「初期費用って実際いくら必要なの？」「クラウド型とオンプレ型のどちらが安いのか判断できない……」「見積もりの金額差が大きすぎて、どれが適正かわからない」と悩む方は少なくありません。
最終更新日: 2025年11月15日
本記事では、電子カルテの費用構造と導入方式ごとの相場をわかりやすく解説し、費用を抑えるために実践できる具体的な方法まで紹介します。
電子カルテの費用の内訳は？
初期費用
初期費用には、電子カルテを使用開始するまでに必要となる準備のコストが含まれます。主に、システムの導入設定や環境構築、過去データの移行作業、そしてパソコンやタブレットなどの端末および周辺機器の購入が該当します。
院内のネットワーク整備が不十分な場合は、Wi-Fi環境の構築やLAN工事などの追加費用が発生することもあります。これらを合わせると、導入形式や機能要件によって数十万円から数百万円まで幅が生じるのが一般的です。
月額費用
月額費用は、電子カルテを継続して利用するために毎月発生するランニングコストです。電子カルテ本体の利用料に加え、保守やサポート対応、アップデート費用が含まれるケースが多く、クラウド型の場合はこれらが利用料にまとめて含まれていることが一般的です。
オンプレミス型では別途保守契約が必要になり、年間で数十万円規模の支出になることもあります。さらに、予約システムや問診システム、オンライン診療、SMS通知などのオプションを追加すると、運用コストが毎月積み上がる点にも注意が必要です。
費用が変動しやすいポイント
月額費用は、電子カルテを継続して利用するために毎月発生するランニングコストです。電子カルテ本体の利用料に加え、保守やサポート対応、アップデート費用が含まれるケースが多く、クラウド型の場合はこれらが利用料にまとめて含まれていることが一般的です。
オンプレミス型では別途保守契約が必要になり、年間で数十万円規模の支出になることもあります。さらに、予約システムや問診システム、オンライン診療、SMS通知などのオプションを追加すると、運用コストが毎月積み上がる点にも注意が必要です。
電子カルテ選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想の電子カルテが見つかります。 |
電子カルテの費用相場
電子カルテの費用相場は、導入方式が「クラウド型」か「オンプレミス型」かによって大きく異なります。また、クリニックの規模や診療科、必要とする機能によっても変動します。
クラウド型の電子カルテは、サーバーを自院で持つ必要がないため初期費用が抑えられ、月額費用を中心にコストが発生します。初期費用は数十万円から始まり、月額は2〜7万円程度が一般的です。クラウド型はアップデートや保守が月額費用に含まれていることが多く、導入リスクが低い点や、開業直後のクリニックが導入しやすい点が特徴です。
一方、オンプレミス型の電子カルテは、院内にサーバーを設置する必要があるため、初期費用が高額になりやすい傾向があります。サーバー購入や構築を含めると、初期費用は100〜300万円以上に達するケースも珍しくありません。また、運用面では保守契約が必須となり、月額の保守費が5〜15万円程度発生します。
電子カルテの費用を抑えるには？
電子カルテの費用を抑える方法を3つ解説します。
クラウド型を選択する
電子カルテの費用を抑えたい場合、クラウド型を選択することは最も効果的な方法のひとつです。クラウド型は院内にサーバーを設置する必要がなく、初期費用が大幅に抑えられるのが特徴です。
アップデートや保守対応が月額費用に含まれているケースが多く、別途保守契約を結ぶ必要がないため、ランニングコストも安定しやすくなります。開業直後のクリニックや大規模なカスタマイズを必要としない医療機関にとって、費用対効果の高い選択肢になることが多いです。
必要機能に限定し、オプションを削る
電子カルテには、予約管理、問診、画像連携、オンライン診療、SMS通知など、さまざまなオプションが用意されています。これらの機能は便利ではあるものの、不要なオプションを含めたまま導入すると、初期費用だけでなく月額費用も想定以上に膨らんでしまいます。
まずは自院の診療フローと照らし合わせ、導入時点で本当に必要な機能だけに絞り込み、導入後に運用が安定してから追加する方が総コストを抑えやすくなります。画像連携や高度な分析機能などは費用が高くなりやすいため、優先度を明確にして取捨選択することが大切です。
補助金・助成金をフル活用する
電子カルテの導入には、国や自治体が提供する補助金や助成金を活用できるケースがあります。たとえば、医療DX推進に関する補助金やIT導入補助金では、電子カルテを含む医療ITシステムの導入費用が対象となる場合があります。
これらの制度を利用すれば、導入コストを数十万円単位で抑えられる可能性もあり、クリニックの財務負担を大幅に軽減できます。
補助金は年度ごとに募集時期や対象要件が変わるため、導入を検討する段階で最新情報を確認し、自院が対象になるかどうかを事前にチェックしておくことが重要です。
電子カルテの選定ポイント
電子カルテの選定ポイントを3つ解説します。
自院の診療科と運用フローに合うか
電子カルテを選ぶうえで最も重要な基準が、自院の診療科や診療スタイルに合っているかどうかです。診療科によってカルテ入力の量や流れは大きく異なり、必要なテンプレートや診療補助機能も変わります。
整形外科なら画像閲覧との連携がスムーズかが重要になり、小児科なら予防接種や成長曲線の管理機能が求められます。さらに、受付・診察室・処置室といった院内の導線にシステムが自然に組み込めるかどうかも評価すべきポイントです。
ベンダーのサポート体制やトラブル対応速度
電子カルテは、診療の中心に位置するため、トラブル発生時の対応速度は診療継続の可否に直結します。導入後に何か問題が起きた際、どれだけ迅速にサポートが受けられるかは非常に重要な要素です。
サポート窓口の受付時間、電話・チャットといった問い合わせ手段の有無、導入初期の立ち会いサポートの充実度などを確認することで、運用面の安心感が大きく変わります。アップデートが定期的に実施されているか、改善のフィードバックに応じてくれるかといった点も、長期的な使いやすさを左右します。
他院・同診療科での導入実績と評判
電子カルテは、実績が豊富なベンダーほど診療科ごとのニーズを理解しており、トラブル対応やアップデートも安定しやすい傾向があります。自院と同じ診療科や規模の医療機関での導入実績は非常に参考になる要素であり、実際の運用上のメリットや課題が見えやすくなります。
口コミやレビュー、利用年数の長いユーザーの声を確認することで、使い勝手やサポート対応の実情を把握できます。公式資料だけではわからない部分が評価できるため、積極的に情報収集しておくことをおすすめします。
ぴったりの電子カルテ選びはミツモアで
電子カルテは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのシステムを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりの電子カルテが見つかります。
ぴったりの電子カルテを最短1分で無料診断
従業員数や欲しい機能などの項目を画面上で選択するだけで、最適な電子カルテを最短1分で自動診断。もちろん費用はかかりません。
ぴったりの料金プランも一緒にお届け
希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。実際にかかる金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。
診断結果は最大5製品！比較・検討で最適なシステムが見つかる
最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬシステムとの出会いもあるかもしれません。
ミツモアなら、ぴったりの電子カルテがすぐに見つかります。
