Webアンケートを通じて顧客の声を集めることはマーケティング戦略において必要不可欠です。しかし無料アンケートフォームツールの中には、設問数や解答閲覧数に厳格な制限が課せられているケースがあります。導入後にデータが確認できず、データ確認のために突発的にコストが発生するかもしれません。
無料アンケートフォーム作成ツールについて、主要8製品の限界を紹介します。用途別に最適な選択肢を知って、導入後にスムーズにアンケート情報を集められるようにしましょう。
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無料アンケートフォーム8製品の比較表
無料のアンケートフォーム作成ツールを選定する際、最も注視すべきは「回答閲覧数」と「CSV出力の可否」です。多くのツールでは回答の収集自体は無制限でも、無料で閲覧できる件数に上限を設けています。
| ツール名 | 無料回答閲覧数 | 設問数制限 | CSV出力 | 主な特徴・推奨シーン |
|---|---|---|---|---|
| Googleフォーム | 無制限 | 無制限 | 可 | コスト重視、大規模な収集 |
| CustomForm | 無制限 | 無制限 | 可 | Google以外で無制限を求める場合 |
| formrun | 要確認(通数制限あり) | 項目数制限あり | 可(条件付) | 問い合わせ対応、ステータス管理 |
| SurveyMonkey | 25〜100件程度 | 10問まで | 不可 | テスト利用、高度な分析機能 |
| Questant | 100件まで | 10問まで | 不可 | 国内向け調査、操作性を重視 |
| Zoho Survey | 100件まで | 10問まで | 不可 | CRM連携、プロジェクト多数 |
| Tayori | 要確認 | 制限あり | 不可 | CS対応、FAQ一体型 |
| MOMONGAアンケート | 10,000件まで(設問数×回答者数によって算出) | 無制限 | 可 | オフライン、イベント会場 |
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無料アンケートフォームの選び方
無料ツールには、利用開始後にはじめて気づく致命的なボトルネックが潜んでいることが多いです。以下の4つのポイントを確認することで、導入後のトラブルや予算外の支出を防ぐことが可能です。
閲覧可能回答数に制限がある:101件目から回答が見られなくなる?
多くのフリーミアムモデルのツールでは、回答の「閲覧数」に上限が設定されています。
たとえば上限100件のツールで500件の回答を集めた場合、残りの400件を確認するには有料プランへの移行が必要となります。
100件を超える回答が見込まれるキャンペーンや大規模調査では、最初から無制限のツールを選ぶか、有料化の予算を確保しておく必要があります。
CSVダウンロードができない:集計作業を自動化できるか
アンケート結果をExcelなどで集計・報告する場合、生データのCSV出力機能は必須です。
しかし、無料プランではブラウザ上でのグラフ閲覧のみに制限され、データの書き出しを有料としているツールが少なくありません。
手作業での転記はミスと工数増を招くため、二次利用を前提とする場合は、無料範囲でエクスポートが可能かどうかを必ず確認してください。
アンケートサイトのロゴが表示される:ビジネス利用での信頼性を左右
無料版の多くは、フォームの最下部などにサービス独自のロゴが表示されます。BtoBの重要な商談やブランドイメージを重視するアンケートにおいて、他社ロゴの露出は信頼性に影響を与える可能性があります。
企業の公式な調査として実施する場合は、ロゴを非表示にできるか、あるいはロゴがあっても違和感のない洗練されたデザインであるかを検討基準に含めるべきです。
セキュリティ対策がまちまち:SSL対応とプライバシーマークの確認
個人情報を扱うアンケートでは、情報漏洩リスクへの対策が不可欠です。データの送受信がSSL/TLSで暗号化されているかは最低限の確認事項となります。
また、改正個人情報保護法に基づき、同意取得用のチェックボックスを設置できるか、運営企業がプライバシーマーク等を取得しているかも重要です。国内企業が運営するQuestantやTayoriは、国内法準拠の観点から法務審査を通しやすい傾向にあります。
おすすめの無料アンケートフォーム作成ツール8選
調査に基づき、各ツールの無料版で「できること」と「できないこと」を具体的に解説します。
Googleフォーム
Googleが提供する、制限が極めて少ない無料ツールの代表格です。設問数、回答数ともに制限がなく、回答データはGoogleスプレッドシートにリアルタイムで自動出力されます。
メリット:完全無料。広告表示なし。高度な共同編集機能。
デメリット: デザインが画一的。自動締め切り機能がない。公式サポートがない。
適合性: コストをかけずに大量の回答を集めたい、すべてのケースに推奨。
formrun
「フォーム作成から顧客管理まで」をコンセプトとした、株式会社ベーシックの運営するツールです。
メリット:カンバン方式による対応状況の可視化。洗練されたUI。
デメリット: 無料版ではフォーム作成数や受信数に制限がある。
適合性: 問い合わせ管理やキャンペーン応募など、回答者への個別対応が発生するシーン。
SurveyMonkey
世界最大級のシェアを持つ高機能ツールです。AIによる質問文の提案機能など、調査の質を高める機能が充実しています。
メリット:テンプレートの質が高い。高度な分析レポート。
デメリット: 無料版の閲覧制限(25〜100件程度)が厳しく、CSV出力も不可。
適合性: 専門的な学術調査や、プロ仕様の機能を試用したい場合。
Zoho Survey
ビジネスツール群「Zoho」シリーズの一つです。CRM連携など、ビジネスプロセスへの組み込みに強みがあります。
メリット:250種類以上の豊富なテンプレート。Zohoエコシステムとの連携。
デメリット: 無料版は1アンケートにつき100件までの回答制限。
適合性: 既にZoho製品を利用している企業や、多種多様なアンケートを試したい場合。
CustomForm
シンプルながら、無料版でも回答数・設問数ともに無制限で利用できる貴重なツールです。
メリット:無料での制限がほとんどない。マルチアカウント対応。
デメリット: 大手ツールと比較すると認知度や連携機能で劣る。
適合性: Googleフォーム以外のUIで、コストを抑えて大規模調査を行いたい場合。
Questant
国内ネットリサーチ大手、マクロミルが開発したツールです。
メリット:日本語の直感的なUI。日本的なアンケート慣習に合ったテンプレート。
デメリット: 無料版は回答100件まで。CSVダウンロード不可。
適合性: 初めてアンケートを作成する担当者や、国内向けの標準的な調査。
ミルトーク

定量的な選択肢形式ではなく、掲示板形式でユーザーの意見を募るユニークなサービスです。
メリット:ユーザーの本音(定性データ)を迅速に収集可能。
デメリット: 数値による統計分析には不向き。
適合性: 商品開発のアイデア出しや、ターゲットの悩みを知りたい初期段階。
MOMONGAアンケート
イベントや店舗など、対面でのアンケート収集に特化したアプリベースのツールです。
メリット:オフライン対応。名刺スキャン機能。電子カタログ連携。
デメリット: Web上での不特定多数への拡散には、専用のWebアンケートツールの方が適している。
適合性: 展示会、店舗、街頭調査など、現場でのデータ収集。
利用シーン別・おすすめの組み合わせ
業務目的によって、ツールの「強み」を使い分けることでROIを最大化できます。
顧客満足度調査(NPS)ならこのツール
推奨:Questant または SurveyMonkey
NPSなどの指標を用いる場合、設問の設計が重要になります。これらのツールは専門的なテンプレートや分析機能を備えており、100件程度の小規模な顧客調査であれば無料の範囲でプロ品質の調査が可能です。
イベントの出席確認・サンクスメール送信ならこのツール
推奨:formrun
回答があった直後に対応(受付完了メールの送信やステータス更新)が必要な場合、管理機能に優れたformrunが最適です。回答漏れや対応忘れを防ぎ、イベント運営の質を高めることができます。
社内の改善提案・匿名アンケートならこのツール
推奨:Googleフォーム
社内での利用であればデザイン性を追求する必要がなく、かつ全従業員から意見を集めるため回答数が多くなる傾向にあります。Google Workspaceを導入している企業であれば、組織内限定公開の設定も容易であり、セキュリティと利便性を両立できます。
まとめ:無料アンケートフォームの限界を知って最適なツールを選ぼう
無料のアンケートフォーム作成ツールは、コストを抑えつつ迅速に調査を開始できる強力な手段です。しかし、「無料」という言葉だけに注目すると、重要なデータが閲覧できなかったり、集計作業に膨大な時間がかかったりといったリスクを招きます。
大規模調査・コスト優先:Googleフォーム、CustomForm
デザイン・管理重視: formrun、Questant
分析・専門性重視: SurveyMonkey、Zoho Survey
自社の課題解決に直結するツールを選ぶには、まず「何件の回答を集め、そのデータをどう活用するか」というゴールを明確にすることから始めてください。適切なツールの選定こそが、正確な顧客データの獲得と、その後の明確な意思決定への第一歩となります。
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