単身引っ越しの見積もりは、大きく分けて「引越し業者の単身プラン」と「大手業者の単身パック」の2つがあり、金額が異なります。
引越し業者の単身プランは2万円~が相場ですが、近距離なら1万円前後で対応してくれるケースも。一方で遠方への引越しの場合、単身パックの方が安くなるのが一般的です。
なるべく安くスムーズに単身引っ越しをしたい人に向けて、引越し業者の通常プランと単身パックの見積もり相場を紹介します。
単身引っ越しの見積もりは2万~18万円が相場
単身者の引越し見積もり費用は、同一県内など近隣への引越しで2万~4万円、別の地方など遠方への引越しで6万~18万円が目安です。
移動距離ごとに、単身引っ越しの見積もり相場をまとめました。
移動距離 | 単身引越しの見積もり料金 |
---|---|
~15km 同市町村内 |
17,800~35,500円 |
15〜50km 同都道府県内 |
20,200~38,000円 |
50〜200km 同地方内 |
29,000~54,600円 |
200〜500km 近隣地方 |
55,600~107,500円 |
500km~ 遠方 |
95,900~185,900円 |
※ミツモアにおける引越し見積もり価格(2023年1月~12月)
業者によっては1万円~で単身引っ越しできる
単身引越しに特化している業者の場合、1万円前後で依頼できることもあります。
2名以上の家族に比べて荷物の少ない単身に絞れば、保有する車両の保管費や運搬のための人件費を抑えて作業費を安くできるためです。
おすすめの安い単身引越し業者は「単身引っ越しの見積もりが安い引越し業者は?」で詳しく紹介します。
繁忙期の3~4月は他の月より料金が高い!
卒業や就職で新生活シーズンとなる3月と4月は、引越し需要が増すため料金も通常より1.2~1.5倍高くなります。
たとえば5月の単身引越し費用は15km未満の移動で平均2万5500円ですが、繁忙期の3月に引っ越すと平均3万4000円です。
繁忙期は料金が高いだけでなく、引っ越す人が急激に増えることで業者の予約がとりにくくなる点にも注意が必要です。
単身プランvs単身パック!安いのはどっち?
引越しの「単身プラン」と「単身パック」では、どちらの方がお得なのでしょうか。
単身プランと単身パックの見積もり費用について、それぞれの特徴を比較しながら紹介します。
そもそも単身プランと単身パックとは?何が違う?
単身プランの説明をする前に、まずは「単身パック」について解説します。単身パックとは、1つのトラックで複数名の荷物を同時運搬し、運送代を抑えることで安く提供している引越しサービスです。
詰める荷物量は「1つのコンテナ(専用ボックス)に積み切れる荷物量」と決まっています。一般的には、一人暮らしサイズの家具家電2~3点+段ボール15箱程度です。
単身プランの定義はさまざまですが、この記事では「単身引越しに特化したプラン」を指します。コンテナボックスではなく軽トラックや1ボックスカーで荷物を運搬し、単身パックのような細かな制限がない点が特徴です。
近距離では単身プラン、遠距離では単身パックが安い
移動距離 | 単身プラン(※1) | 単身パック(※2) |
---|---|---|
~15km 同市町村内 |
15,900~31,100円 | 23,100円~ |
15〜50km 同都道府県内 |
18,100~32,300円 | 23,100円~ |
50〜200km 同地方内 |
25,700~45,500円 | 23,100円~ |
200〜500km 近隣地方 |
50,000~84,800円 | 33,000円~ |
500km~ 遠方 |
91,200~180,000円 | 33,000円~ |
※1 ミツモアにおける通常期の引越し見積もり価格(2023年5月~2024年1月)
※2 全国対応の単身パック複数のうち最安値を記載(梱包材なし・1コンテナのみ)
上の表は引越し通常期である5~1月の費用で算出しています。繁忙期の3~4月に引っ越す場合、単身プランは5000~1万円、単身パックは9000円ほど通常期よりも高くなります。
料金表のとおり、移動距離が50km程度の同一市内や県内の引越しなら、単身プランの方が最安値が低いです。
一方で、移動距離が50kmを超え、県外への移動となると単身パックの方が安くなります。単身赴任や進学・就職などで遠方へ引っ越す人は、単身パックがおすすめです。
遠距離でも荷物が多いと単身プランが安い場合がある
単身パックのコンテナ1つに積み切れない荷物がある場合は、通常の単身プランを使った方が安いケースがあります。
荷物が収まらない場合の対処は、「コンテナボックスを2つ以上使う」「別途宅配する」など状況や業者によりさまざまです。ボックスを複数使うケースでは、料金が倍以上かかってしまいます。
たとえば単身パックのコンテナが2つになると、50〜200kmの引越しで4万円以上です。
そのため「家具家電が3~4点以上ある」「荷物量が読めない」という人は、単身プランの方が安い可能性があります。
どのプランも業者によって料金が大きく違う
引越しサービスには定価がありません。そのため移動距離や荷物量のみではなく、引越し業者によって見積もり費用は大きく変わります。
引越しの単身プランでは、業者により5万円以上の差が出ることも。単身パックも以下のように、業者ごとに価格設定が違います。
単身パック名 | 15km以内の近距離引っ越し | 東京~大阪など500kmの引っ越し |
---|---|---|
日本通運「単身パックL」 | 29,700円~ ※インターネット割引を適用 |
41,800円~ |
ヤマトホームコンビニエンス「わたしの引越」 | 23,100円~ | 33,000円~ |
サカイ引越センター「小口便引越プラン」 | 要見積もり | 要見積もり |
たとえば東京から静岡へ約200kmの引越しの場合、日通の単身パックでは34,100円~のため単身プランの最安値の方が安いです。
なお梱包材を用意してくれるかどうかも、業者により異なります。段ボールやガムテープを自分で用意する場合は追加費用がかかるでしょう。
単身引っ越しの見積もりが安い引越し業者は?
説明してきた通り、状況によって引越しの見積もり費用は大きく変わります。実際に単身引越しが安い業者を探すときは、相見積もりで料金を比較するのがおすすめです。
とはいえ「たとえばどんな会社がいるの?」と気になる人も多いでしょう。
ミツモアで実際に「安く単身引越しできた」と評判の引越し業者について、厳選して5社紹介します。
- 軽ワンボックスプランが5,500円~
- 不用品の回収も同時に依頼できる
- 「値段以上の仕事ぶり」と評判
- 単身引っ越しで8000円~
- 1000件以上の実績があり信頼できる
- 布団カバーやハンガーラックを無料で貸し出し
- 追加料金のかからない安心見積もり
- 重量350kgまで積み込みが可能
- 洗濯機の脱着を無料でサービス
- 軽トラ積み放題で16,500円~
- 親切な対応が口コミで好評
- 女性スタッフも希望OK!女性の単身引っ越しも安心
- 1日2組限定で9,900円~
- 通常の単身引っ越しでも2万円前後で対応
- やり取りが迅速なのでお急ぎでも相談しやすい
単身引越しの見積もり費用が安い業者は、以下の記事にも詳しくまとめています。
なお格安の業者だと運搬技術や接客について心配に思う人もいるでしょう。中小の引越し業者は大手業者から独立している場合が多く、基本的には心配いりません。
実際に依頼するときは、料金の安さに関わらず引越し業者の口コミを確認しておくと安心です。
単身の引っ越しは相見積もりで安く依頼しよう!
引越しの相見積もりの方法は大きく2つあります。1つ目は「複数の業者に個別でそれぞれ見積もりをとる」、2つ目は「引っ越し見積もりサイトを使って一気に見積もりをとる」です。
単身引っ越しの見積もりが安い業者を見つけるなら、地域の業者の料金もわかる「引っ越し見積もりサイトを使う」が良いでしょう。地域の業者は単身引っ越しに特化している場合が多く、見積もりも安い可能性が高いです。
引越し見積もりサイトを使うなら、簡単な質問に答えるだけで最大5社の見積もりが届くミツモアがオススメです。業者の口コミを見れて営業電話もかかってこないため、安心して利用できます。
相見積もり後の引越し業者選びに迷ったら、「引越し業者の選び方と相見積もりのコツ」も参考にしてみてください。