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シンク下が臭う原因は防臭キャップの劣化?悪臭を抑える方法を解説

最終更新日: 2022年02月26日

シンク下の臭いは防臭キャップのせい?

シンク下 台所

シンク下からなんだか嫌な臭いがするのは、本来悪臭を防ぐはずの「防臭キャップ」が原因かもしれません。その理由を見てみましょう。

防臭キャップの役割とは

SANEI 防臭キャップ VP・VU40・50兼用 直管・ジャバラホース32用 PH72-840

防臭キャップは下水の臭いや虫が床下から入ってこないよう、隙間を防ぐために付ける道具です。

キッチンや洗面台など水回りの配管は、床に穴を開けて通す構造が多く見られ、配管と穴の間に隙間があると下水の悪臭が漂ってしまいます。

例えば防臭キャップの接続が緩んだり、防臭キャップ自体が劣化したりすると、下水の悪臭が床下配管から上へ登ってきてしまうのです。古い建造物には、防臭キャップが付いていないことがあります。

防臭キャップの確認方法

防臭キャップの確認方法は以下の通りです。

  1. シンク下にある荷物を全てどかす
  2. ドライバーを使って化粧板を留めているネジを外す
  3. 排水管を破損しないよう化粧板を外す

防臭キャップはシンク下を開けると上部だけ確認できます。そこを見ただけでは排水ホースと排水管との接続部分に緩みがあるかどうかが確認できません。

家屋によって構造は違いますが、一般的な場合、排水管部分は防臭キャップの上部を境目にした化粧板で隠されています。防臭キャップ接続の不具合は、化粧板を外して確認しなければなりません。

防臭キャップは消耗品

防臭キャップは消耗品のため効果は永続的ではありません。素材のゴムは経年劣化すると縮みやひび割れで隙間が生まれやすく、下水からの臭いが漂ってしまうのです。

防臭キャップはホームセンターで購入できます。劣化を発見したら自宅の配管にぴったり合うサイズのものを用意しましょう。

防臭キャップ単体は数百円から1,000円程度で売られており、取り付けもあまり難しくないため自力で行えます。

配管の隙間を埋める方法

シンク下 配管 業者

下水からの臭いを防ぐためには、配管の隙間を埋めなければなりません。どのように隙間を埋めればよいのでしょうか?

防臭キャップの取り付け方

排水管の口径に合う防臭キャップを購入したら、以下の手順で取り付けます。

  1. 洗面台やシンク下の収納スペースに入れている物を全て外に出す
  2. 排水ホースに残っている水が出る場合に備えて、不要なタオルを用意してすぐに拭けるようにしておく
  3. 排水ホースを排水管から外し防臭キャップを取り付け、または新しいものと交換
  4. 再び排水ホースを排水管に差し込む

防臭キャップは正しく装着できないとすぐに外れてしまい、水漏れの原因にもなるため取り付けは慎重に行う必要があります。

もし自力での作業が不安な場合は、専門業者に相談してみましょう。

パテや補修テープも有効

排水管の口径に合う防臭キャップが見当たらない場合や、排水管の口径が確認できない場合は、パテで隙間を埋めるのも有効です。

パテとは粘土のような質感で、不溶性素材で固まらないため水回りの修理に役立ちます。

また、排水ホースと排水管の間に補修テープを巻き付ける方法も効果的です。補修テープは排水管だけでなく、家の中の補修したい場所で広く活躍してくれます。一家に一つあると安心です。

防臭キャップ以外の臭いの原因

疑問を抱く男性

防臭キャップに緩みや劣化が見られないとき、下水臭さが漂うのは何が原因なのでしょうか。防臭キャップ以外で考えられる悪臭の原因を紹介します。

排水管が汚れている

シンク下を通る排水管が汚れていると、悪臭が発生する原因になり得ます。特にキッチンの排水管は、食べ残しのカスや油による汚れがこびり付きやすく、手入れを小まめにしないと「ぬめり」となって悪臭を漂わせるのです。

また、排水管に汚れがたまると水流が悪くなり、最悪の場合には詰まりを引き起こします。

排水管が完全に詰まると自力での対応が難しくなる可能性があるため、掃除を定期的にするなどの対処が重要です。

収納物の詰め込みすぎ

シンク下は鍋や調味料、食品などを収納できるスペースがあります。色々な物を詰め込みすぎると、臭いが混ざったりこもったりしやすいため悪臭の原因になるのです。

漬物や保存食などで強い臭いを放つものを収納する場合は、より密閉度が高い容器を使用し、臭いを取ってくれる置き型の消臭剤をシンク下の収納に置きましょう。

シンク下が換気しやすいように収納の仕方を見直すと、詰め込みも解消されてものが取り出しやすくなります。

見えない部分にカビが発生している

シンク下や洗面台の下の見えない部分にカビが発生すると、カビ臭さや雑菌臭などの悪臭が発生します。毎日利用する水回りは、水を出す分だけ湿気も増えてカビが発生しやすいです。

例えば、水気を完全に拭き取らないまま、シンク下に鍋やフライパンを収納しているとさらに湿気が増えてしまいます。

小まめに掃除をせず、収納物も多いと知らないうちにカビが発生・増殖し、悪臭の原因になってしまうのです。

臭いが取れない場合は業者に依頼

掃除用具を持つ人

臭いに対してさまざまなアプローチをしても解決しない場合は、業者に依頼することもおすすめです。ここでは業者へ依頼した際の費用相場や、優良な業者の選び方を紹介します。

清掃洗浄の費用相場

シンク下から上がってくる悪臭は、排水管の汚れや詰まりによって発生しているかもしれません。

汚れの状態が深刻であれば、専用の高圧洗浄機を使用することになるので費用が別途かかります。また排水管の長さによっても料金は変動するでしょう。

排水管が3mまでの長さの場合に、業者へ悪臭除去を依頼するとかかる費用例は以下の通りです。

  • シンク下の悪臭解消 約4,000円~8,000円
  • 排水管の薬品洗浄 約8,800円~11,000円
  • 排水管の高圧洗浄 約18,000円~20,000円
  • 排水管などの部品交換 約8,000円~15,000円

この他に基本料金や人件費などが別途かかる場合もあります。業者によって費用やサービスは変わるため、事前に作業の詳細と総額いくらなのか正確な見積もりを取得すると安心です。

専門業者の選び方

シンク下からの悪臭の解消や排水管のトラブルに対処してくれる専門業者は多数あります。中には定額の料金を示していたはずなのに、作業後にオプション料金と称して高額な追加請求をする悪徳な業者もあるため、業者選びは慎重に行いましょう。

「料金が高い・安い」だけで判断するのではなく、地域密着型で親身に定額で作業してくれる業者やサービス内容を確認することが大切です。

安心安全かつ信頼できる業者を見つけるには、まず候補をいくつか絞り、各社から作業にかかる総工費の見積もりを出してもらって比較しましょう。

多くの業者が登録している「ミツモア」なら、最大5社までの見積もりが無料で取得できるため、自力で一つひとつ見積もりを取り寄せるより手軽です。

業者と直接やりとりができるチャット機能も便利で、依頼前にどのような対応をしてくれるのかが確認できるため安心できます。

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定期的な掃除でシンク下をきれいに保とう

掃除用具を持って、OKサインを出す人

水回りは小まめに掃除をしないと悪臭が発生しやすい場所です。流しやシンクの上など目に見える部分の掃除だけでなく、シンク下も定期的に掃除をしなければなりません。

シンク下には下水の臭いを排水管へ流れないよう防いでくれる、防臭キャップが取り付けられています。しかしキャップの接続部分が緩んでいたり、キャップ自体が経年劣化したりすると隙間が生まれて悪臭が上がってきてしまうのです。

防臭キャップの取り付けは素人でも簡単にできますが、悪臭の原因が不明の場合は専門業者の力を借りるとスムーズに解決できます。

排水管に取り切れない詰まりや汚れがある場合は、素人では対応が難しいでしょう。見積もりを比較して、信頼できる業者に依頼することをおすすめします。

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