チャットボットを導入すると、顧客からの問い合わせ対応の自動化など、業務効率化が図れます。
無料で使えるチャットボットでも一定以上の業務効率化が可能ですが、できることと限界点を知っていないと導入後にミスマッチを起こす原因となります。
無料チャットボットのプランの違いやできること・限界点を解説します。ビジネスの目的に合致した最適な選択肢を見つけましょう。
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無料チャットボットおすすめTOP3
無料で使えるチャットボットのうち、おすすめの3製品を紹介します。
顧客情報を集めて問い合わせ効率を向上させたい場合は、CRMとの連携ができる「HubSpot」のチャットボットがおすすめです。
「IZANAI」はプログラミング知識不要で、簡易的なFAQ対応の効率化をできます。無料プランの範囲内であっても分析機能が充実しているため、「まずはチャットボットを導入してみたい」という場合におすすめの選択肢です。
「ChatPlus」は10日間無料のトライアルです。着目すべきは有料プランに移行後のコストパフォーマンスです。月額1,500円から利用でき、簡単な問い合わせに返答するFAQボットを作りたいのであれば有料でもコストが低いChatPlusをおすすめします。
関連記事では26製品の中からチャットボットを比較できます。質問に答えるだけでおすすめのチャットボットが診断できるツールもあるので合わせてご確認ください。
HubSpot
HubSpotは顧客管理システム(CRM)と完全に統合されたチャットボットを、無料で提供しています。スタートアップや中小企業のような小規模な組織であれば、CRMも無料で利用できます。
HubSpotのチャットボットの利点は、チャットを通じて獲得した顧客情報が自動的にデータベースに蓄積される点です。営業活動に即座に活用できるので、営業活動も効率化されます。
機能面では、プログラミング知識不要のドラッグ&ドロップ操作で、面会予約の受付けやリードの選別といったシナリオを構築可能です。
ただし、無料版ではチャットウィンドウの下部にHubSpotのロゴが表示されること、また最新の生成AIによる自律的な回答生成ではなく、あらかじめ設定したルールに基づく「ルールベース型」である点に注意してください。
| プラン名 | 月額料金(年払い月割り) |
|---|---|
| Starter | 2,400円 |
IZANAI
IZANAIは、特にランディングページ(LP)等でのコンバージョン率向上を目的とした、チャット型入力フォームとしての機能に優れたツールです。質問項目がテンプレート化されており、指定のコードをWebサイトに貼り付けるだけで導入が完了する簡便性が特徴です。
顧客が離脱したタイミングや回答時間をレポートする分析機能も無料範囲内で利用できるため、ボットの改善サイクルを回すことが可能です。
一方で、高度なAI対話機能は搭載されていないため、複雑な相談業務ではなく、資料請求や簡易的なFAQ対応に適しています。
フリープランを含めたプランは以下の4つです。
| プラン名 | 月額料金(税抜) | ボット(シナリオ数) | ログ保存期間 | CV |
|---|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 1つ | 1ヶ月 | 月50件まで※50CV超過後は情報が取得できなくなる |
| エントリー | 12,000円 | 1つ | 1ヶ月 | 月100CVまで※100CV超過ごとに別途1万円 |
| スタンダード | 36,000円 | 3つ | 2年間 | 月500CVまで※100CV超過ごとに別途1万円 |
| プレミアム | 60,000円 | 無制限 | 2年間 | 無制限 |
フリープランでは、月に51件以上シナリオが完了した場合、情報を得られなくなる点にご注意ください。月に50件以上の問い合わせがコンスタントに見込まれる場合は、フリープランではなくエントリープランがおすすめです。
ChatPlus
ChatPlusは、10日間の無料トライアルを提供しています。
有料プランは5つあり、最低価格は月額1,500円の「ミニマム」プランです。ある程度高機能なチャットボットを利用したいのであれば、「プレミアム」プランの利用を推奨します。
プレミアムプランは分析機能が充実しているので、選択肢の履歴や離脱の分析も可能です。
| プラン名 | 月額料金(年払い月割り価格) | 主な機能 |
|---|---|---|
| ミニマム | 1,500円 |
|
| ビジネスライト | 9,800円 |
|
| プレミアム | 28,000円 |
|
| AIライト | 50,000円 |
|
| オートAI | 80,000円~ |
|
チャットボットの機能は2つに分けられる
チャットボットの機能は大きく2つに分けられます。
ルールベース型はあらかじめ質疑応答を設定しておくタイプのチャットボットです。簡単なFAQに向いています。
AI型は自律的なやり取りができるため、ルールベース型では対応できない複雑な質疑応答に向いています。
ルールベース(シナリオ)型
ルールベース型チャットボットとは、シナリオ型ともいいます。あらかじめ設定した会話の流れやキーワードに基づいて、定型文で説明をします。FAQや予約・手続きの案内など、回答が固定的な業務に最適です。
ユーザーが入力したキーワードに対して登録された回答を表示する「一問一答型」と、ボタン型の選択肢を提示し、会話のゴールまで誘導する「シナリオ分岐型」の2種類があります。
柔軟な対応は難しく、シナリオ設定をする手間がかかるものの、AIを搭載しているチャットボットと比べると比較的安価に導入できるのが特徴です。
AI(機械学習)型
AI型チャットボットは、人工知能技術を活用し、自然言語で人間らしい会話をするチャットボットです。文脈を理解した回答ができるうえ、回答が蓄積すればするほど精度も向上します。
さらに複雑な問い合わせにも対応できるので、ルールベース型の場合は事前設定が難しいレアケースの対応であっても可能になります。
チャットボットの限界
顧客対応を自動化するなど、業務効率化に寄与するチャットボットですが、限界もあります。導入前に限界点を知っておくことで、導入後に「思っていたほど効率化できなかった」といったミスマッチを防げます。
クレーム対応など複雑な対応は有人対応がベター
クレームが発生した場合に大切なのは、正論を返すだけではなく、顧客が感じた不便や不満に対して共感し、感じたことを尊重することです。
有人オペレーターであれば顧客の声のトーンや使われている文字などから、顧客が感じている怒りの度合いを推察し、適した反応ができます。
しかしチャットボットでは定型的な反応しかできないため、顧客は「あしらわれている」と感じてしまい、二次クレームに発展する恐れがあります。
クレームの一次対応をチャットボットに任せることは可能ですが、実際に要望を聞いてどのような対応をするのかの判断は、有人オペレーターに任せる運用が重要です。
自然文による対応可否に幅がある
チャットボットは話し言葉や書き言葉といった「自然文」でのやり取りを前提としています。しかし、自然文でのコミュニケーションはチャットボットにとって難しい場面があります。
たとえば「サーバー」と「サーバ」、「問い合わせ」と「問合せ」などの表記の揺れは、ルールベース(シナリオ)型チャットボットでは登録された語彙との不一致と判定され、「他の言葉でもう一度お試しください」などの定型的拒否文を出力する原因となります。
AI型のチャットボットはルールベース型チャットボットに比較すると、自然言語特有の表記の揺れに強い傾向があります。ただし、AI型チャットボットでは「ハルシネーション(幻覚)」に注意が必要です。
ChatGPTなどの大型言語モデル(LLM)を搭載しているチャットボットは、学習した内容の中から最もそれらしい回答を出力します。その結果、「返品受付期間は60日」とチャットボットが案内したものの、実際は30日間だったというようなトラブルが発生することがあります。
ハルシネーションはAIがAIである以上、完全にゼロにすることが難しいです。AIの出力を人間が確認する運用が重要です。
無料チャットボット10製品の比較表
無料で使えるチャットボットのうち、おすすめの製品は以下の10製品です。無料の種類やおすすめの使い方で比較して、自社にマッチした製品を見つけましょう。
| 製品名 | 無料の種類 | おすすめの使い方 |
|---|---|---|
| HubSpot | フリープラン | リード獲得など |
| IZANAI | フリープラン | FAQ問い合わせ |
| ChatPlus | 無料トライアル(10日間) | FAQ問い合わせなど |
| チャネルトーク | フリープラン | 顧客対応の一次受付など |
| GoQSmile | 無料トライアル(20日間) | 顧客問合わせなど |
| Neurox | 無料トライアル(30日間) | 社内向け問い合わせ対応など |
| FirstContact | 無料トライアル(20日間) | カスタマーサポートなど |
| AI-FAQボット | 無料トライアル(30日間) | 顧客問合わせなど |
| RICOH Chatbot Service | 無料トライアル(30日間) | FAQボット、社内問い合わせなど |
| sinclo | 無料トライアル(14日間) | リード獲得や接客DX化など |
さらに多くの選択肢の中から、自社に合うチャットボットを探したい場合は、関連記事をご覧ください。最短1分で自社にマッチするチャットボットを診断するツールもあるので、あわせてご確認ください。
おすすめの無料チャットボット
以下7つは、無料で使えるおすすめのチャットボットです。いずれも無料トライアルなので、永年無料ではない点にご注意ください。
【無料プランありのおすすめチャットボット】
【無料トライアルで試せるおすすめチャットボット】
チャネルトーク
チャネルトークは、Web接客と社内コミュニケーションを統合したプラットフォームです。無料プランでも基本的なチャット機能と顧客管理、さらには担当者間での情報共有に役立つ社内用メッセンジャー機能が利用可能です。
Webサイトだけでなく、LINEやInstagramといったマルチチャネルでの接客を一元管理できる点が強みですが、無料版ではメッセージの保存期間や統計データの閲覧範囲に制限があります。ファンとの継続的な関係構築を重視するBtoCビジネスにおいて、最初の接点を作るツールとして非常に有効です。
GoQSmile
GoQSmileは、LINEやFacebookメッセンジャーとの外部連携に優れた、20日間の試用が可能なツールです。親ボットの設定を複数の子ボットにコピーできる機能を備えており、複数のECサイトやWebメディアを運営している企業において、管理工数を劇的に削減できる設計となっています。
Neurox
Neuroxは、正答率97.3%を謳う高精度なAI型チャットボットです。30日間の無料期間中に、すべての高度なAI機能とサポートを制限なしで利用可能です。プログラミング不要で設置でき、顧客の行動分析データも取得できるため、精度を最優先するエンタープライズ用途の検証に適しています。
FirstContact
FirstContactは、20日間の無料トライアルが可能です。AIと有人対応の切り替えが容易で、月額2,980円からという安価な設定ながら、個別のカスタマイズ開発にも柔軟に対応します。低コストで「自社専用の仕様」を実現したい場合のプロトタイプ作成に最適です。
AI-FAQボット
AI-FAQボットは、Excelで管理されたQ&Aデータをそのままアップロードするだけで運用できる、30日間の試用版を提供しています。事前のAI学習が不要な独自のアルゴリズムを採用しており、ITリテラシーを問わず現場主導でFAQを管理したい組織の課題を解決します。
RICOH Chatbot Service
業種別のテンプレートを用いた迅速な導入が可能です。無料期間としてはオンラインデモを通じた個別相談が中心となりますが、Excelベースの運用や、リコーの持つ導入ノウハウを事前に直接確認できるため、他社製品との比較検討における確実な判断材料を得られます。
sinclo
sincloは、14日間の無料トライアルが可能です。Webサイトに一行のコードを埋め込むだけで即座に開始でき、サイト訪問者の「動き」をリアルタイムで可視化しながら、最適なタイミングで話しかけるWeb接客が可能です。トライアル終了後に自動で課金されるリスクがないため、気軽な検証が可能です。
エンジニアがいなくてもチャットボットを自作する方法
SaaS製品の機能制限を回避し、低コストで高度なAI機能を活用したい場合、プラットフォームやオープンソースを利用して自作することも検討してください。
Dify
Difyは、生成AIを活用した高度なワークフローをノーコードで構築できるオープンソースプラットフォームです。コミュニティ版を自社サーバー(セルフホスト)に構築すれば、機能制限なしで全機能を利用できます。
RAG(検索拡張生成)技術を用いることで、社内のPDF資料やFAQデータをAIに学習させ、精度の高い自動回答を実現します。サーバーの維持費とAPI代は発生しますが、商用レベルのAIエージェントを月額費用なしで運用できるため、技術的な理解がある担当者がいる組織にとって非常に強力な選択肢となります。
LINE公式アカウント
LINE公式アカウントの「応答メッセージ」機能や、Messaging APIを活用することで、24時間365日の自動応答システムを構築できます。特にMessaging APIを利用すれば、外部のAIと連携させた高度なボット運用が可能です。
ただし、無料の「コミュニケーションプラン」では、企業側から積極的に配信するメッセージ数は月間200通までに制限されています。ユーザーからの問い合わせに対する自動応答は、仕様によって通数カウントから除外されるケースもありますが、友だち数が増加した際の従量課金リスクを考慮した運用設計が求められます。
WordPressプラグイン
WordPressで構築されたWebサイトであれば、「AI Engine」などのプラグインを導入することで、安価に生成AIチャットボットを実装できます。プラグイン自体の利用は無料ですが、バックエンドで動作するOpenAI等のAPI利用料が従量課金で発生します。
しかし、2026年現在のAPIコストは極めて低く、月間数千回のやり取りであれば数百円程度に抑えることが可能です。SaaSの月額固定費を支払うよりも圧倒的にコストパフォーマンスが高く、自社専用にチューニングしたAIを搭載できる点が最大のメリットです。
無料チャットボット導入時の注意点
「無料」という言葉の裏には、ビジネス継続性におけるリスクが潜んでいます。以下の3点を理解した上で、導入の可否を判断する必要があります。
データの蓄積ができない
チャットボットの無料版では、チャットの履歴保存期間が7日間など非常に短く、過去の問い合わせ内容を分析してサービス改善に活かすことが難しいことがあります。
サポートがなく不具合が発生したら自力で解決する必要がある
無料ツールには原則として個別サポートが付属しません。設定ミスによるWebサイトの表示崩れや、APIの不具合が発生した際、すべて自力で解決する工数(人的コスト)が発生します。
移行コストの増大によるベンダーロックインのリスク
無料ツールで蓄積したデータや構築したシナリオは、他社ツールへ簡単にエクスポートできない仕様が多いです。業務がボットに依存し始めた段階で有料化を迫られた際、多額の移行費用や再構築の工数がかかる「後出しのコスト」に注意が必要です。
あなたにとって「無料」は正解かチェックするポイント
無料チャットボットの選定で失敗しないためには、目的とリソースのバランスを客観的に評価することが不可欠です。
完全無料のチャットボットを選ぶべきケース
- 月間の問い合わせ数が50件未満の個人事業・小規模組織
- ロゴの表示がブランドイメージを損なわないBtoBの初期接点
- 技術担当者がおり、APIやOSSを自ら管理できる場合
トライアルから有料プランを選ぶべきケース
- 問い合わせ対応の削減により、月数万円以上の人件費を浮かせたい場合
- 顧客満足度(回答精度)が売上に直結するECサイトやサービス業
- 情報漏洩やシステム停止のリスクを最小化し、ベンダーの保証を受けたい場合
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