Salesforceの製品は営業支援の「Sales Cloud」カスタマーサポートの「Service Cloud」マーケティング支援の「Marketing Cloud」ECサイト支援の「Commerce Cloud」の主に4つです。
この記事ではSalesforceの2023年8月改定後の各製品における価格と特徴を解説します。
営業管理のSales Cloudは月額3,000円/人~
顧客管理機能(CRM)と営業支援機能(SFA)によって営業活動をサポートするSales Cloud。最も人気なのはほとんどの機能を搭載し、自社のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできるEnterpriseエディションです。
すべてのエディションにサポート対応やWebセミナーなど、多彩なサービスが付属しています。また基本的に年間契約が必要ですが、Essentialsエディションは月単位でも契約可能です。
Professionalエディションでは見積もり・注文・契約など営業サイクルに必要な機能がひと通り利用できます。
Enterpriseエディションなら、ワークフローや承認プロセスの自動化が可能に。既存システムとの柔軟な連携や、営業に役立つスコアリング機能で業務効率化が図れます。
各エディションで機能が足りない場合は、29種類あるアドオンを追加することも。人員配置の支援など、より営業成果を高めるシステムが利用できます。
以下の記事ではSalesforceではなく他のSFAを選んだほうがよいケースや、その際に候補となる製品を紹介しています。SFA選びにお悩みの方は参考にしてみてください。
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カスタマーサービスのService Cloudは月額3,000円/人~
顧客対応に特化した機能を搭載し、スマートなカスタマーサービスを実現したい企業におすすめのService Cloud。最も人気なのは独自のレポートタイプやAPI連携によってカスタマイズが可能で、包括的な顧客サービスを実現できるEnterpriseエディションです。
すべてのエディションに問い合わせから2日以内の対応やガイド付きジャーニーなどのサポートが付属しています。また年間契約が基本ですが、Essentialsエディションのみ月単位でも契約可能です。
Marketing Cloudは基本個別見積もり
Marketing CloudはAI・データ・CRMの組み合わせで、顧客とのやり取りをスムーズにするMAツールです。特徴ごとに6製品あり、それぞれで料金体系が異なります。
製品名 | 特徴 | 価格体系 |
Data Cloud for Marketing | BtoB、BtoCの両方で活用できる顧客情報のプラットフォーム | 年間1,296万円 |
Personalization | BtoB、BtoCの両方で活用できる接客管理サービス | 個別見積もり |
Engagement | BtoC向けのMAツール | 3エディション 全て個別見積もり |
Account Engagement(旧 Pardot) | BtoB向けのMAツール | 4エディション 月額15万円~ |
Intelligence | BtoB、BtoCの両方で活用できるBIツール | 3エディション 全て個別見積もり |
Loyalty Management | 小売、消費財、製造、旅行、サービス業などの業界向けの顧客ロイヤリティ向上サービス | 個別見積もり |
Data Cloud for Marketingの特徴と価格
Data Cloud for MarketingはBtoB、BtoCの両方で活用できる顧客情報のプラットフォームです。自社のあらゆるデータを収集、統合することで顧客の全体像を明確にできます。
利用料金は年間1,296万円で、年間契約が必要です。また機能が足りない場合は4つのアドオンから追加することもできます。
Personalizationの特徴と価格
PersonalizationはBtoB、BtoCの両方で活用できる接客管理サービスです。Webサイトやアプリケーションでのユーザーの行動をリアルタイムで収集、分析します。またAI によるパーソナライズやレコメンデーションも可能です。
料金は問い合わせが必要です。機能が足りない場合は2つのアドオンから追加できます。
Engagementの特徴と価格
EngagementはBtoC向けのMAツールです。様々なチャネルやデバイスからパーソナライズされたコンテンツを最適なタイミングで送信することができます。
エディションは機能ごとに3つ、追加のアドオンは10つあります。
Pro | Corporate | Enterprise | |
料金 | 個別見積もり | 個別見積もり | 個別見積もり |
機能 |
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全てのエディションで年間契約が必要です。
Account Engagement(旧 Pardot)の特徴と価格
Account Engagement(旧 Pardot)はマーケティング部門と営業部門の連携・データ共有を実現し、顧客に対する長期的なアプローチを手助けするBtoB向けのMAツールです。
Growth | Plus | Advanced | Premium | |
月額費用(年間契約、税別) | 15万円 | 33万円 | 52.8万円 | 180万円 |
最大プロスペクト数 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 75,000 |
オートメーションルール | 50 | 100 | 150 | 150 |
リードの育成 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
権限設定 | ー | 追加料金 | 〇 | 〇 |
専用IPアドレス | ー | 追加料金 | 〇 | 〇 |
完全にカスタマイズ可能なURL | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
メールのA/Bテスト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
メールマーケティング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
フォーム数 | 50 | 無限 | 無限 | 無限 |
ランディングページ数 | 50 | 無限 | 無限 | 無限 |
リードのスコア付けとグレード付け | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
見込み客トラッキング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
APIアクセス(1日あたりのコール数) | 25,000 | 50,000 | 100,000 | 100,000 |
競合のモニタリング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
SEOキーワードのモニタリング | 100個 | 250個 | 1,000個 | 1,000個 |
Google広告との連携 | ー | 追加料金 | 〇 | 〇 |
ウェビナーやイベントとの連携 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
全てのプランで年間契約が必要です。また機能が足りない場合は5つのアドオンから追加できます。
最も利用されているAdvancedエディションは、高度なスコアリング機能とマーケティング施策に役立つAIが搭載されています。
Intelligenceの特徴と価格
IntelligenceはBtoB、BtoCの両方で活用できるBIツールです。様々なレポートを自動作成でき、マーケティング活動の人的コストとパフォーマンスを最適化します。
Starter | Growth | Plus | |
月額費用 | 個別見積もり | 個別見積もり | 個別見積もり |
ユーザー数 | 10 | 20 | 80 |
データの行数 | 3M | 20M | 100M |
マーケットプレイス | 〇 | 〇 | 〇 |
データイングレーションエンジン | 〇 | 〇 | 〇 |
ハーモナイゼーションセンター | 〇 | 〇 | 〇 |
データの可視化 | 〇 | 〇 | 〇 |
AIによるインサイト | 〇 | 〇 | 〇 |
機能が足りない場合は7つのアドオンから追加できます。
Loyalty Managementの特徴と価格
Loyalty Managementは小売、消費財、製造、旅行、サービス業などの業界向けの顧客ロイヤリティ向上サービスです。顧客ロイヤリティの向上によってLTVの最大化を図ります。
料金は問い合わせが必要です。機能が足りない場合は2つのアドオンから追加できます。
Commerce Cloudは3製品全てが個別見積もり
Commerce CloudはWeb、ソーシャル、モバイル、店舗などのあらゆるコマースを統合するEコマースプラットフォームです。特徴ごとに3製品あり、全て個別見積もりが必要です。
製品名 | 特徴 |
B2C Commerce | テンプレートなどの拡張機能でパフォーマンスと俊敏性を最大に発揮 |
B2B Commerce | 法人間取引の効率と利益率を高め、ストレスのない発注プロセスを実現 |
Order Manegement | 顧客が望むあらゆるチャネルで、販売と受注に対応可能 |
導入エディション検討時の注意点
Salesforce導入時にはエディションに注意が必要です。
一度導入するとダウングレード出来ない
Salesforceではエディションのアップグレードは可能ですが、ダウングレードはできません。
そのため最低限の機能を持つエディションで導入し、必要に応じてアップグレードするのがおすすめです。
エディションは合わせる必要がある
Salesforceでは複数製品を導入する場合、それぞれのエディションを揃える必要があります。
例えばSales CloudとService Cloudを導入する場合、Sales CloudはEnterpriseエディション、Service CloudはProfessionalエディションといったことはできません。
Service Cloudで不要な機能があったとしても、エディションは上のものに合わせる必要があります。
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