データベースの開発や設計に携わりたい人のために、データベースエンジニア向けの資格を紹介します。
最終更新日: 2024年06月28日
情報システムの中核を担う役割として注目されているので、この機会にどういった資格があるのか確認しましょう。資格を取得するメリットも解説します。
データベースエンジニアとは？
データベースエンジニアとは、主に企業が利用するデータベースの開発や設計を行うエンジニアを言います。企業の情報システムを運用するのに欠かせない存在であり、他のエンジニアに比べて少ないため、近年は多くの企業で重宝される職種となっているようです。
主な仕事内容
その名の通り、データベースの開発・設計、そして日々の運用を担うのがデータベースエンジニアの仕事内容です。データベースとは、企業が業務で活用するさまざまなデータを整理し、検索・利用しやすいように保管された情報の集まりを言います。
データベースエンジニアは、顧客データや商品データなど、社員が必要に応じて情報を活用できるようにデータベースを設計し、定期的な保守・メンテナンスも担います。現代の企業にとってデータベースは欠かせないものになっているので、それを設計・運用できるエンジニアの需要も高まっているのです。
データベース関連の資格
それでは、データベース関連の資格を紹介していきます。データベースエンジニアになるために、必ず取得しなければならない資格はありません。ですが、キャリアアップや転職の際の有利になる場合があるので、ここでチェックしておきましょう。
データベーススペシャリスト
データベーススペシャリストは、データベースの構築に必要な知識を有していることを示す国家資格です。
経済産業省所管の独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が試験事務を請け負っている資格で、高度情報処理技術者試験の一つに数えられます。
試験ではデータベースの企画や要件定義、実際の開発・運用から保守管理まで、データベースに関する総合的な知識と実践能力が求められます。資格を取得することで、企業のデータベース開発の中核を担う能力があることを証明できるのです。
情報処理技術者
情報処理技術者試験はデータベーススペシャリスト試験と同様に、情報処理推進機構(IPA)が試験事務を担っている国家資格です。
IT関係の基本的な知識を包括的に証明できるものになっており、データベースもこれに含まれます。データベースに特化している資格ではありませんが、データベースエンジニアをはじめとした、高度IT人材の登竜門と位置付けられています。
Oracle Master
Oracle Masterは、世界トップシェアのOracle社のデータベース製品(Oracle Database)を扱う技術を証明する試験です。「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」の4レベルがあり、さらにそれぞれのレベルで複数のタイプがあります。
ブロンズの受験資格は特になく、それ以上は下のレベルの資格を取得するのに加えて、オラクル認定コースと呼ばれるワークショップを受けることが必須です。Oracle Databaseを利用している企業は多いので、データベース関連資格の中でも需要が高い資格と言えるでしょう。
OSS-DB技術者認定資格
OSS-DB技術者認定資格はオープンソースのデータベースに関する知識や技術を認定する資格です。オープンソース型のデータベースは6割以上の企業に導入されているといわれているため、専門知識の証明ができる資格は転職活動でも有利に働くでしょう。
SilverとGoldの2つのレベルに分かれており、Silverは基本的なオープンソース型データベースの設計・運用技術が求められ、Goldは大規模なデータシステムの管理やコンサルティングに関する知識が必要です。
MCP(マイクロソフト認定資格プログラム)
MCP(マイクロソフト認定資格プログラム)は、マイクロソフト社が運営している、同社製品に関する知識や技術を証明する認定資格です。
日本国内でも多くのビジネスパーソンが取得しており、IT関連の資格の中でも特に人気となっています。「エントリー」「アソシエイト」「エキスパート」のレベルに分かれており、さまざまな資格の中から所定の試験をクリアする必要があります。
漠然と取得するのではなく、データベースエンジニアをはじめ、今後どういったキャリアを目指すのかを明確にした上で取得することが大事です。
データベース関連資格を取得するメリット
次に、データベース関連資格を取得するメリットを確認しておきましょう。さまざまなメリットがありますが、資格取得までの手間や時間を比較して、本当に資格を取得すべきかどうか判断することが重要です。
データベースに関する知識を証明できる
データベース関連資格を取得することにより、客観的に専門知識や技術を証明できるのが最大のメリットと言えるでしょう。たとえデータベースに関する高度な知識を持っていたとしても、それを確認できる証拠がなければ、就職あるいは転職活動の武器にするのは困難です。
資格を保有している事実を示せれば、データベースエンジニアを募集している企業は評価するでしょう。自社に必要な知識や技術を持っている人材だと分かるからです。情報システム部門を充実させたい企業は多いので、データベース関連資格は今後も需要が増すと考えられます。
キャリアプランに応じた資格取得を検討する
データベース関連の資格を紹介しました。慢性的な人手不足に陥っている企業が多い中、特に企業の情報システムの中心となれるデータベースエンジニアを求めている企業は多いでしょう。データベースはどのような企業であっても必要なので、安定して続けられる仕事の一つです。
自分の状況や知識のレベルを考慮した上で、就職あるいは転職活動に有利になる資格は何か判断しましょう。
ぴったりのデータベースを探すならミツモアで
データベースはサービスによって機能もさまざま。「どのサービスを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短2分の自動診断で、ぴったりのデータベースが見つかります。
ぴったりのデータベースを最短2分で無料診断
従業員数や欲しい機能などの項目を質問に沿って選択するだけで、最適なデータベースを最短2分で自動診断。もちろん費用はかかりません。
ぴったりの料金プランも一緒にお届け
希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。ソフトウェアの導入にかかる概算金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。
診断結果は最大5製品！比較・検討で最適なソフトが見つかる
最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬソフトとの出会いもあるかもしれません。
ミツモアなら、あなたにぴったりのデータベースがすぐに見つかります。
