会計ソフト選びに悩んでいませんか?現在はクラウド型が主流ですが、手持ちのパソコンにインストールして使うインストール型の会計ソフトも、根強い人気があります。
インストール型会計ソフトには、クラウド型にはない魅力や強みがあります。インストール型の会計ソフトの特徴について、クラウド型と徹底比較して解説。
多くの人がつまずきやすい、会計ソフトのインストール手順や、おすすめの会計ソフトも紹介しているので、インストール型会計ソフトに関しての疑問をトータルで解決します。
【全9製品】インストール型会計ソフト比較表
おすすめのインストール型会計ソフト9製品について一覧で比較した表を作成しました。自社に合った製品を探す際の参考にしてください。
| 製品名 | 対象ユーザー | 公式サイト販売価格 | 特徴 |
| やよいの青色申告26 | 個人事業主 | 15,400円 | 個人事業主向け会計ソフトの決定版。クラウド機能も一部使える |
| ジョブカンDesktop 会計 | 法人/個人事業主 | 16,500円 | インストールから帳票印刷まで簡単にする機能が豊富 |
| やるぞ!青色申告 | 個人事業主 | 9,357円~ | Macで使える珍しいインストール型ソフト |
| 弥生会計 26 | 法人 | 55,000円 | シェア率の高い弥生の初心者向け会計ソフト。クラウド機能も一部使える |
| 会計王 | 法人 | 44,000円 | AIによる自動仕訳で複雑な会計業務もラクラク完了 |
| 会計らくだ26 | 法人 | 13,200円 | 税理士の声から生まれた記帳特化ソフト |
| フリーウェイ経理Lite | 法人/個人事業主 | 0円~ | 基本の会計業務に加えて経営レポートが利用可能 |
| JDL IBEX出納帳Major | 法人 | 0円~ | 記帳から試算表作成まで1システムで完結 |
| わくわく財務会計11 | 法人/個人事業主 | 20,900円~ | 基本的に無料でサポートを受けられる |
なお以下に挙げる有名会計ソフトはインストール型のソフトを提供していない点にご注意ください。
- freee
- マネーフォワード
- 勘定奉行
- PCA会計
上記の会計ソフトを使いたい場合はクラウド型ソフトのみになります。近年はインストール型会計ソフトの割合が減り、クラウド型での提供が増えています。
インストール型会計ソフトを選ぶポイント
自社の状況にあったインストール型の会計ソフトを選ぶには5つのポイントがあります。
チェックポイントを確認して、自社の状況にあった最適なインストール型会計ソフトを見つけましょう。
最新法令や制度に対応しているか
インボイス制度や電子帳簿保存法など、会計に関する法令や制度は変化が激しいです。
古い会計ソフトを購入してしまうと、最新の法令や制度に対応できないリスクが大きいので、インストール型会計ソフトを購入する際は発売年をよくチェックしましょう。
バージョンアップ費用やサポート保守費用が高すぎないか
インストール型の会計ソフトは法令に応じたバージョンアップなどのサポート費用が発生することがあります。保守・サポート費用は製品によって大きく異なり、年額課金になることが一般的です。また本体価格とサポート費用がパックになっていることも多いです。
保守・サポート費用が高額すぎる場合、想定よりもコストカットができない可能性があります。導入前に保守・サポート費用を必ず確認して、毎年払える金額であるかチェックしましょう。
なお、本記事で紹介したインストール型会計ソフトの保守・サポート費用については以下の表をご参照ください。
| 製品名 | 保守・サポート費用(年額) |
|---|---|
| 弥生会計 26 | 50,000円~※本体価格込み |
| やよいの青色申告26 | 14,000円~29,000円※本体価格込み |
| 会計らくだ26 | 14,960円 |
| フリーウェイ経理Lite | 0円※FAQなどセルフサポートのみ対応 |
| JDL IBEX出納帳Major | 0円※Q&A等セルフサポートのみ対応 |
| やるぞ!青色申告 | 9,357円~10,459円※フルサポートパック価格 |
| わくわく財務会計11 | 16,500円※バージョンアップ価格 |
| 会計王 | 38,500円 |
| ジョブカンDesktop 会計 | 17,600円 |
手持ちのPCや自社のOSで正常に動作するか
インストール型の会計ソフトは対応OSが限定されているので注意が必要です。例えば「フリーウェイ経理Lite」や「弥生会計 26」はWindowsのみで正常に動作します。
Macに対応しているインストール型会計ソフトは数が少なく、「Macの青色申告」や「やるぞ!青色申告」などに限られます。なお、「Macの青色申告」は2025年8月現在、最新MacOSであるBig Surには対応していない点に注意が必要です。
「Macで利用したい」「豊富な製品の中から選びたい」という場合はクラウド型を利用することがおすすめです。
2台以上のPCを利用する方法があるか
多くのインストール型会計ソフトは、複数のPCにソフトがインストールできないようになっています。複数のPCで利用する予定があるのなら、1つのライセンスで何台のPCにインストールできるかを確認しましょう。
たとえば、オフィスと自宅、営業所と本社などで同じ会計ソフトを使用する場合は1ライセンスで2台以上のPCにインストールできるものを選ぶ必要があります。
また、社内ネットワーク内であれば共有利用ができる会計ソフトもあります。各製品の詳細についてはベンダーに問い合わせることを推奨します。
他システムとのデータ連携がしやすいか
給与管理など他の業務ソフトやネットバンク、税理士とのデータ連携がしやすいかも、会計ソフトを選ぶうえで重要なポイントです。
データの出力形式が複数あるか、必ず確認しましょう。最低でもCSV形式とPDF形式の両方で出力できるソフトを選ぶことで、購入後にデータの共有ができずに困るという事態はある程度回避できます。
インストール型会計ソフトのおすすめ9選
「やよいの青色申告26」個人事業主向け会計ソフトの決定版
やよいの青色申告26は個人事業主向けインストール型会計ソフトです。青色申告に特化しており、65万円控除を受けるために必要な帳簿や決算書類を簡単に作成できます。
自動仕訳やクラウド保存、自動取り込みにも対応しており、レシート読取機能や銀行口座の明細自動取得機能により、手入力の手間を大幅に削減できます。また、AIによる仕訳の自動提案機能も搭載されており、経理知識が少ない方でも簡単に記帳作業を行えます。
確定申告時期には、e-Taxに対応した申告書類を自動作成する機能があり、スムーズな申告手続きをサポートします。さらに、専門スタッフによる電話サポートも利用可能で、操作方法から申告に関する疑問まで幅広くサポートを受けられます。
| 公式サイト販売価格 | 15,400円~ |
| 基本機能 |
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| サポート費用 | 11,330円/年~ |
| サポート内容 |
※1 ベーシックプラン以上から |
| 対応OS | Windows 11、10 |
「ジョブカンDesktop 会計」インストールから帳票印刷まで簡単にする機能が豊富
ジョブカンDesktop 会計は法人決算に対応したインストール型の会計ソフトです。
各種帳票のほか株主資本等変動計算書や個別注記表などの作成、出力ができます。また、初期設定や取引帳の登録、目的の仕訳探しなど、つまずきやすい入力を簡単にする便利な機能がそろっています。
年度を切り替えることなく、前年度の帳票を当期に取り込み、各種帳票をすぐに作成できる点も魅力です。青色申告や白色申告にも対応しているため、個人事業主でもしっかりと会計業務から確定申告まで完遂できます。
電子帳簿保存法対応ソフトの正式な認証であるJIIMA認証も取得しており、安心して各種法改正に則った対応が可能です。
| 公式サイト販売価格 | 16,500円 |
| 基本機能 |
※1 別途有料 |
| サポート更新料 ※3 | 17,600円/年 |
| サポート内容 |
|
| 対応OS | Windows 11、10 |
※3 基本使用サービスは購入後1年間のみ無料
「やるぞ!青色申告」Macで使える珍しいインストール型ソフト
個人事業主向けのインストール型会計ソフトとして「やるぞ!青色申告」があります。インストール型会計ソフトには珍しいMac対応の製品で、一般会計だけでなく、不動産や農業会計にも対応。e-Taxとも連携できるため、確定申告に迷うことはありません。
2ライセンスを得られるため、税理士とデータを共有するときにも使いやすいソフトといえます。Excelで作ったデータをインポートすれば、既に仕訳済みのものをそのまま利用できるのも特徴です。
最長15カ月間受けられるサポートは、土日祝日でも対応しているため、急きょサポートが必要になったときにも安心です。
| 公式サイト販売価格 |
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| 基本機能 |
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| サポート費用 | 無料 |
| サポート内容 |
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| 対応OS | Windows 11、10/Mac OS X 11、12、13、14 |
「弥生会計 26」会計ソフトの老舗弥生会計のインストール型
弥生会計 26は、会計ソフトの老舗である弥生が提供する会計ソフトです。高度な資金繰り管理機能や、比率分析、ABC分析を通じて経営状況をリアルタイムで把握できます。
使用者の簿記知識に応じた仕訳方法を選択できます。「かんたん取引入力」では、項目を選択するだけで仕訳登録ができ、その他にも「帳簿入力」「伝票入力」式が選択可能です。仕訳の自動化により、記帳作業を大幅に効率化できます。
弥生会計 26の利用者と会計事務所がクラウドでデータを共有できる「弥生ドライブ」という機能が搭載されています。データの受け渡しの手間が省け、常に最新のデータで正確なアドバイスを受けることが可能です。
| 公式サイト販売価格 | 55,000円~ |
| 基本機能 |
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| サポート費用 | 40,370円/年(1年間無料)~ |
| サポート内容 |
※ ベーシックプラン以上から |
| 対応OS | Windows 11、10 |
「会計王」AIによる自動仕訳で複雑な会計業務もラクラク完了
会計王は、28年のロングセラーを誇るインストール型の会計ソフトです。仕訳や申告書書類の作成をナビゲーションする機能がついており、業務に不慣れな方でもミスなく処理できます。
法令や制度改正へのスピーディーな対応が魅力の一つです。適格請求書(インボイス)申請登録書を3ステップで完成させることができます。また、新しく改正された電子帳簿保存法の要件を満たす形でクラウド保存できる電子帳簿保存BOXを利用することができます。
さらに、専門オペレーターが使用方法やトラブル解決方法に直接対応してくれるだけではなく、データベース化されるため、迅速で的確なサポートを受けることができます。
| 公式サイト販売価格 | 44,000円 |
| 基本機能 |
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| サポート費用 | 38,500円(年間)~ |
| サポート内容 |
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| 対応OS | Windows 11、10 |
| 関連記事:会計王の製品情報|ミツモア |
「会計らくだ26」税理士の声から生まれた記帳特化ソフト
会計らくだは現場の税理士の声から生まれた記帳専門の会計ソフトです。決算業務は税理士に任せているものの、しっかりとした記帳は自社で行いたい企業におすすめのソフトです。
複式簿記の知識がある経理担当者なら、簡単に記帳できる仕訳画面になっています。記帳した内容はそれぞれの帳簿に自動反映されるため、記帳漏れの心配がなくなるでしょう。
貸借対照表や損益計算書を自動作成でき、経営状況分析に活かせます。任意の期間に絞って分析することも可能です。
| 公式サイト販売価格 | 13,200円~ |
| 基本機能 |
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| サポート費用 | 12,540円/年~ |
| サポート内容 |
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| 対応OS | Windows 11、10 |
「フリーウェイ経理Lite」基本の会計業務に加えて経営レポートが利用可能
フリーウェイ経理Liteは、データ入力からデータ検索、各種帳票や決算書、月別推移図表などのグラフの作成が期間制限なしで、無料で利用できる会計ソフトです。
初心者でも簡単に使えるようにマニュアルやFAQ、解説動画が用意されているため、はじめて会計ソフトを扱う方もスムーズに活用できます。Excel集計から脱却したいけれど、ソフトに費用をかけたくない個人事業主、中小企業におすすめです。
工事管理や自動仕訳機能は有料版のみとなっていますが、税制改正やアップデートも無料で行えます。改正やアップデートの度に担当者が確認する手間を省くことができます。
| 公式サイト販売価格 | 無料 |
| 基本機能 |
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| サポート費用 | 無料 |
| サポート内容 | 法改正時のバージョンアップ |
| 対応OS | Windows 10、8.1 |
※ 一部形式は有料版のみの対応(2024年7月時点)
「JDL IBEX出納帳Major」記帳から試算表作成まで1システムで完結
JDL IBEX出納帳Majorは記帳や財務諸表作成など基本的な会計業務を完結できる無料の会計ソフトです。インボイスや電子取引データ保存にも対応しており、無料でありながらeレシートの保存も可能です。
顧問会計事務所と簡単かつ安全にデータを受け渡しできる「Web POSTBOX」機能も搭載しています。基本的な帳簿付けは自社内で行い、会計事務所にさまざまな対応を依頼する場合もスムーズに導入できます。
問い合わせ対応は行っていないものの、スタートガイドや充実したマニュアル、Q&Aがあるため、より利用がしやすいでしょう。
| 公式サイト販売価格 | 無料 |
| 基本機能 |
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| サポート費用 | 無料 |
| サポート内容 | 法改正時のバージョンアップ |
| 対応OS | Windows 10、11 Pro |
「わくわく財務会計11」基本的に無料でサポートを受けられる
わくわく財務会計11はアップデートやサポートが基本的に無料で、法改正やe-Tax対応機能を追加するバージョンアップ時のみ、新たな更新費用がかかる体系となっています。
メモや付箋、保留伝票機能があり、判断に迷う項目や仕訳を後日確認することができます。
売上や経費の状況推移をパノラマ日計表にて確認できます。年間の取引状況や推移をさまざまな項目別に閲覧し、元帳にジャンプも可能です。
| 公式サイト販売価格 | 23,100円~ |
| 基本機能 |
|
| サポート費用 | -(次期製品発売時は有償でバージョンアップ) |
| サポート内容 |
|
| 対応OS | Windows 11、10 |
インストール型会計ソフトがおすすめの事業者の特徴
インストール型会計ソフトの利用に向いている事業者の特徴は、以下の通りです。
- 担当者に経理業務の経験があり、会計や簿記に関して基本的な知識がある
- オフラインや電波状況がよくない環境で経理業務を行う必要がある
- 病院や士業など、高いセキュリティ対策が必要な業務を行っている
インストール型会計ソフトは、手持ちのPCにインストールして使います。データを外部に送信せず、セキュリティに関するリスクが小さいのが特徴です。
一方で、仕訳入力画面のインターフェースや自動化機能に関しては、クラウド型会計ソフトの方が優れています。仕訳や会計の知識がなくても操作しやすい画面設計や金融機関との連携による自動仕訳機能は、常時インターネット接続が必要なクラウド型の特権と言えます。
そのため、コツコツと作業することに抵抗がなく、経理・会計業務に関する知識がある担当者であれば、インストール型会計ソフトを活用できます。
インストール型会計ソフトとは?クラウド型会計ソフトとの5つの違い
インストール型会計ソフトの特徴は以下の5つです。
クラウド型会計ソフトとの違いについて、代表的なものを項目にした比較表にしたので、チェックしてみましょう。
| 項目 | クラウド型 | インストール型 |
|---|---|---|
| 料金体系 | 月額または年額料金を支払う | ソフトウェア購入費と年間保守料金を支払う |
| アクセス性 | 複数デバイスからもアクセスできる | インストールしたPCのみ |
| データ共有 | アカウント共有や連携によって簡単 | データのインポート・エクスポートで手間がかかる |
| データのバックアップ | 自動で作成される | 手動で作成する |
| 自動化機能 | 豊富 | 限定的か、搭載されていない |
| オフライン利用 | × | ○ |
| OS対応 | Windows,macなど幅広い | Windowsのみが多い |
手持ちのパソコンにインストールして使う
インストール型会計ソフトの最も特徴的な事柄は、手持ちのパソコンにソフトをインストールして使うことです。CD-ROMやDVD-ROM、あるいは公式ウェブサイトからソフトをダウンロードし、アクティベーション(有効化)することでソフトを利用できるようになります。
ソフトをインストールしたパソコンにすべてのデータが保管されるため、利用し続けるためには十分な空き容量が必要です。また、データがパソコンに蓄積される点から、パソコン本体の紛失や故障によって業務に支障が出る可能性がある点に注意が必要です。
データ共有は手動で行い外部にデータを送信しない
インストール型会計ソフトでは、データ共有を手動で行います。税理士や会計士にデータを共有したい場合は、CSVファイルなどを出力してファイルを渡し、インポートを行ってデータを確認する、という流れになります。
データ共有に手間がかかる点はデメリットと言えますが、外部にデータを一切送信しないため、外部からの不正アクセスによりデータを窃取されるリスクがほとんどありません。
オフライン利用ができるのでセキュリティリスクが低い
インストール型会計ソフトはオフラインでの利用が前提です。データを外部に送信することがないため、悪意のある第三者からデータを盗み見られる経路がありません。
高度なセキュリティ対策が必要な業種・業界の場合は、データが手持ちのPC内に蓄積されていくインストール型会計ソフトが向いています。
1度購入したら年間保守費用のみでずっと使える
インストール型会計ソフトは、1度ライセンスを購入してしまえば永年利用できます。クラウド型は月額使用料金や年額使用料金が発生するため、その点と比較して、買い切りタイプのインストール型のほうがコストパフォーマンスに優れていると考える人もいます。
ただしサポートが必要な場合は、サポート保守費用として年間に一定額を支払う必要があります。保守費用は15,000円前後かかることが多いです。
購入した初年度は、保守費用が無料になるサービスが提供されていることが多いです。
自動化機能は限定的か搭載されていないことが多い
インストール型会計ソフトは、利用時にインターネットに接続する必要がありません。セキュリティ面に優れている一方で、リアルタイムで情報をやり取りする自動化機能との相性が悪いです。
クラウド型会計ソフトは銀行口座やクレジットカード明細と連携した、自動仕訳機能などが搭載されているものが多いです。しかし、インストール型会計ソフトはそれらの自動化機能が搭載されていないことが多いです。
なお、「弥生会計 26」では、あんしん保守サポートへの加入とインターネット環境が必須という制約があるものの、取引記録を自動取得し仕訳をする、「スマート取引取込」を利用できます。
インストール型会計ソフトの年間コスト
インストール型会計ソフトを導入した初年度にかかるコストを解説します。本体価格やサポート料金を合わせた1年間の総額をまとめました。
| 製品名 | 本体価格 | サポート料金 | 年間総額 |
|---|---|---|---|
| やよいの青色申告26 | 15,400円(ベーシックプラン) | 初年度無料 | 15,400円 |
| ジョブカンDesktop 会計 | 30,800円(パッケージ版) | 初年度無料 | 30,800円 |
| やるぞ!青色申告 | 9,850円(Windows版) | 無料 | 9,850円 |
| 弥生会計 26 | 55,000円(ベーシックプラン) | 初年度無料 | 55,000円 |
| 会計王 | 44,000円 | 初年度無料 | 44,000円 |
| 会計らくだ26 | 13,200円 | 初年度無料 | 13,200円 |
| フリーウェイ経理Lite | 0円 | – | 0円 |
| JDL IBEX出納帳Major | 0円 | – | 0円 |
| わくわく財務会計10 | 20,900円(ダウンロード版) | 0円 | 20,900円 |
導入した初年度はサポート料金がかからないキャンペーンを行っているベンダーが多いです。無償期間が経過すると、15,000円程度の保守サポート費用がかかることが多いので、同じ会計ソフトを使い続ける場合は、2年目以降はおおむね15,000円前後の費用がかかると認識するとよいでしょう。
【参考】クラウド型会計ソフトの年間コスト
「やよいの青色申告オンライン」「freee会計」「マネーフォワード クラウド会計」の3つについて、同じく1年間利用した場合のコストについてまとめました。
| 製品名 | 年額料金 |
|---|---|
| やよいの青色申告オンライン | 初年度無料 |
| freee会計 | 6,028円 + 従量課金(スタータープラン) |
| マネーフォワード クラウド会計 | 16,896円(パーソナルプラン) |
「やよいの青色申告オンライン」は初年度無料であるため、初年度は会計ソフトにお金をかけることなく確定申告まで完了させられます。2年目以降はベーシックプランで年額税込18,975円がかかります。
同じソフトを2~3年以上利用するのであれば、インストール型の方が安上がりになるケースが多いです。税制や会計に関する法改正が行われた場合は、アップグレード費用に注目しましょう。
会計ソフトのインストール方法とよくあるミス
会計ソフトは以下の手順でインストールできます。
- 製品の公式サイトのマイページ等にログインする
- インストール用ページからインストールランチャーをダウンロードする
- インストールランチャーを起動する
- インストール開始をクリックする
- 画面の指示に従ってユーザー情報などを入力する
- インストール先のフォルダを指定する
- インストールを実行する
- PCを再起動する
このほかにもCD-ROMやDVD-ROMなどを使ってソフトをインストールする手段もあります。詳細は購入したソフトウェアのインストール手順書などを確認しましょう。
手順通りに行っても、インストールがうまくできないことがあります。会計ソフトのインストール中によくあるミス5つについて解説します。
ミス1:ディスクの空き容量が足りない
見落としがちなのがディスクの空き容量です。ソフトをインストールする際には、ソフトの容量分だけでなく、一時的にファイルを置いておくための空き容量も必要です。空き容量に不安がある場合は、外付けHDDやSSDなど大容量の補助記憶装置を用意しましょう。
空き容量不足が解消されたら、もう1度インストール作業を行ってください。
ミス2:管理者権限がない
ソフトをインストールするときは、システムフォルダの書き換えなど高度な権限が必要なことを行います。そのため、管理者権限がないとインストールが途中で止まるリスクがあります。
管理者権限のあるアカウントでインストールを始める際も、右クリックをして「管理者権限で実行」という項目を選ぶことをおすすめします。これにより、権限不足によりインストールが止まる事態をある程度回避できます。
ミス3:OSなどシステム要件を満たしていない
古いPCを使っている場合は、使いたいソフトに対して、OSなどシステム要件を満たせていないことがあります。アップデートプログラムを適用していない場合は更新を適用して、最新の状態にしてからインストールを続行しましょう。
問題は、Windows 11など、OSのバージョンが不一致の場合です。場合によっては有料でOSのバージョンアップをするか、PCそのものを買い替える必要があるなど、出費が大きくなりやすいです。
ミス4:インストール時のネットワーク環境が脆弱
インストール時のネットワーク環境が悪いと、インストールの途中で止まってしまったり、インストールが失敗するリスクがあります。
有線LANを使い接続を安定させて、インストールを再度行いましょう。
ミス5:ウイルス対策ソフトにブロックされる
ウイルス対策ソフトによっては、ソフトをインストールする際に行われる、システムフォルダの書き換えなどの行為を、悪質なコンピューターウイルスによる攻撃と認識することがあります。すると、インストール作業がストップしてしまいます。
対策は、インストールの間、ウイルス対策ソフトをオフにすることです。職場で使っている端末の場合は、勝手にオフにできないように設定がされていることがあります。情報システム部など、PCを管理している担当者に事情を説明して、ウイルス対策ソフトをオフにしてもらいましょう。
ぴったりの会計ソフト選びはミツモアで

会計ソフトは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりの会計ソフトが見つかります。
ぴったりの会計ソフトを最短1分で無料診断
従業員数や欲しい機能などの項目を画面上で選択するだけで、最適な会計ソフトを最短1分で自動診断。もちろん費用はかかりません。
ぴったりの料金プランも一緒にお届け
希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。概算金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。
診断結果は最大5製品!比較・検討で最適な会計ソフトが見つかる
最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬ製品との出会いもあるかもしれません。
ミツモアなら、ぴったりの会計ソフトがすぐに見つかります。










