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CMSとHTMLの違いは?効率的にサイト構築するためのポイント

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最終更新日: 2024年06月28日

HTMLでのWebサイト構築に代わり、効率的にサイトの更新・運用ができるCMSを活用する企業が増え続けています。

しかし、HTMLとCMSの違いがよく理解できていないケースも少なくありません。両者の違いと、それぞれの活用シーンを解説します。

CMSとHTMLの違いはシステムと言語

パソコンを使う女性の手元

CMSとHTMLの違いはひとことで言うと、システムと言語。

CMSはすでに出来上がっているシステムを介してWebページを作ったり更新したりできるのに対して、HTMLはWeb上に書き上げることで、ページを構築するための言語です。

CMSとHTMLは、どちらもWebサイトの制作・運用において頻繁に使われますが、全く意味合いが違うので注意しましょう。

CMSは簡単に更新できる

CMS(Contents Management System)とは、Webサイトを効率的に管理・運用するためのシステムのことです。

専門知識がなくても、簡単にWebサイトの更新やページの追加ができる点が特徴で、テンプレートを使用すれば、新しいWebサイトの作成も行えます。

CMSは主にPHPと呼ばれる言語によってWebサイトを構築する仕組みです。

ユーザーはPHPを知らなくても、管理システム上で簡単な操作をするだけで、Webサイトの運用ができる点が特徴。初心者でも問題なく管理できるため、多くの企業が自社のWebサイトの管理にCMSを導入しています。

HTMLは正しく構成でき検索エンジンからも評価される

HTML(Hyper Text Markup Language)とは、コンピューターにWebサイトの構造を理解させるために必要なマークアップ言語です。HTMLを用いてWebサイトの構造を記述することで、コンピューターが文章や画像などの構成を理解し、正しく表示できるようになります。

タイトルや見出し、段落などをタグによって指定する決まりがあり、正しくマークアップされたWebページは構成がわかりやすく、検索エンジンからも評価されるため、Webサイトの作成には欠かせない言語です。

ほかのコンピューター言語に比べると覚えるべき内容はそれほど多くはありませんが、スムーズに使えるようになるまでは相応の時間が必要でしょう。

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CMSとHTMLの使い分けかた

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CMSを活用するメリットを説明しましたが、企業によっては必ずしもCMSではなく、HTMLでWebサイトを作成した方がよいケースもあります。CMSとHTML、それぞれ適した環境を知っておきましょう。

CMSを導入した方がよい場合

自社にWeb制作の専門知識を持った人材がいない場合や、専任のスタッフを雇ったり外注したりするコストを削減したい場合は、CMSの導入がおすすめです。

自社の既存スタッフだけでWebサイトの運用ができるため、余計な人件費や外注費の負担をせずに済むでしょう。

また更新する必要のあるWebページが多い場合や、頻繁な更新作業が求められる場合も、CMSの利用が向いています。

特にWebページで集客を狙うオウンドメディアやビジネスブログといったサイトの場合は、ほぼ毎日更新する必要があるため、手間のかからないCMSの方がよいでしょう。

大規模なWebサイトを運用する場合でも、新規でサイトを作成するときだけ外部の業者に依頼し、日々の更新・運用は自社でCMSを使って行っている企業は多いです。

HTMLでサイト作成した方がよい場合

年に数回程度など更新頻度が少ないWebサイトや、リアルタイムに情報を発信する必要のないコーポレートサイトなどを作成・運用する場合は、HTMLやCSSを用いてWebサイトを作成しても問題ないでしょう。

LP(ランディングページ)など基本的に1ページのみの特殊なサイトの場合も、HTMLの方が運用しやすいケースはあります。いずれもCMSを使って作成可能なため、将来的な運用を視野に入れて、どちらを選択するか決める必要があるでしょう。

ただし徹底してデザインにこだわりたい企業や、Webサイト内にさまざまな演出を入れたい場合は、CMSでは対応できないこともあります。専門業者に依頼してHTMLから作成してもらった方がよいでしょう。

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CMSを使うメリット

モニター

CMSを使ってWebサイトを管理・運用するメリットを説明します。これまでHTMLやCSSを使って独自にWebサイトを構築していた企業も、続々とCMSを使った運用体制に乗り換えているようです。

更新作業を効率化できる

Webページの更新作業を効率化できるのが、CMSの最も大きなメリットです。

HTMLでWebサイトを作成・運用している場合、ページの更新作業も専門知識を持ったスタッフが必要になります。社内に専門のスタッフがいない企業では、わざわざ外注してページの更新をするケースも少なくありません。

一方CMSを使ってWebサイトの運用をしている企業では、簡単な手順書を確認するだけで、基本的に誰でもページの更新が可能です。更新作業自体もブログを書くような感覚で手軽にできるCMSが多いので、余計な時間を取られることもありません。

分業体制を確立できる

CMSはWebコンテンツの作成や編集作業、ページの更新・追加といった業務を分担しやすい点も特徴です。いずれの業務も専門的な知識は特に不要なため、既存のスタッフで分業体制を構築できるのは、大きなメリットといえるでしょう。

専任の担当者がページの作成から編集作業、日々の更新まで一貫して担うよりも、効率的かつ素早く作業を完了できるはずです。企業の部門・部署ごとに、それぞれ別のWebサイトやコンテンツを管理したい場合も便利です。

サイト全体に統一感が出る

CMSではページの作成にテンプレートを利用するケースがほとんどです。全体のデザインや構成が共通なため、サイト全体に統一感を出せます。ページを更新しても、ボタンやナビゲーションなどの配置やデザインは変化しないので、作業者によって統一性が失われてしまうことはありません。

全体のデザインを変更したい場合、別のテンプレートを採用すれば、すべてのページのデザインも変更されます。サイトの統一性を保ったまま、さまざまなデザインや構成のバリエーションにリニューアルできるのもメリットといえるでしょう。

SEOに強い

CMSを利用すれば、SEOに強いWebサイトを作成できます。

検索エンジンから評価される設定やページ構成、リストの整備なども自動で最適化されるため、ユーザーはコンテンツの作成や更新に特化できます。さらに検索エンジンに発見されやすくなるメタタグなどの設定も可能です。

検索エンジンの細かい評価基準は定期的に変わる可能性がありますが、CMSの場合、提供しているサービスベンダーが評価基準に準拠するように対応してくれるため、特に心配する必要はありません。

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CMSの選び方

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CMSの選び方のポイントを解説します。

CMSは運用上のセキュリティを重視する必要があるため、まずセキュリティが強固なサービスかどうかの確認が必要です。そのうえで以下の観点から導入するCMSを選択するとよいでしょう。

無料で使えるサービスもある

WordPressをはじめとしたプログラムが公開されているオープンソースのCMSは、基本的に無料で利用できます。

無料だからといって決して性能が劣っているわけではなく、Webサイトの管理に必要な基本機能を備えており、プラグインなどで機能を追加すれば、自由なカスタマイズも可能です。

ただしWebサイトを運用するためのサーバーやドメインの取得は自社で行う必要があり、更新作業もある程度のリテラシーが必要なCMSが多いため注意しましょう。

以下の記事ではおすすめの無料で使えるCMSサービスを紹介しています。

関連記事:【2022年度最新】無料CMS14種を徹底比較!選ぶ際のポイント5つも紹介

必要な機能を洗い出す

作成したいWebサイトのイメージを、正確に実現できる機能を持ったCMSを導入することも大事です。後からプラグインによって機能を拡張できるものも多いですが、追加で費用がかかるケースもあるため、必要な機能は標準搭載されているCMSを選択する必要があります。

コンテンツ管理機能やテンプレート機能などは標準搭載されているCMSがほとんどでしょう。

しかしアクセス解析やSNSなどとの連携機能などは、プラグインを導入しなければならないCMSもあるため、自社のWebサイトに必要な機能を洗い出しておきましょう。

拡張性があるかどうか

将来的にECサイトや会員サイトなどを新しく作成する必要もあるかもしれません。そうなると、システムやデータベースの導入が求められる可能性があるので、将来的な運用も見越して導入するCMSを選択した方が無難です。

現在は必要としなくても、数年後に必要になるケースは珍しくないため、できるだけ拡張性の高いCMSを選ぶようにしましょう。

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CMSでコンテンツ管理を効率化

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CMSとHTMLとの違い、そしてCMSの導入メリットと選び方を解説しました。CMSは専門知識がなくてもWebコンテンツの作成や管理が容易にできるため、数多くの企業がCMSでWebサイトの管理を行っています。

HTMLやCSSを理解しているに越したことはありませんが、これらの知識がなくても直感的な操作でコンテンツの管理ができるのがCMSの魅力です。特に専門のスタッフがいない中小企業の場合は、自社でWebコンテンツの管理ができるCMSの導入をおすすめします。

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