほか、SOC 2 Type 2、ISO 9001、ISO/IEC 27001を取得しているため、安心して使えます。
無料トライアル | 60日間 |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額料金 | 要問い合わせ |
「Cloud BOT」ずっと無料で使えるフリープランを用意!お試しにもおすすめ
- 自動化の初期構築や立ち上げを共同実施する「伴走型支援開発」を用意
- システム間のデータ連携もカンタン
- 無料で技術サポートを提供
「Cloud BOT」は、完全クラウド型のRPAツールです。ブラウザ操作の自動化を手軽に実現させます。PCだけでなくスマホやタブレットから操作できるので、場所を問わず使えるのもポイントです。
毎日の定型業務だけでなく、クラウドサービス間のデータ連携も自動化できます。ロボットの作り方については動画コンテンツを提供しているため、初めての人でも簡単に作れます。
さらに期間無制限で無料で使えるフリープランを用意。BOTの実行時間が月30分までと短いですが、お試しとして導入して使用感を試してみるのもよいでしょう。
無料トライアル | ― |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額料金 |
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「BizRobo!」ロボットの作成や実行は追加料金なしで無制限に可能
- 独自の価格体系で圧倒的な費用対効果を実現
- 長規模、大規模運用すればするほどお得に
- 国内10年以上の開発・運用実績
「BizRobo!」は、ロボットの作成や実行が無制限にできるクラウド型RPAツール。オールインワンの価格体系で他製品より低価格でサービスを提供しているコスパのよいツールです。
1つのライセンスでロボットの開発環境を無制限にインストールでき、開発者が増えてもライセンスを増やす必要はありません。
また、あらかじめ設定した時間での業務実行はもちろんのこと、任意のタイミングでロボットを実行できます。早朝や夜間のタスクも任せられ、高い利便性が魅力的です。
無料トライアル | ― |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額料金 | 要問い合わせ |
クラウド型RPAツールの導入時に留意すべきポイント
情報漏えいリスク
クラウド型RPAツールはインターネットを介して外部サーバーを利用するため、情報漏えいやサイバー攻撃のリスクがあります。
インターネットに接続すれば使えることは便利ですが、インターネットを介して処理を行うためセキュリティ面でのリスクが伴うのです。セキュリティ対策が十分にとられているか否かは十分に確認しましょう。
外部システムやSaaS連携の可否
RPAツールは、S外部システムやSaaSアプリケーションと連携してさらなる業務効率化を実現可能。異なるアプリケーション間でのデータ共有や送受信ができます。
例えば、「AUTORO」はGmailやOneDriveなどオフィス御用達のアプリケーションと連携可能。サービスによってはプログラミング不要で連携認証を進められます。
PCにインストールされたアプリは自動化できない
自動化できる範囲はWebブラウザ上での操作に限定されます。PCにインストールされたアプリやシステムの自動化には対応していない点に注意してください。
製品によっては外部システムと連携できるものもありますので、導入前に外部連携ができるかチェックしておきましょう。
まとめ
クラウド型RPAツールはデスクトップ型やサーバー型のRPAツールと比べて、安価で手軽に導入できるのが大きなポイントです。またブラウザ経由で使えるので他の業務をさえぎることもなく、ネット環境さえあればどの端末からでも使えるのが大きなポイントです。
マイクロソフトやGoogleなど各社が提供しているクラウドサービスを業務中に多く利用している場合に、特におすすめできる導入形態だといえます。
とはいえ、個人のPCにインストールされたアプリケーションや、ローカル環境下に保存されたファイルを作業に活用することはできません。そのような場合はデスクトップ型など、ほかタイプでの導入も視野に入ってきます。
以下の記事ではデスクトップ型やサーバー型など、ほかのタイプも含めた各製品を紹介しています。ぜひ、あわせて参考にしてください。
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