建設業は一般的な会計制度ではなく、特殊な「建設業会計」を採用しています。そのため会計ソフトを導入する際は、建設業の会計処理に対応可能な会計ソフトを選択する必要があるのです。
しかし「どの会計ソフトが自社に合っているかわからない…」「建設業ではどの会計ソフトが人気なのか…」と悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、建設業におすすめの会計ソフトを紹介し、選び方から導入メリットまで、詳しく解説します。
建設業におすすめの会計ソフトは?
奉公シリーズと連携可能な「勘定奉行11(建設業編)」や、Excel出力やPDF作成が簡単な「PCA建設業会計」などがおすすめです。後ほど詳しく紹介します。
弥生会計は建設業に対応している?
弥生会計でも対応可能です。建設業向けの製品ではありませんが、建設業向けのデータテンプレートが存在します。
建設業におすすめの会計ソフト4選
建設業特有の勘定項目だけでなく、便利な機能を多く備えている建設業専用の会計ソフトを4つ紹介します。それぞれの特徴を把握し、自社に合ったものを検討しましょう。
製品名 | 特徴 |
勘定奉行11(建設業編) | 奉公シリーズと連携が便利で使いやすい |
PCA建設業会計 | Excel出力やPDF作成が簡単にできる |
建設大臣NX | 直感的な操作が可能で誰にでも使いやすい |
スイート建設会計 | 完全クラウド対応の会計ソフト |
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「勘定奉行11(建設業編)」奉公シリーズと連携が便利
累計66万社の企業に導入されている「奉行シリーズ」を手掛ける、OBCの建設業向け会計ソフトです。
原価管理体系を自由に設計できる上に、工事台帳をすぐに出力できるので、経費削減や不採算工事の状況改善に役立ちます。
反対仕訳一括起票や部門実績配賦、決算処理などにも対応。入力や計算の手間を省けます。またMicrosoft Officeとの連携により、集計表を直接Excelに出力し、簡単に加工や集計、グラフ化まで可能。情報活用に手間がかかりません。
奉行シリーズを導入している場合は、連携させることで経理業務の正確性を高めながら効率化できるでしょう。オンプレミス型とクラウド型から選べます。
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「PCA建設業会計」Excel出力やPDF作成が簡単に
原価台帳や収支管理表など、工事を軸にした帳票を豊富に用意。また出力項目を自由に定義できる帳票作成機能も備えているため、工事別管理の業務効率化に役立ちます。
「工事原価台帳」で仕訳明細とともに、原価の4要素を集計でき、工事ごとの原価管理も簡単。入金履歴もボタン一つで確認できます。
また「工事一覧表」では複数工事の金銭の動きを一覧で確認可能。ズームイン機能を使えば、気になる工事の原価台帳をすぐに見ることができます。
プランは従来のオンプレミス型・クラウド型に加え、自社で設備を選べるサブスク型もあり豊富。Microsoft Officeとの連携可能で、Excel出力やPDFの作成も簡単です。
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「建設大臣NX」直感的な操作が可能
財務会計から人事労務管理まであらゆる基幹業務をカバーし、経営戦略をサポートする「大臣シリーズ」の建設業向け会計システムです。
建設業特有の手続きを管理する機能や豊富な帳票はもちろん、直感的に操作できる入力画面で、快適な操作性を実現しています。
支払先・得意先別の管理や売掛・買掛、手形の管理まで、建設大臣NXのみで処理が可能。期日管理をサポートしてくれる上に、自動予約機能を搭載しているので、細かい業務にリソースを割く必要が減り、綿密な資金繰計画に集中できます。
オンプレミス型と契約者ごとの専有環境に「環境構築・製品導入・サポート」などをトータルで提供するクラウド型から選択が可能です。
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「スイート建設会計」完全クラウド対応の会計ソフト
円薄インターネットサービスとの共同開発で作られた、建設業向け会計クラウドサービスです。
クラウド型であるため、ネット環境があればどこでも利用可能。工事ごとの仕訳や工事台帳、財務諸表の作成もでき、事完成基準・工事進行基準による収益計上を簡単に実現します。
また「UC-1 Engineer’s Suite積算」や「スイート給与計算 -出面管理-」と連携することで、設計から積算、会計、給与支払までの一連の業務をスムーズに行うことも可能です。
公認会計士のサポートやオンラインサポートも充実しており、初めて会計ソフトを導入する企業でも安心して利用できるでしょう。
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建設業で利用する会計ソフトの選び方
特殊なルールが多い建設業で利用する会計ソフトは「必要な勘定項目を利用できるかどうか」の観点から検討比較することが大切です。
建設業会計は特徴的な勘定項目を使用しているため、対応可能な会計ソフトを導入することが必須です。
現場ごとに仕訳や台帳を管理できるソフトであれば、金銭の流れが把握しやすいでしょう。工事台帳をカスタマイズできる機能もあれば、業務効率の向上に役立ちます。
勘定項目や補助科目の追加、削除などが簡単にできるソフトであれば、建設業向けでなくても対応は可能です。
【建設業会計特有の勘定項目】
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建設業が会計ソフトを導入するメリット
建設業向け会計ソフトを導入することで、現場ごとのお金の流れが把握しやすくなり、業務の効率化を実感することができるでしょう。
現場ごとのお金の流れが把握しやすくなる
建設業向けの会計ソフトを導入すると、現場ごとの仕訳や台帳の作成が可能であるため、現場ごとのお金の流れが把握しやすくなります。
またクラウド型の会計ソフトの場合は、現場で工事別の費用を確認することもできるので、業務の効率化にもつながります。
建設業の複雑な業務の効率化が図れる
建設業は工事別に原価を把握する必要があるため、細かい仕訳や工事ごとの配賦作業など、複雑な作業が多いです。
しかし会計ソフトを導入することで、これらの複雑な業務を自動化できるので、担当者は煩雑な作業に追われることがなくなります。
また経理業務の効率化は、人件費や社長の間接業務時間の削減にもつながりますよ。
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