コールセンターシステムの導入によって、顧客対応の品質向上やオペレーターの負担軽減を図れます。近年は無料トライアルまたは無料プランが利用できるシステムも増えています。
この記事では、無料で利用可能なおすすめのコールセンターシステムや利用時の注意点に関してまとめました。
完全無料で使えるコールセンターシステム
完全無料で使えるコールセンターシステム2製品を紹介します。ぜひ比較検討の参考にしてください。
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Fullfree
- 費用をかけずに顧客管理やCTI関連の機能を利用
- 顧客情報の管理や帳票作成はエクセルと同じ感覚で作業可能
- 機能追加やシステムのメンテナンスはFullfreeが対応
Fullfreeは、株式会社フリースタイルが提供するコールセンターシステムです。無料プランでは、CRMやCTI関連の機能が利用できます。CRMは表示項目や管理画面を自由にカスタマイズできます。
計算式の設定や帳票作成はエクセルと同じように作業を進められるため、操作性に戸惑う可能性は低いでしょう。CTIでは電話番号の登録有無に応じて、新規顧客と既存顧客を判別できるため、素早く正確な顧客対応が望めます。
また、バージョンアップやメンテナンス費用もかかりません。Fullfreeが対応するため、自社の運用負担を軽減できます。
Bitrix24
- ファイル共有やプロジェクト管理などの機能も搭載したシステム
- 有料プランの選択によってデスクワーク業務全般を効率化
- 人手不足解消や生産性向上を目指す企業に適したシステム
Bitrix24は、Bitrix社が提供する多機能型コールセンターシステムです。無料プランではオンラインストレージやタスク管理、プロジェクト管理など、複数の機能が利用できます。
機能性や自社との相性を確認する手段として、有料プランの前に利用を検討しましょう。有料プランを利用した場合はCRMやSEO、オンラインワークスペースなど、さまざまな機能を利用できます。
ワークフローやRPAも利用できるため、事務作業全般の効率化も図れます。RPAを導入する際、コーディングをおこなう必要はありません。コールセンター業務だけでなく、複数の業務を効率化したい企業に適したシステムといえるでしょう
無料トライアルが利用できるコールセンターシステム
無料トライアルが利用できるコールセンターシステム8製品を紹介します。無料トライアルを試すことで、自社のニーズに適した製品が見つかるでしょう。
CT-e1/SaaS
- 大手企業を中心に幅広い業種で利用されているシステム
- 問い合わせ内容に応じて自動対応と有人対応の併用が可能
- 音声データの解析によってオペレーターのスキルアップを促進
CT-e1/SaaSは、株式会社コムデザインが提供するコールセンターシステムです。業種を問わず多くの企業に利用されていて、導入テナント数は1550に達しました。自社でシステムの設計〜開発までを手がけているため、ユーザビリティに優れている点が特徴です。
IVRを搭載していて、問い合わせ内容に応じて自動音声との併用が可能です。顧客対応の自動化によって、オペレーターの負担軽減や人手不足の解消を図れます。
また、オペレーターの通話速度や通話割合、心理状態など、音声データの解析によって、オペレーターのスキルアップを促せます。
楽テル
- インサイドセールスを効率化する機能を多数搭載
- NGリストの作成によって無駄な時間やトラブルの発生を回避
- トークスクリプトの活用によって顧客対応の品質を向上
楽テルは、株式会社ラクスが提供するコールセンターシステムです。アウトバウンド関連の機能を多数搭載している点が特徴です。架電リストをCSVで取り込んだ後、各オペレーターに担当を自動で振り分けられます。
企業名や電話番号によるチェック機能が搭載されていて、同じ見込み顧客を重複して割り当てる心配はいりません。電話をかけた際にクレームを受けた場合、NGリストに登録しておくと、トラブルの発生を避けられます。
また、トークスクリプトが豊富に搭載されていて、オペレーターのスキルや実務経験にともなう顧客対応品質のばらつきを防げます。
Comdesk Lead
- 音声データの分析によってオペレーターのスキルを可視化
- 通話内容の文字起こしによって顧客対応での課題を正確に抽出
- 通話内容の要約や顧客管理の自動化によって業務効率を改善
Comdesk Leadは、株式会社Widsleyが提供するコールセンターシステムです。オペレーターのスキルアップを図る機能を多数搭載したシステムです。各オペレーターの通話内容を録音し、音声解析によって複数の指標へ数値化します。
あわせて顧客との通話内容を文字に起こすと、各オペレーターが自身の課題を把握しやすくなります。通話内容の録音や音声データの解析、文字起こしは自動対応のため、オペレーターが作業をおこなう必要はありません。
また、通話内容の入力や次回行動の設定、見込み顧客のステータス更新など、多数の業務を自動化できる点も魅力です。
VoiceX
- オプションでの自由な機能追加によって無駄な費用の発生を回避
- AIによる音声データ解析や文字起こしもオプションに用意
- 高水準の音声品質によって通話中のノイズ混入を回避
VoiceXは、株式会社コムスクエアが提供するコールセンターシステムです。基本機能は管理画面や転送、着信の自動分配などがあります。IVRや通話録音など、必要な機能をオプションで追加も可能です。
システム導入後に機能を自由に追加できるため、費用対効果を高められます。オプションには、AIによる通話内容の文字起こしや要約なども用意されていて、オペレーターの業務負担を軽減できます。
また、音声品質の高さもVoiceXの特徴です。総務省を含めた複数の音声品質評価で「クラスA」を獲得しています。
List Navigator.
- 応答があった相手だけに通話を限定し待ち時間を軽減
- プレディクティブ発信によって架電効率を最適化
- オペレーターの稼働状況や架電結果はリアルタイムの情報が表示
List Navigator.は、株式会社Scene Liveが提供するコールセンターシステムです。アウトバウンドに特化している点が特徴です。オートコール機能によって、相手が応答するまで自動発信を継続できるため、待機時間を抑えられます。
プレディクティブ発信を活用すると、 相手が不在の場合は自動ステータスに切り替わるため、応答まで待つ必要がありません。事前に日時を設定しておくと、マネージャー不在でも指定条件にあわせて自動で電話をかけられます。
また、オペレーターの稼働状況や架電結果は自動分析されるため、マネージャーは常に最新のデータを把握できます。
CALLTREE
- 機密情報の暗号化によって機密情報の保護体制を強化
- バックアップデータの取得によってデータ消失のリスクを回避
- 受信と発信機能の双方が充実していて幅広い用途で利用可能
CALLTREEは、株式会社ジーシーが提供するコールセンターシステムです。セキュリティレベルが高いシステムです。常時SSL化によって個人情報やクレジットカード情報を暗号化し、第三者からの盗聴や破壊を防ぎます。
WAFの搭載によって、脆弱性攻撃やゼロデイ攻撃にともなう情報漏えいやサーバーダウンの発生も避けられます。バックアップデータは毎日自動で取得されていて、自然災害やサイバー攻撃を受けても最短での復元が可能です。
また、 対応番号振分けやプレディクティブ発信などを搭載し、インバウンドとアウトバウンド、双方で活用が見込めます。
IVRy
- 業種を問わず多くの企業で導入されているシステム
- 問い合わせへの自動対応によって良質な顧客体験を提供
- ミスマッチによる無駄な費用の発生を防ぎやすい設定
IVRyは、株式会社IVRyが提供するコールセンターシステムです。70種類以上の業種で利用されていて、累積アカウント数は8,000件を突破しました。AIを活用した音声ガイダンスや録音データの活用によって、オペレーターの負担軽減を図れます。
24時間体制で問い合わせに対応できるようになり、顧客ロイヤリティを高められます。英語や中国語などにも対応していて、外国人からの問い合わせにもスムーズに回答できるでしょう。
また、アカウントを登録した後、無料トライアルを1カ月利用できます。有料プランも比較的リーズナブルな価格に設定されていて、ミスマッチの発生を防げるでしょう。
Zendesk
- チャネルの種類を問わず顧客とのスムーズなやりとりを実現
- チャットボットが24時間365日体制で問い合わせに対応
- 問い合わせのチケット化で管理負担やトラブルのリスクを軽減
Zendeskは、Zendesk社が提供するコールセンターシステムです。顧客対応の品質向上と業務効率化の両立が望めるシステムです。メッセージングでは複数のチャネルをまたいでも、顧客とのやりとりを続けられます。
問い合わせへのスムーズな対応によって、良質な顧客体験を提供できます。チャットボットと連携すれば、すべての問い合わせにオペレーターが対応する必要はありません。自動対応と有人対応の併用によって、オペレーターは別の業務に労力を割けます。
また、問い合わせはすべてチケット単位で自動管理されるため、対応漏れによるトラブルの発生を避けられます。
無料版コールセンターシステムを利用する際の注意点
機能やユーザー数で制限が生じる
多くのコールセンターシステムは、無料プランに機能制限が設けられています。無料プランを提供する目的は、システムの機能性やユーザビリティをユーザーへ知ってもらうためです。有料プランと異なり、無料プランでは最低限の機能しか利用できません。
ユーザー数も制限が生じるため、システム導入によるメリットは限定されます。自社との相性を確認する手段として、無料プランを位置づけましょう。
有料版と比べてサポート体制の充実度は低い
無料プランを選んだ場合、企業側との連絡手段は限定されるケースが多いです。連絡手段はメールまたはチャットに限定されるため、問い合わせに対してすぐに回答が得られる保証はありません。疑問点やトラブルが発生しても、解決までに時間がかかるでしょう。
問い合わせの前にホームページのよくある質問やFAQを利用し、情報収集に努めるのが有効です。また、他社メディアや個人ブログでシステムに関する記事を掲載している可能性もあるので、あわせて確認をしましょう。
有料版と比べて情報漏えいの不安も高まる
セキュリティレベルが高いシステムを選んだとしても、機能面と同様に一部制限が生じる可能性があります。常時SSL化やデータのバックアップなど、一部の対策しか講じられないため、情報漏えいには細心の注意を払いましょう。
仮に顧客の氏名やクレジットカード情報などが流出した場合、社会的信用低下は避けられません。多額の損失を回避するためにも、従業員へセキュリティ研修の受講を命じ、意識を高めることが重要です。
無料トライアルと無料プランは意味合いが異なる
無料トライアルは最大1カ月、コールセンターシステムを無料で利用できる制度です。費用をかけずに、機能性やユーザーエクスペリエンス、サポートの充実度などの確認ができます。
ミスマッチの回避を目的としていて、期間終了後は有料プランへの移行か、他サービスへの乗り換えを選びます。一方、無料プランは指定された条件で利用している限り、費用はかかりません。期間も決まっておらず、機能性に問題がなければ無料プランを継続できます。
システムを選定する前に、無料トライアルと無料プランの違いを正確に認識しておきましょう。
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