「IT資産管理ツールって本当に必要なのか」「IT資産を適切に管理したいけど自社に合う製品がわからない」とお困りではありませんか。
IT資産管理ツールを導入すれば管理者の負担を軽減できるだけでなく、組織全体のコスト削減やセキュリティの強化につながります。備品の一元管理など機能も充実しているので、手軽にIT資産を管理したい企業は積極的に利用しましょう。
この記事では無料で使えるおすすめのIT資産管理ツールや、ツールの導入を成功させるポイントについて解説します。
無料で利用できるおすすめのIT資産管理ツール3選
無料で利用できるIT資産管理ツールのうち、おすすめの製品は次の3つです。
【無料で利用できるおすすめのIT資産管理ツール】
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IT資産管理ツール選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。従業員数や欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想のIT資産管理ツールが見つかります。 |
Snipe-IT:製品選びで悩んだらコレ!さまざまな機能に加えて、日本語マニュアルあり
【Snipe-ITの特徴】
- さまざまなIT資産を色んな情報と紐づけて一元的に管理できる
- 資産の有効期限や消耗品の在庫切れが近づくとアラームを通知してくれる
- 日本語のマニュアルが用意されているので、導入や利用に困らない
Snipe-ITの大きな特徴は「パソコンなどのIT資産に加えて、オフィス関連用品や消耗品なども一元的に管理できること」です。「いつ・どこで・誰に貸したのか」を紐づけて登録することができるので、厳密に管理することができます。
さらに資産ごとにQRコードを発行できるので、棚卸しや監査の際にも役立つはずです。
また便利な機能として、資産の有効期限や消耗品の在庫切れが近づくと、アラームを通知してくれます。管理者の負担を減らせるうえに、従業員の円滑な業務につながるでしょう。
デージーネットという企業が2022年2月4日から、日本語のマニュアル「Snipe-IT資産管理者マニュアル」を無償公開しています。画面イメージを使った解説や利用に関する注意点を盛り込んでおり、誰が読んでもわかりやすいです。
なお「Snipe-IT調査報告書」にはダウンロード方法も記載されているので、参照したい方は申し込みフォームを提出しましょう。
機能・特徴 |
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注意点 |
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おすすめできる企業 |
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GLPI:IT資産を徹底的に管理したい企業におすすめ!
【GLPIの特徴】
- IT資産に特化しており、細かく分類・管理することができる
- 詳細な条件を指定して検索することができるので、徹底した管理に向いている
- 無料版では機能が一部制限されるので注意が必要
GLPIはIT資産を30コ以上の種類に分類して管理できるのが大きな特徴です。詳細な条件を指定して検索することができるので、IT資産を徹底的に管理するのに向いているでしょう。
また社員による機器の貸出管理や貸出予約も可能なので、十分な管理のもとIT資産を効率的に運用できるようになります。
ただし、GLPIにはデータのインポート機能や、自由度の高いカスタマイズ機能はありません。これらの機能を追加するにはプラグインが必要ですが、GLPI Networkという有料のプランに登録する必要があります。
無料で利用する場合は機能が一部制限されてしまう点には注意しましょう。
機能・特徴 |
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注意点 |
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おすすめできる企業 |
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Ralph:GLPIよりもIT資産管理に特化!大量のデータを処理できる
【Ralphの特徴】
- GLPIよりもIT資産管理に特化している
- GLPIと違って、CSVファイルをインポート・エクスポートできる
- 「日本語にほとんど対応していない」「自由度が低くてカスタマイズしにくい」点には注意が必要
RalphはGLPIよりもIT資産管理に特化しているのが特徴です。
主な部分はGLPIに似ており、資産を細かく分類して情報を登録し、正確に管理するための機能が実装されています。
GLPIと違って「CSVファイルをインポート・エクスポートできる」のは非常に便利です。一気に大量のデータを取り込んで処理できるので、管理も楽になるはずです。
ただし「日本語にほとんど対応していない」「自由度が低くてカスタマイズしにくい」といった点には注意してください。
デモ版が公式サイトから利用できるので、実際に触って使いやすさや機能を確かめてみるとよいでしょう。また導入方法について日本語で書かれた記事があるので、導入する際はぜひ活用してください。
機能・特徴 |
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注意点 |
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おすすめできる企業 |
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無料トライアルのあるIT資産管理ツール3選【セキュリティや機能性を重視する方向け】
有料のIT資産管理ツールは無料版とは異なり、セキュリティや機能性が優れています。サポート体制も充実しているので、IT資産管理に慣れていない方でも円滑に導入させられるでしょう。
コスパや機能を確認したければ、無料トライアルのついた製品がおすすめです。
【無料トライアルがあるおすすめのIT資産管理ツール】
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搭載されている機能や利用料金に違いがあるので、最適なものを注意して選びましょう。
SKYSEA Client View:豊富な機能が魅力的!徹底したIT資産管理におすすめ
【SKYSEA Client Viewの特徴】
- IT資産の管理機能以外にも、非常に多くの機能を搭載している
- サイバー攻撃対策やセキュリティ管理に特化しており、情報をしっかりと守ることができる
- 細かいものまで管理できるので、徹底したIT資産管理が可能
SKYSEA Client ViewはIT資産管理以外にも、非常に多くの機能を搭載しているのが大きな特徴です。
たとえばログ管理機能が搭載されており、従業員が「どこで・何をしているのか」を正確に把握することができます。情報漏洩を防ぐだけでなく、テレワーク時における勤務状況の見える化にも有効活用できるでしょう。
他にもサイバー攻撃対策やセキュリティ管理といった機能があり、会社の機密情報をしっかりと守ることが可能です。自社への高い信頼を得られるだけでなく、セキュリティソフトを導入する手間やコストも省けるので、非常に便利だといえます。
もちろん本命のIT資産管理機能も非常に優れています。パソコンやソフトウェア、ネットワーク機器だけでなく、スマホやUSBメモリといった細かいものまで管理することが可能です。IT資産の活用状況を自動収集する機能があるので、各部署での運用の最適化やコストダウンなども期待できるでしょう。
特徴・機能 |
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無料トライアル期間 | 3カ月間(クライアントPC10台) |
料金プラン | 要問い合わせ |
おすすめできる企業 |
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LANSCOPE クラウド版:使いやすさと充実したサポートが売り!安心して利用できる
【LANSCOPE クラウド版の特徴】
- PCだけでなく、スマホやタブレットを十分に管理することができる
- 10年以上のサービス提供・充実した無償サポートのおかげで、安心して利用可能
- IT資産管理の画面がシンプルで使いやすいと人気
LANSCOPE クラウド版はPCの管理に加えて、iOSやAndroidのスマートフォン・タブレットも管理できるのが大きな特徴です。紛失や情報漏洩のリスクを抑えつつ、アプリなどの利用を制限することができます。従業員の働き方を把握するのに非常に便利な機能といえるでしょう。
また働き方を見える化するレポートを自動で作成する機能も搭載されています。たとえば「従業員が働きすぎていないか」「適切にPCを利用できているか」を確認することが可能です。
SKYSEA Client Viewと異なり、LANSCOPE クラウド版は現在10年以上もサービスを提供しています。十分な実績をもっているうえに、十分なサポートを無償で受けられるので、安心して利用できるでしょう。
シンプルなメニュー構成と分かりやすいレポート表示のおかげで直感的に操作できると、使いやすさにも定評があります。
60日間の無料体験版が利用できるので、まずはベンダーに問い合わせてみましょう。
特徴・機能 |
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無料トライアル期間 | 60日間 |
料金プラン | 300円~/台 |
おすすめできる企業 |
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Money Forward IT管理クラウド:社内のソフトウェアを管理するのに最適!
【Money Forward IT管理クラウドの特徴】
- ソフトウェアの利用状況を自動で把握・一括で管理することができる
- GoogleやSlackをはじめとした数多くのソフトウェアと連携可能
- 無料トライアルに加えて、導入サポートも豊富
Money Forward IT管理クラウドは、社内のクラウド・SaaSといったソフトウェアの利用状況を把握し、一括で管理することができます。PCやスマホといったハードウェアを管理することができないのは、大きな欠点といえるでしょう。
しかし、GoogleやSlackをはじめとした数多くのソフトウェアと連携することができます。連携しているソフトウェアについて利用状況が毎日更新され、使われていないものがないか自動でチェックされるので非常に便利です。
特に社内で多くのソフトウェアを利用している企業であれば、確認・管理の手間が省けるので、業務の効率化につながるでしょう。
14日間のトライアルを利用できるのに加えて、チャットサポートなどを通じて自社に合った利用方法を案内してくれるのも魅力的です。
特徴・機能 |
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無料トライアル期間 | 14日間 |
料金プラン | 50人以下:無料
51人以上:月額300円~/人 |
おすすめできる企業 | 社内で多数のソフトウェアを利用している企業 |
IT資産管理ツールの導入を成功させるポイント
自社に合ったツールの導入も重要ですが、社内の体制が整っていなければ、IT資産の管理は成功しません。
ツールの導入とともに、以下の点を意識して、IT資産をしっかりと管理しましょう。
【IT資産管理ツールの導入を成功させるポイント】
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資産管理のルールを作る
たとえ便利なIT資産管理ツールであっても、情報を適切に管理するためのルールがなければうまくいきません。
ソフトウェアを導入・利用する際に守るべき事柄や、管理対象となるIT資産を明確に定めておくことが大事です。たとえば「○○○を使う際は労務に申請書を提出する」と決めておくことで、IT資産の利用状況を正確に把握することができます。
また企業によっては部門ごとに独断でIT資産を購入するところもあります。全社的に守るべきルールを定めておくことで、無駄なランニングコストの発生やセキュリティの低下を未然に防げるでしょう。
徐々に管理対象を広げる
いきなり社内の全てのIT資産を厳密に管理するのは困難です。
まずはツールを運用しながら、徐々に管理対象を広げていく必要があります。たとえばソフトウェアの管理から始めて、次にハードウェアの管理に対象を広げるとよいでしょう。
ツールの導入に伴い、管理体制を新しくしようと考える企業は多いですが、突然の環境変化は社員に混乱をもたらしてしまいます。無理に全ての資産を管理しようとせずに、徐々に管理対象を広げていくことが大切です。
IT資産管理ツールで徹底管理!安心して業務を行おう
無料のIT資産管理ツールを利用すれば、費用をかけずに管理体制が整います。PCやソフトウェア、ライセンスなどのIT資産を、従来よりも効率的に管理することができるでしょう。ただし、自社で全て管理・運用しなければならない点には注意が必要です。
導入や管理に不安を感じる方は有料の製品を検討し、無料トライアルを試すのも有効な手段でしょう。
IT資産管理は会社の備品の効率的な利用だけでなく、信頼性の獲得やコスト削減にもつながります。円滑な業務を維持していくうえで、欠かすことのできない作業です。
「IT資産をしっかりと管理して、従業員の働きぶりを向上させたい」「IT資産の管理業務をもっと楽にしたい」といった企業は、ぜひIT資産管理ツールの導入を検討してみてください。
ぴったりのIT資産管理ツール選びはミツモアで
IT資産管理ツールは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのソフトを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりのIT資産管理ツールが見つかります。
ぴったりのIT資産管理ツールを最短1分で無料診断
従業員数や欲しい機能などの項目を質問に沿って選択するだけで、最適なIT資産管理ツールを最短1分で自動診断。もちろん費用はかかりません。
ぴったりの料金プランも一緒にお届け
希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。概算金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。
診断結果は最大5製品!比較・検討で最適なソフトが見つかる
最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬソフトとの出会いもあるかもしれません。
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