「採用業務に追われ、本来の仕事に集中できない」「専門知識がなく、採用活動がうまくいかない」。こうした悩みを抱える中小企業の人事担当者様が多いのではないでしょうか。
最終更新日: 2025年10月29日
採用代行（RPO）は、貴社の採用部門として活動し、求人票の作成や応募者対応などの業務を依頼できるサービスです。導入することで、採用担当者がコア業務に集中できるだけでなく、採用スピードを高め、優秀な人材を確保できるでしょう。
中小企業におすすめの採用代行について、失敗しない選び方を含め、おすすめのサービスを紹介します。
中小企業におすすめの採用代行7選
中小企業が採用代行を利用するのにおすすめの業者は、下記7つです。
| 会社名 | 費用相場 |
|---|---|
| 株式会社ネオキャリア | 100,000円～／月 |
| 株式会社bリサーチ | 29,800円～／1媒体 |
| 株式会社INREVO | 個別見積もり |
| 株式会社Gizumo | 44,000円～／月 |
| 株式会社マイナビワークス | 個別見積もり |
| 株式会社Timers | 個別見積もり |
| 株式会社アクセス ネクステージ | 個別見積もり |
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株式会社ネオキャリア
ネオキャリアグループでは、年間10,000社以上の採用支援実績を活かし、採用代行（RPO）を提供しています。月額10万円から応募者管理や選考調整といったノンコア業務を請け負っており、求職者の応募数増加に限界を感じている、マンパワーが足りない中小企業に最適です。
採用戦略から運用までを包括的にサポートしているだけでなく、人材総合代理店の強みを活かし、企業の個別課題に対してデータを活用した最適な手法を提案しています。
株式会社bサーチ
株式会社bサーチの採用代行「採善策」は、年齢や希望職種といった求職者の特性に合わせた求人戦略を展開するサービスです。Indeedの正規認定パートナーとしての実績を活かし、3人1チームの体制でより効果的な求人広告の配信や改善を図っていきます。
費用は依頼した業務内容によって変わりますが、1媒体2万9,800円からで、求人広告を出すだけでは終わりません。広告の運用中も効果測定を続け、結果に基づいた最適な改善プランを提供したり、Webマーケティングのデータを駆使するため、ミスマッチを防ぎつつ離職率を低減したい中小企業に最適です。
株式会社INREVO
ヒトトレ採用は、採用課題の解決に向けて戦略的な採用アウトソーシングを提供するサービスです。採用媒体の管理をはじめとした採用代行業務から戦略の立案、内製化研修まで一貫したサポートを行います。
採用実務のみ依頼できるものから採用設計からサポートを受けられるものなど、4つのプランを用意しています。課題に応じて、採用代行を依頼したい中小企業におすすめの会社です。
株式会社Gizumo
株式会社Gizumoの「torumon（トルモン）」は、月額4万4,000円から利用できる採用代行です。求人原稿の作成からスカウトメールの送信、入退社手続きなどの業務を依頼できます。
新卒や中途、インターン、アルバイトすべての採用にも対応しているのも特徴のひとつです。必要な作業分だけ契約できるため、予算やニーズに応じて採用代行を依頼したい中小企業には最適な代行会社です。
株式会社マイナビワークス
株式会社マイナビワークスの採用代行は、新卒や中途、アルバイト採用などで生じる業務の一部を代行してもらえるサービスです。主に応募者の日程調整や合否連絡、スカウトメールの配信といった業務を行います。
細かな管理業務を一元化することで、企業の担当者は戦略的なコア業務に集中できるのもポイントのひとつです。依頼したい業務内容によって費用が変わるため、なるべく費用の負担を抑えて採用代行を利用したい中小企業におすすめします。
株式会社Timers
Fammリクルーティングは、500社を超える採用代行経験から培ったノウハウを活かして、人事部門のノンコア業務を代行するサービスです。求人媒体の運用から応募者対応、ダイレクトリクルーティング、採用広報の業務を代行できます。
母集団形成を図るため、生成AIを活用してスカウトメールを送信したり、1週間でスカウトの返信率を効果検証できたりして、迅速なPDCAサイクルを回せるのも特徴のひとつです。他社よりも競争力のある人材を効率よく確保したい中小企業におすすめします。
株式会社アクセス ネクステージ
株式会社アクセス ネクステージの採用代行は、採用計画の立案から母集団形成、応募者対応、選考といった業務を依頼できるのが特徴です。マンパワーの補完に限らず、採用市場やクライアントの分析を通じて、次年度の採用戦略を提案してもらえます。
業種や業態を問わず、多くの企業や自治体との採用代行の実績があり、92.3％と高い継続取引率を実現。採用計画に沿ったプランで業務の負担を軽減したい中小企業に最適です。
中小企業向け採用代行に依頼できる主な業務
採用代行は、中小企業が直面する複雑な採用プロセスを簡略化し、効率的に進められます。代行業者に依頼できる具体的な業務は、下記のとおりです。
求人広告の更新
採用代行業者は、市場の動向や企業の特徴、採用状況に応じて効果的な求人広告の更新を行います。ターゲットに沿ったデザインと内容で、求人媒体やオンラインプラットフォームに適した広告を展開し、応募者への訴求力を高めるのが目的です。
適切な求人情報を提供することで、企業の魅力を引き出し、幅広い求職者から応募を確保できます。
応募者スクリーニング
応募者のスクリーニングは、提出された書類のレビューから始まり、適性やスキルの初期評価を行うプロセスです。採用代行業者は、企業の求める要件に合わせて効果的に候補者をふるいにかけ、次の選考ステップに進むべき応募者を選定します。
面接日程調整
採用代行業者は、企業と応募者の両方にとって都合の良い面接日程を調整します。時間の無駄を省き、スムーズな面接プロセスを実現することで、面接の準備やリマインダー送付なども代行し、企業は面接そのものに集中できるでしょう。
内定通知と調整
候補者が選ばれた後、採用代行業者は内定通知の作成と発行をサポートします。給与や勤務条件などの交渉が必要な場合も調整を行い、スムーズな内定プロセスを確立させます。
入社フォローアップ
内定者が入社までの期間に不安を感じないよう、採用代行業者は入社手続きの支援や、企業文化へのスムーズな適応を促進するフォローアップを行います。
中小企業が採用代行を利用するメリット
中小企業は採用代行を利用することで、活動における多くのメリットを享受できます。効率的な採用活動を実現するための具体的なメリットは、以下のとおりです。
社内のリソース不足を補い、コア業務に集中できる
中小企業では、人事部門の人員が限られているため、日常業務と並行して採用活動に時間を割くことが困難な状況です。
採用代行を利用すれば、外部の専門家が採用業務を効率的にサポートし、企業は採用戦略の策定や最終面接などのコア業務にリソースを集中できます。
採用代行会社が持つ知見とノウハウを活用できる
採用代行会社は、最新の採用市場の動向や効果的な求人媒体の選定、ダイレクトリクルーティングにおけるスカウト文面の作成など、専門知識と豊富な経験に基づいたノウハウを提供してもらえます。
ノウハウを活用することで、自社だけでは難しかった効果的な母集団形成が可能になり、優秀な人材に出会える可能性が高くなるでしょう。
採用費用を最適化できる
外部に委託すると費用がかさむイメージがあるかもしれませんが、採用活動の全体で見ると費用削減に繋がるケースも少なくありません。
たとえば、新たに採用担当者を1名雇用する人件費や教育費用と比べると、必要な期間や業務内容に応じて柔軟に利用できる採用代行の方が、費用を抑えられる場合があります。
費用対効果の高い求人媒体を選んだり、内定辞退や早期離職が減って再募集の費用を削減できたりと、目に見えにくい部分での費用の最適化も期待できるでしょう。
スピーディーな採用活動が実現できる
採用代行会社は、効率的な業務の流れを確立しているため、応募者へ迅速かつ丁寧に対応できるのもメリットのひとつです。
選考が滞ってしまうと、応募者は他の企業へ流れてしまう可能性があり、採用の機会が損失してしまいます。
中小企業が採用代行を利用する際の注意点
採用代行は中小企業にとって力強い味方ですが、導入を成功させるためには、以下の点に注意が必要です。
採用ノウハウが蓄積されない可能性がある
採用業務を代行会社に丸投げしてしまうと、将来的に自社で採用活動を行うためのノウハウが社内に一切蓄積されないという事態に陥る可能性があります。外部の専門知識を活用しつつ、自社のノウハウとして活用しましょう。
定期的に進捗状況を共有したり、選考基準を一緒に作ったりすることで、サービスの利用効果が高まるだけでなく、将来につながる貴重なノウハウを社内に蓄積していくことが可能になるのです。
自社の魅力や求める人物像などの情報を提供する
採用活動において、自社の企業文化や仕事のやりがいといった魅力を候補者に伝えることは重要です。採用代行会社とのコミュニケーションが不足すると、貴社の独自の魅力や企業文化、本当に求める人物像のニュアンスが候補者に正しく伝わらず、採用のミスマッチを引き起こす原因となります。
代行会社の担当者が候補者と向き合えるよう、積極的に自社の情報を提供しましょう。特に、社内の雰囲気や仕事の大変なところなど、求人票のテキストだけでは伝わりにくい情報を共有することがミスマッチを防げます。
代行会社に依頼する業務範囲を明確にする
採用代行会社と契約する前に、依頼したい業務範囲を明確にしましょう。責任の所在を明確にしないと想定外の追加費用が発生するリスクがあります。
特に認識を合わせておきたいポイントは、以下のとおりです。
- 依頼したい業務の洗い出し
- 月間のスカウト送信数や面接設定数など、各業務のゴール設定
- 報告・連絡のルール決め
- 契約範囲外の業務の扱い
中小企業が採用代行で失敗しないための選定ポイント
採用代行の導入で成果を出すには、自社に最適なパートナーを選ぶ必要があります。中小企業が採用代行会社を選ぶ際に押さえておきたいポイントは、以下のとおりです。
企業の成長フェーズに合わせたサービス範囲を提供しているか
企業の採用ニーズは、設立したばかりの創業期と、事業が拡大していく成長期では大きく異なります。自社の成長に合わせて、提供されるサービス内容を柔軟に変更・調整してくれる代行会社を選びましょう。
契約前に、「将来的にはこんな採用も考えている」といった中長期的な視点を共有し、それに対して柔軟に対応できるプランや実績があるか確かめることが大切です。
料金体系は予算内で柔軟に組めるか
採用代行の料金体系は、主に「月額固定型」と「成果報酬型」に分かれます。限られた予算の中で最大の効果を得るためには、自社の採用計画や財務状況に合った、透明性の高い料金体系のサービスを選ぶことが大切です。
見積もりを取る際には、基本料金でどこまでの業務が含まれるのか、追加費用が発生するのはどのようなケースかを必ず確認しましょう。
自社の採用課題（母集団形成、面接設定など）に強みがあるか
「応募が集まらない」「応募者対応に手が回らない」など、自社が抱える採用課題を特定させることも大切です。課題を把握することで、解決した実績やノウハウを持つ採用代行会社を選べます。
代行会社の公式サイトで導入事例を確認し、自社と同じような課題を抱えていた企業が、どのように成功したのかをチェックするのがおすすめです。
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