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トイレ交換・リフォームの費用相場!工事の事例や安く抑える方法も解説

最終更新日: 2024年06月28日

「自宅のトイレが古いので、便器ごと最新型に交換したい」「使いやすいようにバリアフリーリフォームをしたい」といったとき、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。工事内容ごとにかかる費用の目安や、安くおさえるポイントを紹介します。

工事費込みのトイレ交換費用の相場はいくら?

内装も含めてまるごとリフォームする場合、トイレの交換にかかる費用相場は15~50万円程度です。 トイレ本体のグレードや工事内容によって費用が変動します。

トイレ交換はどこに頼むのがおすすめ?

トイレの交換は地元のリフォーム業者に依頼するのがおすすめです。 ホームセンターや家電量販店などに比べ手数料がかからないので、費用を安く抑えることができ、スピーディーに対応してくれます。

トイレ交換・リフォームの費用相場は総額5万~35万円

通常の背面タンクトイレ

みんなのトイレリフォーム費用はどれくらい?
  • 工事費・処分費込みで5万~35万円が相場
  • ミツモアでトイレリフォームを依頼した人の平均工事金額は22万円

トイレの交換にかかる費用は「トイレ本体の費用」+「工事費用」+「処分費用」です。

トイレの便器だけを交換するなら2~3時間程度で工事が終わります。和式から洋式に交換する場合や内装工事も行う場合では数日かかることもあるでしょう。

【トイレ本体の交換】

リフォーム内容 費用相場 工事期間
トイレ本体の交換+内装工事 15~40万円 1~2日
トイレ本体の交換+バリアフリー化 30~80万円 3~5日
洋式→洋式 7~20万円 数時間~1日
和式→洋式 15~60万円 2~3日
汲み取り式→水洗式 40~100万円 7日
タンク付き→タンクレス 10~20万円 2~3時間

【トイレの一部のみを交換】

リフォーム内容 費用相場 工事期間
便座の交換・温水洗浄機の設置 5~10万円 1~2時間

【オプション・その他】

リフォーム内容 費用相場 工事期間
手洗い場の設置 10~20万円 1~2日
手すりの設置 4~20万円 1時間~半日
内装のみ張り替え 壁紙:2~5万円
床:1~6万円
1~2日
トイレの移設 30~60万円 3~5日

トイレの床は汚れが付きやすく、トイレを交換するときに前の便器の跡が残ってしまうことが多いです。また床が汚くなっても、便器を取り外さずに床だけを張り替えるのは難しいため、トイレのリフォーム時にセットで床の張り替えも行ってしまうのがおすすめです。

トイレリフォームの見積もりを依頼する

トイレリフォーム費用の内訳は?

お金 札束

トイレを交換する際、トイレ本体の費用以外にも組み立てや解体、配管の工事費などがかかります

交換施工費 既存のトイレを取り外して、新しいトイレを設置する作業費用
処分費 取り外した便器を処分する費用
内装工事費 トイレの床のクッションフロア(CF)シートや壁紙の貼り替え等
排水管移設費 排水管の位置を変える工事費用

工事に入る前には、床や壁を守るための養生作業があります。この養生費用に加え、現在使用しているトイレの撤去費用・処分費用も必要です。トイレを取り付ける作業費や給水・排水できるようにするための給排水接続費も含まれています。

また暖房便座にリフォームするときにコンセントがトイレにない場合、新たに電源を引きコンセントを設置する電気工事費も発生します。

見積もりに細かく内訳が記載されている場合と、すべてを「工事費」でまとめている場合があるため、工事費用の内容を確認しておくと安心です。

事例①トイレ本体と内装をリフォーム:15~50万円

トイレ本体と内装をセットでリフォームする場合、費用はどのくらいかかるのでしょうか。以下の事例を参考にしてみてくださいね。

同じタイプのトイレへの交換+内装:15~30万円

新築住宅 トイレ

工事例
交換施工費 29,800円
既存処分費 8,000円
諸経費 5,000円
合計 42,800円 + トイレ本体代金
工事期間 1~2日

※状況によって費用は変わります。

内装工事などは行わず、純粋にトイレ本体を交換する場合の費用相場は7~20万円程度です

費用が高くなる事例
  • 現場が高層階である
  • トイレ内に手洗い器を置くなど、オプションの造作を行いたい

グレードの高いトイレへの交換+内装:20~50万円

トイレ

古いトイレを新しくグレードの高いモデルに変更する場合、排水位置が合わないことがあります。排水管の移設工事をしなければならず、追加費用が必要です。

排水管の移設は、トイレをいったん外した後に床を開口して行います。作業が終わった後は、開口部を閉じてクッションフロアシート等の床材の貼り替えが必要になります。

工事例
交換施工費 29,800円
既存処分費 8,000円
排水管移設工事 4万円
CFシート貼替 2万円
諸経費 5,000円
合計 12,800円+トイレ本体代
工事期間 1~2日

トイレ本体の交換に加えて排水管の移設を行う場合、トイレ本体のみの11~40万円程度です。

費用が高くなったり、そもそも移設の工事ができなかったりする事例
  • 床下に十分なスペースがなく、作業が難しい
  • 移設する距離が長い
  • すでに配管が何度も移設された形跡がある

洋式トイレはその仕組みによって大きく3種類があり、グレードによって費用が変わります。

  • 組み合わせトイレ
  • 一体型トイレ
  • タンクレストイレ

この3種類はおもに「設置時の本体価格」「普段の掃除における利便性」「修理・交換時の費用」が異なります。

組み合わせ 一体型 タンクレス
本体価格の安さ
掃除の利便性
修理・交換費用の安さ

それぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

組み合わせトイレ

組み合わせトイレ

組み合わせ型トイレは便器とタンクが独立していて、便器と便座が別々に売られています。トイレといえば真っ先にイメージされるポピュラーなものといえるでしょう。

仕組み 独立したタンクと便器、便座が組み合わさっている
価格
  • 本体価格:5万円前後
  • 本体価格+工事費:4~7万円
メリット
  • 便器またはタンクのどちらかが壊れても交換が可能
  • タンクに手洗い場をつけるかどうかカスタマイズできる
デメリット
  • トイレとタンクの隙間にほこりがたまりやすく掃除が大変
こんな人におすすめ
  • 費用を抑えたい

一体型トイレ

タンク一体型トイレ

一体型トイレは本体・タンク・便座が一体化され、セットで売っているトイレのことです。

仕組み タンクと便器、便座がつながっている
価格
  • 本体価格:5~16万円
  • 本体価格+工事費:7~18万円
メリット
  • 便器とタンクの間に隙間がないので掃除しやすい
デメリット
  • 便器またはタンクが壊れた時はトイレをまるごと交換しなければならない
こんな人におすすめ
  • ラクに掃除がしたい
  • トイレをスタイリッシュな空間にしたい

隙間が少ないためお手入れはしやすいですが、便座の機能が故障したときはトイレを丸ごと交換する必要があります。(メーカーや商品によっては代替部品を販売していることもあります)。

タンクレストイレ

タンクレストイレ

仕組み タンクがなく、直結した水道から都度水を流すタイプ
価格
  • 本体価格:10~30万円
  • 本体価格+工事費:12~35万円
メリット
  • 場所を取らないのでトイレのスペースが広くなる
  • 便利な機能が付いた最新モデルが充実している
デメリット
  • 壊れた時はトイレをまるごと交換しなければならない
  • タンク付きのものより水圧が弱い

タンクが付いておらず、洗浄機能付きの便座と便器が一体となったトイレです。各メーカーが販売しているトイレの中ではトップグレードに位置付けられており、さまざまな機能が付与されています。

一体型と同じように洗浄機能だけが故障した場合は、基本的には便器ごと交換することになるでしょう。ただしメーカーによっては、洗浄機能だけを修理できる場合もあります。

費用面で見るとグレードが高くなるほど本体価格が上昇します。トイレの交換を検討されている方は、ご自身の予算を考慮して商品を選ぶようにしましょう。

関連記事:タンクレストイレにリフォームしたい!費用相場やおすすめ製品を紹介|ミツモア

【高機能トイレでおすすめの商品】

  • TOTO「ネオレストシリーズ」
参考:TOTO 製品情報 ネオレストAH/RH/DH
  • Panasonic「アラウーノL150シリーズ」
参考:Panasonic アラウーノシリーズ:主な機能比較

排水管の位置変更が必要になるケースとは?

ご自宅のトイレの排水芯や高さが一般的な規格と違っていても、各メーカーではそれを調節して設置できるような商品を販売しているので、交換できないということはほとんどありません。

しかし古いトイレをグレードの高いトイレに交換するといった場合では、排水位置の調整が難しいこともあります。そのような時は排水管の位置を変更することが必要でしょう。

例えば以下のようなケースです。

①床排水のトイレで、後方の壁から排水管の中心までの距離が200mm以外の場合

床排水は一般的な住宅の排水方式です。後方の壁から排水管の中心までの距離が200mm以外の場合は、設置できない商品が出てくる可能性があります。ただし排水管を目視することはできないため、業者に調査してもらう必要があるでしょう。

②壁排水のトイレで、床から排水管までの高さが120mm・155mm以外の場合

マンションや古い公団等で見かけることの多い排水方式です。壁から排水管が出ており、便器の後ろ側から接続して排水を行います。床から排水管までの高さが120mm、155mm以外だった場合は、設置できない商品が出てくる可能性が高いでしょう。

このようなケースでは費用が高くなる可能性があるので、基本的には同じ方式のものを選ぶのがおすすめです。

便座だけ交換する場合:5万~10万円

トイレの便座トイレの便座はプラスチック製のものが多く、「色がくすんできた」「割れてしまった」などの理由から便座だけの交換を検討している方もいらっしゃるでしょう。トイレの便座を交換する場合の費用相場は5~10万円程度です。工事費用は1~2万円程度のことが多く、交換費用は便座本体の値段によって異なります。

以下は具体的な工事の1例です。

温水洗浄便座に交換する例
交換施工費 17,000円
既存処分費 6,500円
便座本体代 67,000円
合計 90,500円

便座のみの交換は便座や便器、タンクが分離している「組み合わせトイレ」であれば可能ですが、一体型トイレやタンクレストイレでは交換できないので注意しましょう。

【おすすめの洗浄便座】

  • TOTO「ウォシュレット アプリコットシリーズ」
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

TOTO(トートー) ウォシュレット アプリコットF1 TCF4713R#NW1 ホワイト 【在庫有り】
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参考:TOTO 商品情報 ウォシュレット® アプリコット

また便座だけの交換であればDIYで取り付けることも可能です。以下の記事では詳しく解説しているので参考にしてみてください。

関連記事:温水洗浄便座を自分で交換する方法!事前の確認事項や製品の選び方も解説|ミツモア

事例②和式・汲み取り式トイレを洋式トイレにリフォーム:15~100万円

和式トイレを洋式トイレにリフォームしたり、汲み取り式トイレを水洗式トイレにリフォームするといった場合は通常のリフォームよりも高額な費用がかかります。具体的な目安は以下のとおりです。

和式トイレから洋式トイレへ交換:15~60万円

和式トイレ和式トイレから洋式トイレへの交換費用の相場は15~60万円です。和式から洋式に変更する場合は、単純な便器の交換工事だけではなくトイレ全体のリフォーム工事が必要になります。

和式のトイレは壁がタイルで施工されていることがほとんどなので、その解体作業と内装をどこまで変更するかで費用や日数に大きな差が出るのです。

和式トイレを洋式の組み合わせトイレに、床をクッションフロアにした場合の例
解体工事 3万円
給水管移設工事 15,000円
排水管移設工事 2万円
床下地造作 3万円
CFシート貼り 2万円
洋式便器設置 3万円
廃材処分費 4万円
合計 185,000円 + トイレ本体代
工事期間 2日以上

※状況によって費用は変わります。

上記の具体例ではタイルを全て解体せずに残し、床のみをクッションフロアシートで施工しています。また洗浄便座(ウォシュレット)を使用することは想定していないため、電源の移設等も行っていません。

このように和式トイレの交換は、内装の仕上げによってかかる費用に大きな差が出てきます。

費用が高くなる事例
  • タイルを全て解体して壁、床ともに造作する
  • 洗浄便座が使えるように電源を持ってくる
費用を抑えたい場合は
  • タイルの解体を最低限に留めて残す
  • タイルを解体せずに、上からボード等を接着剤で貼り付ける

以下の記事では和式トイレを洋式にリフォームする方法について詳しく解説しています。

関連記事:和式トイレを洋式化したい!簡易的な方法から本格工事まで費用目安|ミツモア

汲み取り式トイレから水洗トイレへ交換:40~100万円

水洗トイレ

汲み取り式トイレから水洗トイレへの変更には大規模な工事が必要となるため、費用相場も40万~100万円程度と高額になるケースが一般的です。

汲み取り式のトイレの撤去や浄化槽の設置、さらには給排水管の工事や電気工事などもリフォームプランに含まれます。かなり大掛かりな交換・工事となるため、工期も1週間と長いのが特徴です。

ただし汲み取り式から水洗トイレに交換する場合、必ず確認しなければいけないのが「自宅付近に下水道設備が整っているかどうか」です。下水道に流せない場所では自宅の敷地内の地中に浄化槽を設置することになりますが、この場合は費用が100万円前後かかることを覚悟しましょう。

汲み取り式トイレを水洗トイレに変更できる条件
  • 公共下水道管が整備されている
  • 工事可能なスペースが敷地内にある
  • 仮設トイレの設置場所が敷地内にとれる

水洗トイレへの変更には、汲み取り式トイレの便槽(べんそう)処理や配管工事など大規模な工事が伴います。そのため十分な作業スペースが敷地内にあるかどうか、事前に業者と確認することが大切です。

内装工事が2〜3日の長期にわたる場合、敷地内に仮設トイレの設置スペースが確保できるかどうかも確認しておきましょう。

事例③バリアフリー化・手洗い器の設置:10~80万円

手洗い器を設置する場合:10~20万円

手洗器のついたトイレ

トイレとは別で手洗器を新たに設置する場合、10〜20万円程度かかります。

手洗器には「独立タイプ」と「リモデルタイプ」の2種類があります。独立タイプは、新しく給水・排水配管を設置するものです。手洗器下部のキャビネットに配管が隠されているので、見た目をスッキリ見せたい方におすすめです。リモデルタイプは、トイレ本体の吸水管を分岐して手洗器を設置します。給水・排水配管のカバーを覆うためにキャビネットが設置されているため、スペースに狭さを感じやすくなります。

トイレのバリアフリー化:30~80万円

バリアフリー化したトイレ

身体を悪くした家族がいる場合、トイレのバリアフリー化を検討している方もいるのではないでしょうか。トイレをバリアフリー化は、リフォーム内容によって金額が大きく変動する点に注意が必要です。具体的なリフォーム内容と費用相場の目安は、以下の通りです。

リフォーム内容 費用相場
引き戸への変更 5〜15万円
手すりの設置 1〜5万円
床材の張り替え 2〜6万円
便器の変更 10〜20万円
和式から洋式への変更 30万円
トイレスペースの拡張 15〜30万円

要支援もしくは要介護1〜5に認定されている家族がいる場合、国の介護保険制度を利用することができます。工事費用の9割、最大20万円が支給される仕組みです。

 

マンションのトイレ交換費用と3つの注意点

マンション

マンションのトイレを交換する際にかかる費用は、基本的に戸建てでトイレ交換するのと同じくらいで済みます。ただし、以下の3点について注意する必要があります。

  • マンションの管理規約を確認する
  • 排水方式を確認する
  • 水圧を確認する(タンクレストイレの場合)
賃貸のマンションやアパートの場合は自分で勝手にリフォームを進めてはいけません。リフォームの決定権は管理会社・大家さんにあり、経年劣化で交換する場合でも、どのようなトイレにリフォームするかは基本的に大家さんが決定します。

①マンションの管理規約を確認する

まず確認すべきことはマンションの管理規約です。お住まいのマンションによっては、管理規約でリフォームができない旨が定められていることがあります。リフォームが可能である場合でも、リフォームに関する詳細な規則は異なるので、必ず目を通しておきましょう。

またリフォーム前には、管理人や管理組合に対しての事前の届出が不可欠です。無断でリフォームを進めることのないよう注意してください。

②排水方式を確認する

トイレの排水方式には「床排水」と「壁排水」の2種類があります。

名称
床排水 排水管がトイレの下の床に伸びていて見えない 戸建てや新しいマンションに多い
壁排水 壁に排水管が伸びている 公団住宅や古めのマンションに多い

自宅の排水方式と異なるタイプのトイレを選択した場合、取り付けできない可能性があります

排水管の位置を変えるとなると高額な費用がかかってしまうので基本的には同じ方式のトイレを選ぶのがおすすめです。

見分けるときは排水管に着目しましょう。排水管がトイレの後部面から壁に向かって見える場合は壁排水、排水管が見えない場合は床排水です。

③【タンクレストイレに交換する場合】水圧を確認する

タンクレストイレの交換を検討している方は、水圧のチェックが必要です。水圧が低いと、タンクレストイレが設置できない可能性が考えられます。

給水方式にもよりますが、マンションのトイレは水を引き上げて使用するため、高層階にいくほど水圧が弱くなりやすいです。タンクレストイレは給水管からの直接の水圧で洗浄するため、かなりの水圧を要します。

現在の水圧と交換するトイレの最低水圧とが合っているか確認した上でリフォームしましょう。タンクレストイレを設置できない場合は、一体型トイレを選ぶことをおすすめします。

トイレの交換・リフォーム費用を安くおさえる4つの方法

お金と電球と電卓

トイレの交換費用を安く抑えるためのポイントは「トイレの本体価格を抑えること」と「業者選び」の2点です。

①デザインや高機能にこだわらない

トイレの機能が増えれば増えるほど費用は上がります。リフォーム費用を抑えたいのであれば、トイレのグレードを下げて機能を厳選する方法が手っ取り早いです。

トイレ本体はグレードの低いもので価格は2万円、高いものになると40万円と幅があります。さまざまな機能がついているものは魅力的ですが、本当に必要かどうか?を今一度考えてみてください。

ちなみにウォシュレットを付けたいだけなら、トイレ本体を交換しなくても3~5万円程度で便座を交換すれば叶えられます。欲しい機能だけ伝えて、リフォーム会社から提案してもらうのもよいでしょう。

また型落ち製品を狙うのも1つの手です。新製品の発売時期、あるいは在庫処分セールを狙うとお得です。

②リフォーム対応型トイレ(リモデル便器)を設置する

今では統一されているトイレの排水管の位置も、昔はバラバラでした。そのためリフォームの際には、排水管を移動させる必要がありました。

その点リモデル便器と呼ばれるリフォーム対応型トイレは、排水管の移動工事をしなくてもトイレを交換できるようになっています。

排水管工事がいらない分費用が安く済みますが、詰まるリスクは通常のトイレよりも上がってしまいます。

元々合っていない排水管の位置をアジャスターで調整するので、排水管の曲がる回数が増えてしまうからです。

手にぐるぐる巻きにしたトイレットペーパーを流した程度で詰まってしまうこともあるようなので、慎重に検討してくださいね。

③水道工事業者や地元の工務店、トイレリフォーム専門業者に依頼する

費用をなるべく抑えたい場合は水道工事業者や地元の工務店に依頼するとよいでしょう。水道工事業者は内装を含めたトータルデザインには対応していないことが多いですが、トイレ本体だけを交換したいのであれば有力な選択肢の1つです。

地元の工務店やトイレリフォーム専門業者は自社で施工を行っているため、下請けの業者に依頼する中間マージンがかかりません。トイレリフォームの専門業者は、トイレやリフォームに必要な部品を大量に仕入れているので安いことが多いです。

正確な費用を知りたい方は業者に見積もりを依頼しましょう。

見積もりを取る際には複数の業者に依頼することがポイントです。それぞれの業者の費用を比較し最も適切な価格を提示してくれるところを選びましょう。

ミツモアなら最大5社から見積もりが届き、費用や口コミを比較しながら業者を選ぶことができます。ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

ミツモアでトイレリフォームのプロに依頼する

④補助金やリフォーム減税制度を利用する

リフォームの目的によりますが、バリアフリー化や節水タイプのトイレへのリフォームの場合は国や自治体からの補助金を使えることがあります。

またバリアフリー工事を行うことで、所得税の控除や固定資産税の減税などの恩恵も受けられます。直接工事費が安くなるわけではありませんが、後から助成金や税金が戻ってくるため、トータルコストを下げることが可能です。

補助金については次の見出しで詳しく説明しています。

バリアフリー・エコ目的のトイレリフォームは自治体によって補助金が出る

家 電卓

条件によってはトイレの交換工事の際に、自治体等から補助金が出ることもあります。工事内容が補助金の対象であれば、費用を安く抑えることができるでしょう。

主に「バリアフリー化」「省エネ」「住宅の性能向上」を目的とする以下のようなリフォームが対象になります。

  • トイレの窓や床など内装込みのリフォームする
  • トイレを節水タイプにリフォームする
  • 介護のためにトイレをリフォームする
  • 同居のためにトイレを増設する

「介護保険」には自宅のバリアフリー化リフォームに対する費用補助の制度があります。「家族に要介護者または要支援者が住んでいる」などの認定条件を満たしている場合、介護保険制度の利用を検討してみましょう。

地方自治体によっては、リフォーム補助金が出ている地域もあります。エコの観点から、節水型トイレへ交換する際に補助金が出るケースなどが一例です。リフォーム支援制度が自分の住んでいる地域で行われているかは、「支援制度検索サイト」から調べることができますよ。

以下の記事では具体的な条件を詳しく説明しているので、興味のある方はご覧ください。

関連記事:トイレリフォームの補助金・助成金をもらいたい!申請条件や対象者・手順など| ミツモア

 

トイレ交換リフォームはどこに依頼する?メリット・デメリットも紹介

トイレのリフォームの見積もりをする営業マン

トイレの交換は以下のような業者に依頼することができます。

  • ハウスメーカーや大手リフォーム会社
  • 家電量販店
  • 設備系ECサイト
  • 水回りの専門業者・設備業者

トイレ交換だけなら水回りの設備を中心に取り扱っている専門業者や設備業者に依頼するのが最もおすすめです。

ここではそれぞれの業者のメリット・デメリット、おすすめの業者を解説していきます。

①ハウスメーカー・大手リフォーム会社

トイレの交換だけでなく、内装工事も検討している方におすすめです。

メリット
  • トイレの交換だけでなく、内装工事等や複雑なリフォームも対応してくれる
  • 自身の設置したい商品を自由に選べる
デメリット
  • 折衝は営業担当が行うが実際の工事は下請け業者に発注しており、中間マージンの乗った高い見積もりになっていることが多い

ネームバリューのある会社であれば信用できますが、費用は高くなることが多いでしょう。

②家電量販店

ヤマダ電機やエディオンなど、大手家電量販店でもトイレリフォームの依頼を受け付けています。

メリット
  • 自身の設置したい商品を自由に選べる
デメリット
  • 折衝は営業担当が行うが実際の工事は下請け業者に発注しており、中間マージンの乗った高い見積もりになっていることが多い
関連記事:トイレリフォーム・洗面化粧台リフォーム |ヤマダデンキ

③設備系ECサイト

トイレを扱っているECサイト(ネット通販)で商品を購入し、設置まで依頼することができます。

トイレの本体代を抑えたい方や手軽にトイレ交換の依頼をすませたい方にはおすすめです。

メリット
  • 店側がある程度の量を一括で仕入れているため、本体代が安い
  • 交換施工費等もセットで表示されていることが多いので、価格のイメージがしやすい
デメリット
  • トイレ交換を工事費込みでパッケージ化していることが多いため、ちょっとした内装工事を行いたい場合など細かい部分で融通が利かないことがある
  • パッケージの金額で注文しても現場で追加項目がいくつか発生し、最終的な支払額が全く違うといったケースもある
  • 自分の設置したい商品を取り扱っていない場合がある

④水回りの専門業者・設備業者

トイレ交換費用をなるべく安く抑えたい方は専門業者に依頼するのがよいでしょう。地域の専門業者なら、すぐに駆けつけてくれるので水漏れなど急な故障の際にも安心です。

メリット
  • 自社で施工を行うので費用を安く抑えられる
  • 自分の好きな製品を選ぶことができる
デメリット
  • 内装工事に精通していない場合もあるので、内装工事は対応できなかったり外注になったりすることも(業者による)

そもそもどのトイレを選べばいいかわからないといった方は、業者に現地調査してもらってから一緒に選んでもらってもいいですね。

トイレリフォームのプロを探す

リフォーム業者の選び方のポイント

トイレリフォームの業者

​​リフォームを依頼するときは業者をどう選ぶかも重要です。業者選びのコツは以下の3つです。

  • 十分な施工実績があるか
  • 保証やアフターサービスがあるか
  • 相見積もりを取る
▽おすすめのトイレリフォーム対応業者はこちら
関連記事:トイレのリフォーム業者おすすめ12選【費用・口コミで比較】|ミツモア

①十分な施工実績があるか

施工実績の豊富さを確認することで、その業者が信頼できるかどうかを見分けやすくなります。ホームページや口コミに十分な施工実績が記載されていれば、トイレリフォームが得意な業者と判断してよいでしょう。

トイレリフォームの場合は、許認可の有無で優良業者がどうかを判断することが難しいです。そのため口コミが有力な判断材料になるでしょう。

②保証やアフターサービスがあるか

トイレを使用していると、水漏れなど不意のトラブルが起きることがあります。万が一の場合に備えて、保証やアフターケアがしっかりしているかも確認しておきましょう。「保証期間」「保証範囲」「夜中や休日などでも対応してくれるかどうか」などが主なチェックポイントです。

保証については、メーカーの保証とは別でリフォーム業者側が設定している場合があります。

またリフォーム後しばらくして不具合が見つかった場合に直すことができる、「リフォーム瑕疵(かし)保険」に入っていると安心です。

③相見積もりを取る

業者を選ぶ際には、3社以上の業者から見積もりを出してもらい、価格を比べてから決めるとよいでしょう。

ただし安さだけで選ぶと、見積もり時には提示されなかったオプション費用などで余計な出費をするケースも見られます。価格とサービス内容のバランスや工事の内訳を確認した上で比較しましょう。

業者登録数が日本最大級の「ミツモア」なら、簡単な質問に答えるだけで最大5社から見積もりが取得できます。口コミや業者ごとの特徴も確認できるので、業者選びに積極的に利用してみてくださいね。

トイレリフォームの見積もりをとる

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トイレ交換を正しく行うには、専門的な知識が必要になります。後述する「排水管の位置変更」についても考えなければならず、自分一人でトイレ本体を正しく選ぶのは難しいでしょう。

ミツモアでは豊富な経験と知識を持ったプロにトイレリフォームの見積もりの依頼が可能です。

お住まいの地域や求めるサービス内容を入力するだけで、トイレ交換に対応している業者から見積もりを提案してもらえます。

またお金も時間もかけず複数社の金額を比較できる点もメリットです。チャットで連絡が取れるため、トイレの状態や製品・予算などを伝えてなるべく正確な提案をしてもらえるでしょう。

まずは一度見積もりを取り、業者に相談しながら進めていくのがおすすめです。ミツモアは無料で使えるので、ぜひ一度試してみてください。

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