ゴシゴシしても、なかなか落ちないのがゴムパッキンのカビ汚れ。スポンジで擦り落とそうしても落ちず、放置しておくとカビが増殖する曲者であるため、困っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、家の中を箇所別で掃除方法をご紹介! お風呂場や窓、冷蔵庫、洗濯機、水筒、キッチンなど、家中のゴムパッキンをきれいにするやり方を伝授します。
オキシクリーンや重曹、酸素系漂白剤などおなじみのお掃除グッズの使い方も登場しますよ。
【お風呂場】ゴムパッキンのカビの取り方
一日の疲れを癒すお風呂場は、いつでも清潔にしておきたいですよね。しかし高温多湿のお風呂場は、家の中でも特にカビが増殖するのに適した環境です。
ゴムパッキンは水分が残りやすいため、カビができやすい箇所。皮脂汚れや髪の毛などが溜まり、黒カビや赤カビの原因になります。
カビ汚れを放置することで、お風呂場に嫌な臭いが溜まるようになるおそれがあるので注意したいですね。
準備するもの
お風呂場の汚れは、カビキラーやカビハイターといった、塩素系漂白剤を使った掃除方法がおすすめです。
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お風呂のゴムパッキンの掃除手順
お風呂場の頑固なゴムパッキン汚れには、塩素系漂白剤と片栗粉を組み合わせたパックで撃退しましょう!
1.片栗粉と漂白剤を混ぜて、パックを作る
片栗粉大さじ2杯に対して、20〜30mlを混ぜ合わせます 2.カビがあるゴムパッキンに、パックを塗りつける 3.放置する 4.パックを洗い流す |
汚れがしつこくなかなか落ちない場合は、パックの上からラップをかけてしっかり目のパックをするのもおすすめです。
【お風呂場】4つのカビ予防法
カビができにくいように予防対策をすることで、お掃除の手間がグッと楽になります。
カビが発生する原因には3つ。場所の温度が20〜30℃、湿度が70%以上、皮脂や石鹸カスなどの養分があることの条件が揃ってしまうと、カビは増殖し汚れの原因となります。
この条件を防ぐことが、カビ予防になるわけです。ここでは、予防対策を4つ紹介します。
①風呂上がりに50℃以上のお湯を掛ける
お風呂上がりに、ゴムパッキンに50℃以上のお湯でシャワーしましょう。カビが発生しにくい温度になります。お湯のあとに、冷たいシャワーをかけるとさらに効果が高まりますよ。
②換気扇を24時間回す
換気扇を常に回しておくことで、水分がお風呂場に残らず予防になります。換気扇以外にも、浴室乾燥ができるとなおカビが繁殖しにくくなるのでおすすめ。
③入浴後は水気をきる
水が残りそうな場所を、サッと雑巾やティッシュで拭きとる習慣を身に付けましょう。
④ロウを塗る
ゴムパッキンにロウを塗ることで、水分がつかずカビが生えるのを防止できます。火をつけるのに使うような、一般的なろうそくで問題ありません。ゴムパッキンに、薄く塗りつけていきましょう。
ロウを使うのが不安という方は、マスキングテープを貼るのがおすすめ。同じように、カビが発生するのを防ぐ効果が期待できます。
お風呂のカビ予防については、以下の記事で詳しく説明しているのでぜひ参考にしてみてください。
【窓・サッシ】ゴムパッキンのカビの取り方
普段は気づきにくい、窓やサッシについたゴムパッキンもカビが生えやすい箇所です。
室内と屋外の温度差から、窓やサッシには結露が発生します。結露の水分に、カビが繁殖してゴムパッキンまで汚れるという仕組みです。
準備するもの
窓とサッシのカビ汚れには、カビキラーが効果的です。頑固な汚れにはスプレータイプのカビキラーを、頑固な汚れにはゴムパッキン専用のカビキラーを使いましょう。
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窓・サッシのゴムパッキンの掃除手順
【スプレータイプのカビキラーを使った掃除手順】
1.拭き掃除をする
雑巾やキッチンペーパーを使って、黒ずみを水拭きします。 2.カビキラーを吹きかける 水拭きで取れなかった汚れに、カビキラーを吹きかけます。スプレーした箇所の上から、キッチンペーパーをかぶせてパックします。 3.カビキラーを拭き取る 15分ほどしたら、キッチンペーパーごとカビキラーを取ります。 |
ポイントとして、拭き取る際はキッチンペーパーだけでなく、雑巾などでしっかりと水拭きを行うと、よりカビをきれいに落とせますよ。
【ゴムパッキン用のカビキラーを使った掃除手順】
1.ゴムパッキンにカビキラーを塗る
カビがある箇所に、カビキラーを塗っていきます。窓以外の箇所につかないよう、注意しましょう。 2.キッチンペーパーを貼り付けていく カビキラーを塗った箇所に、キッチンペーパーを貼り付けましょう。20分ほど、そのまま放置します。 3.カビキラーごと汚れを拭き取る 20分経ったら、カビキラーごと汚れを拭き取り作業完了です。 |
ゴムパッキン専用であるため、より密着しやすく、頑固な黒ずみまできれいに落としてくれます。掃除を簡単かつ手軽に行いたい方はぜひ使ってみてください。
窓・サッシの掃除方法については以下の記事で詳しく説明しているのでぜひ参考にしてみてください。
【窓・サッシ】カビの予防方法
ゴムパッキンの汚れは、窓に付着する結露にあります。原因となる結露を防止することが、カビ防止の近道となります。
①結露防止シートを貼る
結露防止シートを貼ることで、窓辺の結露防止になります。
ネットで手軽に手に入るのが、コモライフの結露防止シート。断熱効果があり、室内外で起きるガラス表面の温度差を少なくします。
冬には、室内を暖かく保ってくれて一石二鳥です。結露防止シートの代わりに、新聞を貼り付けるのでも同じように結露を防止できるのでおすすめですよ。
②換気や除湿で部屋の湿度を低く保つ
室内の換気をよく行うことで、結露ができるのを防げます。室内で部屋干しをしたり、料理をしたりすると知らないうちに部屋に湿気は溜まります。
晴れた日には定期的に窓を開けて、湿気を逃がしましょう。
【水筒・弁当箱】ゴムパッキンのカビの取り方
水筒や弁当箱にあるゴムパッキンは、水分を拭き取りにくかったり、洗い残した食品のカスが残ったりすることでカビが発生してしまいます。
準備するもの
デリケートな素材を使っていることが多い水筒や弁当箱のゴムパッキンには、オキシクリーンのような酸素系漂白剤を使うのがおすすめです。時間がある時を見計らって、しっかり掃除をしましょう。
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水筒・弁当箱のゴムパッキンの掃除手順
1.お湯500mlに対して5ml程度の酸素系漂白剤を入れる
お湯40℃くらいのお湯を、ボールに溜めます。 2.部品を分解した水筒や弁当箱のゴムパッキンを10〜15分ほど漬けておく 3.取り出してゴムパッキンを水洗いする |
なかなか汚れが落ちない場合は、つけ置き時間を1時間程度と長めに取りましょう。
【水筒・弁当箱】カビの予防方法
水筒や弁当箱は、洗ったあとに水分が付着した状態で蓋をしてしまうと湿気が溜まりカビが生えやすくなります。洗った後は、しっかり水気をきり、乾燥させてから収納するようにしましょう。
また週に1度くらいの頻度で酸素系漂白剤を使った掃除をすることで、カビができにくくなりますよ。
【冷蔵庫】ゴムパッキンのカビの取り方
冷蔵庫のゴムパッキンの掃除方法を紹介します。冷蔵庫のゴムパッキンは、ドアについているゴム状のものをさします。
冷蔵庫の密閉性を高めるためのもので、このゴムパッキンにカビが生えるとドアの閉まりが悪く、悪臭がするなるなどの問題が発生するのです。
カビキラーやカビハイターなどの洗浄剤で掃除をしましょう。
準備するもの
カビキラーやカビハイターなどの洗浄剤で掃除をしましょう。
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冷蔵庫のゴムパッキンの掃除手順
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カビキラーを放置する時間が長すぎるとゴムが痛み、扉のしまりが悪くなる可能性があります。使い方には、十分に注意しましょう。
【冷蔵庫】カビの予防方法
冷蔵庫を開けている時間が長いと、空気中に漂う湿気が冷蔵庫に入り込みカビができやすくなります。なるべく冷蔵庫を開ける時間は短くすることで、カビの発生を予防できますよ。
【洗濯機】ゴムパッキンのカビの取り方
洗濯中の水が飛び散らないように、洗濯機の開閉部分にゴムパッキンがあるものが販売されています。ドラム式洗濯機に多く設置されていますよね。
水が常につきやすいこの箇所も、カビが生えやすい部分。清潔な状態に常に保ち、いつでも洗濯ができるようにしましょう!
準備するもの
洗濯機のパッキン掃除にも、洗浄力の強いカビキラーかおすすすめです。
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洗濯機のゴムパッキンの掃除手順
1.ゴムパッキンが完全に乾いた状態で、カビキラーカビが隠れるくらいにスプレーする
2.カビキラーをした箇所をキッチンペーパーで覆い、さらにカビキラーをスプレーする 3.そのまま30分ほど放置する 4.キッチンペーパーを剥がし、カビキラーを完全にシャワーで洗い流す |
なかなかカビが落ちない場合は、歯ブラシなどを使ってこすり落とすようにしましょう。
【洗濯機】カビの予防方法
洗濯機は、洗濯するとき以外はフタを開けっ放しに開けっ放しにしておくことでカビができるのを防げます。洗濯機を自動で乾燥する機能がついているタイプもあるので、購入時にチェックしたいですね。
【キッチン】ゴムパッキンのカビの取り方
キッチンのゴムパッキンは、ほこりや油汚れ、黒カビ、食品のカスなど様々な汚れが溜まっているため、しっかりと掃除することが重要です。
準備するもの
キッチンのゴムパッキンは、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤を使って落とすことができます。
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キッチンのゴムパッキンの掃除手順
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ステンレスの部分に塩素系漂白剤が付着すると変色してしまう恐れがあるため、気を付けて掃除を行いましょう。
【キッチン】カビ予防方法
キッチンのパッキンのカビ予防には、マスキングテープを活用しましょう。キッチンはカビだけでなく、油や食べ物カスによる汚れが溜まりやすい部分です。
簡単にマスキングテープを張り替えて時短掃除を目指しましょう!
カビ取りに使えるおすすめの道具は?
ゴムパッキンを取るには、上記で紹介した以外にも重曹を使ったり、塩素系漂白剤を使う方法などがあります。
カビ取りをしたいゴムパッキンがどのような場所にあるのかや、汚れの度合いに合わせて道具を選びましょう。
重曹
重曹とクエン酸を使ったスプレーは、カビ取り効果があるのでおすすめです。100mlの水に対して、重曹小さじ1杯、クエン酸小さじ1/2杯を混ぜ合わせてカビに吹きかけましょう。
炭酸によってできた泡で、カビが浮き上がってきて汚れが落ちやすくなります。
30分ほど放置したら、雑巾でサッと汚れを拭き取り作業完了です。
塩素系漂白剤+片栗粉
強い漂白力を持つ塩素系漂白剤は、カビとりに便利です。液体なので流れやすい特徴がありますが、片栗粉と混ぜ合わせることで長時間カビに付着させておけるのでトライしてみましょう。
やり方は、まず塩素系漂白剤と片栗粉を1:1の割合でスプーンなどで混ぜ合わせます。作ったものを、カビに直接塗りつけその上からぴったりとラップをしてパックをします。
20分ほど放置したら、水でしっかりすすいで作業完了です。このとき、お湯ですすごうとすると片栗粉が固まってしまうので注意しましょう。
酸素系漂白剤
オキシクリーンをはじめとする酸素系漂白剤は、軽いカビ取りに効果的なアイテムです。最近では100均でも手軽に入手ができます。
塩素系漂白剤や、カビとり専用の洗浄剤に比べると洗浄力が弱いため、頑固汚れには不向きです。
オキシクリーン大さじ一杯に対して、小さじ1杯程度の水を垂らしてペースト状にします。あとは、カビが生えているゴムパッキンに塗っていくだけ。20分放置したら、水で綺麗に洗い流しましょう。
エタノール
カビの予防効果が期待できるのが、エタノールです。
使い方としては、カビを予防したい箇所に濃度80%のエタノールをスプレーします。
あとは乾いた布巾で、エタノールをふき取るだけ。月に1度くらいのペースで塗ることで、カビの発生を簡単に防げるのでおすすめです。
それでも取れない場合は業者に頼む
ゴムパッキンのカビがあまりにもひどい場合は、業者に頼むことを手段として考えましょう。
ここでは、業者に頼むメリットや、実際に頼んだ場合の料金相場を箇所ごとに紹介します。しつこいカビ汚れに悩み続けている方は、参考にしてくださいね。
業者に頼むメリット
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業者に頼むメリットは主に3つです。1つ目は、素人では押し切れないカビもきれいになるということ。市販の洗浄剤では落ちにくい汚れも、プロの手にかかれば簡単に綺麗できます。
2つ目は、掃除中は自由に時間を使えるという点です。お金が少しかかってもいいという方は、業者に頼むことで家事の時短にも。
3つ目は、パッキンだけでなくその部分全体をきれいにできること。一気に家の中を綺麗にしてもらいたいという方にも便利です。逆にいえば通常、パッキンだけの掃除は利用できず、例えば浴室なら浴室全体の掃除になってしまうことは心得ておきましょう。
【お風呂場】料金相場は10,000~20,000円
お風呂場の掃除を業者に頼む場合、10,000~20,000円くらいが料金の目安です。
洗面所や排水溝など、日頃掃除しにくい箇所をまとめて頼むことができる業者もあり、忙しい年末の大掃除などで頼むのもおすすめです。
【窓・サッシ】料金相場は5,000~10,000円
窓・サッシの相場は1枠2枚で5,000~10,000円です。普段手が届きにくいような高い位置のものでも、業者に頼むときれいにしてくれるのがメリットです。
窓の大きさによって、料金は変動するので実際に頼む際にはチェックしてみましょう。
【冷蔵庫】料金相場は6,000〜8,000円
冷蔵庫のゴムパッキンを掃除してもらう際には6,000〜8,000円ほどが相場です。
冷蔵庫の中は、ゴムパッキンのカビ以外にも結露や食べ物のカスなど、さまざまな汚れが付いているもの。業者に頼んで、いつでも清潔にしておきたいですね。
【洗濯機】料金相場は10,000〜18,000円
洗濯機は10,000〜18,000円くらいで業者に掃除を依頼できます。一般的に、部分的に分解する、「部分分解」と、洗濯機全体の部品を分解する「完全分解」で料金が変わります。
また、ドラム式洗濯機の場合は業者によって対応ができないこともあるので依頼前に必ず確認しましょう。
ミツモアでクリーニング業者に見積もりを依頼する!
自分でいろいろとパッキンのカビ対策をしてみたけれど解決しない場合は、クリーニング業者に掃除を依頼しましょう。
「ミツモア」なら無料で簡単にクリーニング業者の見積もりを依頼することができます。
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