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新卒採用スケジュールの組み方を解説!2023卒予想スケジュールも

最終更新日: 2021年05月06日

自社の欲しい優秀な人材を採用するには、就活のルールを把握した上で、計画的・戦略的なスケジュール作成と準備が大切です。

まずは、企業側の新卒採用スケジュールと学生側の就活スケジュールについて、一般的なものを紹介します。それを踏まえた上で、具体的なスケジュール作成・準備方法と押さえておきたいポイントを解説します。

新卒採用のスケジュールが変化?

新卒採用のスケジュールが変化?
新卒採用のスケジュールが変化?

各企業の新卒採用のスケジュールは、これまで日本経済団体連合会(経団連)の策定する就活ルールをもとにしていました。では、2022年卒の採用動向はどうなるのでしょうか?

これまでの就活ルールの変遷とルール策定の目的を踏まえて、2022年卒の就活ルールを確認しましょう。

新卒採用スケジュールの偏移

企業側の大まかな新卒採用スケジュールは、就活ルールをもとに作られます。この就活ルールは、次の図と表のように、これまで数回変わっています。

新卒採用スケジュールの偏移
新卒採用スケジュールの偏移
1953年 ●就職協定開始(現在の就活ルールの元)
2013年 ●解禁日の変更

  • 「広報活動解禁日:3年次3月1日」「選考解禁日:4年次8月1日」
  • 16年卒から適用
2015年 ●解禁日の変更

  • 「選考解禁日:4年次6月1日」
  • 17年卒から適用
2018年 ●経団連が採用選考に関する指針を廃止

●これまでのルールは2020年卒まで

●2021年卒以降は政府「就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議」が主導

  • 2021・2022年卒の日程はこれまでと変わらず(急激にルールを変えると学生・企業ともに混乱を招く恐れがあるため)
  • 2023年卒の日程も、これまでと変わらないことが通達されている

内定解禁日は現在(10月1日)と大きな変化はありません。しかし広報活動解禁日と選考解禁日は2011年に明文化されて以来、これまで10年ほどの間で、3回変更されています。

 なぜ毎年スケジュールが変わるのか

就活ルールは、もともと

  1. 「公平・公正で透明な採用の徹底」→企業による学生の青田買いや囲い込みを防ぐため
  2. 「正常な学校教育と学習環境の確保」→ 学生の就活の負担を減らし、学業に専念する時間を確保するため

を目的として、策定されました。しかし

  • 経団連加盟企業数は日本の全企業数からみて少なく、そもそも経団連主導の就活ルールを守ろうという企業が多くなかった。
  • 就活ルールには企業への強制力がなく、ルールに違反しても、企業にとって重大なペナルティにはならなかった。

ということから、

就活ルールはあるがあまり守られず、新卒採用スケジュールが早まる

 ↓

学生の学業が阻害される

 ↓

学生や大学・企業の意向に沿えるよう、解禁日を見直す(=改定適用)

 ↓

改定を適用するが効果が薄い

 ↓

冒頭に戻る

ということが繰り返されているのです。

22年卒の新卒採用スケジュール

上記「 新卒採用スケジュールの偏移」で触れたように、現在の就活ルールは経団連主導ではなく、政府主導に切り替わっています。

政府主導の就活ルールは、学生と企業が混乱しないよう、22年卒までは経団連主導時の就活ルールをそのまま踏襲することに決まっています。つまり22年卒の新卒採用は、

  • 広報活動解禁日:3年次3月1日
  • 選考解禁日:4年次6月1日
  • 内定解禁日:4年次10月1日

というスケジュールで進められるのです。

企業別新卒採用スケジュール例

企業別スケジュール例
企業別スケジュール例

就活ルールとは異なる日程で採用活動を行う企業もあるようですが、なぜでしょうか?基本的には、経団連に加盟しているか加盟していないかによって、企業の対応は異なります。

ここでは企業別に、大まかな新卒採用スケジュールのテンプレートを紹介します。

 日本経済団体連合会のルールに従っている場合

 日本経済団体連合会のルールに従っている場合
日本経済団体連合会のルールに従っている場合

日本経済団体連合会(経団連)の就活ルールに従っている企業の新卒採用スケジュールは、広報活動が3年次3月1日から、選考が4年次6月1日からです。

ただし、就活ルール上の広報活動には規定されていない、不特定多数へ向けた非対面での広報活動(冊子やホームページなど)は、インターンシップと同時期から行われます。

経団連の就活ルールに従う企業は、ほぼ同じタイミングで同じ活動を行い始めるため、

  • 合同企業説明会などの開催が増え、企業のアピールの場が増える
  • 同じタイミングで動き出す学生が多いため、学生の動きに合った採用活動を行える
  • 面接などの選考人数の分母が増え、採用活動の効率アップをはかれる

というメリットがあります。10月の内定出しで、すべての企業が新卒採用活動を終えるわけではありません。

留学から戻った人や体育会系の人・公務員試験や他企業の選考から漏れた人などに対して、優秀な人材を求めて内定終了後も二次募集を行う企業があります。

 大企業の場合

 大企業の場合
大企業の場合

大企業の新卒採用スケジュールは、就職活動を行う学生が多くて採用活動を効率的に行えるため、経団連の就活ルールに従う企業と近いものに設定されています。

ただし内定辞退や他企業への流出を防ぐために、選考活動と内定出しを早くに行うケースが多いです。

中小企業の場合

中小企業の場合
中小企業の場合

中小企業の場合、

  • 戦略的に採用活動を行う
  • 短期決戦

ということが重要です。中小企業は、大企業の選考時期からずらして新卒採用スケジュールを組むケースが多いです。学生は大企業から志望しやすいため、

  • 会社説明会にできるだけ多く来場してもらう
  • 内定辞退を最小限に抑える

ことを目的とします。そのため大企業が採用選考を始める前の2~5月や内定を取れなかった学生が就職活動を継続する5月以降は、中小企業にとって新卒採用獲得の機会です。

外資系・マスコミ・ベンチャー企業の場合

外資系・マスコミ・ベンチャー企業の場合
外資系・マスコミ・ベンチャー企業の場合

外資系やマスコミ・ベンチャー企業の場合、優秀な学生を確保するためかなり早くから採用活動を始める傾向が強く、経団連の就活ルールに従う企業が選考を始める頃には、内定出しまで終わっていることが多いです。

また他企業以上に、インターンシップやセミナーが採用と直結しているケースが多いのも特徴です。3年次に事実上の内定を出し、選考では形だけの面接を行うこともあります。

 学生側の就活スケジュール

学生側のスケジュール
学生側のスケジュール

就活を行う学生は、企業の新卒採用スケジュールに合わせて動きます。それでは具体的に、どのようなスケジュールで就活を行うのでしょうか?

就活ルールを採用する企業に合わせたスケジュールをもとにして解説します。また2023年卒の学生の就活スケジュールも予想します。

 学生の就活スケジュール

 学生の就活スケジュール
学生の就活スケジュール

多くの学生は、経団連の就活ルールに従う企業の新卒採用スケジュールに合わせて、就活スケジュールを組んでいます。希望する業種や企業、学生の状況によっては

  • 広報活動・採用選考・内定の早期化に合わせて、学生のスケジュールも早まる
  • 学生によっては、10月(内定)以降も就活を続ける

ということがあります。また近年ではインターンシップの重要性が高まっており、春や夏・冬の複数でインターンシップに参加する学生が増えているのが特徴です。

 2023年卒就活生予想スケジュール

 2023年卒就活生予想スケジュール
2023年卒就活生予想スケジュール

大きな流れは、これまでのスケジュールと変わらないと予想されます。

後の「コロナ禍でのスケジュールへの影響」と「戦略的にスケジュールを練り上げよう」で触れるように、22年卒の採用活動は、新型コロナウイルスの影響下であっても、予定通り行える見通しが立っているようです。

また採用活動を早める企業も増えているため、22年卒の企業側の新卒採用スケジュールは前年と同じか早まる傾向にあり、就活生のスケジュールもそれに準ずることになります。次の23年卒もこの流れを踏襲する、または早まることが予想されます。

そのため、これまでと大きく変わらないスケジュールか、または学生によっては希望業種や企業の採用活動早期化に合わせて動きが早まりそうです。

採用スケジュールを設定するまでの流れ

スケジュールを設定するまでの流れ
スケジュールを設定するまでの流れ

企業側は、どのような流れで新卒採用スケジュールを設定するとよいのでしょうか。ここでは3つのフェーズに絞って、大まかな流れを解説します。

各フェーズで押さえてほしいポイントにも触れていますので、実際のスケジュール設定の参考にしてください。

 1、採用したい人物像の確認

【ポイント】

  • 求める人物像を明確にする(人柄・スキル・資格・学歴など)
  • 事業計画に必要な人物像を確立する(職種や仕事内容、何人必要か、どの部署にどんなスキル・特性を持った人材が欲しいかなど)

新卒採用のスケジュール設定作業の第一段階は、採用したい人物像を確立することです。実際の現場に即した、細かな人物像を設定しましょう。

そうすることで採用基準を明確にし、社内でも共有化できるため、企業の欲しい優秀な学生の取りこぼしを防げます。

 2、採用戦略を立てる

【ポイント】

  • 自社の強みをアピールする(社風・福利厚生・社内制度・独自性など)
  • 学生が知りたいことを各種資料・会社説明会に盛り込む(具体的な仕事内容、社風、入社後の待遇など)
  • 学生のスケジュールに合わせた活動を行う(授業のない夏季休暇・冬期休暇に合わせてインターンシップを行うなど)
  • 新卒採用スケジュールの全行程(インターンシップから内定フォローまで)を効率化する

新卒採用のスケジュール設定作業の第二段階は、採用戦略の策定です。ここでもっとも大切なのが、「学生のスケジュールに合わせた活動を行う」ことです。

いくら自社をアピールしても、学生にさまざまな情報を提供しても、学生が企業の採用活動に参加しなければ伝わりません。学生が積極的に企業の採用活動に参加できるように配慮しましょう。

3、スケジュール作成

【ポイント】

  • 実際の大まかな採用活動(広報活動・選考活動・内定出しなど)に合わせた時期設定をする
  • 大まかな採用活動の時期設定から逆算して、インターンシップ・広報活動(求人サイトなど)・会社説明会・面接・内定連絡などの細かい活動の時期設定をする
  • 連絡などの細かい活動の時期設定をする
  • 採用活動の細かい部分まで詰めて、スケジュールを決めておく( 会社説明会の日程・面接回数・エントリー受付日程など)

新卒採用のスケジュール設定作業の最終段階は、スケジュールの作成です。広報活動や選考活動など、メインとなる採用活動の時期を設定し、そこから逆算して細かい活動のスケジュールを組んでいきます。

採用活動の状況や学生の反応などを予想しながら、実際の採用活動時にできる対策を練り、スケジュールに組み込んでいきましょう。

 時期に合わせたスケジュールの準備方法

時期に合わせたスケジュールの準備方法
時期に合わせたスケジュールの準備方法

新卒採用スケジュールを細かく作成するには、時期ごとに行う活動内容を具体的に設定する必要があります。ここでは活動内容に合わせて、大きく5つの時期に区切って解説します。

それぞれの時期で必要な準備や対応内容をしっかり押さえて、採用スケジュールの準備をしましょう。

主な準備スケジュール
主な準備スケジュール

 1、前年夏期 (~8月)

  • 前年度の採用活動の効果検証と課題洗い出し(求める人物像や目標人数に合っていたかなど)
  • 採用基準(求める人物像など)と採用戦略の決定
  • 採用活動スケジュール作成
  • 求人サイト掲載や企業説明会開催などに必要な予算と人員の確保
  • 夏季インターンシップのスケジュール調整(日程や内容・募集開始時期・募集手法など)と実施
  • 夏季インターンシップの振り返り(実施状況・応募状況など)
  • インターンシップ終了後の学生のフォロー
  • 秋冬のインターンシップの準備(行うかどうかの検討・日程・内容・社内での調整など)

前年(大学3年次)の8月までに行うのは、新卒採用計画の立案と直近で行われる夏季インターンシップです。

特にインターンシップは、学生が社内のようすや仕事などを実際に体験できる貴重な機会で、企業を選ぶ上でも重要視されています。広報活動や選考活動などの計画立案とともに、準備を怠らないようにしましょう。

 2、前年秋期 (9~11月)

  • 早めに広報資料を準備(求人票や求人原稿・就職サイト・採用動画・企業説明会のパンフレットやリーフレットなどの作成)
  • 使用する就職サイトやプラン・予算・オプションなどの決定
  • 合同説明会やイベント参加のスケジュール決め
  • 秋冬のインターンシップ実施
  • 秋冬のインターンシップの振り返り(実施状況・応募状況など)
  • インターンシップ終了後の学生のフォロー
  • ・インターンシップ後のスケジュール作成
  • 前年の情報をもとに、3月以降のスケジュールを仮決めしておく(他社の動きも注目する)

前年(大学3年次)の秋期には、翌年(大学4年次)に行う新卒採用広報報活動の準備と秋冬インターンシップです。広報活動で使用する就職サイトへの掲載やパンフレットなどは、計画から完成までに時間がかかります。

就職サイトなどはだいたい2~3ヶ月、パンフレットなどの印刷物はだいたい3~4ヶ月かかるため、早めに取り掛かるようにしましょう。また使用する就職サイトや参加するイベントを決める際には、目的と得られる効果をはっきりさせることも大切です。

3、広報解禁日に向けて (12月~2月)

  • 新卒採用の全体スケジュール(広報活動~選考・内定出しまで)や就職サイト・パンフレットなどを細かく確認
  • 求める人物像や人数の最終確認
  • 人事と全社員とで新卒採用計画や目標・求める人物像などを共有し、OB訪問などに対応
  • 3月以降のスケジュール作成(広報活動確認とそれ以降のスケジュール作成、社内での調整、学生の集まりがよくなかった場合のリカバリープラン作成など)
  • 自社ホームページや就職サイトの見直し
  • 就職サイトへの掲載と、企業側でのサイト内各種設定を行う
  • アウトソーシングの担当者との打ち合わせ
  • 会社説明会やセミナーの準備(学生が参加しやすい日程調整・会場手配・資料などの作成・人員確保・オンライン対応の準備・座談会や参加型コンテンツなどの内容の工夫)
  • インターンシップ(1~2月)準備・実施

※次年度インターンシップ計画・準備も同時並行で行う

冬期は新卒採用の広報解禁日(4年次3月1日)に向けた、最終準備の段階です。広報活動のスケジュールや資料などの確認を行いましょう。

また近年では、学生が事前に情報収集するため、広報解禁日前の就職サイト利用率が高くなっています。早めに就職サイトへの掲載を終え、3月の広報解禁後にはスムーズに就職サイトが使えるように、企業側で各種設定を行っておきましょう。

またこの時期には、次年度のインターンシップの計画・準備も同時に進めます。

4、選考解禁日に向けて (3月~5月)

  • 学生の応募状況・選考状況の確認
<予定通りではない場合の確認項目例>

  • 就職サイトのアクセスからエントリーへの割合が低くないか
  • 自社サイトのアクセス数は低くないか
  • 企業説明会開催の時間帯や回数は学生に合っているか
  • 企業説明会の学生の来場数はどうか
  • 企業説明会開催時の他企業の様子はどうか
  • 企業説明会の案内方法は適切だったか
  • 学生が欲しい情報を適切に提示できているか
  • 自社の魅力を十分に伝えられているか
  • 選考フローや内定までの期間・スケジュールは適切か
  • 内定者のフォロー体制(先輩社員との懇談会や面談・入社前研修・内定者向けSNSなど)
  • 企業説明会の参加学生への対応(エントリーシート提出後の個別説明会や懇談会などへの誘導・絞り込み・フォロー、説明会参加者へのお礼メールなど)
  • 選考解禁日の制約を受けないエントリーシート・オンライン適性検査・動画録画型オンライン面接への対応

※広報開始時・エントリー受付時は、就職サイトのスカウトメールやDMなどを使い、企業から積極的にアプローチしてエントリー数を増やす

新卒採用の選考解禁(4年次6月1日)に向けたこの時期は、エントリーを増やすため、企業側から学生へ積極的にアプローチを行いましょう。

会社説明会などの広報活動の進み具合や手応えなどにも注意し、広報活動が思うように進んでいない場合は、臨機応変に対応することが大切です。事前にさまざまなシミュレーションを行っておき、リカバリープランの作成や対応策を用意しておくと安心です。

 5、内定解禁日に向けて (6月~9月)

  • 最終選考の実施と対応
  • 内定者のフォロー体制(先輩社員との懇談会や面談・入社前研修・内定者の交流会・内定者向けSNSなど)
  • 内定式プログラム作成(従来の内定式やオンライン内定式の準備・対応)

新卒採用の内定解禁(4年次10月1日)に向けたこの時期は、最終選考の実施と内定者への対応がメインです。新型コロナウイルスの影響で、内定式は従来のようなものではなく、オンラインで行う企業も増えています。

近年では、数社のオンライン内定式に参加してから、最終的に入社する企業を決めるケースが報告されています。魅力ある内定式になるよう、プログラムには工夫が必要です。

スケジュールを組む際のポイント

スケジュールを組む際のポイント
スケジュールを組む際のポイント

新卒採用スケジュールは、自社の都合だけで日程を決めていいのでしょうか。欲しい人材を採用するためには、できるだけ多くの学生に、自社の企業説明会や面接に参加してもらわなければいけません。

ここでは新卒採用スケジュールを作成・準備するときに、全体を通して押さえておきたいポイントについて解説します。

 採用したい学生の動向をしっかり確認する

一般的な学生の就活スケジュールは先の「学生側のスケジュール」で触れていますが、そうではない学生もいます。採用したい学生のスケジュール(大学の行事・就活動向など)に合わせて、採用スケジュールを組むことが大切です。

【例】

●体育会に所属している学生(就職活動開始時期は大学3年冬頃の引退後、採用選考よりも大会を優先するケースも)

  • 年明け以降、または大会がすべて終わった後にインターンシップや就活イベントを設定する
  • インターネットを活用した、オンラインイベントなどを実施する

●公務員試験に落ちた学生(秋冬採用での就職活動を行うケースがある)

  • 合否発表後に就活イベントなどを設定する
  • 福利厚生やワークライフバランスなど、学生に合わせたアピールポイントにする

ライバル会社の動向をチェックする

新卒採用活動のスケジュールを組むときには、ライバル会社の動きにも目を配り、

  • スケジュールや手法などを参考にする
  • 広報や選考日程が被っている場合はずらす

などを行いましょう。また2回目3回目の選考を行う場合は、大手企業など1回目の選考に漏れた学生に参加してもらえるよう、スケジュールを組むことが大切です。

◆企業別ポイント

【大企業の場合】

  • 採用したい人物像を明確にし、採用戦略を十分に練った上で、自社に興味を持ってもらえうよう、学生に明確なメッセージを送る
  • ライバル会社の動向をリサーチし、3月の広報解禁前までの期間で十分な準備を行う
【中小企業の場合】

  • 大企業のスケジュールを押さえ、戦略的なスケジュールを作成する
  • 早くから動き始め、大学3年次のインターンシップや合同イベントなどに積極的に参加する
  • 大手企業の採用が落ち着く6月以降も就活を続ける学生に向けて、採用スケジュールを組む

採用のための準備を怠らない

新卒採用活動のスケジュールを作成する段階で、さまざまな場面を想定し、できる限りの準備・対策をしておきましょう。

  • 新卒採用の軸がブレないよう、採用したい職種・人物像・採用時期などを明確にする
  • これまでの採用データ(学生の志望動機やエントリー数・内定辞退・説明会アンケートなど)を活かし、採用活動をブラッシュアップする
  • 通常業務に支障のないよう、代行企業への委託も考慮する(応募者管理・書類選考・面接代行・採用代行・ダイレクトリクルーティングのスカウト代行など)

 コロナ禍でのスケジュールへの影響

コロナ禍でのスケジュールへの影響
コロナ禍でのスケジュールへの影響

(1) 2021年卒の影響

出典:マイナビ 2021年卒 企業新卒採用予定調査
出典:マイナビ 2021年卒 企業新卒採用予定調査

マイナビ 2021年卒 企業新卒採用予定調査」によると、2021年卒の新卒採用スケジュールは、新型コロナウイルスの影響を受けて後退傾向でした。これは

  • 学生と対面接触できなかったことによる広報・選考活動の停滞
  • 業績不安による採用者数の大幅削減や内定取り消し
  • 採用計画の見直し

などが起こったことが原因と思われます。

(2) 2022年卒の影響

出典:マイナビ 2022年卒 企業新卒採用予定調査
出典:マイナビ 2022年卒 企業新卒採用予定調査

マイナビ 2022年卒 企業新卒採用予定調査」によると、2022年卒の新卒採用スケジュールは、前年から引き続き新型コロナウイルスの影響下ではあるものの、2021年卒のスケジュールよりも早まる企業が増えました。これは

  • 厳しい就活になると不安を抱える学生が増えている
  • 人員確保の遅れを取り戻したいという企業側の思惑
  • 広報活動・選考活動にWebを活用し、予定通り採用活動を行える見通しが立った

ことなどが理由と思われます。

戦略的にスケジュールを練り上げよう

戦略的にスケジュールを練り上げよう
戦略的にスケジュールを練り上げよう

 コロナによる採用スケジュールの早期化

2023年卒の新卒採用スケジュールは、新型コロナウイルスの今後の展開に影響を受けます。

【新型コロナウイルスが収束して、対面活動が全面許可となった場合】

  • 新卒採用はスピード勝負になる可能性がある
【新型コロナウイルスが収束しなかった場合】

  • 対面せずに行えるオンライン面接など、Webを活用した採用活動がより重要になる

いずれの場合でも、22年卒と同じか、もしくは採用活動を前倒しする企業が増える可能性があります。どのような状況にも対応できるよう、戦略的なスケジュール作成と施策準備が大切といえるでしょう。

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