顧客情報を管理して利益の最大化を目指すCRM。どのようなタイプを利用するかによって、その導入費用は大きく異なります。
業務効率を上げるには、自社に合ったものを導入することが大切です。CRMの導入費用の相場やその内訳をチェックします。
CRMの費用相場
CRMはクラウド型とオンプレミス型に大きく分けられます。クラウド型は数十万円程度、オンプレミス型は数十万~200万円程度と、費用に大きな差が生じるのが現状です。それぞれの特徴や費用相場を見ていきましょう。
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【クラウド型】約3万円
クラウド上にサーバーがあり、自社でサーバーを準備する必要がないため、導入費用が安く済むのが特徴です。初期費用や月額料金、オプション費用などがかかります。
クラウド型CRMの主要8ツールの平均費用(初期+月額費用)は3万1,133円でした。初期費用は無料のものから10万円かかるものまで幅広く、月額費用は3千円から2万円弱のものまであります。
初月は初期費用+月額利用料が必要で、月額利用料はユーザー数により変動するのが一般的です。
【オンプレミス型】約12万円
オンプレミス型は自社サーバーにソフトウェアをインストールして使用するタイプの製品です。オンプレミス型のCRM主要4選をもとに値段を算出すると、平均費用(初期+月額費用)は11万9,554円でした。
セキュリティの確保やサーバー購入費などの初期費用、月々のメンテナンスや保守費用などの月額費用に分けられます。ユーザー1人あたりの月額利用料などはかかりません。
搭載する機能や追加するオプションによって費用が変動するため、導入前に見積もりを出してもらいましょう。
クラウド型CRM導入にかかる費用の内訳
クラウド型CRMを利用するには、初期費用や月額料金、オプション料金などが必要です。それぞれにかかる費用の相場を見ていきましょう。
【初期費用】約2万円
クラウド型CRM主要8ツールの初期費用の平均は、2万3,700円です。初期費用は無料の場合も少なくありません。無料の場合は、アカウントの発行のみで利用を開始できます。
インターネット上のシステムを活用し、ベンダーが所有するサーバーにデータを保管するので、サーバーの準備や設定の費用が必要ありません。
ただし、初期費用が無料の場合でも事前サポート代として料金が徴収されるケースもあります。また、初期費用に10万円かかる製品もあるため料金体制はきちんと確認しておきましょう。
【月額費用】約7,000円
クラウド型CRM主要8ツールの平均月額費用は、7,433円です。クラウド型CRMの月額料金は、CRMを利用するユーザーの数によって上下します。人数に応じて金額が変わる従量課金制となっている場合が少なくありません。
月額料金の相場は1人あたり500~1,000円です。20人で使用する場合の月額は1万~2万円程度で、年間では12万~24万円になります。
利用人数が多いほど1人あたりの料金が割引されるケースもあるので、自社の利用人数などを把握しておくのが得策です。
【オプション費用】数千~数万円
オプション費用は必要な機能を追加することにより発生します。基本機能だけで十分であれば不要であり、必ずかかる費用ではないため相場は存在しませんが、1つの機能につき数千円程度かかるのがメジャーです。
積もり積もれば大きな金額になるので、見積もりを依頼してオプション費用込みの料金を出してもらって比較検討することが大切だといえます。
オンプレミス型CRM導入にかかる費用の内訳
オンプレミス型のCRMの費用には、ライセンスの発行やサーバーの設置、メンテナンスやシステムそのものにかかるものなど、多くの項目が含まれます。その内訳を見ていきましょう。
【初期費用】約10万円
オンプレミス型CRM主要8ツールの平均初期費用は、10万2,500円です。サーバーを自社に設置するためにかかるサーバーの購入費、購入したパッケージを自社のサーバーにインストールして使用するためのパッケージ費用がかかります。
一度購入すれば継続して使用を続けられ、ランニングコストを抑えられる傾向です。長い目で見れば、月々の使用料を払うよりもお得な場合もあります。また人気が高いソフトの場合は、サポート面が充実しているケースも少なくありません。
【月額費用】約2万円
オンプレミス型CRM主要8ツールの平均月額費用は、1万7,054円です。オンプレミス型のCRMを利用するには、ライセンスを発行してもらう必要があります。
使用する人数が増えた場合は追加で取得する必要があり、必要なライセンス数によって価格が異なります。一度ライセンスを取得して終わりではなく、使用期限が設けられているケースも少なくありません。
月間・年間などの期間に応じて、ライセンス料が定められている場合もあります。またシステムによってライセンスの使用期限が異なる場合は、それぞれの更新が必要です。
【オプション費用】数万~数十万円
サーバーは設置して終わりではなく、メンテナンスが不可欠です。サーバーの点検やメンテナンスなど、不定期の出費も予想されます。相場は規模や利用範囲によって変動しますが、数万円から数十万円かかるでしょう。
サーバーは経年劣化するものであり、データの消失を防ぐには定期的な部品交換や買い替えが必要です。また、サーバーは熱に弱いので、保管場所や空調費用なども併せて計算しておきましょう。
もしメンテナンスを外部に委託する場合は、人件費が必要です。それなりの時間やコストがかかる点を覚悟しておきましょう。
クラウド型とオンプレミス型どちらがおすすめ?
CRMを導入するにあたってクラウド型とオンプレミス型のどちらがよいのか、選択するポイントを解説します。
初期費用を抑えたいならクラウド型
クラウド型最大のメリットは、初期費用を安く抑えられる点です。オンプレミス型CRMの難点は、さまざまな名目で費用がかさむこと。システムによっては数百万円の初期費用がかかるケースもあり、導入へのハードルが高いといえます。
クラウド型なら初期費用不要で使い始められるシステムもあり、導入もスピーディーです。利用人数の変更や機能の追加も簡単なので、臨機応変に対応しやすくなります。コストを抑えたい場合や事業拡大を予定している場合におすすめです。
自社に最適なシステムを求めるならオンプレミス型
オンプレミス型CRMは抱えるニーズに合わせて、システムを構築したい企業に向いています。自社システムとの連携や業務フローに合わせた設計が可能です。
クラウド型CRMは多くの企業に導入してもらえるように、システムが構築されています。逆に言えば、ありきたりな機能では物足りない企業は満足できない可能性があります。
過不足のないシステムを導入したい企業や、クラウド型を試用したがうまくいかなかった企業なら、オンプレミス型によって自社に合った運用を実現できるでしょう。
以下の記事では、クラウド型・オンプレミス型も含めたおすすめのCRMを、価格や特徴などの観点から比較しています。ぜひ、あわせて参考にしてください。
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