プロジェクト管理ツールはクラウド型が主流ですが、オンプレミス型の製品もリリースされています。クローズドなネットワークで運用したい場合は、オンプレミス型を選ぶとよいでしょう。おすすめのオンプレミス型のプロジェクト管理ツールを紹介します。
オンプレミス型のプロジェクト管理ツール5選
おすすめのオンプレミス型プロジェクト管理ツールを5製品紹介します。
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「Backlog」タスクの担当者や課題の状況を直感的に把握
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Web制作会社やソフトウェア開発企業など、幅広い業界・業種で導入されている、プロジェクト管理ツールです。プロジェクト管理に求められる機能がオールインワンで実装されています。直感的に操作できるUIが特徴です。
ガントチャートを活用すれば、プロジェクトメンバーの状況を一目で確認できます。1人1人の課題はカンバン方式での管理もできるので、細かいタスク管理に役立つでしょう。SlackやMicrosoft Teamsなど、外部ツールとも連携できます。
基本はクラウド型のシステムですが、エンタープライズプランはオンプレミスでの提供です。
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「Taskworld」カンバン方式とチャットの融合
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業種や事業規模に関係なく活用できる、プロジェクト管理ツールで、視覚的にメンバーの状況を把握できる管理画面が特徴です。多機能ながら使いやすさにこだわった仕様になっており、フォロワーの設定や、ゲスト機能などを活用すれば、社外のメンバーともやり取りできます。
さらにチャットにも対応した検索機能が実装されているほか、タスク内でメッセージやファイルの共有が可能です。
クラウド型の無料プランも用意されているので、実際に使い勝手を確認してみるとよいでしょう。エンタープライズプランはオンプレミスでの提供です。
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「Bitrix24」多機能で信頼性も十分
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世界で1,000万以上のユーザーに利用されている、無料のプロジェクト管理ツールです。クラウドのほか「オンプレミスエディション」も提供されており、35種類以上の豊富な機能が使えます。
プロジェクトの作成数も上限がなく、ガントチャートや作業計画の作成・リマインダー機能のほか、出退勤管理や作業報告に関する機能も、充実しています。
クラウドで提供される無料プランは、容量は5GBと少ないものの、使える機能は有料プランとほぼ同じです。まずは無料で試し、必要に応じて切り替えるとよいでしょう。
「Redmine」無料ながらカスタマイズ性も抜群
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オープンソースのプロジェクト管理ツールで、メンバーのやるべき作業を「チケット」に登録し、一元管理できるのが特徴です。複数のプロジェクトの情報をまとめて管理可能で、社員の課題管理や、バグ管理・ナレッジの共有など、さまざまな用途に活用できます。
さらにプラグインを利用すれば、画面レイアウトの変更やテンプレートの作成など、自由にカスタマイズが可能です。オンプレミスだけでなく、クラウドサービスとしても提供されています。
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「マンモスプロジェクト」多角的なビューでタスクを把握
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タスクの可視化を徹底的に追求した、プロジェクト管理ツールです。オンプレミス版に加えて、通常オンライン版・プライベートクラウド版もあります。
リスト形式やカンバン方式など、複数の視点からタスク管理ができる点が、大きな特徴です。チャットやメールの内容も、後からログとして確認できます。
SlackやGithubなど、外部ツールとの連携性も高く、ソースコードが絡むタスクもGitHub のIssueへひも付けることで、エンジニアのタスク管理に対応が可能です。オンライン版は無料体験できるので、オンプレミス版を導入する前に、操作性を確かめてみるのもよいでしょう。
オンプレミス型のプロジェクト管理ツールの選び方
オンプレミス型のプロジェクト管理ツールを選ぶ際には、以下のポイントを意識しましょう。導入コストに加えて、使いやすさや機能の拡張性も重要な要素です。
適正なコストで導入できるか
オンプレミス型はクラウド型に比べて、システムの導入コストも初期費用の負担も大きくなります。自社の規模に合ったシステムの選択を前提として、まずは初期費用と運用コストを、しっかりと確認しましょう。
予算と機能性を照らし合わせた上で、最も費用対効果が大きくなると考えられる製品を、慎重に選ぶ必要があります。無駄なコストを支払わずに済むよう、自社に必要な機能の洗い出しを済ませておきましょう。
誰にでも使いやすいシステムか
プロジェクトに関わる人員のほとんどが利用する管理ツールは、誰にとっても使いやすいものでなければ意味をなしません。可能な限り操作性や、機能の使いやすさを確認しておきましょう。無料版やトライアル版が利用できるなら、積極的に導入・利用してみることが大事です。
公式サイトにトライアル版の情報がなくても、導入を前提として、ベンダーがデモ版を提供してくれる可能性もあります。事前に問い合わせてみるとよいでしょう。
機能の追加・拡張がしやすいか
オンプレミス型は環境に合わせて、機能の追加や拡張、変更がしやすいのがメリットです。ただし製品によって、機能構成や拡張できる範囲、カスタマイズのしやすさは変わってきます。まずは必要な機能が確実に実装可能で、拡張性があるかどうか、確認しておきましょう。
社内で運用しているツールと組み合わせるなら、デフォルトで連携できる製品を選ぶのがおすすめです。特にチャットツールやタスク管理ツールなどは、APIを導入することなく連携できる、プロジェクト管理ツールが多くあります。
クラウド型と比較したオンプレミス型のメリット
プロジェクト管理ツールに限らず、近年はクラウド型のシステムが主流となっています。その中でオンプレミス型を選ぶ理由には、何があるのでしょうか?主な理由を2点紹介します。
環境に合わせて自由にカスタマイズできる
クラウドサービスは基本的に、完成されたシステムをインターネット上で使う形になります。機能の追加・選択はできても、完全に自社向けにしたカスタマイズは、難しいのが実態です。
一方でオンプレミス型は、社内サーバーでシステムを運用するので、自社の環境に合わせて柔軟にカスタマイズができます。細かい調整が利くので、利用者の増減や機能の拡張・他システムと連携しやすいのが特徴です。
既存システムと同じネットワーク上にシステムを構築できるため、社内の運用体制を大きく変えずに済む点も、メリットといえるでしょう。
強固なセキュリティのもとで運用できる
クラウドサービスは長く、セキュリティの脆弱性がネックとされてきました。しかし近年は改善傾向にあります。とはいえセキュリティレベルはベンダーに依存し、ユーザー側でコントロールできません。自社のセキュリティポリシーによっては、導入が難しい場合も考えられるでしょう。
オンプレミス型のシステムなら、インフラとネットワークの構築に手間とコストはかかるものの、社内で独自のネットワークセキュリティを構築できます。情報のやり取りはクラウドより安心です。外部との通信にはVPNを利用すれば、安全かつ安定した拠点間の通信が実現します。
オンプレミス型のツールが向いている企業
オンプレミス型のプロジェクト管理ツールを導入しているのは、主に大規模なプロジェクトを進めなければならない企業や、自社でシステムの保守・管理が可能な企業です。
社内で大規模なプロジェクトを完遂したい企業
オンプレミス型はインターネット回線の影響を受けずに運用できるため、社内で大規模なプロジェクトを完遂するような企業におすすめです。社内ネットワークで必要な情報を共有して、安全に管理できれば、クラウド型よりも情報漏えいのリスクを軽減できます。
利用規模に合わせて機能をカスタマイズしたい企業も、環境に合わせて、機能の拡張やツールの連携が自由にできる、オンプレミス型がよいでしょう。
自社でシステムの保守・管理ができる企業
システムの導入・構築に関しては、オンプレミス型でもサービスベンダーの協力を得られるケースが多いでしょう。ただシステム運用時の保守・管理には迅速性が求められるため、社内で保守・管理のリソースを確保できる企業が望ましいでしょう。
オンプレミス型はセキュリティの管理コストも高めです。ある程度の負担を許容できる企業でなければ、運用が難しくなる点も考慮して、ツールを導入しましょう。
オンプレミス型のプロジェクト管理ツールで盤石な運用を行おう
オンプレミス型のプロジェクト管理ツールは、クラウド型以上にカスタマイズ性が高く、強固なセキュリティ環境を構築できるのが特徴です。ただし導入コストが高めになるほか、システムとネットワークの保守・運用には相応の手間とリソースが求められます。
自社で問題なく導入・運用が可能であれば、オンプレミス型の導入を検討してみましょう。他のシステムとも連携しやすく、プロジェクト管理だけでなく、自社業務全般の効率化を実現できます。
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