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ストレングスファインダーとは?人事配置やマネジメントへの活用法

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最終更新日: 2024年02月21日

企業の研修材料として「ストレングスファインダー」を活用すれば、適切な人事配置やマネジメントにつながることが期待できます。さらには社員個人のモチベーションアップを図ることも可能です。概要や仕事での使い方を解説します。

ストレングスファインダーとは

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ストレングスファインダーは個人が持つ才能の傾向が分かる自己分析ツールです。強みを活かして成功に導くためのツールとして、個人、組織の両方で活用できます。

個人の才能や資質を診断するツール

ストレングスファインダーは177個の質問に回答することで「自分の資質の順序」を診断していくものです。

これまでの能力開発は、弱点を克服する「能力説」に基づいて行われるのが主流でした。しかしストレングスファインダーは、効率良く結果を出すために強みを活かして行動する「強み説」を前提に作られています。

ストレングスファインダーはアメリカのギャラップ社が開発したツールです。ギャラップ社の公式サイトや書籍でアクセスコードを購入したり、専用のアプリをインストールしたりすることで、診断ツールを利用できます。

ストレングスファインダーの根拠となっている「強み説」は、自分の強みを把握し適切に発揮することで、目標を達成しやすくなるという考え方です。

弱点を伸ばそうとする能力説と異なり、強み説では弱点の克服を試みません。弱点を自覚し管理することで、弱点を原因とするネガティブな結果の発生を防止します。

強みを活かして仕事で結果を出したい個人だけでなく、最適なマネジメントを行いたい組織にとっても、ストレングスファインダーの活用は有効です。

組織内の各メンバーにおける資質の傾向を把握できれば、目的に応じた方法や課題を考えやすくなります。適材適所の人員配置も実現できるようになるでしょう。

ストレングスファインダーでどのように才能を測るのか?

ビジネスネットワーク

ストレングスファインダーでは、どのようにして才能を測るのでしょうか。診断の際には上位資質を単独で捉えるだけでなく、組み合わせて考えることも重要です。

才能を34種類の資質に分類

ストレングスファインダーは人が持つ才能を、34種類の資質に分けていることが特徴です。それぞれは実行力・影響力・人間関係構築・戦略的思考の4つにグループ分けされています。

一般的な「才能」という言葉の意味と違い、ストレングスファインダーにおける才能は人間の思考・感情・行動における特徴そのものです。

細かく分けられた資質の全ては、人によって強みにも弱みにもなる可能性があります。ストレングスファインダーにおける強みとは、資質に対して訓練や開発を行い、一貫した成果を発揮できるようになった能力です。

自分が持っている資質の順位を診断

ストレングスファインダーでは、個人に備わった資質の順位が分かります。以前は上位5個までしか診断できませんでしたが、現在は全ての順位が分かるバージョンも購入可能です。

診断結果で分かる全ての順位のうち、上位10番目くらいまでは、個人の思考や行動パターンに大きく関与しています。また下位を知ることで、強みとして活かしにくいものも判断可能です。

全ての順位を見れば、グループ分けされた資質の偏り具合も分かります。ストレングスファインダーの効果をより高めたいなら、全ての順位が分かるバージョンを選択しましょう。

資質の組み合わせも重要

資質同士を組み合わせて考えることも、効果的な活用方法の1つです。上位を単独で捉えるだけでなく、組み合わせによる効果も考慮すれば、自己理解をより深められます。

上位5個を順番も含めて組み合わせると、3,300万パターンの組み合わせになります。他の人とかぶることがほとんどない、自分だけの傾向を把握することが可能です。

組み合わせまで考慮した傾向性をより正確に診断するためには、ギャラップ社の認定コーチによるプロファイリング(読み込み)を受ける必要があります。

ストレングスファインダー診断を仕事で活かすために大切なこと

マイクを持って話すビジネスマン

ストレングスファインダーの診断結果は、個人が仕事で成果を上げるために活用できます。診断の効果をより高めるために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

才能を強みに変える方法を考え実践する

ストレングスファインダーで導き出された上位資質は、あくまでも無意識に出やすいものに過ぎません。そのままの状態では、強みだけではなく弱みとなることもあります。

上位資質を強みに変えられれば、下位に比べより強い影響力を発揮できます。自分の上位資質を意識的に発揮できるよう、方法を考えて実践することが重要です。

下位にある資質は弱みではなく、無意識に出にくいものです。強みに変えようとしても時間がかかりやすく、上位を変えたほうがより効率良く自分を成長させられます。

強みをチームのために活かすことを意識する

ストレングスファインダーで分類されている34種類の資質に優劣はありません。どの資質が上位にきても、それぞれを強化すればさまざまな場面で活かせます。

チーム内で自分の強みを発揮するためには、他のメンバーが持つ才能とのバランスを考慮することが大事です。各メンバーが多彩な能力を持っていれば、それぞれが助け合いながらチーム力を高めていけるでしょう。

メンバー間の違いに優劣を感じてはいけません。自分にない強みを持つ人がいれば、その人を理解・尊重することが大切です。

ストレングスファインダーで組織力を高めよう

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ストレングスファインダーは個人だけでなく企業が活用することも可能です。自社で導入する際に意識すべきポイントを解説します。

チーム内の相互理解や役割分担に役立てる

企業内で新たにチームを立ち上げる際、ストレングスファインダーを活用すれば、チーム内の相互理解が深まります。メンバー同士で弱点を補い合うことで、チーム力を高めることも可能です。

役割分担を行う際も各メンバーの資質が分かっていれば、効果的に人員を配置できるでしょう。それぞれの強みを最大限に発揮できるチームが作れます。

またコーチングに活用できる点もポイントです。指導する相手の苦手な分野に対しても、相手に合わせてアドバイスできるため、効果的な人材育成を行えます。

より理解を深めるなら研修プログラムを

ストレングスファインダーで効果的に組織力を高めたいなら、外部の研修プログラムを活用するのも1つの方法です。認定コーチによる研修で、資質や強みへの理解をより深められます。

研修プログラムを実施する場合は、研修前にストレングスファインダーの診断を済ませておくのが一般的です。実際の研修では、才能を強化し、それを活かすための方法を学べます。

才能強化のために投資が必要なケースでも、研修で理解を深めておけば確かな方法を学べるため、無駄な投資を防げるでしょう。

間違った活用方法に注意

社内でストレングスファインダーを使う場合、診断結果を根拠に性格や行動パターンの決めつけを行わないようにすることが重要です。

「未来志向が低いから諦めが早い」などと決めつけてしまうと、各メンバーの能力を最大限に発揮できなくなります。結果を基に本人が考える機会を持ち、自分で道を決めるためのツールとして使うのが正しい活用方法です。

従業員の資質を、採用や昇進の材料にしないことも大切です。どのようなタイプの才能であっても、仕事や役職に必要となるようなものはありません。あくまでも、より深くその人について理解するためのものです。

ストレングスファインダーで自分や仲間の強みを知れば仕事がスムーズに

女性 ビジネス

ストレングスファインダーは個人の資質を診断する分析ツールです。細かく分けられた資質を順位づけし、上位を強みに変えることを目的として利用します。

才能を強化できれば、個人が仕事に活かすことが可能です。企業も組織力を高めるためのツールとして活用できます。

研修プログラムの実施も検討し、ストレングスファインダーをチーム内の相互理解や役割分担に役立てましょう。

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