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freee会計と弥生会計の違いを徹底比較!おすすめな企業の特徴も紹介

ぴったりの会計ソフトをさがす
最終更新日: 2024年12月11日

クラウド会計ソフトの代表格であるfreee会計と弥生会計。どちらも中小企業や個人事業主の会計業務をサポートする人気の会計ソフトですが、「freee会計と弥生会計のどちらが良いの?」「両製品の違いや選ぶポイントは何?」といったお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。実際それぞれ異なる魅力があり、企業によって適したソフトは異なります。

この記事ではfreee会計と弥生会計の違いを徹底的に比較し、それぞれのソフトがおすすめな企業の特徴も紹介します。ぜひ、自社に最適な会計ソフトを選ぶ際の参考にしてください。

freee会計と弥生会計の違い【比較一覧】

オフィスでノートパソコンを操作する女性の手元

freee会計弥生会計の主な違いを以下の表にまとめました。

項目 freee会計 弥生会計
料金プラン ミニマムプラン:月額980円ベーシックプラン:月額1,980円

プレミアムプラン:月額9,800円

セルフ:年額26,000円

※初年度無料

スタンダード:年額48,000円

プレミアム:年額96,000円

利用人数 3名まで無料、4名以上は追加料金 1人1台のPCで利用
手入力での帳簿付け 効率重視の設計 直感的な入力がしやすい設計
自動連携(自動仕訳) 連携先が多い

Amazon等に対応

freeeと比較すると少ない

Amazon等に非対応

請求書の作成 全プランで可能 別途料金が必要
分析レポート シンプル 高機能
スマートフォンアプリ 無料アプリあり 無料アプリあり
サポート対応 プランによって異なる 電話・メール・チャットサポートあり

CTAバナー_BM_会計ソフト

freee会計や弥生会計をはじめとする会計ソフト選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想の会計ソフトが見つかります。

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料金プラン

freee会計は、ミニマム、ベーシック、プレミアムの3つのプランを提供しています。ミニマムプランは月額980円(年額11,760円)、ベーシックプランは月額1,980円(年額23,760円)、プレミアムプランは月額9,800円(年額117,600円)となっています。

一方、弥生会計オンラインは、セルフ、スタンダード、プレミアムの3つのプランがあります。セルフプランは初年度無料で2年目以降は年額26,000円、スタンダードプランは年額48,000円、プレミアムプランは年額96,000円となっています。

両社とも、機能や利用人数に応じて適切なプランを選択できるようになっています。

利用人数

freee会計では、ミニマム・ベーシックプランともに3名まで利用が無料です。4名以上で利用する場合には、一人当たり月額360円の料金がかかります。ただし、メンバー追加ができるのはベーシックプラン以上となっています。

一方、弥生会計オンラインでは1人1台のPCでしか利用できないため、利用する人数分の料金が発生します。例えば3人で利用する場合、セルフプランであれば2年目以降は年額78,000円(26,000円×3)となります。そのため、多人数で利用する場合はコストが高くなる可能性があります。

手入力での帳簿付け

弥生会計オンラインは直感的な入力、freeeは入力方法効率重視の設計となっています。

弥生会計は、初心者でも使いやすいように設計されており、「かんたん取引入力」機能や「仕訳アドバイザー」機能によるガイドラインが整っています。

一方、freeeは効率を重視した設計となっており、慣れると素早い入力が可能となります。例えばキーボードショートカットを多用することで、マウス操作を最小限に抑えることができます。

自動連携(自動仕訳)

freeeは、Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場、BASE、ASKULなど、ネット上のECサイトに対応しています。また、多くの金融機関との連携も可能で、銀行取引データの自動取得と仕訳が可能です。

一方、弥生のオンラインではfreeeほどの連携先はありません。ただし、銀行やクレジットカードとの連携は可能で、取引データの自動取得は行えます。

請求書の作成

freeeでは、すべてのプランで請求書を作ることができます。請求書作成機能は会計ソフトと完全に統合されており、作成した請求書のデータは自動的に会計データに反映されます。請求書の作成から入金管理、会計処理までをスムーズに行えます。

一方弥生のオンラインでは請求書作成機能がなく、請求書を作成には別のシステム(misoca)と別途料金が必要となります。misocarの利用には追加の月額料金がかかるため、請求書作成機能を必要とする事業者にとっては、総コストが高くなる可能性があります。

分析レポート

freee会計と弥生会計(オンライン版)は、いずれも分析レポートを提供しています。内容としては、損益計算書や貸借対照表などの基本的な財務諸表が含まれるほか、売上推移や経費の内訳などのグラフ化されたレポートも提供されており、経営状況を視覚的に把握することができます。

上記の2つではあまり大きな違いは見当たらないものの、弥生会計にはオンプレミス版(インストール型)があり、より詳細な分析レポートを提供しています。例えば、部門別や商品別の収支分析、予算実績比較、キャッシュフロー分析などの高度な分析機能を利用できますす。

スマートフォンアプリ

freee会計と弥生会計はいずれも無料のスマホアプリを提供しています。気軽に帳簿データにアクセスでき、外出先でも簡単に経理作業ができます。

freeeのスマホアプリでは、領収書の撮影と自動仕訳機能、経費の入力、売上の入力などが可能です。また、リアルタイムで会社の経営状況を確認することもできます。

弥生会計のスマホアプリも同様に、領収書の撮影と経費の入力、売上の入力などの基本的な機能を提供しています。

サポート対応

freeeでは、ミニマム・ベーシックプランはメールまたはチャットのサポートのみとなっており、電話サポートができるのはプレミアムプランのみです。メールやチャットサポートは24時間365日利用可能で、迅速な対応が特徴です。プレミアムプランでは、電話サポートに加えて、専任のサポート担当者がつくため、より手厚いサポートを受けることができます。

一方、弥生会計オンラインでは、すべてのプランで電話・メール・チャットのサポートを利用可能です。経験豊富なオペレーターが対応してくれます。

利用シェア

株式会社MM総研の「クラウド会計ソフトの法人導入実態調査」によると、クラウド会計ソフトの導入シェアは2019年時点で「freee」が32.3%で首位、「弥生会計オンライン」(弥生)は15.4%となっています。

一方、個人事業主における市場シェアは、2023年時点で弥生が52.8%、freeeが26.0%となっています。

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freee会計が向いている法人の特徴

freee会計
出典:「freee会計」公式Webサイト

freee会計は、以下のような方におすすめです。

  • 3名以下で利用したい小規模事業者
  • 金融機関との自動連携を重視したい事業者

3名以下で利用したい小規模事業者

freeeでは3人まで同じ金額で利用でき、4人目以降は1ユーザーごとに360円/月での利用が可能です。一方、弥生会計オンラインの場合には無料期間があるものの、人数分に応じた利用料金が必要となり、多人数での使用は高コストになります。そのため、3名以下の小規模事業者にはfreeeが適しているといえます。

例えば、3人で利用する場合、freeeのベーシックプランであれば年額23,760円で済みますが、弥生会計オンラインのセルフプランでは2年目以降、年額78,000円(26,000円×3)かかります。このような価格設定は、少人数で運営している小規模事業者や個人事業主にとって大きなメリットとなります。

金融機関との自動連携を重視したい事業者

freeeでは、システム上で連携している金融機関などが3,600社以上あります。一方、弥生会計オンラインでは約1,250社と約1/3程度となっています。加えて、AmazonなどのECサイトとの連携もfreeeの方が充実しています。金融機関やECサイトとの自動連携を重視する事業者には、freeeがおすすめです。

自動連携機能により、銀行取引データやECサイトの売上データを自動で取り込み、仕訳を行うことができます。これにより、手入力の手間が大幅に削減され、入力ミスのリスクも低減できます。特に、多数の取引先との取引がある企業や、ECサイトを活用している事業者にはおすすめの機能です。

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弥生会計が向いている法人の特徴

弥生会計オンライン
出典:「弥生会計オンライン」公式Webサイト

弥生会計は、以下のような方におすすめです。

  • 初期費用を抑えたい場合
  • インストール型を利用したい場合

初期費用を抑えたい場合

弥生会計オンラインのセルフプランを使った場合、初年度は無料で利用できるため、2年間のトータルコストは26,000円となります。一方、freeeのミニマムコースでは2年間で47,520円(23,760円×2年)かかります。

初期費用を抑えたい場合は、弥生会計が有利といえるでしょう。

特に新規創業の企業や小規模事業者にとっては、初年度の費用負担がないことは大きなメリットとなります。この無料期間中に自社の業務フローに合うかどうかを十分に検討することで、リスクを最小限に抑えながら会計ソフトを導入することができます。

インストール型を利用したい場合

弥生会計には、クラウドシステムの他にデスクトップアプリ(インストール型)があります。一方、freeeはクラウドシステムのみの提供となっています。オフライン環境での利用や、データをローカルで管理したい場合は、弥生会計が適しているといえます。

インストール型のソフトウェアは、インターネット接続が不安定な環境でも安定して利用できるため、ネットワーク環境に不安がある企業にとっては有利です。また、セキュリティ上の理由からクラウドサービスの利用に制限がある企業や、自社でデータを完全に管理したい企業にとっても、インストール型は向いています。

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弥生会計とfreee会計を比較して自社に合ったツールを導入しよう

相談にのるオフィスウーマン

freee会計と弥生会計、どちらも優れた会計ソフトですが、それぞれに特徴があり、企業によって適したソフトは異なります。自社の規模、業務の特性、予算、必要な機能などを考慮し、最適なツールを選択することが重要です。

初期費用を抑えたい、直感的な操作を重視したいといった場合は弥生会計がおすすめです。一方、多人数での利用や金融機関との自動連携など、効率を重視する場合はfreee会計を検討してみても良いかもしれません。

両者とも無料トライアル期間を設けているので、実際に使ってみて操作感や機能を確認することをおすすめします。

次の記事ではfreee会計や弥生会計の他にも会計ソフトを紹介して、各製品の機能や特徴を比較しています。ぜひ、あわせて参考にしてください。

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会計ソフトは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。

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