無料の問い合わせフォーム作成ツール8選。選び方や利用のコツも紹介

問い合わせフォーム作成ツールは、専門知識なしに初心者でも簡単にフォームを作成・設置できるツールです。問い合わせフォームを設置することで、顧客情報を手軽に入手しやすくなります。機能やコストを比較して、自社にマッチするツールを選びましょう。

無料の問い合わせフォーム作成ツール8選

無料でフォームを作成できる、おすすめのツールを8製品紹介します。ぜひ、製品選びの一助にしてください。

「Google Forms」自動集計で回答を分析

• 手軽にオンラインフォームを作成
• 共同でフォームを作成して結果を分析
• 洗礼されたアンケートやフォームを送信

Google Formsは簡単にフォームを作成・共有できることはもちろん、回答をリアルタイムで分析できるフォーム作成ツールです。色、画像、フォントをカスタマイズしてデザインを調整することで、組織のブランディングを反映させることもできます。

複数の質問形式から選択するだけで簡単にフォームを作成できるため、誰でもどこにいてもフォームの作成・編集が可能です。

Google Drive にアップロードしたファイルや Forms で作成したファイルはすべて、転送時も保存時も暗号化されるため、セキュリティ面も安心です。

「formrun」スタートアップから大企業まで25万ユーザーが利用

• 40種類以上の豊富なテンプレート
• フォーム作成はノーコードでクリックするだけ
• 回答データをエクスポートして顧客管理に使える

formrunはスタートアップから大企業まで、約25万ユーザーが利用するフォーム作成ツールです。作成できるフォームはさまざまあり、40種類以上の豊富なテンプレートを活用できます。

基本操作はクリックのみで事足りるため、Webデザインやコーディングの知識は不要です。基本的なパソコン操作ができれば、ストレスなくフォームを作成できます。

またフォームで収集した回答は、GoogleスプレッドシートやSalesforceにエクスポートできる仕様です。顧客管理や顧客分析が効率化し、サイト運用や経営戦略の精度向上が期待できます。

「FormOK」大容量ファイルの添付にも対応

• 安定した帯域の確保により高速アップロードが可能
• 書きかけ途中保存機能を利用できる
• ドラッグ&ドロップのシンプル操作

FormOKは100MBのストレージを無料で利用できる、フォーム作成ツールです。問い合わせフォームをはじめとする、あらゆるフォームの作成に対応しています。

FormOKの特徴は、独自開発の「ギガファイルアップローダー」が搭載されている点です。フォームにはギガバイト級の大容量ファイルが添付できる上、安定した帯域の確保により高速アップロードが可能となります。

また「復元コード」の発行により、入力途中の状態でもフォームの保存が可能です。複数のデバイスをまたいで入力作業を行ったり、入力フォームを埋めた状態で顧客に引き渡したりしたいときに役立ちます。

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「EasyMail」レスポンシブデザインに対応

• 入力フォーム最適化機能(EFO)搭載
• 無料で使えるプラグイン機能が豊富
• フォーム作成の上限なし

EasyMailはPHPとMysqlで開発されたフォーム作成ツールです。フォーム・アンケート作成数には上限がない上、広告も表示されません。完全無料でも、有料プランと遜色ないフォームの作成が可能です。

EasyMailのメリットは、無料で使えるプラグイン機能が豊富な点です。プラグインを利用すれば、Google Analyticsを追加したり、フォームに連番を割り当てたりなどを行えます。

また搭載されているさまざまな入力フォーム最適化機能(EFO)を使えば、顧客にスムーズなフォーム入力を促すことも可能です。

「SECURE FORM」累計登録ユーザー数4万人以上

• シンプルで直感的な操作が可能な作成画面
• SSL暗号化通信に対応
• 応募フォーム・アンケートフォームの作成も可能

SECURE FORMはシンプルなフォーム作成画面を備えた、フォーム作成ツールです。応募フォーム・アンケートフォーム・注文フォームの作成にも対応します。

フォームの作成はドラッグ＆ドロップで完了するため、Webデザインの知識やITスキルは必要ありません。ITリテラシーにかかわらず、誰でも質の高い問い合わせフォームを作成できます。

またSECURE FORMは、SSL暗号化通信に標準対応しています。「無料ツールはセキュリティが不安」という企業も、利用しやすいツールです。

※1フリープランのみあり

※2フリープランのみなし

※3フリープランは回答保存機能なし

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「SuguForm」高セキュリティのAWSサーバーで安心

• 郵便番号から住所を自動で補完
• フォーム・アンケート作成数・送信数・項目設置数の制限なし
• IPアドレスによる閲覧制限の設定が可能

SuguForm はAmazon Web Services(AWS)を採用した、高実績・高セキュリティのフォーム作成ツールです。入力フォーム最適化機能(EFO)を搭載しており、作成したフォームには入力エラー表示機能・自動住所保管機能を付与できます。

料金プランは「フリー」「プレミアム」の2種類のみで、フリープランでもフォーム・アンケート作成数・項目設置数・回答データの保存数に制限がありません。限られたメンバーのみでフォームを共有したい場合は、IPアドレスごとに閲覧制限を設定することも可能です。

※1フリープランのみあり

「Tayori」6万アカウント以上の導入実績

• 専門知識不要のシンプルな管理画面を搭載
• FAQの作成・連携が可能
• テンプレートから好みのデザインを選ぶだけ

Tayoriは6万アカウント以上の導入実績を持つ、カスタマーサポートツールです。無料プランでも、CSV形式でのデータエクスポートや、入力したユーザーへのオートメール機能を利用できます。

問い合わせフォームを作成するときは、テンプレートから好みのデザインを選ぶだけで簡単に作成できます。項目の設定も直感的に行えるため、コーディングの知識は必要ありません。

またFAQを作成・設置すれば、顧客に疑問・課題の自己解決を促すことが可能です。担当者に振られる問い合わせは緊急度・重要度の高いものとなり、対応業務の効率化・精度向上が期待できます。

※1エンタープライズプランのみ50,000円（税抜）

「ORANGE FORM」3ステップですぐに利用可能

• テンプレートから好みのフォームを選ぶだけ
• ChatworkやSlackと連携可能
• 作成したフォームを各種SNSに設置できる

ORANGE FORMはアカウントの作成後すぐに、フォームを作成できるフォーム作成ツールです。パーソナル版なら一切の費用負担なく利用できます。

ツールで作成できるのは、問い合わせフォーム・資料請求フォーム・アンケートフォームなど多彩です。作成したフォームはFacebookやX（旧Twitter）に設置できるため、さまざまな層の顧客にリーチできます。

ツールをChatworkやSlackと連携すれば、フォーム経由の問い合わせを見逃す心配がありません。緊急性の高い問い合わせにもスピーディーに対応でき、顧客満足度の向上につながります。

※1パーソナル版のみあり

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無料問い合わせフォーム作成ツールの選び方

無料で使える問い合わせフォーム作成ツールを選ぶときは、項目数やデータの保存期間・件数の上限を確認しましょう。このほか広告表示の有無もチェックしておきたいポイントです。

1フォームに記載できる項目数の上限

無料ツールによっては、1フォームに数項目しか記載できないものがあります。無料のツールを選択する場合は、項目の上限数をチェックしましょう。

作成したいフォーム中に「必ずヒアリングしたい情報」が一定数ある場合、ツール側の項目数の上限によってはフォームの回答数を削らなければならなくなる点に注意が必要です。ツールを導入したのはよいものの、有料プランへの変更を余儀なくされる場合もあります。

問い合わせへの回答に必須の情報・あるとよい情報を精査して、自社のフォームに必要な項目数を割り出しましょう。

データの保存期間や件数の制限

ツールによっては、回答データの保存について保存期間や、件数に上限を設けているもの・そもそも回答データを保存できないものがあります。フォーム作成ツールを選ぶときは、「いつまで回答を保存できるか」「何件まで保存できるか」をチェックしましょう。

保存期間の上限がある場合、問い合わせや収集した情報をこまめに外部に移行させなければなりません。また保存件数に上限があるツールは、必要な情報をためておけない恐れがあります。いずれのケースも担当者の業務負担が大きくなり、問い合わせ管理の非効率化を招いてしまうでしょう。

広告表示の有無

作成した問い合わせフォームについて、広告表示の有無もチェックしましょう。問い合わせフォームに主張の強い広告が表示されると、ユーザーが離脱しやすくなります。コンバージョンにつながるフォームを作成したいなら、広告が表示されないフォームがおすすめです。

とはいえ実際のところ、無料ツールの多くは広告を収入源としています。広告の表示なしにこだわってツールを探すと、選択肢が少なくなるかもしれません。

どうしても広告なしにこだわりたい場合には、有料プランの検討も必要となります。

外部ツールとの連携や出力の有無

外部ツールとの連携可否や出力機能の有無についても、確認しておきましょう。無料プランによっては、外部連携不可・出力機能なしというケースもあります。

外部ツールとの連携機能・出力機能があれば、問い合わせ情報や顧客情報を自社にそのまま置いておけます。収集した情報をマーケティング戦略の立案や顧客管理に利用でき、企業利益の向上に役立てることが可能です。

特にCRM(顧客管理)ツールを導入している企業は、外部連携できるフォーム作成ツールのメリットが大きいでしょう。

ただし外部ツールとの連携では、セキュリティの堅固さが重要となります。外部ツールとの連携機能・出力機能があるツールについては、セキュリティレベルのチェックも必須です。

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問い合わせフォームを作成するコツ

問い合わせフォームを設置する効果を最大化するには、ポイントを押さえたフォーム作成が必須です。ツールでフォームを作成するとき、意識したいポイントを紹介します。

設置する項目を増やしすぎない

問い合わせフォームを作成する際は、設置項目を増やしすぎないように注意しましょう。

問い合わせフォームの項目が多いと、「問い合わせたい」という気持ちよりも「面倒くさい」という気持ちが勝る恐れがあります。ユーザーの離脱を招き、コンバージョンに至りません。

また近年は個人情報保護の意識が高まっており、個人情報の記入を控えたいと考える人が増えています。不要な項目を設置することが、サイトそのものへの信頼感低下につながるケースもあるでしょう。

問い合わせフォームに設置する項目は、極力少なめにすること・内容を精査することが必須です。

任意と必須事項を明記する

問い合わせフォームの入力完了率を高めたいなら、「任意事項」「必須事項」の違いを明確化しましょう。

個人情報の入力をためらうユーザーは、問い合わせフォームを使うことに抵抗があります。記入項目が多いフォームは離脱を招きやすく、フォームの完了率が上がりません。「ここだけ入力すればよい」という最低ラインを示し、入力のハードルを下げることが必要です。

必須項目・任意項目を分ける上でおすすめなのは、入力フォーム最適化機能を搭載しているツールです。入力フォーム最適化機能の中には、未入力の項目についてエラー表示できるものがあります。郵便番号入力の手間を省く機能などもあり、ユーザーの入力を適切にフォローすることが可能です。

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使いやすい無料の問い合わせフォーム作成ツールを見つけよう

無料で使える問い合わせフォーム作成ツールがあれば、コーディングの知識がない人でも、簡単にフォームの作成を行えます。作成したフォームは自社サイトやSNSに設置でき、ユーザーとのアクセスポイントを増やす上で有益です。

自社にマッチしたツールを選ぶなら、まずは自社の課題を洗い出しましょう。無料ツールは機能が制限されているものが多く、全ての機能に満足できるケースはまれです。「どの機能を優先させるか」を明確にすることが、自社とマッチ度の高いツールを選ぶポイントとなります。

無料の問い合わせフォーム作成ツールで、マーケティングや顧客管理を効率化しましょう。