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福利厚生の置き菓子サービスおすすめ15選比較!経費条件や導入メリット、管理が楽な選び方を解説

ぴったりの福利厚生サービスをさがす
最終更新日: 2025年11月18日

オフィス回帰が進む中、社内コミュニケーションの活性化や従業員満足度を高める施策として、「置き菓子サービス」が改めて注目を集めています。しかし、導入を検討する総務・人事担当者の多くは、「管理の手間が増えるのは避けたい」「現金の集金管理が不安」「自社に最適なサービスがわからない」という切実な悩みを抱えています。
本記事では、担当者の管理負担を最小限に抑えつつ、従業員に確実に喜ばれるおすすめの置き菓子サービス15選を、目的やタイプ別に比較・解説します。福利厚生費として計上するための要件や、導入後に後悔しないためのポイントも網羅しました。これらを参考に、自社の課題を解決する最適な一社を選定してください。

福利厚生で使える置き菓子サービスおすすめ比較一覧

まずは、主要な置き菓子サービスの特徴を一覧で把握しましょう。自社の予算感や、「現金管理の手間をなくしたい」といった優先順位に照らし合わせてご覧ください。

サービス名 タイプ 初期費用 / 月額費用 決済方法 特徴・強み
オフィスグリコ 定番・低コスト 要問合せ 現金 + QR決済 知名度No.1。1個100円からの手軽さが魅力
おかしマート 定番・低コスト 0円 / 0円 要問合せ 初期・運用費無料でイベント企画にも柔軟対応
Drink&Snack 定番・低コスト ドリンクと軽食をセットで導入。冷蔵庫無料設置
cubeshop ユニーク 0円 / 0円 現金+QR+掛売 請求書払い(掛売)対応で管理が極めて楽
おふぃすdeおかし ユニーク コンシェルジュ選定のBOX型。飽きない品揃え
snaq.me office 健康・ヘルシー 要問合せ 要問合せ 無添加・自然素材。SDGsや寄付にも貢献
Office de Yasai 健康・ヘルシー 要問合せ 現金 + 電子決済 野菜・フルーツの提供。「健康経営優良法人」認定事例あり
office de Bio 健康・ヘルシー オーガニック特化。健康意識の高い企業向け
オフィスファミマ コンビニ型 要問合せ 現金など コンビニの安心感と品揃え。スペースを有効活用
ミニストップポケット コンビニ型 0円 / 売上連動 完全キャッシュレス 24時間利用可。100名規模の導入事例もあり
TukTuk コンビニ型 要問合せ キャッシュレス お弁当や日用品も扱うショーケース型無人コンビニ
パンフォーユーオフィス パン・軽食 要問合せ 完全キャッシュレス 冷凍パンの福利厚生。ランチ難民対策に有効
オフめし パン・軽食 2万円 / 6,000円 現金+QR+天引き 惣菜や冷凍弁当も充実。給与天引きにも対応

迷った時のタイプ別診断

どのサービスを選ぶべきか迷う場合は、自社が抱える最大の課題や目的に合わせて以下の基準で選定してください。

  • とにかく安く、手軽に導入したい
    「定番・低コスト型」のオフィスグリコや、完全無料で始められるcubeshopが最適です。
  • 健康経営を推進し、企業イメージを高めたい
    「健康・ヘルシー型」のOffice de Yasaiやsnaq.me officeが、従業員の健康意識向上に寄与します。
  • ランチ難民対策や、しっかりした食事補助を行いたい
    「パン・軽食型」のパンフォーユーオフィスやオフめし、あるいは品揃え豊富な「コンビニ型」のミニストップポケットが解決策となります。

失敗しない置き菓子サービスの選び方 4つのポイント

導入後に「管理が大変でやめてしまった」「社員に使われない」という事態を防ぐため、以下の4点を必ず確認してください。

1. 導入目的の明確化

なぜ置き菓子を導入するのか、その目的を言語化します。「安さ・手軽さ」を重視してリフレッシュを促すのか、「健康・品質」を重視して健康経営を推進するのか、あるいは「食事補助」としてランチ環境を改善するのか。目的とサービスの性質が食い違っていると、利用率は上がりません。

2. 運用・管理の手間と決済方法

総務担当者にとって最も重要なのがこのポイントです。商品の補充は業者が行ってくれるのか、自社で対応する必要があるのかを確認してください。
特に注意すべきは集金管理です。現金の集金箱を設置するタイプは、小銭の管理や計算が合わないといったトラブルが発生しがちです。管理工数を極限まで減らしたい場合は、完全キャッシュレス対応のサービスや、請求書払い(掛売り)、給与天引きに対応したサービスを選ぶことが、業務効率化の鍵となります。

3. 商品のバリエーションと飽き防止

同じお菓子ばかりが並んでいると、従業員はすぐに飽きてしまい、利用されなくなります。定期的に商品ラインナップが入れ替わるか、従業員からのリクエストを受け付けてくれるかといった、飽きさせない工夫があるサービスを選びましょう

4. 対応エリアと設置条件

魅力的なサービスでも、自社のオフィスが配送エリア外であれば導入できません。また、エレベーターの有無やセキュリティゲートの仕様によって搬入が制限される場合もあります。契約前に必ず詳細な設置条件を確認してください。

タイプ別おすすめ置き菓子・軽食サービス詳細解説

ここからは、おすすめのサービス15選を4つのタイプに分類して詳しく解説します。

定番・低コスト重視(オフィスグリコなど)

知名度が高く、低コストで手軽に始められるサービス群です。

オフィスグリコ(江崎グリコ株式会社)

出典:「オフィスグリコ」公式サイト

誰もが知る置き菓子の代名詞的存在です。お菓子ボックスや小型冷蔵庫を設置し、1個100円からという手軽な価格で利用できます。カエルの貯金箱にお金を入れるスタイルでおなじみですが、近年はQRコード決済への対応も進んでいます。企業の負担を抑えつつ、リフレッシュスペースを即座に構築できる点が強みです。

おかしマート(森忠商事株式会社)

出典:「おかしマート」公式サイト

初期費用・運営コストともに無料で導入できるサービスです。昭和50年創業の食品卸商社が運営しており、幅広いメーカーの商品を扱っています。通常の置き菓子だけでなく、社内イベントに合わせた出張販売など、柔軟な企画対応も可能です。コストをかけずに福利厚生を充実させたい企業に適しています。

Drink&Snack

出典:「Drink&Snack」公式サイト

ドリンクと軽食をセットで導入できるサービスです。特筆すべきは、冷蔵庫の設置が無料である点です。飲料とお菓子をワンストップで提供できるため、省スペースで充実した休憩コーナーを作りたい場合に適しています。

cubeshop

出典:「cubeshop」公式サイト

カスタマイズ性の高さが特徴です。什器のサイズやラインナップを柔軟に調整できるため、オフィスの空きスペースを有効活用できます。また、初期費用・月額費用が0円であることに加え、「掛売り(請求書払い)」に対応している点は、法人契約において管理の手間を大幅に削減できる大きなメリットです。

おふぃすdeおかし

出典:「おふぃすdeおかし」公式サイト

専任のコンシェルジュが、従業員の好みや傾向に合わせて商品をセレクトして詰め合わせるBOX型サービスです。毎回中身が変わるため、「次はどんなお菓子が届くのか」というワクワク感を演出でき、飽きが来ない運用が可能です。

健康経営・ヘルシー志向(snaq.me officeなど)

従業員の健康維持を支援し、健康経営を目指す企業に最適なサービス群です。

snaq.me office(スナックミーオフィス)

出典:「snaq.me office」公式サイト

人工添加物を使わない、自然素材にこだわったおやつを提供するサービスです。健康意識の高い従業員や女性比率の高いオフィスで特に支持されています。また、フードロス削減などのSDGs活動にも積極的であり、導入すること自体が企業の社会的責任(CSR)への姿勢を示すことにも繋がります。

Office de Yasai

出典:「OFFICE DE YASAI」公式サイト

新鮮な野菜やフルーツ、無添加のスナックをオフィスに届けるサービスです。冷蔵庫設置型で、不足しがちな野菜を手軽に摂取できるため、食事に近い健康支援が可能です。実際に本サービスを導入し、「健康経営優良法人」の認定取得に繋げた企業の事例もあり、経営戦略としての福利厚生導入を検討する企業に最適です。

office de Bio

出典:「office de Bio」公式サイト

オーガニックや無添加に特化した商品を扱うサービスです。食の安全や質に徹底してこだわりたい企業や、健康経営優良法人の認定取得を目指し、社内の健康意識をより高めたい場合に有力な選択肢となります。

コンビニ・食事補助型(オフィスファミマなど)

軽食やお弁当も扱い、ランチ難民対策としても機能するサービス群です。

オフィスファミマ(株式会社ファミリーマート)

出典:「オフィスファミマ」公式サイト

オフィスにいながらコンビニの商品が購入できるサービスです。専用のラックや冷蔵庫を設置し、お菓子だけでなくカップ麺や軽食など、コンビニ品質の品揃えを提供します。圧倒的なブランド認知度による安心感があり、日常的な買い物環境をオフィス内に構築できます。

ミニストップポケット

出典:「ミニストップポケット」公式サイト

キャッシュレス決済に完全対応したセルフレジ完備のサービスです。24時間いつでも利用でき、お菓子だけでなくおにぎりやホットスナックなどの食事メニューも充実しています。公式サイトでは500名以上が推奨されていますが、実際には100名規模のオフィスでの導入事例も存在するため、小規模でも諦めずに相談する価値があります。

TukTuk

出典:「tuktuk」公式サイト

ショーケース型の什器を用いた無人コンビニサービスです。商品が見やすく手に取りやすいデザインが特徴で、お弁当や日用品まで幅広く取り扱います。キャッシュレス決済に対応しており、スマートな購買体験を提供します。

パンフォーユーオフィス

出典:「パンフォーユー オフィス」公式サイト

独自の冷凍技術を用いた高品質なパンをオフィスに届けるサービスです。レンジで温めるだけで焼きたてのようなパンが楽しめるため、小腹満たしだけでなく、しっかりとしたランチ代わりにもなります。完全キャッシュレス決済に対応しており、集金管理の手間もありません。

オフめし

出典:「オフめし」公式サイト

お菓子に加え、惣菜や冷凍弁当も充実しているサービスです。「しっかり食事をとりたい」というニーズに応えます。決済方法として「給与天引き」を選択できる点が非常にユニークで、現金の管理を無くしつつ、会社と従業員の費用負担ルールを柔軟に設計できます。

置き菓子を「福利厚生費」として計上するための3つの要件

導入したサービスを経費として処理するためには、以下の要件を満たし「福利厚生費」として認められる必要があります。B2B取引において最も重要なポイントですので、正確に理解しておきましょう。

要件1:全従業員が利用可能であること

役員のみ、あるいは特定の部署のみが利用できる状態では福利厚生費として認められません。正規・非正規を問わず、すべての従業員が公平に利用できる制度であることが必須条件です。

要件2:会社が費用の一部を負担していること

福利厚生とは企業が従業員に提供する利益です。従業員が全額負担する場合は単なる物品販売とみなされる可能性があります。会社が費用の一部を負担し、従業員が安価に利用できる仕組み(例:商品代の一部補助、またはシステム利用料の会社負担など)を整えることが重要です。

要件3:常識的な金額範囲内であること

社会通念上、妥当とされる金額範囲内(一般的には従業員一人当たり月額数千円程度まで)で運用する必要があります。過度に高額な補助は、給与課税の対象となるリスクがあります。

【注意】食事補助との違い

パンフォーユーオフィスやオフめしのような「食事」に近いサービスの場合、福利厚生費(食事補助)として非課税とするには、「従業員が食事代の半分以上を負担していること」「会社負担額が月額3,500円(税抜)以下であること」という、より厳格なルールが適用される場合があります。導入サービスが「軽食・お菓子」なのか「食事」とみなされるのか、事前に税理士等へ確認することを推奨します。

導入前に知っておくべきリスクとトラブル対策

運用開始後のトラブルを未然に防ぐため、以下のリスクに対する対策を準備しておきましょう。

  • 現金管理と集金誤差
    貯金箱形式の場合、計算が合わない「集金誤差」は避けて通れません。これを防ぐには、完全キャッシュレス対応のサービスを選ぶのが最も確実な解決策です。現金運用を続ける場合は、多少の誤差を会社負担として許容するルールを設けるなどの対策が必要です。
  • 在庫の偏りと廃棄ロス
    人気商品ばかりがすぐになくなり、不人気商品が売れ残るケースがあります。補充頻度を調整するか、在庫管理や商品選定をすべて業者が行ってくれるフルサービス型のプランを活用することで、担当者の負担を減らせます。
  • ゴミ・衛生管理
    個包装のゴミや食べこぼしが散乱しないよう、飲食エリアをゾーニングするか、専用のゴミ箱を設置するルールを徹底しましょう。

単なるお菓子だけじゃない!置き菓子導入の戦略的メリット

置き菓子サービスは、単なる「おやつ代」以上の経営的価値をもたらします。

社内コミュニケーションの活性化

お菓子売り場は、部署の垣根を超えた従業員が自然と集まる「マグネットスペース」となります。「これ美味しいですよ」といった偶発的な会話が生まれ、社内の風通しを良くする効果が期待できます。

生産性向上とリフレッシュ

適度な糖分摂取は脳のエネルギー補給に不可欠です。デスクを離れてお菓子を選ぶ行為自体がON/OFFの切り替えとなり、集中力を維持して生産性を高めることに寄与します。

健康経営と採用ブランディング

Office de Yasaiなどの健康志向サービスを導入することは、「会社が社員の健康を大切にしている」という強力なメッセージになります。この取り組みは、経済産業省が推進する「健康経営優良法人」の認定取得や、人材採用における企業ブランディングの強化に直結する戦略的な投資となります。

まとめ:自社に最適な置き菓子サービスで、手軽にオフィス改革を

置き菓子サービスは、低コストかつスピーディーに導入できる福利厚生施策です。しかし、選び方を間違えると管理の手間だけが増えてしまうリスクもあります。「管理の手間を最小化したい」「健康経営を実現したい」など、自社の優先順位を明確にし、キャッシュレス対応や商品ラインナップを比較検討することが成功への近道です。
まずは初期費用無料のサービスや、トライアルが可能なプランでテスト導入を行い、社員の反応を見ることから始めてみてはいかがでしょうか。

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