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採用コストの計算方法とは?基本知識と採用コスト削減の方法まで

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最終更新日: 2023年03月27日

採用コストの計算はどのように行うのでしょうか?計算に必要なコストの種類をチェックし、正しい計算方法を把握しましょう。くわえて近年採用コストが高まっている理由と、コスト削減に役立つ有効な対策方法を解説します。

採用コストとは?

ミーティング風景

企業が新たな人材を採用するときにかかる費用を「採用コスト」といいます。大きく2種類に分けられる採用コストについて、それぞれの特徴を見ていきましょう。

内部コスト

採用を実施するときにかかる費用のうち、社内でかかるものを「内部コスト」といいます。具体的な内部コストは下記の通りです。

  • 採用担当者の人件費
  • 面接時に使用した交通費や宿泊費
  • リファラル採用のインセンティブ
  • 内定者懇親会や親睦会などの交通費

ただし採用担当者の人件費が全て内部コストに含まれるわけではありません。人件費の中でも、面接・求人広告の打ち合わせ・説明会や内定者向けの懇親会などに携わった時間にかかる分のみが対象です。

給与に含まれているため、詳細の把握に工夫が必要な費用といえます。

外部コスト

一方「外部コスト」は採用活動のために外部へ支払った費用の合計です。例えば求人広告費・合同会社説明会への参加費用・採用パンフレットの印刷代・プロモーション動画の製作費などがあります。

他にも自社サイトの採用ページのリニューアルを外注したなら、その費用も外部コストです。採用のために支払った費用であれば、紹介した他にも全ての費用が含まれます。

外部コストは領収書といった記録があるため、それらを足すだけで正確に計算可能です。内部コストと比較して正確な数字を把握しやすいでしょう。

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採用コストの平均と計算方法

電卓

新たに人材を採用するときには、1人あたりいくらの費用がかかるのでしょうか?平均的なコストと採用コストの計算方法を紹介します。

採用コストの平均

採用コストの平均は新卒採用と中卒採用で異なります。リクルート就職みらい研究所が行った調査『就職白書2019』によると新卒採用は1人あたり726,000円、中途採用は848,000円が平均です。

全体的には新卒採用の方が低コストで採用できる傾向があります。特に従業員数の多い大手企業では、新卒採用の仕組み化やスケールメリットの活用により、平均よりも低い1人約600,000円程度での採用も不可能ではないでしょう。

中途採用の費用が高くなりがちなのは、広告費や人材紹介といった外部コストが膨らみやすい影響です。特に経験者採用を積極的に行っている分野の企業では、人材紹介にかかる費用の割合が大きい傾向があります。

出典:就職みらい研究所 『就職白書2019』

押さえておきたい計算方法

自社で1人の人材を採用するときにかかる採用単価を求めるには「採用コストの総額÷採用人数」で計算可能です。採用コストを把握するには、新卒採用・中途採用・アルバイト採用など雇用形態ごとに計算しましょう。

また採用単価の計算に必要な採用コストの総額は「外部コスト+内部コスト」で求めます。計算式は簡単ですが、把握しにくい内部コストを当てはめなければいけないため、まずはその計算が必要です。

例えば担当者が採用プロセスに費やした時間を明らかにし、時給換算するといった方法で計算できます。

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採用コストが高騰している理由

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近年採用コストはどんどん高まっています。具体的にどのような理由によりコストは増加しているのでしょうか?

労働人口の減少

まず挙げられる理由は「労働人口の減少」です。企業の募集自体は数が同じでも、労働人口が減り求職者が少なくなれば、相対的に有効求人倍率が高くなります。

有効求人倍率は1人の求職者に対していくつの求人があるかを表した数値です。1より大きい数字のときには1人の求職者に一つ以上の求人がある状態といえます。

そのため求職者が1人残らず就職したとしても、採用できない企業が出てくるのです。必要な人材を採用できなければ、企業は求人広告を出稿し続けなければいけません。加えて他の採用方法を検討する必要もあるでしょう。

結果として採用にかかるコストが高まるのです。

転職活動に対する意識

中途採用をしたいと企業が考えたとき、日本では一般的に企業から直接求職者へアプローチすることはありません。求職者本人が応募するかスカウトメールへ返信してから初めてやり取りが発生します。

アメリカといった海外の国では、企業は求職者の情報をレジュメとして取得でき、採用対象者のデータベース化が可能です。SNSを通して求人情報の連絡を受けるケースも少なくありません。

一方日本では、求職者側の意識として、自分が希望しない企業から採用対象者として扱われることや、じかにメッセージを受け取ることに抵抗がある人が多いのが現状です。

そのため求職者とやり取りが発生するまでに多くのステップがあり、その分コストが膨らみがちです。

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採用コスト削減のためにできること

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労働人口の減少や求職者の意識により膨らみがちな採用コストですが、工夫や取り組み方によって削減も可能です。採用コスト削減に役立つ代表的な方法を解説します。

人材のミスマッチを防ぐ

費用をかけて採用した人材が退職すると、かけた費用が丸ごと無駄になってしまいます。加えて不足した人材を採用しなければいけないため、新たな採用コストも必要です。

そのため採用するときには「ミスマッチ」が起こらないよう工夫しましょう。例えば求人広告の内容を見直すことで、入社前後でイメージが違うという事態を避けやすくなるのです。

入社後1年が経過すると定着率が高まるため、入社から1年間のフォローに重点を置くのもよいでしょう。また退職者が出たときには、原因をヒアリングすると次の採用に生かせます。

リファラル採用強化

社員の紹介による採用「リファラル採用」を強化するのもおすすめです。コネでの入社と異なるのは、紹介された後の選考方法は通常と同じように公平に行われる点です。

求人広告や人材紹介を利用するときのように大きな費用がかからないため、コスト削減につながります。社員に積極的に動いてもらうためにインセンティブを設けることもありますが、外部サービスより安価です。

リファラル採用には定着率が高いというメリットもあります。社員を通じて事前に企業の雰囲気を理解していることが多いため、入社前後のイメージの違いが生じにくいのです。

求人広告・人材紹介会社の見直し

現在利用している求人広告の見直しもコスト削減につながります。まずは求職者が知りたい情報を伝えられているか確認しましょう。その上で採用したいターゲットが多く登録しているサービスを選びます。

求職者が増える夏と冬を狙って広告を出稿するのも、採用しやすくするためのポイントです。掲載期間中に必要な人数を採用できれば、継続して広告を出さずに済みます。

また求人広告と人材紹介会社の使い分けも意識しましょう。求人広告は幅広く募集できるのが特徴のため、未経験者や若手の採用に向いています。

一方人材紹介会社は熟練した即戦力を採用したいときに適した方法です。ハイレベルな知識やスキルを求めるポストの募集に活用しましょう。

自社サイトにおける採用の強化

求職者は企業とのミスマッチを避けるために、積極的に企業の情報を調べています。その中で多くの求職者がチェックするのが企業サイトです。

どのような社風の会社なのかを調べるためにサイトを訪問した求職者が、サイトの閲覧後に応募したいと感じたとします。その際スムーズに応募してもらえるよう、自社サイトの採用ページを改良しましょう。

具体的には応募しやすい導線作りや、操作しやすい応募フォーム・読みやすく伝わる文章などを整えます。自社サイトから採用できれば、広告にかける費用をより抑えやすくなるはずです。

また採用ページを求人情報検索エンジンと連携させると、求職者へ届きやすくなります。

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コスト削減に便利な採用管理システム

パソコン画面

コスト削減には採用管理システムの導入も役立つでしょう。さまざまなシステムの中から、特におすすめの3種類をチェックしましょう。

①新卒採用向け「i-web」

i-web
公式ホームページ:i-web

新卒採用で利用しやすいシステムなら「i-web」が向いています。採用業務に必要な機能をほぼ全て備えており、オンライン面接や面接後の評価も全て実施可能です。

統計情報も蓄積しているため、過去のデータをもとにした採用活動の改善もできるのです。またあらゆる採用手法に対応できるよう、複数のモデルを展開しているのも特徴といえます。

充実の機能を利用でき、操作性も高いシステムのため、規模・業種を問わず多くの企業に導入されています。

②採用業務の自動化が強み「sonar ATS」

sonar ATS
公式ホームページ:sonar ATS

新卒採用にも中途採用にも対応できる「sonar ATS」は、採用業務を自動化し効率的に管理できるシステムです。オリジナルの採用フローを作成できるため、自社に合わせて自由に作成できます。

また求職者が簡単に使える工夫も随所に施されています。例えば説明会へボタン一つで参加できる機能や、通話アプリとの連携機能が代表的です。

「比較的大規模に採用活動をしているけれど、費やす時間や人材は最小限に抑えたい」という企業に向いています。

③多様な採用形態に対応「HITO-Linkリクルーティング」

HITO-Linkリクルーティング
公式ホームページ:HITO-Linkリクルーティング

正社員を新卒や中途で採用するときはもちろん、アルバイトやパートの採用にも利用できるのが「HITO-Linkリクルーティング」です。採用形態がさまざまな企業で重宝するでしょう。

また30種類以上の求人媒体からデータを取り込めるため、作業時間の短縮にもつながり、複数の採用形態を使用していても、スムーズな管理が可能です。

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優秀な人材を低コストで採用できる人事に

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企業が人材を採用するときの平均コストは新卒は1人あたり726,000円、中途は848,000円という調査結果があります。さらに労働人口の減少や求職者の意識の変化などにより、採用コストは高くなりがちです。

コスト削減を目指すなら、ミスマッチを防ぐ工夫やリファラル採用の実施を検討しましょう。加えて求人広告の見直しや、自社サイトの求人ページの整備を実施すると、現在かかっている広告費用を減らせます。

また採用管理システムを導入してもよいでしょう。採用フローの自動化やオンライン面接など、自社に必要な機能を備えたシステムの活用によってもコスト削減に取り組めます。

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候補者の情報や求人の出稿状況をシステム上で一元管理できる採用管理システム。データに基づいた採用施策の最適化は採用コストの大幅な削減につながります。

とはいえ、採用管理システムは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのサービスを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。

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