家の汚れに気になる部分があっても、こびりついて落ちない場合があります。そのような、自力で落ちない汚れを落とすのにおすすめなのが「ハウスクリーニング」です。ハウスクリーニング業者の選び方のポイントを押さえ、家の汚れをきれいにしましょう。
ハウスクリーニングとは
そもそも、ハウスクリーニングとはどのようなサービスなのでしょうか。ハウスクリーニングの概要や、混同されがちな家事代行との違いを確認しましょう。
プロの技術で清掃してくれるサービス
ハウスクリーニングは「プロの技術で清掃してくれるサービス」です。混同されることの多い家事代行との違いを把握し、目的にあったサービスを使いましょう。
ハウスクリーニングでは、プロ仕様の機材や洗剤などを業者が持参し、自力で洗えない場所を徹底的に掃除してくれます。
費用は家事代行より高額な場合が多いものの「ひどい汚れを掃除してもらう」のが目的であるため、利用頻度はそれほど多くありません。
一方で、掃除以外の家事も行うのが家事代行です。依頼主の家庭にある道具を使って、スタッフが掃除します。
研修を受けている場合が多いものの、スタッフは掃除のプロではありません。ただ、費用はハウスクリーニングより手頃なため、依頼主の利用頻度は多く、定期プランを用意しているサービスもあります。
ハウスクリーニングの主な作業内容
ハウスクリーニングでは、さまざまな場所を掃除してくれます。ハウスクリーニングで掃除してもらえる場所の具体例を、4つ見ていきましょう。
フローリングの掃除
普段から掃除しているつもりでも、生活する上でフローリングには汚れがたまっていきます。特に、長年放置されてこびりついた汚れは、雑巾がけやモップでも落ちづらいです。
ハウスクリーニングでフローリングの掃除を頼むと、こびりついた汚れも専用洗剤で落としてくれます。ワックスがけも一緒に依頼すれば、見た目がきれいになるだけでなく、汚れや傷がつきにくくなってフローリングが長持ちするでしょう。
ワックスがけは、フローリングの掃除プランに含まれる場合とオプションの場合があるため、事前確認が必要です。
水回りの掃除
水回りの汚れは、水垢やカビ、石けんカスなどが中心です。これらは放置するとこびりつき、家庭用洗剤では落ちづらくなります。
また、頑固な汚れを無理に落とそうとすると、材質を傷つける恐れもあります。しかし、ハウスクリーニング業者なら、材質を傷つけずに頑固な汚れを落とすことが可能です。
多くのハウスクリーニング業者が対応可能な水回りは、お風呂・洗面所・トイレ・換気扇・洗濯機・キッチンの掃除です。なかには、複数の場所をまとめて掃除する「セットプラン」を設けている業者もあります。
エアコンの掃除
エアコンを使い始める時期に、自分でエアコン掃除をする人も多いでしょう。ただ、自分でする場合、内部まで徹底的に掃除するのは容易ではありません。
ハウスクリーニング業者にエアコンの掃除を依頼すれば、素人では手を出しにくいエアコン内部も、しっかり掃除してくれます。
エアコンが汚れていると、そこから出る汚れた空気を吸い込むことになるため、健康のためにも、プロに掃除してもらった方が安心です。
多くのハウスクリーニング業者では「壁掛けタイプのエアコン」「天井埋め込みタイプのエアコン」両方に対応しています。ただ、防菌・防カビ加工や室外機のクリーニングは、オプションになっている場合が多いです。
レンジフードの掃除
レンジフードに頑固な汚れがこびりつくと、ベタベタするだけでなく、換気の効率が下がります。放置し続けると油汚れやホコリがたまり、火災の原因になる場合もあるでしょう。
ハウスクリーニング業者に依頼すれば、レンジフードを分解し、専用洗剤で奥のパーツまできれいに仕上げてくれます。
レンジフードを掃除すれば換気効率が上がるため、キッチンや隣接する部屋に料理のにおいが残りにくくなります。防火の観点からも、レンジフードは隔年に約1回のペースで掃除するのがおすすめです。
ハウスクリーニング業者を選ぶポイント
ハウスクリーニングをしてくれる業者はたくさんあります。業者選びで失敗しないために、ここで紹介する4つのポイントを押さえて探しましょう。
自社のホームページがある
インターネットでハウスクリーニング業者を検索しても、必ずしも信頼できる業者がヒットするとは限りません。業者を一括で掲載する総合サイトの場合、アルバイト感覚で登録した素人が、上位に表示される場合もあるのです。
ハウスクリーニングを依頼したい業者に目星をつけたら、自社のホームページがあるか確認するのがおすすめです。会社概要や代表者の氏名などが掲載されていれば、安心して依頼できるでしょう。
料金体系がはっきりしている
料金体系がはっきりしているということも、ハウスクリーニング業者選びで欠かせないポイントです。掃除する場所の面積や所要時間などに応じた、具体的な料金表のある業者がよいでしょう。
あわせて、汚れ具合による追加料金の有無や、業者側が掃除を断るケースも明記されているか確認しましょう。事前に見積もりを出すときは、できることとできないことをはっきり伝えてくれる業者が安心です。
事前に見積もりで確認しても、実際に業者が家を見たあとで、追加料金が発生したり掃除できなかったりする場合もあります。そうした場合、信頼できる業者であれば、しっかりと説明してくれるでしょう。
損害賠償保険に加入している
プロのハウスクリーニング業者でも「掃除する中で物を破損させる」などのミスをする場合があります。そうしたときに備え、業者が損害賠償保険に加入しているかを確認しましょう。
もし、損害賠償保険に業者が加入していなければ、たとえ物を壊されたとしても、補償を受けるのは難しいです。その場合、損害の復旧にかかる費用は自己負担になる可能性が高いでしょう。
ホームページの記載を確かめたり、見積もり依頼時に尋ねたりすれば、損害賠償保険に加入しているかは確認できます。ただし、業者によっては、損害賠償保険には追加料金が発生する場合もあるので、注意が必要です。
実績や口コミをチェックする
ハウスクリーニング業者のホームページを見る際、業務内容や料金体系だけでなく、実績や口コミもチェックしましょう。実は、知名度のある大手業者が、必ずしも優れたサービスを提供しているとは限らないのです。
利用者数や顧客満足度が、業者の実績の指標です。特に利用者数は、業者の持つノウハウや経験値のバロメーターにもなります。
口コミを確認すれば、依頼者の生の声を知れます。特に、エピソードも交えて具体的な感想を述べている口コミは、良い参考になるでしょう。仕事ぶりに対する評価はもちろん、スタッフの対応も確認すべき項目です。
業者に依頼するメリットとデメリット
業者へのハウスクリーニングの依頼には、メリットもデメリットもあります。その両方を踏まえ、ハウスクリーニングを利用するかどうかを判断しましょう。
メリット
業者にハウスクリーニングを依頼するメリットは、短時間で質の高い掃除をしてもらえることです。
ハウスクリーニング業者は掃除の専門家なので、素人がやるよりすばやく効率的に掃除を済ませてくれます。
専用の機材や洗剤、プロが持つ掃除のノウハウを駆使し、家庭にある掃除用品では落ちない汚れも、徹底的に落としてくれるでしょう。
デメリット
業者にハウスクリーニングを依頼するデメリットは、業者とのやり取りの煩雑さや費用がかかることです。
複数の業者で見積もりを出す場合、各社と連絡を取る必要があります。複数の業者に同じことを繰り返し説明するのは、多くの人が面倒に感じるでしょう。
ハウスクリーニング業者は掃除のプロなので、家事代行を利用したり、自分で掃除したりするより高額な料金がかかります。費用を気にして、ハウスクリーニングを利用できずにいる人もいるでしょう。
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