テキストや画像、レイアウト情報などを管理し、HTMLやCSSの書き換えなしにWebサイトの作成・管理ができるCMS。専門知識がなくてもWebサイトの作成・運営でき、管理も非常に簡単になります。
この記事ではCMSのシェアを解説し、上位の製品を紹介します。選び方も解説しているので、自社にあった製品を見つける参考にしてみてください。
CMSのシェア
順位 | 日本のCMSシェア | 世界のCMSシェア |
1位 | WordPress (83.9%) | WordPress(63.9%) |
2位 | Adobe Systems (3.0%) | Shopify(5.9%) |
3位 | Shopify (2.0%) | Wix(3.5%) |
4位 | EC-Cube (1.8%) | Squarespace(2.9%) |
5位 | Homepage Builder (1.5%) | Joomla(2.6%) |
6位 | Color Me Shop (1.4%) | Drupal(1.8%) |
7位 | MakeShop Japan (1.2%) | Adobe Systems(1.7%) |
8位 | Jimdo (0.9%) | Google Systems(1.2%) |
9位 | Livedoor Blog (0.7%) | Bitrix(1.1%) |
10位 | Futureshop (0.6%) | PrestaShop(1.0%) |
2022年12月10日現在、CMSのシェア率は「WordPress」が日本で83.9%、世界で63.9%と圧倒的です。
日本では「Adobe Systems」「Shopify」「EC-Cube」「Homepage Builder」と続きますが、シェア率は1位から大きく下がります。
なおAdobe Systemsは「Adobe Dreamweaver」や「ADOBE EXPERIENCE MANAGER」などのCMS製品の合計です。
シェア上位の人気CMS
シェア上位のCMSを5製品を紹介します。搭載されている機能や特徴を比較しながら、使用状況にあった製品を選びましょう。
製品名 | 特徴 |
WordPress | 圧倒的シェアを誇る無料CMS |
Shopify | 月額制のEC構築サービス |
EC-Cube | ECサイトの構築に特化 |
Homepage Builder | 操作が簡単 |
Wix | 無料で使える商用CMS |
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「WordPress」圧倒的シェアを誇る無料CMS
WordPressは日本で83.9%、世界で63.9%の圧倒的なシェア率を誇るオープンソースCMSです。商品カートやクレジット決済、出勤カレンダーなどプラグインによってさまざまな拡張機能が利用できます。
また無料で利用でき、各種設定を行えばブログのようにホームページが作成・更新可能です。
他にもPHPというプログラミング言語を用いれば、基本的にやりたいと思ったことは何でも実現できます。
ユーザー数が6,000万人以上でとても多いため、分からないことがあればネットですぐに調べられることも魅力の1つです。
「Shopify」サブスクリプション型のEC構築サービス
Shopifyは世界2位(5.9%)、日本3位(2.0%)のシェアを誇るサブスクリプション型のEC構築サービスです。月額費用はかかりますが初期費用なしで利用できます。
基本機能は商品や注文管理、カートチェックアウトなど最小限ですが、「Shopify app store」を利用することでクーポンやサブスクリプションなど機能を追加できます。
多言語や海外通貨、海外発送にも対応しているため、国内と海外のECサイトを1つのアカウントで運営できます。
「EC-Cube」ECサイトの構築に特化
EC-CUBEはECサイトの制作に特化したオープンソースのCMSで、日本で4位(1.8%)のシェアを誇ります。有名書店やディスカウントストアも同システムを導入しており、商品紹介ページや注文ページ、決済に関する機能など、ECサイトの構築に欠かせない機能が網羅されています。
オープンソース型は無料で使える上、セキュリティ対策やサーバーの保守・メンテナンスをベンダーが行ってくれるクラウド版の利用もできます。低コストで高機能なECサイトを構築したい企業に役立つでしょう。
「Homepage Builder」操作が簡単
ホームページ・ビルダーは操作が簡単なCMSで、日本5位(1.5%)のシェア率を誇ります。
パーツの中から使いたいものをドラック&ドロップするだけの直感的な操作でWebサイトを作成できます。HTMLなどの専門知識がなくても簡単に作成・更新が可能です。
また電話サポートがついており、ソフト購入から2回までは無料で相談できます。
「Wix」無料で使える商用CMS
Wixは世界3位(3.5%)のシェアを誇り、180ヵ国以上で使用されているクラウド型の商用CMSです。
Wixはクラウド型の商用CMSでありながら無料で始められます。独自ドメインの使用や一部機能は有料ですが、無料で使い勝手を試せるため安心です。
テンプレートを選びデザインを編集できるため、HTMLやCSSなど専門的な知識がなくても簡単に利用できます。
また問い合わせフォームやネットショップ、SNS連携、チャット機能など様々な機能を組み込むことが可能です。管理から集客、分析まで行えるためビジネスの成長を後押しできるでしょう。
CMSの選び方
CMSを選ぶ際には、「CMSの種類」「編集機能」「表示機能」「集客機能」「サポート形態」の5つを意識しましょう。
CMSの種類で選ぶ
CMSの種類にはシステム開発会社が開発し有料で提供している商用CMSと、プログラムが一般公開されているオープンソースCMSの2種類があります。
コーポレートサイトでの導入率は商用CMSが24.0%、オープンソースCMSが76.0%です。
商用CMSは保守がメーカーに補償されていますが、追加開発のコストや期間は大きくなりがちです。一方、オープンソースCMSは開発スピードは速いものの、機能追加や保守などは自己責任となります。
セキュリティレベルや求める機能に合わせて選択しましょう。
編集機能で選ぶ
CMSのWebサイトを編集する機能には以下のようなものがあります。
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モバイルアプリが使えれば、いつでもどこからでも編集できます。
テンプレートやパーツを使えば、コンテンツの作成が容易に行えるようになるでしょう。
また複数人で編集作業を行う場合、権限の設定を行うことでセキュリティを強化可能です。
表示機能で選ぶ
Webサイトの表示機能には様々なものがあります。使用用途に合わせて必要なものを選びましょう。
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サイト内検索機能があれば検索者は目的の情報に辿り付きやすくなります。
またSNS連携があれば、SNSとWebの2軸で様々なユーザー層にアプローチが可能です。
集客機能で選ぶ
CMSには集客強化のために以下のような機能が搭載されています。
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独自ドメインを取得すれば、ユーザーからの認知を得られなんのホームページなのか分かりやすくなります。
Webページ来訪者のデータベースが作成やアクセス解析ができれば、今後の営業・マーケティング活動に活かせるでしょう。
サポート形態で選ぶ
CMSは提供元がセミナーやヘルプページ、メディア運用のコンサルティングなど様々なサポートを行っています。
またシェアの高さも重要です。シェアが高ければそれだけ使い方や問題解決の方法などの情報が多くなります。そのため問題が起こった際も解決しやすくなるでしょう。
ただし海外でシェアが高く日本で低い製品は、日本語の情報量が少なくなりがちなので注意が必要です。
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