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CMSを使ったWebサイトの費用相場は?費用を抑える方法も紹介

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最終更新日: 2023年07月06日

「CMSを自社で導入したい」と考えると、費用は気になるところ。金額によってどのようなクオリティになるのか、見積もりを取っても本当に相場価格であるのか不安ですよね。

そこでCMSの導入費用にかかる費用相場や、費用を抑えるための方法を解説します。予算に合わせて希望のWebサイトを作る指標にしていただければ幸いです。

CMSを導入する際の費用相場

オフィスのパソコンで勤怠管理システムを操作する女性

CMSの費用は、サイトのページ数によって異なります。

  • 小規模サイト(5ページ程度):約30万円〜
  • 中規模サイト(15〜30ページ程度):約100万円〜
  • 大規模サイト(300ページ以上):約500万円〜
ソフトウェア比較のイメージイラスト

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小規模サイト(5ページ程度):約30万円〜

5ページほどの小規模なWebサイトの費用相場は、30万~100万円です。

デザインにこだわりがなく高度な機能を求めないのであれば、用意されているテンプレートで対応できるでしょう。テンプレートで対応できれば、費用を抑えられます。

自社でデザイン案や構成案を事前に用意することで、工数を減らしコストを削減することが可能です。

【小規模サイト具体例】

  • 小売店・飲食店のWebページ
  • 競合他社が少ない会社のWebページ
  • 個人サイト

中規模サイト(15〜30ページ程度):約100万円〜

中規模サイトを構築する際のCMSの導入費用は、約100万円~200万円です。中規模サイトとは15~30ページ程度のサイトを指します。

小規模のWebサイトと比べてページ数が増えており、用意するコンテンツの量が増えることで費用が高くなります。

パソコンだけではなく、スマートフォンにも閲覧できるように構築されているのです。コンテンツに必要な文章を自社で用意できる場合は、コストを抑えることが可能です。

【中規模サイト】

  • コーポレートサイト
  • 採用サイト
  • ECサイト

大規模サイト(300ページ以上):約500万円〜

300ページほどの大規模なサイトを構築する場合の導入費は、約500万円~となります。ページ数は中規模サイトの10倍程度となり、大規模サイトは構築が複雑になるため費用が高くなるでしょう。

大規模サイトは、大手飛行機会社のサービスサイトや、Yahoo!のコーポレートサイトなど、画像や文字数が非常に多いサイトを指します。

有名企業が制作を依頼することが多く、手間や時間がかかる分多くの人が見るサイトになるでしょう。将来を見据えるためにも、大規模なサイトを構築する場合の費用を頭の片隅に置いてみてください。

【大規模サイト】

  • 大手企業のサービスサイト
  • 有名コンテンツメディア

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CMS導入費用の内訳

ノートパソコンを使う女性

CMS導入費用の内訳は「要件定義・初期費用」「企画・設計費」「導入・実装費用」「運用費」の4つです。

CMSの導入にかかる費用の大半は、制作会社に払う費用です。

Webサイトの構築をする際、どの工程をどの程度依頼するのかによって価格が異なります。制作工数が増えれば増えるほど高額になるのです。

Webサイトのページ数が多い場合や宣伝するためのプロモーション動画の作成を依頼する場合は、費用がさらに増えます。

要件定義・初期費用:無料〜約60万円

CMSの導入費用として、要件定義・初期費用があります。要件定義とは、Webサイトを構築する目的を決める重要な工程です。おおよそ10万~50万円かかります。

Webサイトを運営する上で、制作会社に運用をお願いするのか自社で行うのかといった運用の仕方や、情報を発信するターゲット層まで明確にします。

初期費用とは、CMSのインストールやサーバーの設定などにかかる費用です。費用相場は約2万~5万円です。

制作会社によっては、料金がかからないケースがあるでしょう。CMSを導入する際の要件定義・初期費用を大まかに把握しておきましょう。

企画・設計費:約30万円〜100万円

CMSの導入には、企画・設計費と呼ばれる費用がかかります。費用相場はおおよそ30万〜100万円です。

Webサイトの目的に合わせてどのCMSを使うのか決めることや、画面構成・テンプレートの作成を行います。

Webのデザインを制作会社にお願いするのか自社で行うかで、費用が大きく変わります。制作会社と自社どちらで企画設計を行うのか、自社の予算を考慮しつつ検討してみましょう。

導入・実装費用:約40万円〜300万円

CMSの導入費用には、導入・実装費用があります。費用はおおよそ40万〜300万円です。実際にCMSを導入してから、足りない機能を洗い出して実装します。

機能によってはプログラミングやプラグインの追加が必要になり、専門的な知識が求められるでしょう。

CMSの導入・実装費は高額になるケースがあるので、各会社のCMSを比較するとよいです。

運用費:月額約1万円〜3万円

CMSの導入には、運用費がかかります。運用費とは、Webサイトの運用に関するサポートや、メンテナンスにかかる費用です。

具体的な作業内容はCMSのバージョンアップ、コンテンツの文章作成や画像挿入などの運用サポートを行います。

月に1~2回の頻度で更新作業を行うと仮定すると、費用相場はおおよそ5,000~1万円前後です。電話やメールによるサポートを受ける場合は、プラスで約15,000~2万円前後かかります。

制作会社によっては、一部のみを修正するスポット作業に対応しているところもあります。一方で、自社内でWebサイトを運用する際の運用費は基本的に人件費のみです。ただし、社内にWeb構築ができるノウハウが必要になります。

CMS運用を初めて行う場合は費用を支払って、サポートを受けることでWebサイトの運用が安心してできるでしょう。

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CMSの費用を抑えるポイント

ノートパソコンで作業をする男性の手元

CMSの導入費は高額になるケースがあるため、少しでも費用を安くしたいと考える人が多いのではないでしょうか。費用を安くするポイントは以下3点です。

  • コンテンツ制作の内製化を検討する
  • 無料CMSを検討する
  • 複数の会社から見積もりをとる

コンテンツ制作の内製化を検討する

CMSの費用を抑えるポイントとして、コンテンツ制作の内製化ができるかどうかという点が挙げられます。内製化を進めることで、費用を抑えられます。

内製化をするポイントとしては、以下の通りです。

  • Webサイトの更新頻度や、定期的に更新するページを見極める
  • 運用する際の担当できる人数は何人いるのか確認する
  • 担当する人が専門知識を持っているのか、それぞれの担当社者が持つスキルを把握する
  • 専門スキルがない場合やスキルのばらつきがあるなら、勉強会をして底上げを図る

ポイントを押さえつつ、内製化を進めることでCMSの導入にかかるコスト削減が可能です。

無料CMSを検討する

CMSにかかる費用を抑えたいのであれば、無料CMSの導入を検討してみるといいでしょう。代表的なものとして、WordPressがあります。

制作会社側はWordPressのノウハウを持っていることが多く、有料のCMSと比べて導入コストが軽減できるかもしれません。

ただしCMSはオープンソースなので、セキュリティリスクが大きくなります。サイバー攻撃の標的になりやすいでしょう。

またメジャーアップデートによって、使用中のプラグインやテンプレートが動かなくなることがあります。トラブル対応やメンテナンス対応など、自社で対応しなければならないケースが出てきます。そのためさまざまな専門知識が求められるのです。

WordPress以外にも無料で使えるCMSにはさまざまなものがあります。次の記事では無料で使えるCMSを紹介しているので、ぜひあわせて参考にしてください。

関連記事:【2022年度最新】無料CMS14種を徹底比較!選ぶ際のポイント5つも紹介|ミツモア

複数の会社から見積りを取る

CMSの導入時には相見積りを取ることが大切です。同じような機能でも、CMSを開発・提供する会社によって費用が異なるからです。

例えばA社とB社で見積りを取ると仮定します。両者のCMSとも、自社がCMSに求める機能はそろっていて、できることはほとんど変わりませんでした。

しかしA社よりもB社の費用が安かったのです。会社ごとに得意な領域やノウハウの有無で変わるからです。よりよい条件でCMSを導入するためにも、相見積りを取って比較検討することは不可欠といえます。

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CMS導入時に注意すべきポイント

パソコンを操作する男性

実際にCMSを運用する際に、気をつけた方がいい点はあるのか気になりませんか。CMSを導入する際の注意点を2つ解説します。

運用体制を整える

CMS導入する際の注意点として、運用体制を整備することがポイントです。運用体制を整えていないと、自社が想定するよりも成果が上がりません。

担当者が明確ではないことで、Webサイトの運用が適当になってしまいます。コンテンツを更新してもユーザーの反応が薄く、やがてコンテンツの更新が止まるでしょう。

このような失敗を防ぐためにも、Webサイトを運用するためのチームを結成することや、責任者は明確にしておきます。Webサイトの運用が計画的にできるように、社内の整備が重要です。

安さだけを求めない

CMS導入時には、費用が安いというだけで選ぶのは危険です。費用の安さだけにとらわれると、痛い目に遭う可能性があります。

見かけ上は安くても、オプション料が高く設定されていることや、コンテンツの更新が自社対応だったということがあるようです。

複数の会社から見積りを取る場合は費用面だけではなく、機能面やサポートを受けられる範囲など幅広く確認しておくといいです。

CMSにかかる費用を把握して導入しよう

パソコンを操作する2人の男性

今回はCMSの費用内訳やそれぞれの費用相場、導入時の注意点や選ぶポイントについて解説しました。

CMSの導入費用は、制作工数によって変わります。費用の内訳は「要件定義・初期費用」「企画・設計費」「導入・実装費用」「運用費」です。

それぞれの費用相場は、要件定義にかかる費用が約100,000~500,000円、初期費用は約20,000~50,000円です。企画・設計費は約300,000~1,000,000円、導入費用はおよそ400,000円~3,000,000円となります。

CMSを導入する際の費用相場を把握して、自社でCMSの導入を行ってみてはいかがでしょうか。

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CMSを導入すれば、WEBサイトの効率的な管理で質の高いコンテンツ発信に力を注げます。

とはいえ、CMSは製品によって特徴や料金もさまざま。「どのソフトを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。

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