「倉庫や工場になりすましで侵入できてしまう・・・」「IDカードのみではオフィスへの入退場記録が管理しにくい・・・」などお悩みの方へ、顔認証の入退室管理システムがおすすめです。
顔の照合によって開錠をおこなうことで、セキュリティ強化や入退室の効率化を実現します。
本記事では数ある製品の中から、おすすめの顔認証入退室管理システムを10製品ご紹介。主な機能や選ぶ際のポイント、メリットなども詳しく解説します。ぜひ、システム選びの参考にしてください。
顔認証の入退室管理システムとは
認証入退室管理システムとは、登録した顔を認証して施錠・解錠できるシステムのことです。
顔認証の入退室管理システムの機能
顔認証の入退室管理システムは、主に電気錠と連携して入退室を効率化します。セキュリティ強化につながる機能を多数搭載している点も顔認証の入退室管理システムの大きな特徴です。
機能 | 詳細 |
顔画像の登録 | 従業員の顔と基本情報をあわせて登録できる。目鼻口の特徴や顔の凹凸などをもとに、正確な本人確認が可能。 |
開錠の制御 | 電気錠と連携して、顔認証を確認した場合に開錠の制御をおこなう。カメラに顔を向けるだけで効率よく開錠できるうえ、誰がいつ入退室したかを顔画像付きで管理できるのが利点。 |
認証スケジュール設定 | 曜日や時間帯に合わせて入退室可能な期間を設定したり、期限付きで開錠の権限を付与したりできる。
勤務スケジュール外や館内の利用時間外の立ち入りを制御することで、厳格な入退室管理をおこなうことが可能。 |
入退室通知 | 入退室時の利用情報を、管理者や警備員に対してメールなどでお知らせする。 |
入退室レポート作成 | 入退室の記録を作成し、HTML形式やCSV形式で出力できる。 |
外部連携 | 出退勤システムとの連携で勤怠管理を行なったり、電動シャッターや警備システムと連携してセキュリティ強化につなげたりできる。
サーマル機器と連携して体温チェックをおこなうことで、コロナの感染リスクを低減するのにも有効。 |
IDカード連携 | IDカードと連携することで、顔認証とIDの二要素認証ができる。強固なセキュリティが求められる場面で使われることが多い。 |
顔認証入退室管理システム選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想の顔認証入退室管理システムが見つかります。 |
顔認証の入退室管理システムの中から、おすすめのものを10製品紹介します。
「ビジかる」業務効率化・コスト削減などさまざまな課題に対応
- 通用口・重要エリアなどさまざまな場所の入室制限を設定可能
- 勤怠管理システムと連携すれば顔認証打刻できる
- 顔を撮影すれば運用できるため短期雇用・パート・アルバイトにも対応
アプリ・専用サイトで事前に顔写真を登録しておけば、顔認証で入退室可能になるシステムです。顔写真を撮影するだけなので、パート・アルバイトの入退室管理も簡単にできます。
通用口は従業員全員、重要エリアは限られた人物だけ入室可能など、エリアごとに入室制限を設定できるのもポイント。365日24時間体制で管理できるので、セキュリティの強化につながるでしょう。
受付システムの構築からデジタルサイネージの活用、IT資産管理まで相談できるため、総合的にシステムを構築したい企業に向いています。
料金 | 初期費用:不要
月額費用:1人/300円 |
用途 | 入退室&受付 |
「顔認証ソリューション」自社一貫体制の日本製顔認証システム
- マスク着用・ウォークスルーでも認証可能な認証精度99.9%
- 通貨処理技術で培った独自の高精度顔認証システム
- 顔を事前登録しておけば受付の無人化が可能
通貨処理サービスで培った画像識別技術を生かし、高精度な認証を実現した、顔認証入退室管理システムです。マスクやメガネ、サングラスを着用していてもスピーディーに認証できます。
スムーズな入退室を実現し、面倒な鍵の管理から解放されセキュリティの強化にもつなげらるでしょう。また従業員の入退館だけでなく、来訪客の顔も事前に登録しておけば受付としても利用可能です。
研究・開発・販売・保守をグローリー株式会社が一貫しておこなっているので、自社の希望に柔軟に対応してもらえる点も魅力的といえます。
料金 | 初期費用:要問い合わせ
月額費用:要問い合わせ |
用途 | 入退室&受付 |
「Bio-IDiom KAOATO」高精度・高速な照合で入退室を効率化
- AIによる振る舞い検知機能搭載!ウォークスルー・複数人同時認証を実現
- テキスト・顔画像で表示されるログ表示で、画像登録も簡単
- NEC顔認証エンジン「NeoFace」を採用
マスク・サングラス着用だけでなく、横向き・経年変化にも対応できる、高精度な顔認証技術「NeoFace」を採用したシステムです。ウォークスルー認証・複数人同時認証のほか、AIによる振る舞い検知機能で混雑時の入退室をスムーズにします。
テキスト・顔画像でログが保存されるためログ管理がわかりやすく、特定人物の画像登録も簡単です。
QRコードと併せて、その場で撮影した本人の顔画像で本人確認をおこないます。事前の顔画像登録が不要なので簡単に本人確認が可能です。なりすまし防止・受付業務の効率化に役立つでしょう。
料金 | 初期費用:4,500,000円~
月額費用:150,000円~ |
用途 | 入退室&受付 |
「iDoorsクラウド」IoT電気錠制御盤でクラウドシステムと連携
- 顔認証含む4種類の解錠方法をクラウドで管理
- クラウド管理ツールでいつでも確認できる電気錠タイプ
- 体表面温度とマスクの有無を即座に検知
顔認証・ICカード・テンキー・QRコードで解錠できるシステムです。顔認証の顔写真登録はスマホで簡単に行えるため、管理の手間が低減します。
設置場所によって解錠方法を選べるうえ、クラウドで管理できるので複数拠点への導入もスムーズです。管理画面上から遠隔操作で解錠でき、ドアの一元管理が実現します。
予約システム・勤怠管理システムなど既存システムとAPI連携すれば、さらなる業務効率化が可能に。なお対応サービスはベンダーに確認が必要です。
料金 | 初期費用:583,000円~
月額費用:9,900円~ |
用途 | 入退室&受付 |
「Safie Entrance2」クラウド集約管理で多拠点での導入にも
- 最新技術で暗号化されたデータで高セキュリティ
- 高速解錠でウォークスルーを実現
- クラウド録画サービス「Safie」と併設すればより高セキュリティに
サーバー導入が不要な、クラウド集約管理の顔認証入退室管理システムです。登録した顔情報をクラウドで管理しているため、一度登録すればさまざまな拠点で解錠できます。
最新の暗号化技術でクラウド上のデータが守られているのでセキュリティー面も安心。ウォークスルーを実現する高速解錠にも対応しており、入退室の集中や混雑も心配いりません。
クラウド録画サービス「Safie」と併設すれば、共連れ対策・不正防止に繋がります。カメラ撮影・メール・CSV一括登録に対応した使いやすい管理画面と、勤怠管理システムとの連携で業務効率化の一助となるでしょう。
料金 | 初期費用:97,900円~
月額費用:16,500円~ |
用途 | 入退室 |
「bitlockPRO」扉に貼り付けるだけの簡単設置
- 12種類の解錠方法が選べる
- 顔認証はオプションサービス。他認証方式との組み合わせも可能
- オプションの「bitlock GATE」との組み合わせで電気錠・自動ドアにも対応
扉の鍵穴上に貼り付けるだけで、手軽に導入できる入退室管理システムです。
NFC対応社員証・交通系ICカード(FeliCa)・スマホなど、全12種類の解錠方法に対応。顔認証はオプションサービスですが、大規模な工事を必要とせず低コストで導入・運用できます。
雇用形態による権限付与管理や、クラウドシステムによる入退室ログの取得も可能です。オプションの「bitlock GATE」と組み合わせれば、サムターン式錠だけでなく電気錠・自動ドアにも設置できます。
料金 | 初期費用:不要
月額費用:5,000円~ |
用途 | 入退室 |
「AI顔認証端末 SpeedFace-V5L[TI]」選べる管理ソフトとAPI連携で柔軟運用
- 測定距離30~120cm・99.4%の顔認証精度に検温機能付き
- 電気錠・勤怠管理・入退室システムなど多くの機能と連携
- 専用管理ソフトやZKBioAccess、PUSH SDKなど選べる管理ソフト
8インチの画面サイズに99.4%の高精度な顔認証を搭載した、AI顔認証デバイスです。最短0.1秒の検温機能も搭載しています。
また電気錠や勤怠管理などの社内システムとAPI連携が可能。IDや打刻時間などの情報を吸い上げて、既存システムに組み入れれば業務効率化につながります。
簡易セキュリティ「ZKBioAccess」や物理セキュリティ「ZKBioSecurity」、「PUSH SDK」など自社に合った管理ソフトが選べる点もポイントです。
料金 | 初期費用:要問い合わせ
月額費用:要問い合わせ |
用途 | 入退室 |
「Face Key」手のひらサイズの本体で約0.2~0.3秒の高速顔認証
- 高速顔認証でウォークスルーを実現
- PC・スマホから遠隔管理可能
- 本体のみで顔認証・カード・パスコード登録
コンパクトな手のひらサイズの本体を設置すれば、いつ・誰が・どこに入退室したかを可視化できるシステムです。約0.2~0.3秒で認証可能なので、スムーズなウォークスルー入退室が実現します。
またP2Pでサーバーを通さず、PC・スマホから遠隔管理が可能です。顔認証以外にカード・パスコードも使用でき、それぞれ1,500ユーザー分登録できます。ユーザー登録は本体から完了し、運用も簡単です。
料金 | 初期費用:要問い合わせ
月額費用:要問い合わせ |
用途 | 入退室 |
「中小規模入退室管理システム savic-ssEZ」柔軟なシステム構成に対応
- 高速顔認証・温度検知に対応
- 簡単操作・簡単設定で最大160ゲートを管理可能
- 人事データ・出退勤管理と連携可能
ウォークスルー認証対応の顔認証・温度検知システムだけでなく、ICカードリーダーやバイオメトリクス認証装置にも対応しています。最大160ゲートまで設置でき、柔軟なシステム構成で入退室を管理可能です。
管理点の登録はドラッグ&ドロップの簡単操作で完了。人事データと連携したり、出退勤の裏付けデータとして使ったりと人事・労務業務の効率化につなげられます。
また災害時の在場者状況確認やセキュリティの高度化、在室者がいなくなった時の消灯機能など色々な使い方が可能です。
料金 | 初期費用:要問い合わせ
月額費用:要問い合わせ |
用途 | 入退室 |
「BioStation 3 AI顔認証端末」ハイレベルなプライバシー保護で安全運用
- さまざまなマスクの柄・カラーに対応した高速顔認証
- IP65・IK06の高耐久で屋外設置にも対応
- 顔認証・QRコード・モバイル・カード認証に対応
NPUに最適化されたAIアルゴリズムで、さまざまな柄・カラーのマスクを着用していても高速認証できます。認証速度は0.3秒未満でスムーズ。なりすまし防止機能も搭載されており、安全に入退室を管理可能です。
コンパクトなデザインで、IP65・IK06規格を取得しているので屋外の設置にも向いています。ISO/IEC27001取得・GDPR準拠の高セキュリティで、個人情報である顔データの管理もバッチリです。
顔認証のほか、QRコード・モバイル・カード認証にも対応しているため、柔軟に運用できるのが魅力的といえます。
料金 | 初期費用:要問い合わせ
月額費用:要問い合わせ |
用途 | 入退室 |
顔認証入退室管理システムの選び方
自社に合った顔認証入退室管理システムを選ぶために、チェックすべき3つのポイントを解説します。
顔認証の精度・速度は十分か
顔認証の精度が高く、マスクやメガネの有無、髪型の変化にも対応できるシステムを選びましょう。顔認証の際にマスク・メガネを外す必要がないシステムなら、入退室時に手間取ることはありません。
精度が低いシステムだと、顔写真・動画などの画像で認証されてしまう可能性があります。不正侵入を防ぐための対策が万全なシステムを選びましょう。逆光・暗所などで問題なく認証できるかどうかもチェックが必要です。
また認証にかかる時間も重要です。認証に時間がかかってしまうと、出退勤時などに混雑してしまいます。歩きながら認証してくれるウォークスルー対応のシステムなら、スムーズな入退室が可能です。
既存システムと連携できるか
勤怠管理システムや予約管理システムなどと連携できる顔認証システムを選ぶことで、業務効率が大幅にアップします。
例えば勤怠管理システムと連携すれば、入退室データをタイムカードに反映することが可能。また受付システムと連携し、来訪客が顔を映せば自動的に担当者に通知できます。
顔認証入退室管理システムを選ぶ際は既存システムと連携できるかどうかも確認しましょう。
エラー発生時の施錠・解錠方法が明確か
顔認証入退室管理システムが正しく稼働するためには、ネットワーク・電力供給が必要です。ネットワークエラー・停電が起こると、オフィスに入れなくなってしまいます。万が一のトラブル時に、施錠・解錠がきちんとできるかどうかも確認しましょう。
トラブル発生時はオフライン認証に切り替えられたり、他の方法で施錠・解錠ができたりするシステムだと安心です。ベンダーの保守対応が充実しているシステムを選びましょう。
顔認証入退室管理システムを導入するメリット
顔認証の入退室管理システムを導入するメリット3点を解説します。
認証の効率化で利便性が向上する
鍵・ICカードなどで入退室を管理していると、立ち止まって鍵・カードを用意し、施錠・解錠する動作が必要です。出退勤時のように混雑する時間帯や荷物で手がふさがっているときは、物理的な操作がストレスに感じることも。
その点顔認証を導入すればカメラに顔を映すだけで施錠・解錠ができるため、入退室がスムーズになります。カメラに顔を向けて非接触で認証可能なので、感染症対策にもつながるでしょう。
不正防止でセキュリティが向上する
顔認証で入退室することで、なりすましの防止や不正防止につながります。物理キーのように紛失・盗難のリスクがないうえに、鍵・カードのように貸し借りができないためセキュリティを強固に保てる点がメリットです。
入退室の情報は顔画像とともに履歴に残り、後から確認することも可能。1人を認証させておいて2人以上が入退室する「共連れ」検知機能を搭載しているシステムもあります。
労務・受付業務を効率化できる
従業員の入退室情報を可視化できる顔認証の入退室管理システム。従業員がいつどこにいたのかなど勤怠状況を簡単に把握でき、労務担当者の負担軽減につながります。
また受付業務対応の顔認証入退室管理システムなら、来訪客の顔情報を事前に登録して受付業務を自動化することも可能です。入館申請の手間がなくなることで、受付対応がスムーズになります。
来客通知を担当者に送れるシステムであれば、来訪客を待たせることなく対応できるため顧客満足度もアップするでしょう。
顔認証の入退室管理システムで効率よくセキュリティ強化を
顔認証入退室管理システムを導入すると、カメラに顔を向けるだけで施錠・解錠できるようになります。
入退室がスムーズになるうえ、いつ・誰が・どこにいたかを正確に可視化できるため、セキュリティの向上や煩雑な労務業務の負担減につながります。
システムは手軽に導入できるものから、工事が必要なものまでさまざまです。それぞれの機能・メリットをチェックし、自社に合った機能を搭載したシステムを導入し業務の効率化を実現しましょう。
ぴったりの顔認証入退室管理システム選びはミツモアで
顔認証入退室管理システムは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのシステムを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりの顔認証入退室管理システムが見つかります。
ぴったりの顔認証入退室管理システムを最短1分で無料診断
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希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。概算見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。
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