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AI搭載の電子カルテ4選。カルテ作成にかかる時間を短縮

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最終更新日: 2024年02月14日

近年はAI(人工知能)技術を活用した電子カルテが登場しています。診断精度の向上や医療略差の緩和などさまざまなメリットがあるので、この機会に導入を検討してみましょう。

この記事ではAI技術が搭載されている電子カルテを4製品紹介。導入事例や注意点もあわせて解説します。

AIを搭載した電子カルテ4選

電子カルテ 女性看護師

AIを搭載した電子カルテを4製品紹介します。

ミツモアの実績イラスト

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「M3 DigiKar(エムスリーデジカル)」AI搭載のクラウド型電子カルテ

M3 DigiKar
公式ホームページ:M3 DigiKar(エムスリーデジカル)
  • AIの自動学習機能で入力作業を効率化
  • iPadやスマートフォンでも使える予約機能
  • 他のシステムと連携も可能

AI技術を活用した自動学習機能により、カルテの入力にかかる時間を大幅に削減できる電子カルテです。一般的なクリニックでの診療だけでなく、オンライン診断や訪問診療にも対応できます。

さらにiPadやスマートフォンによる予約に加えて、既存の会計システムともスムーズに連携可能で、クリニックの診療体制に合った運用ができます。クラウド型のシステムなので、導入コストを抑えて利用できるのも魅力です。

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「ユビーAI問診」問診結果を1クリックで転記

ユビーAI問診
公式ホームページ:ユビーAI問診
  • AI技術搭載のWeb問診システム
  • お薬手帳や紹介状をOCRスキャン
  • 聴取漏れ防止システムに「病名辞書リストアップ」

AI技術により患者に合った質問を自動で生成できる、クラウド型の電子カルテです。問診結果が1クリックで転記可能で、カルテの記入業務を大幅に効率化できます。

患者の来院前にオンラインで問診ができるため、患者のトリアージにも対応可能です。

お薬手帳や他院からの紹介状などをOCRでスキャンできるので、情報の転記作業も簡略化でき転記ミスの心配がありません。

病名辞書リストアップ」機能によって、医師の専門外領域での聴取漏れを防止するとともに、研修医の教育にも活用できます。

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「kanaVo」音声を認識してカルテにまとめる

kanaVo
公式ホームページ:kanaVo
  • 診察中の患者との会話を自動でカルテ化
  • 患者との会話を振り返られる一覧画面
  • オンライン診療にも対応

音声認識とAI技術を組み合わせることで、診察中の患者との会話を自動でカルテ化できるシステムです。音声認識で拾った会話を、分かりやすく要約してカルテにまとめてくれます。入力作業を効率化するとともに、聞き逃しを防止できます。

診療後は一覧画面から患者との会話の振り返りも可能です。システムを使用し続けることで、AIの深層学習により音声認識の精度が上がっていきます。問診・診療向けのシステムに加えて、ハンズフリーで問診を記録できるスマートフォンアプリも導入可能です。なおオンライン診療でも運用できます。

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「今日の問診票」カルテ作成にかかる時間を大幅に短縮

今日の問診票
公式ホームページ:今日の問診票
  • Web問診システム兼「次世代診療マニュアル」
  • 著名医師の診療プロセスを再現
  • 電子カルテとの高い連携性

初診時のカルテ作成時間を短縮できる、AI技術を導入したWeb問診システムです。医療データベースとの組み合わせにより、著名な医師の診断プロセスを再現できるのが特徴です。問診の内容から導き出される識別疾患も提示してくれます。

また患者が入力した問診票の内容をコピー&ペーストでカルテに転記できるうえに、お薬手帳のスキャンにも対応可能です。データを手入力する手間はかかりません。

複数の連携方式が実装でき、サービスベンダーが医療機関の体制に合わせた運用方法を提案してくれます。20領域にわたる監修を受けているので、さまざまな診療科で運用できます。

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AI搭載の電子カルテや支援ツールを導入したクリニックの事例

歯医者で治療を受ける男性

AI技術を搭載した電子カルテや医療支援ツールの導入事例を紹介します。いずれも先に紹介したシステムの導入事例であり、問診の効率化や事務作業の簡略化に成功しています。

「M3 DigiKar(エムスリーデジカル)」の事例

2022年5月に新規開業した呼吸器内科では、診療のためにCTスキャンを導入する予定でしたが、費用の関係でAI技術を搭載した電子カルテを導入しました。医療機器への設備投資を充実させるため、初期費用が抑えられるシステムを求めていたようです。

そして初期費用のかからないクラウド型の「M3 DigiKar」を導入しました。導入した結果、問診だけでなく受付や事務の手間も効率化できました。当該医院ではアップデートに時間がかからない点や、iPadで撮影した画像がすぐにカルテに反映される点などを評価しているようです。

「ユビーAI問診」の事例

東京都にある消化器・肛門クリニックでは、若年層の患者や突発的に症状が発生した新患が多く来院するため、診察時間を短縮できるシステムを探していました。従来の電子カルテを使った方法では患者の症状の聞き取りに時間がかかり、問診内容の入力にも手間を感じていたのです。

そこでAI技術を活用した「ユビーAI問診」を導入しました。電子カルテへの入力の多くをシステムの機能で賄うことができ、時間的な余裕が生まれるようになったようです。さらに来院前問診により、事前に心構えや準備ができるようになりました。

「今日の問診票」の事例

東京都品川区にある内科や総合診療科、脳神経外科などの複数科クリニックでは、これまで患者が手書きで記載した問診票を電子カルテに手入力で転記していました。患者によっては読みにくい問診票もあり、受付から診療終了まで1時間程度かかる場合もあったようです。

そこで問診の時間を短縮できる「今日の問診票」を導入したところ、患者の院内滞在時間を平均で20分以上短縮できました。さらに情報の転記作業でも一部コピー&ペーストが可能になり、大幅な業務効率化を実現しています。

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AI搭載の電子カルテ導入により生じる医療現場への影響

医者の診察を受ける男性

AI技術を活用したシステムを導入すると、医療現場にはどういった影響があるでしょうか?さまざまな分野で使われているAI技術ですが、特に医療現場には以下のようなメリットをもたらしています。

診断・業務の効率化や診断精度の向上

AI技術を取り入れた電子カルテを導入すれば、カルテの作成時間を短縮できます。患者へのヒアリングの時間を増やすとともに、より重要度の高い業務に集中できるようになります。医師や看護師、受付スタッフなどの業務効率化はもちろん、診断精度の向上にも寄与するでしょう

少数精鋭で業務を回せるようになるので、特に人員不足に悩むクリニックにおすすめです。さらに問診で得られたデータを活用して、より高度な診断が可能になります。

地域間で発生する医療格差の緩和

クリニックの業務効率化を実現できる電子カルテは、特に医師の数が少ない過疎地域での導入におすすめです。

地方のクリニックでは1人の医師が専門外の診察を行うケースがあり、患者にとって最適な医療を提供できなくなる可能性が発生してしまいます。

そこでAI技術を活用した電子カルテや医療支援ツールを導入すれば、蓄積された専門家のナレッジを活用できるようになります。ある程度は専門外の分野でもカバーできるようになるでしょう。医師不足に悩まされている地域でも医療の質を改善できます。

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AI搭載の電子カルテ導入に際して医療現場が抱える課題

医療スタッフ

AI技術を使った電子カルテや医療サポートシステムは、すでに多くのクリニックに導入されています。多くのメリットがある一方で課題も抱えているため、どう乗り越えるべきか導入前に考えておくことが大事です。

AIに対する信頼性をどう保つか

AIは蓄積したナレッジをベースに、患者の病名の特定や治療法の提案などをしてくれますが、その真正性・信頼性をいかに担保するかが重要です。診断ミスは患者にとって命取りとなるおそれがあるので、AIに頼り切って判断をゆだねることはできません。

現状のAI技術を活用したシステムでは、判断の根拠やプロセスが不明瞭なところもあるので注意が必要です。今後、判断の根拠を明確に示してくれるAIが登場すれば、信頼性を保ちつつ業務効率化を実現できるでしょう。

AIを扱うスタッフの知識不足

医療従事者の中には、AI技術に対する理解が不足している人もいます。AI自体に懐疑的な人やシステムをうまく使いこなせない人もいるので、知識不足をいかに補うかを考えなければいけません

AIの仕組みの理解に努めるとともにAIの得手不得手を理解・周知したうえで、どのように医療行為に生かすかを考えましょう。特に患者を診断する際にはAIからの情報をうのみにせず、しっかりと専門家としての知見を持って慎重に判断する必要があります。

判断に際してはAI技術との適切な距離を保つのが肝心です。

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AI搭載の電子カルテを導入して業務効率化の実現を

男女の医者

AI技術を活用した電子カルテやその関連ツールを紹介しました。問診の効率化や転記作業の簡略化などを実現できるシステムは、今後も多くのクリニックに導入されるでしょう。

今後もさらに便利な機能を搭載した電子カルテや問診システムなどが登場するのは間違いありません。うまく活用することで医療行為にかかる時間を短縮でき、より多くの患者に対応できるようになるでしょう

ただしAIは完璧ではありません。診断の場面ではAIからの情報を盲信することなく、自ら培った経験や技術を生かし患者に対して慎重に向き合う必要があります。AIはあくまでも判断をサポートするシステムと考えましょう。

また導入の際には必要な機能を洗い出し、使い勝手のよいシステムを選ぶことが大事です。コストと機能性のバランスを考えたうえで、クリニックの環境や業務体制に合った製品を選択しましょう。

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