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税理士費用の相場はいくら?依頼内容別の料金と選ぶポイント

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最終更新日: 2025年07月14日

税理士には税務に関する業務を依頼できます。税理士に支払う報酬は依頼内容や依頼者の事業規模によって異なります。

たとえば、税理士に確定申告を依頼した場合の相場は58,000円~133,000円(※)で、顧問契約を結んだ場合の相場は156,600円~334,400円(※)です。

依頼内容や依頼者の事業規模別の料金相場や税理士を選ぶポイントをチェックしましょう。

税理士への依頼料を無料でチェック

(※)ミツモアにおける「確定申告の税理士」、「顧問税理士」サービスの成約価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)

税理士に依頼できる業務の内容

税理士には税務に関する業務を依頼できます。

依頼できる業務内容 費用相場
個人の確定申告 58,000円~133,000円
個人事業主の顧問税理士契約 9,300円~16,000円
法人の顧問税理士契約 12,350円~22,000円
法人の決算申告 99,000円~206,400円
記帳代行・経理代行 120,500円~298,500円
会社設立・起業開業 12,000円~287,000円
相続税の申告 250,000円~497,575円

※ミツモアにおける税理士サービスの成約価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)

個人の確定申告を税理士に依頼する費用相場

確定申告代行の料金は「基本料金+作業別料金」です。

確定申告代行の基本料金:20,000円~33,000円
※ミツモアにおける「確定申告の税理士」サービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)
依頼内容 費用相場
事業所得の申告 55,000円~110,000円
副業等雑所得の申告 35,400円~61,000円
不動産譲渡所得の申告 106,000円~163,000円
住宅ローン控除の申告 29,600円~49,000円
医療費控除の申告 24,400円~41,000円
寄付金控除の申告 24,400円~40,700円

※ミツモアにおける「確定申告の税理士」サービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)

顧問税理士契約の費用相場

顧問税理士契約をする場合の費用相場は、主に事業形態によって基本料金が決まり、記帳代行の仕訳数やその他の作業を追加するごとに追加報酬が発生します。

個人事業主の顧問税理士契約の費用相場

個人事業主の顧問税理士契約の基本料金:11,000円~20,000円
※ミツモアにおける「顧問税理士」サービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)

追加作業の依頼内容別に、税理士へ支払う報酬額の総額を表形式でまとめると以下の通りです。

追加作業の依頼内容 費用相場
記帳代行(~25仕訳/月) 12,500円~23,000円
記帳代行(26仕訳~50仕訳/月) 13,200円~24,000円
記帳代行(51仕訳~101仕訳/月) 14,500円~25,500円
記帳代行(101仕訳~150仕訳/月) 16,000円~30,000円
記帳代行(151仕訳~200仕訳/月) 17,600円~31,000円
記帳代行(201仕訳~300仕訳/月) 18,700円~35,000円
記帳代行(301仕訳~500仕訳/月) 20,900円~38,000円
給与計算(対象者5人) 19,000円~45,500円
年末調整(対象者5人) 14,675円~27,500円

※ミツモアにおける「顧問税理士」サービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)

法人の顧問税理士契約の費用相場

法人の顧問税理士契約の基本料金:16,500円~33,000円
※ミツモアにおける「顧問税理士」サービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)

追加作業の依頼内容別に、税理士へ支払う報酬額の総額を表形式でまとめると以下の通りです。

追加作業の依頼内容 費用相場
記帳代行(~25仕訳/月) 18,000円~36,000円
記帳代行(26仕訳~50仕訳/月) 18,700円~37,000円
記帳代行(51仕訳~101仕訳/月) 20,000円~38,500円
記帳代行(101仕訳~150仕訳/月) 21,500円~43,000円
記帳代行(151仕訳~200仕訳/月) 23,100円~44,000円
記帳代行(201仕訳~300仕訳/月) 24,200円~48,000円
記帳代行(301仕訳~500仕訳/月) 26,400円~51,000円
給与計算(対象者20人) 31,200円~63,000円
年末調整(対象者20人) 38,000円~118,500円

※ミツモアにおける「顧問税理士」サービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)

法人の決算申告を税理士に依頼する費用相場

法人の決算申告を、税理士にスポット依頼する場合の費用相場は以下の通りです。

費用内訳 費用相場
基本料金 100,800円~187,000円
消費税の申告 15,750円~33,000円
合計金額 116,550円~220,000円

※ミツモアにおける「決算申告の税理士」サービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)

記帳代行・経理代行を税理士に依頼する費用相場

記帳代行・経理代行を税理士に依頼したときの料金は、仕訳量と会計ソフトへの入力の有無によって変動します。

会計ソフトへの入力を依頼する場合の費用相場

会計ソフトへの入力依頼の基本料金:5,500円~7,200円
※ミツモアにおける「記帳代行・経理代行の税理士」サービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)
追加作業の内容 費用相場
記帳代行(~25仕訳/月) 10,500円~13,200円
記帳代行(26仕訳~50仕訳/月) 13,000円~16,200円
記帳代行(51仕訳~101仕訳/月) 15,500円~19,200円
記帳代行(101仕訳~150仕訳/月) 20,500円~27,000円
記帳代行(151仕訳~200仕訳/月) 25,500円~32,200円
記帳代行(201仕訳~300仕訳/月) 35,500円~45,700円
記帳代行(301仕訳~500仕訳/月) 50,500円~61,200円
記帳代行(501仕訳~/月) 60,500円~73,200円

※ミツモアにおける「記帳代行・経理代行の税理士」サービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)

会計ソフトへの入力を依頼しない場合の費用相場

作業の内容 費用相場
記帳代行(~25仕訳/月) 5,000円~6,000円
記帳代行(26仕訳~50仕訳/月) 7,500円~9,000円
記帳代行(51仕訳~101仕訳/月) 10,000円~12,000円
記帳代行(101仕訳~150仕訳/月) 15,000円~19,800円
記帳代行(151仕訳~200仕訳/月) 20,000円~25,000円
記帳代行(201仕訳~300仕訳/月) 30,000円~38,500円
記帳代行(301仕訳~500仕訳/月) 45,000円~54,000円
記帳代行(501仕訳~/月) 55,000円~66,000円

※ミツモアにおける「記帳代行・経理代行の税理士」サービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)

会社設立・起業開業を税理士に依頼する費用相場

会社設立の申請作業を税理士に依頼した場合、設立する会社の形態によって料金が変動します。

設立する会社の形態 費用相場
個人事業主 10,000円~13,000円
株式会社 10,000円~15,000円
合同会社 10,000円~15,000円
NPO法人 10,000円~15,000円
一般社団法人 10,000円~20,000円
形態検討中 10,000円~12,000円

※ミツモアにおける「会社設立・起業開業に強い税理士」サービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)

会社設立・起業開業のオプション作業

会社を設立する際には、創業融資や創業補助金を申請することがあります。申請作業代行の費用相場は以下の通りです。

作業内容 費用相場
創業融資の申請 100,000円~124,800円
創業補助金の申請 19,000円~25,000円

※ミツモアにおける「会社設立・起業開業に強い税理士」サービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)

相続税申告を税理士に依頼する費用相場

相続税申告を税理士に依頼した場合の費用は、基本報酬に加え、相続する財産の種類や相続人の数によって追加報酬が加算されます。

相続税申請の基本報酬:相続財産の総額×0.6%~1.5%
追加報酬の種類 費用相場
土地・建物の評価 30,000円~50,000円
非上場株式の評価 100,000円~165,000円
外国財産の評価 40,000円~55,000円
2人目以降の相続者(1人につき) 基本報酬の1%~20%

※ミツモアにおける「相続税申告に強い税理士」サービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)

たとえば、遺産の総額が1,600万円で土地・建物の評価を1件、相続人が3人いる場合の費用相場は、110,800円~242,000円(※)です。

税理士報酬が高くなる原因

税理士報酬はいくつかの要因で高額になります。代表的な5つの原因を紹介します。

① 依頼者の事業規模が大きい

年間の売上高や従業員の数などの事業規模は、税理士報酬を決定する基本的な要素です。事業規模が大きくなるほど取引の件数が増え、会計処理が複雑になるためです。

多くの税理士事務所では、売上高に応じて料金テーブルを分けています。事業規模が大きくなるにつれて料金も段階的に高額になっていく料金形態を採用している税理士が多いです。

② 複数の業務を依頼する

税理士に依頼する業務の範囲が広いとそれに応じて報酬額も高くなります

月々の顧問契約に加えて、記帳代行や給与計算、年末調整、償却資産税の申告などをオプション作業として追加すると、それぞれの作業に対する料金が加算されていきます。

特に記帳作業を丸投げ依頼すると、データを1から作成する手間がかかるため料金が高くなりやすいです。

税理士への依頼料金を安く抑えるには、どこまでの業務を自社で行い、どこからを依頼するか線引きを明確にしておくことが大切です。

③ 面談や訪問の頻度が多い

事業者が税理士と顧問契約を結ぶ場合、税理士とのかかわり方が料金に影響します。税理士に毎月会社へ訪問してもらい、対面での打ち合わせを行う形式の契約は、税理士の拘束時間が長くなるため顧問料が高めに設定されることが多いです。

一方、訪問は数か月に1度とし、日々のやり取りは電話やチャットツールで行う形式であれば、顧問料を比較的安く抑えられます

近年ではさらに、オンライン面談を基本とするプランで安価に顧問契約を結べる税理士事務所もあります。

④ インボイス制度に対応している

インボイス制度は2023年10月からはじまり、特に消費税の申告における経理業務が複雑になりました。

インボイス制度が始まったことにより、以下の点で変化が起きました。

  • 適格請求書の確認・保存義務の増加
  • 取引先ごとの対応・分類が必要
  • 証憑管理・保存の厳格化
  • 仕訳・税額計算の複雑化

税理士側の作業でいうと、適格請求書発行事業者として消費税の申告を行う場合、受け取った請求書がインボイスの要件を満たしているかの確認、税額計算の煩雑化など作業負担が増えています

消費税申告を依頼する場合、インボイス制度への対応が必要な課税事業者については、報酬が上乗せされることがあります。

⑤ 相続する財産額が大きい

相続税申告を行う場合、報酬の基準となるのは相続税の総額です。相続財産の額が大きくなればなるほど、評価する財産の種類や数が増えて申告手続きも煩雑になります。

また財産の額が大きいと税務署からのチェックも厳しくなり、税理士が負う責任も重くなります。

遺産総額が1億円を超えるようなケースでは報酬も100万円近くになることも多いです。

税理士報酬を安く抑えるコツ

税理士報酬は安く抑えることも可能です。

① 記帳作業を自分で行う

日々の取引を帳簿に入力する記帳作業を自社で行うと、税理士が記帳作業を代行しなくて済むためその分の費用を節約できます。

記帳作業で行うこと

  • 領収書や請求書の整理
  • 売上や仕入れ、経費支払いなどの仕訳
  • 会計ソフト等への入力作業

記帳作業を自社で行えば、税理士は記帳されたデータが正しいかを確認するだけで済みます。記帳代行料の支払いが不要になるため、年間にかかる費用を削減できます。

クラウド会計ソフトを利用すれば簿記の知識が少なくても、画面上の指示に従って記帳作業を進められます。取引量が少ない事業者は自社で記帳作業を行うことをおすすめします。

② スポット契約を活用する

年間の売上高が少ない状態であれば、税理士と顧問契約を結ぶのではなく確定申告や決算申告の時だけ業務を依頼するスポット契約にすると費用を大幅に抑えられます。

スポット契約がおすすめの事業者の特徴

  • 起業したばかり
  • 取引量が少ない
  • 経理業務を自社で行う余裕がある

スポット契約であれば月々の顧問料がかかりません。

ただし継続的な節税のアドバイスを受けることや経営相談をすることはできないので注意しましょう。

③ お得な税理士を一括見積もりで見つける

税理士の報酬には定価がありません。同じ業務を依頼してもどの税理士に依頼するかによって料金が大きく変動します。

報酬額が安く、サービスの良い税理士を見つけるには一括見積もりサイトの活用をおすすめします。1回の情報入力で事業規模や依頼内容に沿った複数の税理士事務所から料金やサービス内容の提案を受けられます。

税理士報酬の額は地域性もあるので、一括見積もりサイトを使えば地域の料金相場を把握しつつ、適正価格の税理士に依頼できます。

税理士へ依頼する料金を比較する

サービスの良い税理士を選ぶポイント

自分に合ったサービスの良い税理士を選ぶときにチェックしたい4つのポイントを紹介します。

税理士は税金に関する相談ができる存在です。信頼できる税理士を見つけて、税の悩み事を解決しましょう。

① 業種や依頼内容が税理士の得意分野と一致する

税理士によって得意な業種や業務の分野があります。相続税の申告がしたいのに確定申告の実績が多い税理士に依頼をしてもミスマッチが発生するように、依頼内容と得意分野が一致している税理士に依頼しましょう。

税理士の得意分野は事務所のウェブサイトで確認できます。一括見積もりサイトなどであれば、事務所のプロフィールページを確認しましょう。

また、実際に利用した人の口コミを確認することでも、税理士の得意分野をチェックできます。

② 節税の相談をしやすい

税理士に依頼をする目的の1つに節税が挙げられます。単純に申告書の作成を代行するのではなく、クライアントの状況を理解して適切な税制優遇措置や控除を提案してくれる税理士は信頼できるといえます。

初回の相談時に自分が現在置かれている状況を説明して、どのような節税ができるかを質問してみて、案件に対する理解度をチェックすることも大切です。

回答が具体的で、メリットとデメリットの両方をきちんと説明してくれる税理士は信頼できます。

③ レスポンスが速い

税務に関する書類提出や申請は、申請期限が決まっていたり締め切りまでの期間が短いこともあります。質問や問い合わせに対し、すぐに反応をしてくれる税理士であれば期限切れにより本来受けられる優遇措置を受けられないなどのトラブルを避けられます

近年ではLINEなどのチャットツールを活用して、気軽に、そしてスピーディにやり取りができる税理士が増えています。

特に経営上の課題を解決するために税理士と契約をするのであれば、普段自分が使っているチャットツールに対応しているかを確認することをおすすめします。使い慣れたツールを使えばストレスなくやり取りができます。

④ 話していて相性が良い

税理士とのやり取りは長期間続くことが一般的です。そのため、話して相性が良いかなどの直観的な部分も、税理士を選ぶうえで大切です。

優秀な税理士であっても、高圧的な態度で質問しづらかったり、話が噛み合わなかったりする場合は安心して相談などができないため、依頼するのは見送る方が良いかもしれません。

無料相談などを活用して実際に会って話し、人柄やコミュニケーションのスタイルが自分に合うか確認するようにしましょう。

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税理士に依頼できる業務は様々で、税理士ごとに得意分野も異なります。自分が抱えている悩みごとを解決できる税理士を探すには一括見積もりサイトを利用しましょう。

一括見積もりサイトでは、税理士にどのような依頼をしたいかなどの質問がされます。質問に答えることで、自分の悩みを解消できる税理士だけの見積もりが届きます。

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