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OneDrive料金プラン徹底比較!Office・Copilot対応の最適な選び方

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最終更新日: 2025年12月16日

クラウドストレージへの移行は、今や事業継続に不可欠なテーマです。ファイルサーバーの老朽化やPPAP(パスワード付きZIPファイル)廃止の潮流に加え、2025年にはMicrosoft 365の値上げとAI「Copilot」導入の波が企業のIT戦略を揺さぶっています。

最小コストで最大限の業務効率とセキュリティを両立させたい一方、Microsoftの複雑な料金体系が意思決定を難しくしているのも実情です。

本記事では、2025年時点の最新価格と機能動向を踏まえたOneDriveの法人・個人向けプランを徹底比較。さらに、Google DriveやBoxとの総保有コスト比較や、AI活用を見据えた最適解を論理的に整理します。

最適なOneDrive料金プランはどう選ぶべきか

OneDriveのプラン選びに迷いが生じるのは、自社の規模や業務内容、必要な機能によって最適解が変わるからです。しかし、2025年時点で法人が重視すべき軸は明確です。

日常的にOfficeアプリを使うかどうか、将来的にAI機能のCopilot導入を検討するか、グループウェア機能としてTeamsやメールを必要とするかを基準に選定すれば、余計なコストをかけず最適な選択ができます。

コストを重視するなら、Web版Officeと1TBのストレージを備えた「Microsoft 365 Business Basic」がバランスに優れた選択です。

一方、デスクトップ版OfficeやAI活用まで視野に入れるなら「Business Standard」が最適となります。ストレージ単体のみ求める場合や独自の特殊用途がある場合には「OneDrive for Business(Plan 1)」が候補に挙がります。

個人事業主やフリーランスなら、Office搭載の「Microsoft 365 Personal」が圧倒的なコストパフォーマンスを発揮します。

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法人向けプラン(OneDrive for Business)の料金と賢い選び方

DXテクノロジー

法人がOneDriveを導入する場合、Microsoft 365 Businessシリーズが最も合理的な選択肢となります。単体ストレージ契約(Plan 1)は限られたケースでのみ推奨され、通常はTeamsやメール、Officeアプリを兼ね備えた「Business Basic」もしくは「Standard」がトータルで見て最もコストパフォーマンスに優れます。

主要3プランの機能・価格比較表

プラン名 月額費用 ストレージ容量 含まれる主な機能
OneDrive for Business (Plan 1) 約648円 1TB/ユーザー OneDrive単体
Microsoft 365 Business Basic 約1,038円 1TB/ユーザー
  • Teams
  • Web版Office
  • Exchange(メール)
Microsoft 365 Business Standard 約2,164円 1TB/ユーザー
  • デスクトップ+Web版Office
  • Teams
  • Exchange
  • Copilot可

OneDrive for Business(Plan 1)は、すでにOfficeの永続ライセンスを持っている場合や、ストレージ機能だけを限定的に利用したいケースに適しています。

しかし、多くの法人にとっては、Web版OfficeやTeams、メールなどがセットになった「Microsoft 365 Business Basic」以上のプランを選ぶことで、バラバラにサービスを導入するよりも圧倒的にコストパフォーマンスが高まります。

運用管理の効率化や業務全体の生産性向上にも直結し、日々の業務負担も大きく軽減されます。さらに、今後のAI(Copilot)活用や高度なドキュメント作成まで視野に入れる場合は、デスクトップ版Officeアプリ付きの「Business Standard」への投資が最適です。

1TBで足りない場合は? 容量拡張のルールとコスト

OneDrive for Businessは、「ユーザー1人につき1TB」が基本容量です。しかし、運用次第でより大容量のストレージも利用可能です。

容量拡張の仕組み

OneDrive for Businessでは、標準でユーザーごとに1TBのストレージが割り当てられていますが、業務の成長や大容量データの業務で不足を感じるケースも少なくありません。

その場合、特定の条件を満たせば容量を大きく拡張できます。まず、同じテナント内で5ライセンス以上を契約し、さらに1ユーザーの利用量が1TBの90%を超えた時点で、自動的に1人あたり最大5TBまでのストレージ拡張が可能となります。

さらに追加の容量が必要な場合は、Microsoftサポートに申請することで最大25TBまで増やせます。

ただし、5ユーザー未満の小規模契約ではこれらの拡張が適用されないため、事前にデータ量と利用人数をしっかりと見積もることが重要です。

SharePointとの使い分けで容量最適化

組織全体のストレージ利用効率を高めるには、OneDriveとSharePoint Onlineの機能を上手く使い分けることが効果的です。

個人が保有する業務ファイルや一時的な作業データはOneDriveに保存し、部門間やプロジェクトチームで共有・共同編集が必要な大容量データはSharePoint Onlineに集約する運用が理想的です。

このようにデータの性質や共有範囲に応じて適切に使い分けることで、ストレージの圧迫を避けながら組織全体のデータ管理とアクセス性を飛躍的に向上させることができます。

【2025年必須視点】Copilot (AI) 導入を見据えたプラン選定

クラウドストレージは今や、ファイルの保管だけでなくAI活用の中核を担う業務基盤へと変化しています。2025年以降、生成AI「Copilot for Microsoft 365」の活用を見据える場合、プラン選定が将来的な生産性の差を生みます。

Copilotは蓄積した文書やメールから知見を自動で引き出し、業務効率を大きく高めるため、そのポテンシャルを最大限に発揮するにはデスクトップ版Officeを備えた「Microsoft 365 Business Standard」以上のプランが必須となります。

一方「Business Basic」はWeb版のみのため、AI機能連携の幅が限定的です。今後のAI化や業務変革を本気で考える企業は、長期的な競争力の視点からも、Business Standard以上を選ぶことが賢明な判断となります。

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個人向けプランの詳細と「業務利用」のリスク

個人向けOneDriveは手軽に始めやすい反面、法人用途での利用には明確なリスクが伴います。セキュリティや管理機能の違いを理解した上で、選択を誤らないことが重要です。

無料版・Personal・Familyの違い

プラン名 月額費用 ストレージ容量 主な特徴
無料版OneDrive Basic 0円 5GB
  • 限定的利用
  • メール添付含め上限到達が早い
Microsoft 365 Basic 約299円 100GB
  • ライトユース向き
  • メール付き
Microsoft 365 Personal 約1,490円 1TB
  • Officeアプリ全付属
  • 個人または個人事業主に最適

個人向けOneDriveには、無料の5GBプランから、100GBのBasic、そして1TBストレージとOfficeアプリまで使えるPersonalやFamilyまで複数の選択肢があります。

中でも「Microsoft 365 Personal」は、1TBもの大容量ストレージに加え、常に最新版のOfficeアプリが複数端末で利用できるため、プライベート利用はもちろん、個人事業主やフリーランスにとっても圧倒的なコストパフォーマンスを発揮します。

一方、Familyは家族間での容量・機能共有ができ、家庭内で複数人がOfficeやストレージを利用したい場合に最適です。日常のファイル管理からビジネスの書類作成まで、用途やライフスタイルに合わせて選ぶことで、その利便性を最大限に活かせます。

なぜ「法人プラン」でなければならないのか(セキュリティ・管理)

個人向けプランを法人利用すると、情報管理やセキュリティ面で重大なリスクを抱えることになります。

法人プランでは、担当者がユーザーや退職者のアカウントを一括管理し、必要なアクセス権設定やデータ削除が可能ですが、個人アカウントではこうした管理が一切できず、勝手なデータ持ち出しや情報流出のリスクが大きく高まります。

また、個人版では法的なコンプライアンス要件や稼働率保証(SLA)がカバーされないため、万が一の障害時の業務停止や対外的な信用失墜にも直結します。安心・効率・信頼を守るためには、必ず法人向けプランを選ぶことが不可欠です。

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他社ストレージ(Box / Google / Dropbox)との徹底比較

ビジネスとテクノロジー

2025年は主要ベンダーが一斉に価格改定を実施し、クラウドストレージの選定軸が「単なるGB単価」から「業務基盤としての総コストと生産性」へシフトしています。各社の独自価値とOneDriveが選ばれる決定的な理由を整理します。

Google Drive(Google Workspace)

Google Drive
出典:「Google Drive (Google Workspace)」公式Webサイト

Google Workspaceは、ドキュメントやスプレッドシートのリアルタイム共同編集をはじめ、高度な検索・自動整理機能など、クラウドならではのスムーズなコラボレーションを実現します。

特にGoogleドキュメントを主軸とした業務プロセスを持つ組織では、その利便性と生産性の高さが大きな強みです。

また、ストレージ容量を組織全体で柔軟にプールできるため、ユーザーごとの利用状況に応じて効率的に容量を活用できます。

ただし、Microsoft ExcelやWordとの完全な互換性は依然として課題が残り、複雑なレイアウトやマクロを重視した業務では再現性の観点でOneDriveに軍配が上がる場面もあります。

月額費用 800円~/人

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Box

box
出典:「Box」公式Webサイト

Boxは、厳格なセキュリティ対策と柔軟な権限管理を最大の特長とするエンタープライズ向けクラウドストレージです。

容量無制限のプランやきめ細やかなアクセス制御が求められる金融・製造・公共分野など、多層的なガバナンスを重視する組織に幅広く導入されています。

他社クラウドや業務システムとの中立的な連携性も評価が高く、複雑なプロジェクト推進を支えます。

一方で、メールやビジネスチャットといった周辺機能は含まれていないため、総合的な業務環境を整えるにはOfficeライセンスの追加購入が必要となり、実質的なコストはOneDriveの2倍に達する場合もあります。

月額費用 1,980円~/人

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Dropbox Business

Dropbox
出典:「Dropbox Business」公式Webサイト

Dropbox Businessは、独自のブロックレベル同期技術により、大容量ファイルの転送や複数拠点でのスピーディーな共有を得意としています。

図面や動画など大きなファイルを多用する建設現場やデザイン制作などで採用が進んでおり、PCのストレージを圧迫しない「スマートシンク」機能にも定評があります。

シンプルで直感的な操作画面は幅広いユーザーに受け入れられていますが、OneDriveと比較した場合、Microsoftアカウントとの統合管理のしやすさや、オフィス業務全体の一元化という点でOneDriveがより柔軟かつ強力な選択肢となります。

月額費用 1,200円~/人

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【比較まとめ】Officeエコシステムにおける「隠れコスト」の差

ストレージの月額料金だけを見ると、Google WorkspaceやDropbox、Boxも一見魅力的ですが、真のコスト評価には「Officeアプリの利用料」「メールやビジネスチャットの導入費」「管理や運用にかかる手間」まで含める必要があります。

OneDrive(Microsoft 365)は、ストレージとOfficeアプリ、グループウェア、AI、セキュリティを統合して提供するため、別途ツールを調達する手間も追加コストも発生しません。

一方、BoxやDropboxでは業務を回すうえでOfficeやグループウェアを個別に契約する必要があり、運用全体のコストが当初想定の1.5〜2倍になることもあります。

こうした「隠れコスト」まで考えるなら、バンドル型のOneDrive(Microsoft 365)が最もTCOを抑えられ、経営にとって合理的な選択肢だといえます。

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導入前に知っておくべき「落とし穴」と対策

ビジネスとテクノロジー

クラウドストレージ移行では、価格や機能だけでなく実運用上の“落とし穴”も無視できません。ここでは特に注意が必要な点を整理します。

「同期トラブル」への備えと対処法

OneDriveを導入する際には、ファイル名に含めてはいけない文字や、パスの長さ制限(約400文字)など、Windows特有の仕様で同期エラーが発生する可能性がある点に注意が必要です。

特に既存のデータやフォルダ構造を大量に移行する場合、事前にチェックツールを活用したり、ファイル名やフォルダ名の命名規則を標準化したりすることでエラーの発生率を大幅に抑えることができます。

クラウドへの移行直後はトラブルが集中しやすいため、運用ルールを周知徹底し、不明点があれば早期にMicrosoftのサポートを活用する体制を整えることがスムーズな運用の第一歩となります。

管理者が行うべき初期設定(共有設定の制限)

初期状態のOneDriveは、外部ユーザーを含む「誰とでも共有可能」という設定になっている場合が多く、情報漏洩リスクが高くなりがちです。

導入直後には、管理者が必ず「社外共有の制限」や「共有リンクの有効期限」「アクセス権限の制御」など、組織ポリシーに合わせた安全な共有設定を行う必要があります。

こうした初期設定を確実に実施することで、取引先や監査機関からの信頼性も高まり、自社の情報セキュリティ水準を効果的に引き上げることができます。

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2025年のOneDrive導入は「Microsoft 365」での一本化が正解

パソコンを打つ若い女性の手元

2025年のクラウドストレージ選定は、単なる容量や月額コストだけを比較する時代から、AI活用やセキュリティ、業務効率までを包括的に評価する段階へと進化しています。

Microsoft 365は、OfficeアプリやAI「Copilot」、Teams、メール、強固な管理機能、高度な法規制対応(ISMAPや電帳法)をワンプラットフォームで提供し、コストパフォーマンスと組織の成長性の両方を叶えます。

自社の働き方改革や将来的なデジタル化戦略を意識したとき、シンプルにコストを抑えたいなら「Business Basic」、幅広い業務領域やAI活用まで見据えるなら「Business Standard」が最も合理的な選択肢です。

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