初期コストの負担が少ないことや運用が手軽であることから、クラウド型の生産管理システムを導入したいと考えるユーザーは少なくないでしょう。
ただし、クラウド型製品の数も増加しているため「どの製品が自社に向いているのか?」「何を基準に選ぶべきなのか?」迷うかもしれません。
この記事では、そんなさまざまなクラウド型生産管理システムの中から特におすすめの製品を7つ紹介。選ぶポイントや導入メリットについても併せて解説します。
クラウド型生産管理システムとは?
クラウド型生産管理システムとは、インターネット上のクラウドサービスを通じて利用できる生産管理システムのことです。導入が容易で初期費用が抑えられるほか、自動的に機能等が更新されるため、迅速な対応が求められる現代の製造現場に最適です。
在庫管理や品質管理、スケジュール管理などがリアルタイムで行え、どこからでも製品の生産プロセスを効率的に計画、監視、管理できます。
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クラウド型生産管理システムを導入するメリット
クラウド型の生産管理システムを導入するメリットとしては以下の3つが挙げられます。
常に最新のソフトを利用できる
クラウド型生産管理システムは法改正やバージョンアップに自動的に対応してくれます。そのため、担当者が最新のソフトを利用できるよう管理する手間を省くことができます。
また、万が一システムに問題が生じた場合も自動的に復旧作業を進めてくれます。
サーバー設置や保守管理の費用を抑えられる
クラウド型生産管理システムはサーバを設置したりシステムを保守管理する必要がありません。そのため、管理にかかる費用を抑えることができます。
また、ライセンス単位の月額料金のみを支払うことが基本のため、コストを最小限に抑えることができます。
リアルタイムで複数人と生産管理情報を利用できる
クラウド型生産管理システムはインターネット上でデータを管理・処理するため、複数人でリアルタイムに情報を共有することが可能です。
複数人が同時に管理、編集することができるため、属人化の防止にもつながるでしょう。
おすすめのクラウド型生産管理システム7選
複数あるクラウド型生産管理システムの中から、おすすめの7製品を紹介します。
クラウド型在庫管理システムおすすめ7製品比較表
製品名 | 月額料金 | 無料トライアル | 特徴 |
スマートF | 5万2,800円~ | 〇 | 機能や部門などの部分導入可能。専任担当によるサポートもあり |
Othello Connect | 3万3,000円~ | 2か月 | 必要情報だけをデスクトップに配置する独自ガジェットを搭載 |
UM SaaS Cloud | 5万5,000円~ | - | 生産方式、生産形態に合わせて業務モジュールを追加可能 |
鉄人くん | 5万5,000円~ | - | ライセンス無制限で必要な機能をまとめて利用。現場向きの機能あり |
GEN | 2万5,520円~ | 〇 | メーカの7つの業種に特化した機能を提供するクラウドERP |
TPiCS-X | 4万9,500円~ | - | 量産、受注生産、個別設計生産などに対応。オンプレミス版もあり |
rBOM | 要問合せ | - | 個別受注生産業務に特化した生産管理システム。オンプレミス版もあり |
「スマートF」機能や部門などの部分導入が可能なライトな生産管理システム
スマートFは幅広い連携機能と週1単位のアップデートにより、高い拡張性を誇るクラウド型生産管理システムです。在庫管理や工程管理、発注管理機能をはじめ、130以上の幅広い機能を搭載しています。
現場の理解度が高いサポート担当者が対応し、現場改善のノウハウを提供しつつ必要な機能や現場の状況に合った導入方法を提案します。
トライアル導入が可能で、機能も必要な機能に絞って利用できるためスモールスタートで始められます。端末数単位でライセンスを付与しており、追加や削除も簡単です。
無料トライアル | 〇 |
初期費用 | 33万円~ |
月額料金 | 5万2,800円~ |
「Othello Connect 」必要情報や必要機能だけをデスクトップに配置する独自ガジェットを採用
Othello Connectは中小企業向けのSaaS型生産管理システムで、最短0日で導入できます。機能やライセンス数の追加も即日対応しているため、契約後にすぐに使用可能です。
独自のガジェットを採用しており、必要な情報だけをデスクトップに配置します。MRP機能にも特化し、部品や材料の購買、製造最を適化できます。
One Drive BusinessやDrop Boxなどのクラウドフォルダと連携でき、多言語にも対応しているため海外拠点でのやり取りがスムーズでしょう。
無料トライアル | 2ヶ月 |
初期費用 | 19万8,000円~ |
月額料金 | 3万3,000円~ |
「UM SaaS Cloud」Salesforce基盤で提供される幅広い生産形態に対応したシステム
UM SaaS Cloudは製造業向けのクラウド型生産管理システムで、見積もりから受発注、生産管理までをすべてクラウド上で完結します。強固なセキュリティ対策を施したSalesforce基盤で提供されるため、安心して運用できるでしょう。
加工業や組立業、個別受注生産や見込み受注生産、見込み生産など多種多様な生産形態、生産方式に対応する機能を備えています。入力方式もスマートフォンやタブレットだけでなく、ハンディターミナルやRFID、AsReaderや計量器とIoT連携、COBOTTA連携など広く対応可能です。
UM SaaS Cloud のオプション製品であるUMガントやUM生産計画AIを追加することで、より生産管理を効率化できます。
無料トライアル | - |
初期費用 | 要問合せ |
月額料金 | 5万5,000円~ |
「鉄人くん」ライセンス無制限で利用できる複数拠点でも使いやすい機能
鉄人くんは納期管理や工程管理、外注管理など確認したい情報がどこでも簡単に見れる生産・販売・受発注管理システムです。
従来は手書きで行っていた図面への作業指示をシステム上で行えたり、製品情報を検索QRから調べられたりと現場で有用な機能を備えています。
はじめから必要な機能を備えており、ライセンス無制限で使用できるため初期費用や運営費用をかなり節約して利用できる点も魅力となっています。
無料トライアル | - |
初期費用 | - |
月額料金 | 5万5,000円~ |
「GEN 」業種に合わせた機能を提供可能
「GEN(ジェン)」は商社やアパレル、工場、サブスク、クリエイティブ、化粧品および食品、メーカの7つの業種に特化した機能を提供するクラウドERPです。それぞれの業種で必要な機能を提供してくれます。
セキュリティ体制が整っていて、導入する際には経験豊富なプロフェッショナルがサポートしてくれます。初めて生産管理システムを導入する方にもおすすめです。
また、Windows・Mac両方に対応しています。
無料トライアル | 〇 |
初期費用 | 要問合せ |
月額料金 | 2万5,520円~ |
「TPiCS-X」量産繰返、少量多品種、個別生産をまとめて管理
TPiCS-Xは繰返生産や少量多品種生産、個別受注生産をまとめて管理できる生産管理システムです。生産計画や販売計画を元に、自動で調達計画や生産計画を作成できる独自機能を搭載しています。
豊富なカスタム設定をプログラムなしで行え、帳票のExcelテンプレートも自由にカスタマイズも可能です。
またマスターデータだけでなくトランザクションデータや在庫一覧、周家データなどすべてのデータをCSVファイルで書き出せるため、他システムとの連携が可能です。
他にも日本語、英語、中国語、ベトナム語に対応しています。そのため海外工場でも安心して利用できるでしょう。
無料トライアル | - |
初期費用 | - |
月額料金 | 4万9,500円~ |
「rBOM」個別受注生産業務に特化
rBOMは個別受注生産業務に特化した生産管理システムで、国内統合BOM(部品管理)システムでNo.1の導入実績を誇ります。
引合管理、見積、受注管理、債権管理機能といった販売管理システムの機能と、製番管理や統合部品表などの生産管理システムの機能を搭載しています。そのため個々のシステムを導入する必要がなくコスト削減につながりるでしょう。
また受注から出荷までの情報をリアルタイムで見える化できるので、リードタイムの短縮にもつながります。
無料トライアル | - |
初期費用 | 要問合せ |
月額料金 | 要問合せ |
クラウド型生産管理システムを選ぶポイント
自社に合ったクラウド型生産管理システムを選ぶポイントは以下の2つです。
自社の導入環境や使用したいデバイスと合っているか
クラウド型生産管理システムを選ぶ際、自社のIT環境および使用予定のデバイスと互換性があるかは重要なポイントです。
クラウドサービスが自社のオペレーティングシステムやソフトウェア環境に適合し、スムーズに動作するか確認しましょう。
また、スマートフォンやタブレットはもちろん、ハンディターミナル、RFIDリーダーなどの各種デバイスと連携できるかどうかも重要です。
使いたい端末と合っていれば、現場のリアルタイムな状況を即座に確認・対応でき、生産性の向上に寄与します。
SLAに可用性があり、セキュリティ対策もしっかりしているか
クラウド型生産管理システムを選ぶ際は、サービス提供者がどの程度の可用性(アップタイム)を保証しているかを示すSLAを確認しておきましょう。高い可用性はシステムの信頼性や運用の安定性に直結します。
またデータがクラウド上に保存されるため、セキュリティも重要です。ログ管理機能や権限設定機能、二段階認証や暗号化通信などのセキュリティ体制があり、自社のセキュリティ要件を満たしているかも重要な選定ポイントになるでしょう。
クラウド型生産管理システムを導入して業務を効率化しよう
クラウド型生産管理システムを導入することで、法改正やバージョンアップの手間や時間を削減することができます。
生産管理システムにはさまざまなシステムがあります。自社での活用方法を考えたうえで、適切な製品を選ぶことが重要です。自社にぴったりのシステムを導入して、業務効率化を実現させましょう。
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