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窓用エアコンの冬はどうする?メンテナンス方法や付けっぱなしはOKか解説

最終更新日: 2025年06月20日

窓用エアコンは、工事不要で取り付けが簡単なことから、設置条件が限られている住宅でも導入しやすいのが大きな魅力です。

とはいえ、「どの部屋に向いているのか」「壁掛けエアコンとの違いは?」「自分で取り付けられるのか?」など、初めての方にとっては疑問も多いはず。

この記事では、窓用エアコンの特徴・設置に適した部屋・壁掛けエアコンとの違いなどを詳しく解説し、さらに必要に応じて業者に依頼する際のポイントや、ミツモアを活用したスマートな見積もり取得方法についても紹介します。

「手軽にエアコンを導入したい」「自分で設置すべきか迷っている」という方は、記事の最後までチェックしてみてください。

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窓用エアコンとは?

窓用エアコンとは、窓のサッシ部分に取り付ける小型のエアコンのことです。一般的な壁掛け型エアコンと違い、室外機が不要で取り付け工事も不要なため、DIY感覚で設置できるのが最大の特徴です。

コンパクトな構造ながら冷房性能を備えており、賃貸物件や工事が制限されている建物でも導入しやすいことから、近年あらためて注目されています。

以下では、壁掛けエアコンとの違いや、適した部屋、自分での設置可否について詳しく解説していきます。

壁掛けエアコンとの違い

窓用エアコンと壁掛けエアコンの最大の違いは、設置のしやすさと構造の違いにあります。

壁掛けエアコンは一般的に室内機と室外機の2つのユニットで構成され、専門業者による設置工事が必要ですが、窓用エアコンは本体のみで完結する一体型で、工事なしで設置可能です。

項目 窓用エアコン 壁掛けエアコン(一般的)
室外機の有無 不要 必要
設置工事の有無 不要 必要(電気工事含む)
賃貸・工事制限あり物件 設置しやすい 原則、設置できないことが多い
初期費用 比較的安い 工事費込みでやや高額になる

このように、工事不要で室外機も不要な点が、窓用エアコンの大きな魅力です。とくに手軽さを重視する方や、引っ越しの多い方に適しています。

窓用エアコンに適した部屋

窓用エアコンは、その構造上、小規模な部屋や設置制限のある環境に適しています。

広いリビング全体を冷やすほどのパワーはないため、寝室・書斎・ワンルームなどの限られた空間で効果を発揮します。

窓用エアコンが適している部屋の例:

  • 賃貸物件(穴あけ不可、原状回復義務あり)
  • 寝室や6畳程度の個室
  • 窓の多いワンルームマンション
  • 建物構造上、室外機の設置スペースが取れない部屋

逆に、広いLDKや気密性の低い部屋には冷却力が足りない場合があるため、注意が必要です。

導入前に部屋の広さや断熱性を確認しましょう。

窓用エアコンは自分で設置可能か

窓用エアコンは基本的に自分で設置できるタイプの商品です。説明書どおりに進めれば特別な資格は不要ですが、以下のような点には注意が必要です。

  • 窓枠に適合するサイズか
  • 必要な工具(ドライバー、水平器、すき間パッキンなど)があるか
  • 振動や水漏れを防ぐ正確な固定ができるか

設置に不安がある方や、時間・手間・失敗リスクを避けたい方は、業者への依頼を検討するのも一つの手段です。費用こそかかりますが、確実に安全な設置が可能で、施工ミスによるトラブルを未然に防げます。

窓用エアコンの取り付け費用の相場

窓用エアコンは基本的にDIYでの設置が可能ですが、確実で安全な取り付けを求める場合は業者への依頼も選択肢のひとつです。

取り付け費用の相場は8,000円〜15,000円程度が一般的でしょう。設置環境(窓の高さ・形状・補強の有無)によっては、追加費用(2,000〜5,000円)が発生するケースもあります。

自分で設置する時間がない方や、失敗リスクを避けたい方には、プロに依頼することで安心感が得られるため、コスト以上のメリットがある場合もあります。

窓用エアコンは冬はどうするのが良い?取り外すべき?

冬を迎えるにあたって、「窓用エアコンはそのままでいいのか、それとも取り外すべきか」と悩む人も多いでしょう。

結論から言えば、使用頻度やエアコンの種類に応じて、どちらでも問題はありません。

ただし、それぞれにメリットと注意点があるため、自分の生活スタイルに合った対応を選ぶのがベストです。以下で詳しく解説します。

窓に取り付けたままでも問題ない

窓用エアコンは、そのまま取り付けた状態で冬を越すことが可能です。とくに冷暖房兼用のモデルであれば、冬場でも暖房として使用できるため、設置したままにしておくのが現実的といえます。

取り付けたままのメリットは以下の通りです。

  • 毎年の取り外し・再設置の手間が不要になる
  • 暖房機能付きモデルなら冬も継続して使用できる
  • 工具や専門的な作業を行う必要がない
  • 設置面の劣化を防げる(頻繁な取り外しによる損傷を防止)

一方で、エアコンを使わないのに設置しっぱなしにしておくと、隙間から冷気が入ってくる可能性もあります。気密性の低下が気になる場合は、隙間テープなどで簡易的な対策を取るとよいでしょう。

取り外して保管するのも方法のひとつ

冬に窓用エアコンを使わない場合は、取り外して保管することで本体を長持ちさせられるという利点があります。また、冷気の侵入や結露などのリスクも軽減され、部屋の暖房効率を高めることにもつながります。

取り外し・保管のメリットは以下の通りです。

メリット 内容
エアコン本体の劣化防止 雨風や寒さによるダメージを回避できる
窓の気密性が向上 隙間からの冷気侵入を防げるため暖房効率UP
室内環境の改善 結露やカビのリスクが減少しやすい

ただし、取り外しには少々の手間がかかる点と、保管スペースを確保する必要がある点は留意しましょう。

長期的にみれば、エアコンの寿命を延ばすという意味では有効な方法といえます。

【面倒くさい人向け】暖房付きの窓用エアコンがおすすめ

「冬に取り外すのは面倒」「でも暖かく過ごしたい」──そんな方には、冷暖房兼用の窓用エアコンがぴったりです。最近では、冬でも十分に使えるパワーと省エネ性能を兼ね備えたモデルも増えています。

冷暖房兼用モデルのメリットは以下の通りです。

  • 1台でオールシーズン使えるため、設置・撤去の手間が不要
  • 暖房機能があることで、冬場も快適な室温を保てる
  • 最新モデルは静音性・省エネ性も優れており、電気代も安心

とくに一人暮らしや忙しいビジネスパーソンにとっては、手間なく快適さを確保できるのが大きな魅力です。選ぶ際は「暖房対応」と明記されたモデルを選びましょう。

冬にむけた窓用エアコンのメンテナンス方法

窓用エアコンを夏にしっかり使ったあと、そのまま冬を迎えていませんか?

実は、シーズン終わりにメンテナンスをしておかないと、次の使用時にカビ臭や性能低下が起きる可能性があります。

特に冬の間エアコンを使わない場合は、使わない時期だからこそしっかりケアしておくことが大切です。

ここでは、冬前にやっておきたい3つの基本メンテナンスを、理由や手順とともに詳しく紹介します。定期的にケアして、快適な空気と長持ちするエアコンを維持しましょう。

1.内部を乾燥させる

エアコン内部には冷房や除湿の運転中に発生した結露が水分として残りやすくなります。この水分が放置されると、カビや菌が発生し、次回使うときに不快なニオイや健康リスクの原因となることがあります。
内部乾燥の目的は以下の通りです。

  • カビ・細菌の繁殖を抑制する
  • 吸気口からの異臭を防ぐ
  • 部品の劣化・サビの進行を抑える

内部乾燥の方法は以下の通りです。

方法 内容
送風モードの活用 「冷房」や「除湿」使用後に、30分〜1時間の送風運転を行い、内部の水分を乾燥させる
内部乾燥モードを使用 最新機種では「内部クリーン」機能が搭載されていることがあり、自動で乾燥してくれる
手動乾燥 モードがない場合は電源を入れて風量最大の送風モードにし、内部の湿気を飛ばす

なお、乾燥が完了する前に電源を抜いてしまうと、湿気が残ったままになるため注意が必要です。風を止めず、しっかりと乾燥完了を確認してからプラグを抜くようにしましょう。

2.フィルターの掃除をする

フィルターは空気中のホコリ・花粉・カビの胞子などをキャッチする重要なパーツです。使用後に汚れたまま放置すると、次回運転時に汚れた空気をまき散らす原因になります。
フィルター掃除のメリットは以下の通りです。

  • エアコンの効率が上がり、電気代の節約にもつながる
  • アレルゲンやハウスダストの飛散を防げる
  • ニオイの原因物質を取り除けるため、室内空間の快適性が向上する

掃除の頻度と方法は以下の通りです。

項目 内容
掃除のタイミング 1ヶ月に1回が理想。使用頻度が高ければ2週間に1回でもよい。冬前のメンテナンス時には必ず実施。
掃除手順 ①電源を切る → ②フィルターを取り外す → ③掃除機で吸引 or 水洗い → ④日陰でしっかり乾燥させる
注意点 水洗い後は必ずしっかり乾燥。濡れたまま戻すとカビの原因になる

特に花粉症やアレルギー持ちの方は、清潔なフィルター環境を整えることで症状の軽減につながるケースもあります。

わずかな手間で大きな効果が得られるため、習慣化しておくと安心です。

3.電源は抜く

エアコンを長期間使わない場合は、電源プラグを抜いておくことが推奨されます。待機電力をカットするだけでなく、万が一のトラブルを避ける安全対策でもあります。

なぜ電源を抜くべき主な理由は以下の通りです。

  • 待機電力の節約になる
  • 落雷や漏電による故障を防げる
  • ホコリによる火災リスクを減らせる
  • 異常動作や誤作動のリスクを回避できる

さらに、リモコンの電池も抜いて保管するのが望ましいです。

リモコンに入れっぱなしの電池は、長期間使用しないことで液漏れを起こしやすくなり、リモコン自体が故障する恐れがあります。

メンテナンスチェックリスト(冬前)

  • 本体の電源プラグを抜いた
  • リモコンの電池を抜いた
  • フィルターを掃除した
  • 内部乾燥を完了させた

予防措置を取っておけば、春や夏に再びエアコンを使い始める際、スムーズに快適な風を取り戻すことができます。

わずかな時間でできるメンテナンスが、エアコンの寿命と安全性を大きく左右します。

【注意】放置するとカビのリスクがある

窓用エアコンを夏の使用後にそのまま放置して冬を迎えると、カビの温床となる可能性が非常に高くなります。
これは「使っていないから安心」と思っている方にとって、見落としがちなリスクです。

カビの発生原因として最も多いのが、内部に残った水分や湿気です。冷房や除湿運転のあと、内部が湿ったままの状態で通気が悪くなると、わずかなホコリや菌をエサにしてカビが繁殖します。
特にエアコン内部の熱交換器や送風ファンはカビの生育に適した環境であり、数週間で内部全体に広がるケースも珍しくありません。

放置によるカビ発生の主なデメリットは以下の通りです。

リスク 内容
異臭の発生 次に使う際にカビ臭が室内に充満し、不快感を引き起こす
アレルギー悪化 カビの胞子が空気中に舞い、喘息やアレルギー症状を誘発する可能性がある
性能低下 カビによる目詰まりで風量が落ち、効率が悪化する
エアコンの寿命短縮 カビによる内部劣化が進行し、故障につながる恐れがある

また、冬は気温が低いためカビの活動は一見落ち着くように思えますが、結露や室内の暖房による湿気によって、カビの環境は逆に整いやすくなります。

このようなトラブルを防ぐには、冬の前にしっかりと乾燥運転を行い、フィルターや内部の清掃を済ませておくことが重要です。

窓用エアコンを冬に設置しておく際の注意点

窓用エアコンを冬場も取り付けたままにする人は少なくありません。
特に冷暖房兼用の機種なら、冬でも暖房として使えるため取り外す手間もなく便利です。
しかしその反面、寒さ対策や機器の保護といった注意点も存在します。適切な対策を講じることで、エアコンを安全かつ効率的に使い続けることができます。

以下では、設置したままのエアコンに冬の間どんな注意が必要かを3つに分けて紹介します。

隙間風対策をする

窓用エアコンは窓に設置する構造上、どうしても本体と窓枠との間にわずかな隙間ができやすいです。

夏場は気にならなくても、冬はそこから冷たい隙間風が入り込み、室内の温度低下や暖房効率の悪化を招く恐れがあります。

隙間風の主なデメリットは以下の通りです。

  • 暖房を入れても部屋がなかなか暖まらない
  • 外気が入り込むことで体感温度が下がる
  • 電気代が無駄にかかる
  • カーテンが動いたり、寒さで睡眠が妨げられる可能性がある

対策方法の例は以下の通りです。

方法 概要
隙間テープの活用 エアコンと窓枠の間に貼ることで冷気の流入を防ぐ
断熱パネル設置 窓の隙間全体を覆って断熱性能を向上
カーテンボックス設置 窓全体からの冷気を遮断するのに効果的

これらの対策は手軽にでき、すぐに暖房効率を改善できるためコストパフォーマンスも高いです。

部屋の気密性と断熱対策をする

窓用エアコン単体での対策だけでは、部屋全体の保温性を確保するには不十分な場合があります。

エアコンの効率を最大限発揮させるためには、部屋全体の気密性と断熱性を高めることが不可欠です。

注目すべきポイントは以下の通りです。

  • 窓・ドアの隙間を断熱シートやモールでふさぐ
  • 床の冷気対策としてラグマットやジョイントマットを使用する
  • カーテンは厚手の遮熱・遮光タイプを選ぶ

特に築年数が経った住宅や賃貸物件では、壁やサッシの断熱性能が低いことが多く、放熱ロスが大きくなりやすいです。

こうした物理的な寒さを軽減することで、エアコンの設定温度を抑え、電気代の節約にもつながります。

定期的にエアコンを清掃する

冬場に窓用エアコンの暖房機能を使う場合でも、定期的な清掃は必須です。

汚れたまま使い続けると、暖房効率が低下したり、ホコリが舞って室内空気が悪化する恐れがあります。

清掃時に特に注意するポイントは以下の通りです。

  • フィルター掃除:ホコリが溜まると空気の流れが悪くなり、温風が弱まる
  • 吸気・吹出口の清拭き:外側の汚れもこまめに拭き取ることで清潔を保てる
  • 加湿器併用時の結露対策:過剰な湿気が内部に溜まらないように送風運転で乾燥

また、もし冬にエアコンを使わずに設置だけしておく場合でも、春先に再使用する前には清掃と試運転が必須です。

しばらく使っていなかったエアコンは、内部にホコリや虫が入り込んでいる場合もあるため、試運転で異音や異臭がないかも確認しておきましょう。

窓用エアコンの取り外し・設置はプロに依頼するのがおすすめ

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窓用エアコンは自分でも取り付けや取り外しが可能ですが、作業に不安がある場合や窓枠の形が特殊な場合は、プロへの依頼がおすすめです。無理に作業すると、エアコンや窓を傷つけるリスクがあります。

また、断熱性や安全性を確保するためにも、正しい取り付けは重要です。業者を選ぶ際は、料金の明確さ・口コミ・対応の早さをチェックすると安心。

見積もり比較ができる便利なサービスもあるので、まずは以下からチェックしてみましょう。

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